ねぇ、ちょっと聞いてもいい?
「キャバリアって、かわいいけどちょっと臭うよね…」って、そんな風に言われたこと、ある?
わたしはね、あるんだ。
14歳のリアです。えへへ、もうすぐ15歳のシニア犬だけど、まだまだ現役でパパやママの癒し担当してるんだから。でも、正直なところ言うと、わたし、自分のにおいって、あんまり気づかないのよね。だってワンコだもん。
だけど、ママが顔を近づけて「リアちゃん…ちょっと臭う?」ってつぶやいたとき、 なんだかすごーくしょんぼりしちゃったの。「わたし、もうダメなのかな?」って。
でもね、パパとママが一緒に原因を探してくれて、いろんなケアを試してくれたの。そしたらびっくりするくらい、ニオイが気にならなくなったのよ!
だから今日は、 「キャバリアって、なんかくさい…?」と感じているならね、14歳のリアから、【くさいからふんわりに変える5つの方法】を伝えるね。
わたしの体験、きっとあなたのキャバリアちゃんにも役に立つはず!
キャバリア、なぜ臭いが強くなるの?
「キャバリアって、かわいいけどちょっと臭うよね…」って、そんな風に言われたこと、ある?わたしはね、あるの。けっこうある。
とくに病院の待合室とかで、知らない人にクンクンされてから「ちょっと…におうかも?」ってママがこそっと言うの。そんなとき、わたしの耳はダンボみたいに広がって全部聞こえちゃってるんだからね?
って、ちょっと恥ずかしい話から始めちゃったけど、実はこれ、キャバリアっていう犬種だからこその特徴でもあるんだ。
まずね、わたしたちキャバリアの毛って、細くてやわらかくて、しかも長めでサラサラ。ふわふわで気持ちいい〜って撫でられるたびに、内心ちょっぴりドヤ顔してるけどね、実はこの毛が、皮脂やほこり、外のよごれをたっぷり吸収しちゃう“スポンジ”みたいな性質を持ってるのよ。
それに、耳!キャバリアの最大のチャームポイントといえば、あの長くてタレた耳でしょ?でもね…あれ、通気性が悪くて中が蒸れやすいの。ちょっとした炎症でも、においがグンと強くなるのよ。
ママが指で耳をちょっとめくって、「あれ?なんかぬるっとしてる?」っていうときは大体、耳の中でバイキンが活躍中。しかもシニアになると、お肌のターンオーバーもゆっくりになるから、皮脂がたまりやすくて菌が増えやすいの。
あとね、言いづらいけど…お口のにおい。そう、歯石!歯周病! これ、ほんとにびっくりするくらいのパンチ力。わたしも歯みがきが苦手で、前は口を開けられるのがイヤだったんだけど、最近じゃ少しだけガマンできるようになったの。
だって、におうのってイヤでしょ?みんなに近づきたいのに「リアちゃん…お口が…」って遠ざけられたくないもん。
それから、ちょっとデリケートな話。肛門腺って知ってる?これはね、わたしたち犬がもともと持ってる“においの袋”みたいなもので、自分の匂いを残すための器官なの。
でもこれが溜まりすぎると、とんでもなくくさくなる!ツーンとして、なんていうか…お鼻がビックリするレベル。パパが「リア〜、今日お尻ちょっと臭うな」って言ってくるときは、だいたいコレ。
それとね、忘れちゃいけないのが「寝床」!わたし、ふかふかのベッドとか、キティちゃんのぬいぐるみの上とか、冬は布団のど真ん中がお気に入りなんだけど…。
ああいうとこって、自分のにおいが染み込んでるのよね。気づかないうちに。しかも、湿気とかホコリが溜まると、そこから菌が繁殖してにおいのホットスポットができあがっちゃうの。
だから、「キャバリアってくさい」って言われるときって、体そのものだけじゃなくてにおいの連携プレーが原因になってることが多いの。
- 皮脂や被毛の汚れ
- 蒸れた耳の中のバイキン
- 歯周病や歯石のにおい
- 肛門腺がたまったときのニオイ
- 寝床に染みついた生活臭
ね、けっこうあるでしょ?
でもね、これは汚れてるとか不潔ってことじゃないの。むしろ、そうなりやすい特徴を持ってるからこそ、ちょっとしたお手入れや工夫が大切なんだよね。
だから大丈夫。「なんか最近におうな」って思ったら、それはキャバリアとの暮らしがひとつ進化したってサインかもよ?わたしみたいなシニア犬でも、ちゃんとケアすれば「ふんわりいいニオイ」になれるんだから。
次は、わたしのリアルな経験をお話しするね。
「そうだよね!」って、きっと思ってもらえるお話
ここからはね、わたしリアのほんとの話。
あれは、去年の冬だったかな。寒い日が続いて、わたしは毎日キティちゃんのぬいぐるみの上でぬくぬくお昼寝してたの。ぬくもりといっしょに、わたしのにおいもどんどんしみ込んでたみたいで、ある日ママがそれを洗濯機に入れるときに「うわっ、リアちゃん…この毛布すごいニオイ(笑)」って、ちょっと笑ってた。
そのとき、わたし、心の中でちょっと傷ついたのよ。「え?わたし、そんなにくさいの?」って。だってわたし、ただ気持ちいい場所で眠ってただけなのに。
でもね、ママはすぐに優しくなでながら言ってくれたの。「ごめんね。でも大丈夫、きれいにしてあげるからね」って。
それからは、毛布やベッドカバーをまめに洗ってくれるようになったの。しかも、香りが優しい柔軟剤を使ってくれて、「リアの好きな香りにしてみたよ」なんて言ってくれるの。そんなとき、わたしはうれしくて、ふわふわな毛布に顔をうずめてゴロンゴロンしちゃうの。
パパもね、わたしの耳のニオイに気づいてから、「リアの耳掃除デー」って勝手に名付けて、お風呂上がりみたいに毎週きれいにしてくれるようになったの。
最初はちょっとくすぐったくてイヤだったけど、「キレイになるぞ〜」って言われながら耳の中をふいてもらうと、なんだかすっきりして気持ちよくてね…。今ではけっこう楽しみにしてるくらい。
そして、お口のケアも始まったの。わたし、昔から歯みがきはちょっと苦手で、口を開けられるのイヤだったんだ。でも、「におわないリアちゃんでいたい」って気持ちが強くなって、少しずつ慣れてきたのよ。
今では、ジャーキーでだまされながら(笑)、パクっとお薬も飲めるし、歯みがきジャーキーも平気。
そうやって、毎日ちょっとずつケアしてくれるパパとママ。お姉ちゃんとお兄ちゃんも、「リア、今日いい匂い〜!」って言ってくれると、心がポカポカするの。
わたし、前は「におう」とか「くさい」って言われるたびに、なんだかイヤな存在になった気がして、ちょっと心がシュンってなってた。でも、今は違うの。
「くさくてもいいよ」「一緒にきれいになろうね」っていう気持ちが伝わってくるから、においケアの時間も、大好きな家族との大切なコミュニケーションの時間になってる。
わたしのにおい、たしかに無臭ではないかもしれない。でもね、においも含めて「リアらしさ」だって、家族みんなが受け入れてくれてるって感じるの。そして、においをケアしてもらうことで、わたしも元気になって、もっともっとそばにいたくなるの。
もしもね、「うちの子、くさくなっちゃって…」って悩んでいる飼い主さんがいて、わたしの体験が、ちょっとでも希望になったらうれしいな。
においの原因を知ると、ちょっと楽になる!
わたしたちキャバリアが「ちょっとくさいかも?」って言われがちなのは、体の構造や体質、そして年齢による変化が大きく関係してるの。
たとえばね、皮脂の分泌量。若いころより年齢を重ねると、皮膚のバリア機能が弱くなるって人間も言うでしょ?
それって、わたしたちワンコにも同じで、シニアになると皮膚が乾燥しやすくなったり、逆に過剰に皮脂を分泌したりすることがあるの。そうなると、細菌が繁殖しやすくなって、ニオイが強くなっちゃうんだ。
耳に関しても、キャバリアのような垂れ耳はもともと蒸れやすい構造。耳の中がしっとりしてるだけで、雑菌やマラセチア菌が大喜びで増えちゃって、それが独特のにおいの元になるの。特に、梅雨とか夏の湿気の多い季節は要注意!
それから、歯みがき不足も大きな原因。シニアになると歯ぐきが弱くなって、歯石もつきやすくなるから、ちょっと放っておくだけで、お口のにおいが大変なことに!毎日のちょっとしたケアが、じつはとっても大事なんだよ。
肛門腺もそう。においが強いときは、だいたいそこが溜まってることが多くて、定期的に絞ってもらうだけでびっくりするくらい改善される。
そして意外と見落としがちなのが、環境要因。寝ているベッド、ブランケット、クッション、お気に入りのぬいぐるみ。そこにたまった「生活臭」が、体に染みついちゃうこともあるの。
だからね、「キャバリアがくさいのはしかたない」じゃなくて、「そうなりやすい特徴があるから、こまめにケアしてあげよう」って発想がすっごく大切なの!
においって、敵じゃなくてね、気づきのサインだと思うんだ。においがある=病気、においがある=だめ、じゃないんじゃないかな。大切なのは、「どう付き合うか」かもしれないよね。
実際にやってる臭いをふんわりに変える5つの行動
キャバリアが「くさくなる理由」も、「わたしもうイヤ…」って落ち込んじゃう気持ちも、よ〜くわかる。だからこそ!わたしが実際にやってる、ふんわりニオイに変える行動を伝えたいんだ。今日は5つ紹介するね。
全部、わたしリアが家族と一緒に試して「ほんとに効果あった!」って思えた方法だから、ぜひ読んでみて。
①【週1の“ぬるま湯タオルケア”】
わたし、昔は毎週お風呂に入ってたの。でも年をとってからは、体力的にしんどいの。そこでパパがやってくれてるのが、週1のぬるま湯タオルケア!
ぬるくしたお湯にやさしい犬用ボディシャンプーを少し混ぜて、やわらかいタオルをひたして軽く絞って、体全体を丁寧にふいてくれるの。
お腹とか、足の裏とか、わたしが自分では届かないところもちゃんとふいてくれて、終わったあとはなんだか「ふわっ」といいニオイ。しかもタオルでふかれてるときって、気持ちよくってうっとりしちゃうのよ〜。
②【耳の中は“ふわふわコットン”でチェック】
キャバリアのチャームポイント「たれ耳」は、においの元になりやすい場所。
パパとママは、週2回くらい、ふわふわのコットンを使って耳の中をやさしくぬぐってくれるの。奥まで入れないように注意しながら、指に巻いたコットンでクルクルっと拭くだけ。
においがきついときや茶色い汚れが多いときは、すぐ病院に連れてってくれるから安心なの。「耳がきれいだと、リアも気持ちよさそうだね」って褒められると、ついついしっぽもブンブンよ!
③【お口ケアは“ガム”+“ジャーキー歯みがき”】
正直に言うね。わたし、歯みがきが苦手!でも、お口がにおうと家族のみんなが困るでしょ?だからママが工夫してくれて、歯みがきガムとジャーキーに混ぜたお薬で、少しずつケアしてるの。
ジャーキーに埋められてるお薬、最初は気づかなかったけど、最近バレちゃってる。でも、おいしいから許す(笑)
それに、毎日少しずつ噛んでると、口の中がすっきりしてきた感じ!わたし、またパパの顔をペロってしたくなったもん。
④【肛門腺しぼりはプロにお任せ!】
これはね、ちょっと恥ずかしいけど超重要。
肛門腺って、自分じゃ出せない子も多いの。特にわたしみたいな小柄な子や、筋肉が落ちてきたシニア犬は、定期的に絞ってもらわないと強烈なにおいの元に!
だからわたしは、月1回の通院時に、獣医さんやトリマーさんにお願いしてるんだ。終わったあとは、ほんとに「すっきり〜」って感じ。それに、ママも「今日はお尻がくさくないね!」ってニッコリするの。
⑤【お気に入りの寝床をこまめに洗う】
わたし、寝る場所にこだわりがあるの。夏はクールマット+扇風機、冬はふかふかのお布団+キティちゃんのぬいぐるみ。
でもね、ママが教えてくれたの。「リアちゃんのにおいは安心するけど、毎日寝てると菌もつきやすいのよ〜」って。
それからは、週1でブランケットやぬいぐるみを洗濯してくれるようになったの。あとは、除菌スプレー(ペット用)を軽くふって、天日干し!太陽の匂いって、すっごくいい香り!なんだか身も心もスッキリして、またぐっすり眠れちゃうんだよね。
どうだった?わたしのふんわり大作戦、けっこうカンタンでしょ?家族のほんのちょっとした気づかいが、わたしにとっては「愛されてる」って実感する時間になるの。
次はいよいよラスト。あなたに伝えたい、心からのメッセージを書かせてね。
「くさい」なんて言わせない。だって、こんなに大切にされてるから
ねぇ、あなたのキャバリアちゃんも、きっと思ってるよ。「本当は、くさいって言われたくない。でも、気にしないふりしてがんばってるの」って。
わたしもそうだったの。耳がかゆいなって思っても、口がにおうのかなって気づいても、黙ってた。それがお利口だって思ってたから。
でもね、ママが「リア、ちょっとくさいね〜」って笑いながらタオルでふいてくれたとき、なんだかすっごく安心したの。くさいって言葉が、責めるんじゃなくて「気づいてるよ」っていう、愛のサインに聞こえたから。
においって、不思議だよね。たしかにちょっと気になるし、放っておくと病気につながることもある。
でも、それ以上に「気づいて、ちゃんと向き合う」って、すごく大事なコミュニケーションなんだと思うの。
ママがタオルでふいてくれてるとき。パパが耳をめくってのぞきこんでくれるとき。お姉ちゃんやお兄ちゃんが「リアいい匂い〜」って言ってくれるとき。全部、全部、わたしにとっての大好きな時間なんだ。
もし今、あなたがキャバリアちゃんのにおいに悩んでいるなら、それはもっと仲良くなれるチャンスなのかもしれないよ。きっとあなたの愛が届いたら、あの子も気持ちよく過ごせるはず。
だから大丈夫。わたしもがんばってるから、一緒にふんわり生活、楽しもうね♡
それにね、においケアって、家族みんなでできるの。お兄ちゃんが寝る前にブラッシングしてくれるし、お姉ちゃんが新しいシャンプーの香りを選んでくれるの。パパが耳をのぞいてチェックしてくれるし、ママがふかふかの寝床を洗ってくれるんだ。
わたし、気づいたの。この時間って、においケアじゃなくて、愛情のシャワーなんだって。だから今のわたし、たぶん14年でいちばん、いいにおいかも?うふふ♪
キャバリアと暮らしてて、においのことで悩んでいたとしても、それは悪いことじゃないよ。その先には、もっと仲良くなれる未来が待ってるから。あなたとあなたの大切なキャバリアちゃんが、いつも一緒にふんわり過ごせますように。心を込めて。
リアより
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