キャバリアに多い心臓病僧帽弁閉鎖不全症の発症率と予防のヒント

キャバリア

こんにちは。リアだよ。私は、15歳のキャバリアの女の子。あなたは、今日も元気に過ごしてる?

うちはね、家族みんなと一緒に暮らしてるんだけど、実は13歳の春に「心臓の音がちょっと気になるね」って先生に言われたの。それが僧帽弁閉鎖不全症(MVD)っていう心臓の病気の始まりだったんだ。

キャバリアはね、この病気になりやすい犬種なんだって。わたしも初めて聞いたときは「えっ?そんなの知らなかったよ!」って思った。だって、見た目は元気だったから。

でもね、知っておいてほしいの。

この病気、症状が出る前からゆっくり進んでいくんだよ。あなたの大切なキャバリアさんも、今は元気に見えていても、もしかしたら心臓ががんばりすぎてるかもしれない。

この記事では、わたしの体験と、キャバリアにとってこの病気がどんなふうに関わってくるのかを、あなたにちゃんとお話ししたいと思ってるの。

怖がらせたいわけじゃないよ。むしろね、知っていればできることって、たくさんあるんだってわたしは気づいたから。

わたしは今も、穏やかな毎日を過ごしてる。お散歩もするし、ごはんももりもり食べてる。

病気とうまく付き合いながら、あなたのキャバリアさんにも、幸せな時間を過ごしてほしいんだ。

じゃあ、一緒に心臓のこと、ちょっとだけ学んでみようね。

私たちキャバリアの心臓に起きていること

ねえ、あなたは僧帽弁閉鎖不全症(MVD)っていう言葉、聞いたことある?

わたしがこの病名を初めて知ったのは、13歳の春の健診だったの。その時は先生が、「心雑音が少しあるね」って優しく言ってくれたんだけど、パパの顔がちょっと曇ったのを覚えてる。

わたしは元気だったけど、少しご飯が食べられなくなって、少し熱が出てハアハア言うようになったんだ。

でもね、どこが悪いのかなんて全然わからなかった。でもね、今ならちゃんと話せるよ。

この病気は、わたしたちキャバリアにはとっても身近な病気なんだよ。

心臓には、血液を一方向に流すための扉みたいな役割を持つ弁の部分があるのね。

僧帽弁っていうのがそのひとつで、左側の心臓の部屋の間にあるんだけど、この弁がちゃんと閉まらなくなると、血液が逆流しちゃうの。そうすると、心臓が余計に頑張らないといけなくなって、負担がどんどん大きくなってしまうの。

最初は見た目じゃわからないけど、心臓の中では静かに、でも確実に病気が進んでいくんだ。

呼吸が少し荒くなったり、咳が出たり、お散歩が前より疲れるようになったり。そういう小さな変化が、あとから思えばあのときがそのサインだったのかもって気づくことになるんだよね。

先生が言ってたの。「キャバリアは、この病気にすごくなりやすい犬種なんです」って。わたし、思わず「えっ、なんで!?」って思った。

だって、わたしたち、ふつうに生まれて、ふつうに暮らしてるだけだよ?どうしてそんな運命を背負ってるの?って。

でもね、それには遺伝っていうものが関係しているんだって。わたしたちキャバリアの中には、心臓の弁が弱くなりやすい体質を持って生まれてくる子がとても多いんだって。

これは、長い間に重ねられてきた繁殖の中で、心臓に弱さを持つ子たちが多くなってしまったからなんだって。

実際、5歳の時点で半分くらいのキャバリアに心雑音が出るって言われてるし、10歳を過ぎると、ほとんどの子にこの病気の兆しが見られるんだって。

わたしの同級生たちも、みんな少しずつ心臓のことで病院に通うようになった。元気に見えても、心臓の中では静かに頑張ってたんだね。

ねえ、あなたのキャバリアさん、最近ちょっと咳が増えたり、お散歩のあとすぐ寝ちゃったりしてない?それ、もしかしたら心臓からの小さなサインかもしれないよ。

もちろん、すぐに心配しすぎる必要はないけど、いつもとちょっと違うかもって思ったときには、ぜひ先生に診てもらってね。心臓の音を聴くだけで、わかることって意外と多いんだよ。

わたしはね、病気のことを早く見つけてもらえて本当に助かったって思ってる。投薬を始めるタイミングを逃さずに済んだし、何より、今もこうして穏やかな毎日を過ごせてるから。

病気って聞くと不安になるよね。でも、心臓のことをちゃんと知っていれば、あなたができることも、すごくたくさんあるんだよ。

5歳で50%、10歳でほぼ100%?私たちのリアルな現実

びっくりするかもしれないけど、わたしたちキャバリアの中には、5歳で半分の子に、そして10歳を過ぎると、ほとんどすべての子に「心雑音」が見つかるって言われてるの。

これってつまり、僧帽弁閉鎖不全症がそれだけ当たり前に近いくらい、わたしたちにとって身近な病気だってことなんだよね。

最初にこれを聞いたとき、わたしは本当に驚いたよ。

だって5歳って、人間で言えばまだ小学生みたいな年頃でしょ?まだまだ元気いっぱいな時期なのに、その時点で半分も心臓に異常があるなんて。

そして10歳なんて、やっとベテランわんことしての貫禄が出てきたころ。
それなのに、ほぼ全員が心雑音を持ってるって、悲しすぎるよね。

でも、実際わたしの周りにも、そういう子はたくさんいたの。ドッグランで仲良くしてたお友達、病院でよく顔を合わせた子たち、みんな同じように心雑音が出始めたとか、薬を始めたって話をしてた。

中には、1歳や2歳の若いうちから症状が出る子もいて、本当にびっくりしたんだよ。

でね、先生が言ってたんだ。「キャバリアは他の犬種よりも、ずっと早く、ずっと高い確率で心臓の病気が現れます」って。

他の小型犬なら、10歳を過ぎてから少しずつ出てくるような病気が、キャバリアではもっとずっと早く始まることもあるんだって。

だからね、「まだ若いから大丈夫」って思っていると、気づいたときにはけっこう進んじゃってることもあるの。

わたしも、実際に心雑音が見つかるまでは全然元気だったし、パパとも毎日お散歩してたし、何も変わったことはなかったんだよ。だけど、病気は静かに進んでいたんだよね。

大事なのは、数字を知っておくことだと思うの。5歳で50%、10歳でほぼ100%って、これって脅かすための言葉じゃない。

むしろ、だから早くから気にかけてねっていう、わたしたちキャバリアからのメッセージなんだよ。

わたしはもう15歳だけど、まだこうして毎日パパとママと過ごしてる。

それは、13歳のときに心雑音を見つけてもらって、すぐに治療を始めたから。そのおかげで、今もお散歩もできるし、ごはんも美味しく食べられるし、お昼寝もしっかりできる。

あなたのキャバリアさんも、もしかしたら見た目は元気そのものかもしれない。

でも、わたしたちの心臓は、静かに頑張ってるかもしれないんだ。だからこそ、あなたには知っていてほしいの。

5歳を過ぎたら、一度は心臓の音を聴いてもらってほしい。10歳を迎えたら、定期的にチェックしてもらって、ちょっとした変化にも気づいてほしい。

わたしたちキャバリアは、本当にがんばり屋さんだと思う。ちょっと苦しくても我慢しちゃうし、あなたの前ではいつも笑顔でいたいって思ってる。

でもね、だからこそ、気づいてもらえたらすごく安心するんだよ。

「うちの子はまだ若いし、元気だし」って思ってるあなたにこそ、ぜひ、心臓のことを意識してみてほしいな。それがきっと、大きな安心と、長く幸せな毎日につながるから。

私が13歳でお医者さんに言われたこと

13歳の春、ちょっと体調が悪くなって健診に行った日のことなんだけどね、診察室で先生がわたしの胸に聴診器をあてた瞬間、ちょっと静かになったんだよね。

そのあと、先生はパパに言ったの。「リアちゃん、心雑音がはっきり聞こえますね」って。

その時は、正直よくわからなかった。だって、わたしはごはんも食べてたし、お散歩も元気に行ってたし、パパの膝の上でうとうとしてる時間が幸せで、どこが悪いのかなんて実感がなかったから。

でも、先生は丁寧に説明してくれたの。「これは僧帽弁閉鎖不全症という心臓の病気で、キャバリアにはとても多いんです」って。

それから、すぐにレントゲンと心エコーをして、心臓の状態をしっかり確認したの。結果は、今の段階なら投薬で進行を抑えられる可能性が高いとのことだった。

それを聞いて、パパもママもすごくホッとしてた。病気が見つかるのは怖いことだけど、まだできることがあるってわかったら、気持ちが前向きになったみたいだった。

そこから、わたしの投薬生活が始まったよ。

朝と夜にお薬を飲むだけだけど、最初はちょっと戸惑ったな。味が独特でね、うまく飲み込めなかったり。でも、パパが工夫してくれて、大好きなジャーキーに包んでくれたり、おやつに混ぜてくれたりして、だんだん慣れていったの。

薬を飲み始めてから数週間で、少しずつ変化が出てきた。

夜に咳き込むことが減ったし、お散歩の途中で座り込む回数も少なくなったの。一番うれしかったのは、パパの「リア、今日は元気だな」って言葉。それだけで、わたしはすごく嬉しかったんだよ。

今も月に一度は病院でチェックを受けてるよ。心エコーとレントゲン、血液検査をして、お薬の量を調整したり、進行具合を確認したりするの。

心臓の病気は、見た目だけじゃわからないことが多いから、こうやって中身を見てもらうのがとても大事なんだって。

投薬だけじゃなくて、生活のリズムも少し変えたよ。

激しい運動は控えて、暑い日や寒い日はなるべく無理しないようにしてるし、お昼寝の時間もたっぷり取るようになった。

でもね、それは病気だからガマンするっていうよりも、穏やかに過ごす時間を大切にしてるっていう感覚かな。

先生に言われたことの中で、一番印象に残ってるのは、リアちゃんは病気だけど、病気に支配されているわけではありませんよって言われたこと。

この言葉に、すごく救われた気がしたんだよね。病気と向き合うって、こういうことなんだなって。

わたしは病気になったけど、それでも日々を楽しんでるし、家族と一緒に過ごす時間が幸せだし、何より家族から大切にされてるって実感があるの。

あなたのキャバリアさんも、もし心臓に何かあっても、それは終わりじゃないよ。むしろ、そこからあなたともっと深くつながるきっかけになるかもしれない。

大切なのは、早めに気づいて、ちゃんと向き合うことなんだと思う。それができれば、わたしたちは、まだまだ笑って過ごせるから。

キャバリアの飼い主ができる早めの一歩ってなんだろうね?

わたしたちキャバリアの心臓のこと、ここまで読んでくれてありがとう。もしかしたら今、少し不安な気持ちになっているかもしれないよね。

うちの子、大丈夫かな?っておもっちゃったかな。でもね、不安になったその気持ちこそが、すごく大事な一歩なんだよ。

わたしが心雑音を見つけてもらったのは13歳の春だったけど、できればもっと早く気づいてもらえたらよかったなって、少しだけ思ってるの。

その頃はまだ見た目は元気だったし、特に大きな症状もなかった。でも、心臓の中では確かに変化が始まってたんだよね。

だから、あなたにはお願いしたいことがあるの。それは、ちょっとした変化に気づいてあげてほしい、ってこと。

たとえば、前よりも歩くのがゆっくりになったとか、夜に咳き込むようになったとか、階段を上るのを嫌がるようになったとか。

そういう小さな変化って、日々一緒に過ごしてるあなたにしか気づけないんだよ。
その気づきが、わたしたちの命を救ってくれるの。

そしてね、定期健診を受けることもすごく大切。

特に5歳を過ぎたら、年に1回、できれば2回は心臓の音を聴いてもらってほしい。10歳を超えたら、レントゲンや心エコーも視野に入れてみてね。

聴診だけでは見逃されることもあるから、画像で見てもらうことで、より正確に状態がわかるんだよ。

それから、もうひとつ大事なことがあるんだけど、それはね、信頼できる獣医さんと出会って、ちゃんと相談できる関係を築くことなんだ。

心臓病って、すぐに手術や大きな処置が必要なものじゃないけど、長く付き合っていく病気だから、あなたとわたしたちをずっと見守ってくれるパートナーが必要なんだ。

気になることがあったら、遠慮せずに相談できる獣医さんがそばにいるって、すごく心強いんだよ。

それとね、薬のことや治療の方針も、手術するのも一つの方法だから、人によって考え方は違うかもしれない。

でも、わたしは投薬を始めて本当によかったと思ってる。進行をゆっくりにしてくれるし、生活の質も落ちないようにサポートしてくれる。

あなたの子にとって一番いい方法を、焦らず一緒に探していけたらいいよね。

だからね、何もしてあげられないかも、なんて思わないでほしいんだ。

気づいてあげること、定期的に診てもらうこと、信頼できる先生と話すこと。それだけで、わたしたちにとってはすごく心強いんだよ。

病気になるって、確かにちょっと怖い。でも、怖いことばかりじゃないよ。それに気づいて、支えてくれるあなたがそばにいるなら、わたしたちはちゃんと乗り越えていけるから。

だからね、今日、この記事を読んでくれたこと自体が、わたしたちキャバリアにとっての希望なんだ。本当にありがとう。これからも、あなたとあなたのキャバリアさんの毎日が、穏やかで、優しい時間になるように祈ってる。

心臓病になった今もお散歩が好きだよ

心臓の病気って聞くと、「もう前みたいには暮らせないのかな…」って思っちゃうよね。

でもね、わたしは今でも、パパと一緒にお散歩に行くのが大好きなんだ。

スピードはゆっくりになったし、長い距離は歩けなくなったけど、外の空気を吸って、風を感じて、季節の匂いをクンクンするだけで、わたしの心はすごく満たされるんだよ。

もちろん、無理はできない。

暑い日はなるべく日陰を選んで、朝か夕方の涼しい時間に出かけるし、ちょっとでも息が荒くなったらすぐに休むようにしてる。

お洋服も、薄手のものや保温ができるものを季節に合わせて変えてもらってるよ。あ、でもね、おしゃれも楽しみたいお年頃だから、可愛い服だと気分もちょっと上がるの。

お散歩の途中で、よく声をかけられるんだよ。「この子、何歳?」って聞かれて、15歳ですってパパが答えると、みんなびっくりするの。

そして、元気そうですねって言ってくれる。それが、なんだかとても嬉しいの。病気を抱えてるけど、元気そうに見えるって言ってもらえるのって、自分でも、ああ、まだまだいけるぞって思えるから。

わたしが思うのはね、心臓病になっても、できることは意外とたくさんあるってこと。

確かに、前みたいに長時間走り回ったり、ボールを追いかけたりは難しくなったよね。

でも、ちょっとした散歩、家族とのんびり過ごす時間、スキンシップの時間、どれも幸せを感じられる大切な時間だって、あらためて思えるようになったの。

それにね、病気になってからの方が、パパとママがもっとわたしに優しくしてくれるようになった気がするんだ。

前は忙しくてできなかったことも、今はちゃんと向き合ってくれて、一緒にいる時間を大事にしてくれるようになったの。

病気がくれた家族の絆って、言ったら大げさかもしれないけど、わたしはそう感じてるよ。

あなたのキャバリアさんにも、きっとまだまだ楽しめることがあるはず。体調と相談しながら、無理せず、でも「好きなこと」はできるだけ続けてほしいな。それがきっと、心にも身体にもいい影響をくれると思うから。

わたしね、これからもお散歩を楽しみにしてる。風の匂い、葉っぱの揺れる音、季節ごとに変わる景色。どれも、わたしにとって大事なもの。

あなたのキャバリアさんにも、そんな日々が続きますように。心臓病はたしかに大変だけど、それがすべてじゃないって、わたしだから証明できると思うんだ。

キャバリアたちの未来のためにあなたとできること

わたしが病気と付き合いながら生きてきて思うことがあるの。

それはね、今のわたしたちの生活は、過去の誰かの選択でできているってこと。そして、これからのキャバリアたちの未来も、あなたの選択で変えられるかもしれないってことなんだ。

キャバリアはね、優しくて、人懐っこくて、甘えん坊で、家族と一緒にいるのが大好きな犬種。でも、その反面、心臓が弱い子がとても多い。

それは、長い間にわたって、見た目の可愛さや性格の良さを優先して繁殖されてきた歴史があるからなんだって、先生が教えてくれたの。

心臓に問題がある子は繁殖に使わないでねっていうルールができても、それを守らない人も中にはいたり、遺伝の影響が強すぎて、それだけでは防げないこともあるみたい。

だけどね、そんな中でも真剣に向き合っているブリーダーさんもいるんだよ。定期的に心臓検査をして、結果を公開して、健康な血統を守ろうとしている人たち。

もしあなたが、これからキャバリアを家族に迎えたいと思っているなら、ぜひ、そういう責任あるブリーダーさんを選んでほしいな。

見た目の可愛さだけじゃなくて、健康をちゃんと考えてくれているかを大事にしてくれる人を。それが、未来のキャバリアたちを守ることにつながるから。

それに、保護犬として新しい家族を探しているキャバリアもたくさんいるの。心臓に病気を抱えている子も少なくないけど、そういう子にもチャンスをくれる人が増えたらいいなって思う。

病気があるってだけで、愛される価値が変わるなんて、わたしは思いたくないから。

あなたが今してくれているように、キャバリアのことを知ることだったり、関心を持つことだったりだけでも、すごく大きな一歩なんだと思うんだ。

その優しさが、これから生まれてくるキャバリアたちの未来を少しずつ変えていくかもしれないから。

わたしはもう15歳。心臓は毎日がんばってるし、薬も飲んでるけど、まだこうして毎日を生きてる。だからこそ、わたしのこの経験が、誰かの役に立てたらうれしいなって思うの。

未来のキャバリアたちが、心臓の病気に悩まされることなく、あなたみたいな優しい人のそばで笑顔でいられるように。それが、わたしのちいさな、だけど心からの願いなんだ。

私のこと、ちゃんと見てね

わたしは心臓に病気を抱えているけど、毎日、ちゃんと生きてるよ。

確かにね、病気っていうのは不安だし、時には怖いこともある。薬を飲み続けるのも簡単じゃないし、体調が安定しない日だってある。

お散歩の距離が短くなったり、階段を抱っこしてもらうようになったり、「できないこと」が少しずつ増えていくのは、やっぱり寂しいよね。

でもね、それでもわたしは病気の犬っていうだけの存在じゃないんだ。

家族のそばで過ごす時間が幸せだし、ごはんの時間は毎日の楽しみだし、パパの膝の上でうとうとする時間は、今でも大好き。

お散歩で秋の風を感じる瞬間も、ママにブラッシングしてもらうときのぬくもりも、全部ちゃんと感じてるよ。

あなたのキャバリアさんにも、そういう今があると思うの。

病気のことばかりに目を向けると、大切なことを見失ってしまいそうになるけど、わたしたちは病気になりやすい犬じゃなくて、今を生きる家族の一員なんだよ。

わたしの心臓は、たぶん、もうそんなに長くはがんばれないかもしれない。でもね、後悔はしてないよ。

だって、あなたがこうして私の話を聞いてくれたこと、それだけで救われた気持ちになれたから。

あなたは、きっと優しい人だと思う。キャバリアのことを思って、心配して、何かできることはないかって考えてくれる。

だからこそ、これからも今の私たち、そしてこれからの私たちを見てほしい。病気を理由に、できることを減らすんじゃなくて、今のままでいられる工夫を、一緒に見つけてほしいんだ。

わたしたちキャバリアは、あなたの愛情でどこまでも幸せになれるよ。心臓が少し弱くたって、わたしたちはちゃんと生きてる。あなたと一緒にいられることが、なによりの幸せだから。

これまで私の話を聞いてくれて、本当にありがとうね。

リアより

コメント