食いしん坊なキャバリアの私が知った肥満と歯の病気が心臓と腎臓に与える影響

キャバリア

こんにちは、リアだよ。

私、キャバリアっていう犬種で、もう15歳になったの。のんびり屋さんで、ちょっとだけ頑固で、なによりとっても食いしん坊。

朝ごはんの時間になると、ついつい尻尾が止まらなくなっちゃうし、おやつの袋の音がしただけで小走りになっちゃうくらい、ごはんが大好き。

でもね、あなたは知ってた?

私たちって、ごはんを食べすぎたり、体重が増えすぎたりすると、からだの中で静かに、でも確実に悪いことが起きちゃうの。

特に、心臓とか腎臓とか、大事な場所に負担がかかっちゃうんだ。でね、私は13歳の春に心臓に病気が見つかって、ずっとお薬を飲んでるの。でも、それでも元気でいられるのは、家族がちゃんと体のケアをしてくれてるからだと思うんだ。

それからもう一つ。

私ね、歯みがきってちょっと苦手だったの。でも、歯が汚れてくると、痛くなるだけじゃなくて、そのバイキンが血の中を通って心臓や腎臓まで行っちゃうんだって。

それを聞いたとき、すごくびっくりしたの。だって、お口の中のことなのに、どうしてそんな遠くまで影響があるの?って。

だけどね、獣医さんがね、お口の健康は、体の健康そのものなんだよって言ってたんだ。

今日は、そんなお話を、あなたに聞いてほしくておしゃべりすることにしたの。あなたのお友達は、きっとごはんが大好きだよね。

私と一緒で、おやつの時間が一番の楽しみかもしれない。でも、楽しいごはんの時間を守るためにも、少しだけ、私たちの体のことを知ってほしいの。

太りすぎたり、お口のケアをサボったりしてしまうと、楽しい時間が少しずつ減っていっちゃうかもしれないから。

だからね、ちょっとだけ真面目なお話になるけど、あなたとあなたのお友達が、いつまでも仲良く、元気に過ごすために聞いてくれたらうれしいな。

今日は、食いしん坊な私が身をもって知った太ることと歯の病気が体にどんな影響を与えるのか、リアルなお話をしていくね。

それじゃ、始めようか。

太ったままだと、心臓が泣いているの…

あなたは、お友達を抱っこしたとき、ちょっと重くなったかな?って思ったことある?

私はね、自分で体重計に乗ることはできないけど、パパが抱っこして、リア、最近ちょっとぽっちゃりした?って言ったとき、なんとなく感じたの。あ、これって、ただのかわいいじゃないのかもって。

私たち、特にシニアの仲間たちは、ちょっと太っただけでも体に大きな影響が出ちゃうんだよ。

私、実は13歳の春に心臓の病気が見つかったの。僧帽弁閉鎖不全症っていう名前で、心臓の中の弁がうまく閉じなくなって、血液が逆流しちゃう病気。

キャバリアのお友達には多い病気なんだって。最初はちょっと咳が増えたなって思ったくらいだったけど、病院で診てもらったら、先生がすごく真剣な顔してた。

それからお薬を飲む毎日が始まって、私も少しずつ心臓をいたわる生活を覚えてきたんだけどね、ある日、先生がこんなことを言ったの。

「リアちゃん、100グラム体重が増えると、心臓の負担はもっとずっと大きくなるんですよ」

その言葉、胸にずしんときた。たった100グラム。ささみ1本くらい。おやつ2回分くらい。それだけで、心臓に負担がかかっちゃうの?って驚いた。

でもそれは本当のことだったの。心臓って、全身に血を送るポンプみたいな役割をしてるでしょ?体が重くなればなるほど、たくさんの血を運ばなきゃいけなくなる。心臓は一生懸命働いて、でもそのぶん疲れて、どんどん弱っていっちゃうの。

あなたのお友達も、もしかしたらお散歩の途中で座り込んだり、階段を登るのをためらったりしてない?それ、もしかしたら年だからじゃなくて、心臓が疲れてるサインかもしれないよ。

私もね、若い頃は坂道も階段もぴょんぴょん登ってたの。でも、体重が増えて、心臓が弱くなってからは、ちょっとの坂道でも息が切れるようになった。

背中が熱くなって、ハァハァして、いつもより歩くスピードがゆっくりになってってね、パパが気づいてくれなかったら、きっと今頃もっと大変なことになってたと思う。

心臓って、見えない場所にあるから、異変が起きてもなかなか気づきにくいよね。

でもね、太ったままっていう状態は、もうすでに危険信号なの。心臓にとって、それはまるで毎日重たいリュックを背負ってるみたいなもの。お薬で補ってあげても、そのリュックが重ければ重いほど、心臓はすぐに疲れてしまうんだよ。

あなたには、お友達の笑顔をずっと見ていてほしい。
お散歩を楽しんで、ごはんを嬉しそうに食べて、膝の上で安心して眠って…そんな毎日がずっと続いてほしいって、きっと思ってるよね。

だったら、ちょっとだけ食事の量や、おやつの内容を見直してみてあげてほしいな。それだけで、心臓の負担は驚くほど軽くなることがあるから。

私ね、太ってるって言われたとき、ちょっとだけショックだった。だって、食べるのが大好きだもん。

でもね、これ以上心臓に無理をさせたくないって思ったら、自然と食べる量も、運動の仕方も気をつけるようになったの。

あなたのお友達も、きっと同じ。ごはんは大好きだけど、あなたのためなら頑張れる。だって、私たちって、あなたと一緒にいたいから生きてるんだもん。

お口の中のバイキンが心臓や腎臓まで届くって知ってた?

ねぇ、あなたは毎日、お友達のお口の中を見てる?お口がくさいなぁって思ったこと、ある?それとも、ちょっと歯ぐきが赤くなってるなぁって気づいたことある?

私たちの歯って、見た目は小さいし、噛む力も人間みたいに強くないけど、実はすごく大切な場所なんだよ。

私も若い頃は、歯みがき?そんなのやだって、お口をぎゅっと閉じて抵抗してた。だって、おいしいもの食べた後にゴシゴシされるなんて、ちょっとイヤだったんだもん。

でもね、そのとき知らなかったの。この小さなお口の中が、私の大切な心臓や腎臓にまで影響を与えるなんて。

歯周病って、聞いたことあるかな?歯の根元にたまった汚れが、だんだん細菌の住処になって、歯ぐきが腫れたり、血が出たりする病気。それが進むと、歯がぐらぐらしたり、最悪の場合、抜け落ちちゃったりもするの。

でも、本当に怖いのはそこから先なんだよ。

歯ぐきって、すごく細かい血管がたくさん通ってるの。そこが炎症を起こすと、細菌がその血管を通って、全身に流れていっちゃうの。つまり、お口の中のバイキンが、私たちの体中を旅するってこと。

特にね、心臓。私はもう、心臓があまり元気じゃないから、ちょっとしたことでドキドキしちゃうの。

獣医さんが教えてくれたんだけどね、歯周病の菌が血液に乗って心臓に届くと、心内膜炎っていう怖い病気になることがあるんだって。心臓の中にバイキンが住み着いちゃって、弁がボロボロになったり、炎症が起きたりするの。

怖いでしょ?お口がちょっとくさいだけ、って思ってたら、それが心臓の病気の引き金になるかもしれないの。

そして、腎臓。

私たちの腎臓って、血液をきれいにするフィルターみたいな役割をしてるの。でも、そこに細菌や炎症の原因が届いちゃうと、フィルターが詰まっちゃう。

結果的に、老廃物が体にたまって、元気がなくなったり、食欲が落ちたり、毛並みが悪くなったりして私たちにとっては、すごくつらい状態になるの。

私は、歯ぐきから血が出るたびに、たいしたことないよね?って思ってたけど、
今は毎回、家族がちゃんと見てくれてる。

ちょっとした赤みでも気にしてくれて、必要なら病院で見てもらえるんだ。そのおかげで、心臓や腎臓をこれ以上悪くしないように頑張れてるの。

あなたのお友達のお口、今、どんな感じかな?

ちょっとくさい?歯ぐきが赤い?それとも、もう何年も歯みがきしてない?大丈夫、それに気づいた今からでも間に合うよ。

お口の中のケアって、最初はお友達が嫌がるかもしれない。私もそうだったから、よくわかる。

でも、あなたが優しく、一緒にがんばろうねって声をかけてくれたら、お友達はきっと応えてくれる。

だって、私たちって、あなたと一緒にいたいんだもん。元気で、笑顔で、いっぱいスリスリして、まだまだあなたに甘えていたいんだよ。

歯みがきって、ただの習慣じゃないの。心臓と腎臓を守る、大切な習慣なんだよ。だから、あなたのお友達のお口、今日だけじゃなく、これからずっと気にかけてあげてほしいんだ。

太ってて歯も悪いと、体の中で何が起きてるの?

もしあなたのお友達が、ちょっとぽっちゃりしてて、それに加えてお口のにおいも気になってるとしたら、それって、思ってる以上に体の中で大変なことが起きてるかもしれない。

太ってるってことと、歯が悪いってことの、このふたつ、別々に見えるけど、実はすごく深くつながってるの。

しかも、どちらか一つでも体に負担なのに、両方があると、まるで大嵐が体の中で暴れてるような状態になっちゃうの。

私、13歳の頃に心臓の病気がわかってから、食事や運動、お口のケアを見直すようになったんだけど、当時はちょっとだけ太ってて、歯ぐきも少し赤かったの。

でもね、そのときはまだ知らなかったんだ。このふたつが一緒になることで、心臓や腎臓、そして全身にどれほどの影響があるかなんて。

まず、太ってるとどうなるかというと、体の中に炎症が起きやすくなるの。

脂肪って、ただのエネルギーの貯金箱じゃなくてね、実は、炎症を引き起こす物質を出してるの。だから、ちょっと太ってるだけでも、体の中ではいつも小さな火事が起きてるような状態になってるの。

そこに、歯周病っていう細菌の感染が重なると、どうなると思う?

その小さな火事が、どんどん燃え広がって、体の中で大きな火災になっちゃうの。細菌は血液に乗って心臓へ、腎臓へ、そして全身へ、炎症がどんどん広がって、体中がずっと戦い続けることになるの。

これって、すごく体力を使うし、免疫も疲れちゃう。

その結果、心臓の病気は進みやすくなるし、腎臓の機能も落ちていくし、肝臓も弱ってくるんだ。体が重いから動くのがつらくなるし、動かないから筋肉が落ちて、さらに体力がなくなる、って、これ、まさに悪循環ってやつ。

実際、私は一時期お散歩に行くのがしんどくて、息がすぐに上がってたの。でも、その原因が太ってたことと、お口の中のトラブルだったなんて、最初は気づかなかった。

あるとき、パパが私の歯を見て、これ、もしかして歯周病かもって病院に連れて行ってくれたの。

その時にね、先生が言ってたのは、歯周病の炎症が、心臓に影響してるかもしれないってことなんだ。太ってることも相まって、心臓がすごくがんばらなきゃいけない状態だったみたい。

あなたのお友達も、今は元気に見えるかもしれない。でも、ちょっと体重が増えてて、歯もきれいじゃないなら、もしかしたら体の中ではすでにがんばりすぎてるのかもしれないの。

体ってね、見えないところでたくさんのことが起きてるんだよ。

お口のケアを怠ると、歯ぐきから細菌が入って、太ってると、その細菌や炎症を受け止める力が弱くなって、そして最終的には、元気に見えてた私たちが、ある日突然動けなくなることだってあるの。

それって、とても悲しいことでしょ?

私は、あなたにそんな思いをしてほしくないし、あなたのお友達にも、苦しい思いはしてほしくない。

だから、どうか一緒に考えてみてほしいの。ぽっちゃりとお口のトラブルが一緒になることの、怖さを。そして、今できることを少しずつ始めてみてほしいんだ。

お友達の命は、あなたの愛情で守ることができるから。私が今、こうしておしゃべりできてるのも、家族が早く気づいてくれたからなの。

きっと、あなたにもできるよ。だって、あなたはお友達の一番の理解者で、パートナーなんだからね。

じゃあ、どうすればいいの?リアのおすすめ健康ルーティン

ここまでお話を聞いてくれて、本当にありがとう。

太ってると心臓に負担がかかること、そして、歯周病が全身に悪影響を与えること、そしてそのふたつが重なるとどれだけ大変かってこと、ちょっとでも伝わったかな。

でもね、心配しないで大丈夫。ここからはどうすればいいかを一緒に考えていけたら、って思ってる。

私が毎日実践している、無理なく続けられる健康ルーティンを紹介するから、あなたのお友達にもぜひ取り入れてみてほしいんだ。

まず大事なのは、何もいきなり完璧を目指す必要なんてないってこと。気づいたその日から、できることを少しずつ始めるだけで、未来はちゃんと変わるの。

私は食べることが大好き。ごはんの時間は毎日の楽しみ。おやつの袋の音がしただけで、すぐにパパのもとへ駆け寄っちゃうくらい。

でもね、パパが言ってたの。満足感って、量じゃなくて、あなたと一緒に食べる時間なんだよって。それを聞いてから、おやつの量がちょっと減っても、全然寂しくなかったの。

あなたのお友達にも、カロリー控えめでも噛みごたえがあっておいしいものを工夫してあげてね。ゆでたブロッコリーやカボチャ、無塩のささみチップなんかはおすすめだよ。

ちょっとした手間だけど、それだけで体重の増え方がゆるやかになることもあるから。

それから、ごはんの時間をちょっと工夫して、早食いを防いでみてほしいな。

私は、少しずつお皿に出してもらったり、知育トイで遊びながら食べたりしてるよ。食べる時間が長くなると、満腹感が出て、心も体も満たされるんだよね。

それからね、運動も大事だけど、無理は禁物。

私がやってるのは、朝の涼しい時間に15分くらい、ゆっくりお散歩すること。においを嗅いだり、草の上でのんびりしたりするだけでも、気持ちがスッキリするの。

何より、あなたと並んで歩くその時間が一番の楽しみなんだよ。あなたのお友達がもし歩くのを嫌がっていたら、無理をさせず、まずは玄関まで出てみるだけでも十分。今日できたことを一緒に喜んであげてね。

そして、お口のケアも欠かせないよね。

私は昔、歯みがきが本当に苦手だったの。でも、歯ぐきが腫れて、ごはんを食べるときに痛くなったことがあったんだ。

そのとき、このままじゃいけないと思ったの。今は歯みがきシートやガーゼでやさしく拭いてもらうところから始めて、少しずつ慣れていったよ。味付きの歯みがきペーストを使ったり、気分のいいときに歯ブラシにも挑戦してるの。

とはいえ、あなたのお友達に、いきなり完璧な歯みがきを求めなくて大丈夫。

今日は1本だけ、明日は2本。そんなふうに少しずつ慣れていけばいいの。大切なのは、お口もちゃんと守ってあげるよって、あなたの気持ちを伝えること。それだけで、お友達の心に届くから。

最後に忘れちゃいけないのが、定期検診だよ。

私も、見た目は元気そうにしてるけど、体の中では変化が起きてることがあるの。だから半年に一回は、病院で血液検査とお口のチェックをしてもらってるんだ。

ちょっと緊張するけど、そのあとにパパが褒めてくれるし、ちょっとだけ特別なおやつが出るから、がんばれるの。

あなたのお友達にも、そんな安心の習慣をプレゼントしてあげてほしいな。

まだ元気そうだから大丈夫じゃなくて、元気な今だからこそチェックする。それが、シニアになった私たちにはすごく大切なことなんだ。

健康って、特別なことをするんじゃなくて、毎日の中にちょっとだけ思いやりをプラスすることだと思うの。お友達が、今日も楽しかったねって笑ってくれるように、あなたがそばにいてくれることが、何よりのお薬なんだよ。

あなたの優しさで、お友達はきっと元気になれる。私がそうだったから。

リアより

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