キャバリアの飼い方は?性格や特徴、しつけや病気の傾向からわかること

シニア犬の日常

こんにちは、リアだよ。

ねえ、ちょっと聞いてみたいんだけど、いいかな。あなたはキャバリアって、どんなイメージがある?

おっとりしてて甘えん坊?それとも、人懐っこくて優しい?たしかに、そう言われることが多いかもね。

私もよく、ほんとに穏やかだねとか、家庭犬の理想って感じって言われるの。ちょっと照れくさいけど、そういう言葉って嬉しいな。

でもね、そんなキャバリアにも、ちゃんと私たちらしさってものがあるんだよ。性格はもちろん、病気のこと、しつけのこと、それから一緒に暮らす毎日のこと、全部ひっくるめて、キャバリアっていう犬種を知ってほしいの。

私自身、13歳の春に心臓病って診断されてから、今も毎日お薬と一緒に頑張ってるんだ。でも、悲しい話だけじゃないよ。たくさんの愛と、たくさんのぬくもりがある毎日。そういう日々を、あなたにも感じてほしいんだ。

これから、私、リアがキャバリア代表(ちょっと大げさかな?)として、自分のことをお話ししていくよ。これからキャバリアと暮らそうと思っているあなたにも、すでにキャバリアのお友達と一緒にいるあなたにも、きっと役に立つはず。

  • キャバリアってどんな性格なの?
  • しつけってどうすればうまくいくの?
  • 病気とどう向き合っていけばいいの?

そんな疑問に、私の毎日からお答えしていくね。じゃあ、まずは私たちキャバリアの性格について、一緒に見ていこうね。

キャバリアってどんな性格?一緒に暮らすと見えてくる本当の魅力

私たちキャバリアは、よく理想の家庭犬って言われるんだ。たしかに、私自身も小さいころからあんまり吠えたりしなかったし、他の犬ともケンカしたこと、ほとんどないの。

人が大好きで、誰にでもしっぽを振っちゃうし、初めて会った人にもすぐ寄っていっちゃうから、人見知り知らずだねってよく言われてたよ。

でね、私が一番うれしいのはね、誰かのそばでのんびりする時間。おうちでは、パパのひざの上がいちばん安心できる場所なんだ。

テレビを見てるときも、お昼寝するときも、いつもそのそばにいたいって思っちゃう。そういう甘えん坊なところが、キャバリアらしさなのかもしれないね。

甘えん坊っていうと、ちょっと手がかかりそうと思う人もいるかもしれない。でもね、実際はね、甘えん坊だからこそ、人との距離をすごく大切にしてくれるの。

私たちは、ただ近くにいたいだけじゃなくて、あなたの気持ちや空気をちゃんと感じ取ろうとするの。たとえば、パパが元気ないときは、そっと寄り添って寝ちゃう。何も言わなくても、パパの気持ちが少し軽くなったらいいな、って思ってるんだ。

そんなふうに、私たちって感受性がとっても高いみたい。怒られたときはすぐにしゅんってなっちゃうし、悲しい顔を見るとこっちまで悲しくなる。でも、笑ってくれたらすぐしっぽがブンブン動いちゃう。

私たちは、人の気持ちが大好きなんだ。だから、怒るよりも褒めてくれるほうがずっと嬉しいし、そうされるともっと頑張りたくなるんだよ。

もちろん、完璧な犬なんていないと思う。私たちにもちょっと頑固なところがあるの。

気に入らないことがあると、イヤ!って全力で伝えることもあるし、ごはんの気分じゃないときは、どんなにおいしそうでも見向きもしない。

ママが、お願い、今日は食べて〜ってお皿を持ってきても、私はじーっと見て、今じゃないのって顔をすることがあるんだ。でも、それも全部意思表示なんだよね。

そういう部分も含めて、私たちらしさなんだ。甘えん坊で、優しくて、ちょっと頑固。でもその全部が、あなたのそばでずっと一緒にいたいっていう気持ちから来てるの。

だから、キャバリアと暮らすっていうのは、性格のいい犬と暮らすことじゃなくて、思いやりと愛を持ち続ける犬と、一緒に生きることなんだと思う。

あなたのお友達も、きっと同じ気持ちで、あなたのことを毎日見ていると思うよ。

キャバリアに向いた暮らし方は?おうちの中・外での過ごし方

私たちキャバリアって、すごく環境に順応しやすい性格なんだって。都会のおうちでも、自然がいっぱいの場所でも、どちらでもちゃんと馴染めるってよく言われる。

でもね、実は、どこで暮らすかっていうよりも、誰と、どう過ごすかのほうが、ずっと大事だって私は思うの。

私が一番うれしいのは、パパや家族のみんなと同じ空間にいること。リビングでテレビを見てるときでも、キッチンでごはんを作ってるときでも、私はいつも近くにいたいんだ。

ドアのすき間からじーっと見つめてると、また来たの?って笑われるけど、それでもそばにいたいの。だって、それが私にとっての安心だから。

だからね、キャバリアに向いてる暮らしっていうのは、一緒にいる時間がたくさんある暮らしなんだよ。

ずーっとべったりじゃなくてもいいの。別の部屋にいても、時々声をかけてくれたり、ふと見たら目が合ったり、そういうのが嬉しいの。

反対に、長いお留守番が続いたり、毎日が忙しすぎてほとんど顔を合わせられないと、ちょっとずつ元気がなくなってきちゃうかもしれない。寂しいって気持ち、私たちはすぐに感じ取っちゃうからね。

おうちの中では、柔らかくて暖かい場所があると嬉しいな。私は自分のベッドもあるけど、結局パパのひざの上がいちばん落ち着くの(笑)。

夏は涼しい場所、冬はぬくぬくできる場所をちゃんと教えてもらえると、私たちはそこで気持ちよく過ごせるからね。

おもちゃで遊ぶのも好きだけど、実は遊びよりも、一緒に遊んでくれることが嬉しいんだよ。ボールを追いかけるのも楽しいけど、それを投げてくれる人がいるってだけで、すごく幸せなの。

そして、外での時間も、私たちにとっては大切。お散歩は、ただの運動じゃないんだ。外のにおいを嗅いだり、風を感じたり、すれ違う人に挨拶したり、そういう刺激が今日も元気だなって感じさせてくれるんだよ。

でもね、激しい運動が得意なわけじゃないの。心臓に負担がかかることもあるから、私みたいに持病がある子は、無理のない距離や時間に調整してもらえると助かる。

パパはいつも、私のペースに合わせて歩いてくれるよ。途中で止まって、風のにおいをかいでるときも、待っててくれる。そういう優しさが、いちばん私たちを元気にしてくれるの。

だからね、私たちキャバリアにとってのいい暮らしっていうのは、豪華な家でも、広い庭でもなくて、そばにいてくれる誰かがいることなんだと思うの。

あなたのお友達にも、そんな安心できる場所があるといいな。そして、毎日の小さな時間を一緒に楽しんでくれたら、きっとそれが、いちばん幸せな暮らしになると思うよ。

しつけの悩み、どう乗り越える?キャバリアに伝わるやり方

しつけって、むずかしいよね。私も子犬のころ、何度も何度も同じことでパパやママに、ダメだよって言われたことがあるの。

トイレの場所を間違えたり、カーテンをかじっちゃったり。お兄ちゃんのお菓子の袋を勝手に持ってっちゃったこともあったな。あのときは、ママにすごく怒られたっけ。

でもね、怒られるとわかってても、ついやっちゃうことってあるの。私たちは人の気持ちをすごく敏感に感じ取るから、怒られるとすぐにシュンってなるの。

でも、何で怒られたのかが分からないときもある。だから、私たちキャバリアには、ただ叱るよりもなぜそうするのかをちゃんと教えてくれる優しいしつけのほうが、心に届くんだよ。

私のパパはね、失敗したときに、ダメ!って怒鳴ったりはしなかったの。その代わりに、できたときにすごく褒めてくれた。リア、えらいね、とか、今日も上手だったね、とかって、目を見て言ってくれる。

それがうれしくて、もっと褒められたい!って思って、少しずつ覚えていったんだよ。

だからね、キャバリアと暮らすあなたに伝えたいの。私たちは、褒められて伸びるタイプだってことをね。失敗を責めるより、できたときに思いっきり喜んでくれるほうが、ずっと効果的なんだよ。

もちろん、私たちにもちょっと頑固なところがあるよ。お散歩の途中で急に止まって、ここでにおいをかぎたいの!って動かなくなったり、ごはんの気分じゃないときにお皿をそっと避けたり。

そういうとき、どうして言うこと聞いてくれないの?って思うかもしれない。

でもね、それってあなたへの反抗じゃないんだよ。自分の気持ちを伝えてるだけなの。

だから、無理にコントロールしようとせずに、今はどうしたいのかな?って一度立ち止まってみてくれると、すごく嬉しいな。あなたが気持ちを聞いてくれたってだけで、私たちは安心できるの。

それから、覚えてほしいことがもうひとつあるよ。私たちは、人の行動をよく見てるの。パパが毎朝同じ時間にごはんを用意してくれると、そろそろ朝ごはんだって体が覚えるんだ。

ママが、お散歩行くよって玄関でスニーカーを履くと、あ、出かけるんだなってわかる。そんなふうに、日々の習慣や声かけを繰り返すことで、自然と私たちは学んでいくんだよ。

だから、しつけは、一度で完璧を求めるものじゃないと思うんだ。毎日を一緒に過ごして、少しずつお互いのルールを作っていくものなんじゃないかな。

だから失敗しても落ち込まないでね。私たちだって、一生懸命頑張ってるから。

あなたのお友達が、まだうまくできないことがあっても、それはダメな子なんかじゃないよ。その子なりに、あなたに伝えたい気持ちがあるのかもしれない。だから、どうかその気持ちに耳を傾けて、優しく寄り添ってあげてね。

私たちキャバリアは、あなたの心の声をちゃんと受け取ってるから、大丈夫だよ。

キャバリアに多い病気の傾向と向き合うこと

私が心臓の病気って診断されたのは、13歳の春だったの。病院の診察台に乗って、先生がパパとママに、僧帽弁閉鎖不全症ですねって言ったときの空気、今でも覚えてる。

ママの顔が心配そうになって、パパはちょっとだけ黙ってた。でも、私自身はそのとき、あまりピンと来なかったんだよね。だって、毎日ごはんも食べてたし、パパのひざでお昼寝もしてたから。

だけど、それからの生活は少しずつ変わっていったの。お薬が毎日になって、お散歩の時間も短くなった。階段は抱っこで降りるようになって、無理はさせたくないってパパが言ってた。

私の体を心配してくれてるのが伝わってきて、ああ、やっぱり私はちょっと弱ってきてるんだなって実感するようになったんだ。

キャバリアは、心臓の病気になりやすい犬種なんだって。特にこの、僧帽弁閉鎖不全症は、年を重ねるごとに発症しやすくなるんだって先生が言ってた。

この病気になると、心臓の弁がうまく閉じなくなって、血液が逆流しちゃうんだ。そうすると、心臓に負担がかかって、だんだん疲れやすくなるの。

私も、前みたいにたくさん走れなくなったし、お散歩の途中で、ちょっと休憩したいなって思うことが増えた。でも、それをわかってくれる家族がいるから、私は無理をしなくて済んでる。

今日のリアはどう?少し疲れてそう?そんなふうに、毎日気にかけてくれることで、私の体も、心もすごく救われてるの。

病気と暮らすって、正直、簡単なことじゃないよ。お薬を毎日飲むのも、最初はちょっと嫌だった。

でも、ママはジャーキーに包んでくれたり、大好きなササミに入れてくれたりして、お薬の時間をお楽しみって思えるように工夫してくれたの。そういう小さな優しさが、毎日の励みになるんだよ。

それにね、病気だからってできないことばかりじゃないんだ。走らなくても、お散歩の途中で立ち止まって風を感じたり、パパの腕の中でお昼寝したり、お兄ちゃんが撫でてくれる時間を楽しんだり、そういう一つ一つが、すごく幸せ。

私たちキャバリアにとって、病気と向き合うっていうのは、体がつらいことに慣れるってことじゃなくて、それでも一緒に楽しく暮らしていける方法を見つけるってことなんだと思うの。

あなたのお友達も、もしかしたら病気を抱えているかもしれない。心臓、目、関節、皮膚、キャバリアには体の弱いところがある子も少なくないの。だけどね、病気になることは悲しいことじゃないってことを、私は伝えたいの。むしろ、そういうときこそ、家族の絆がもっと深まるんだよ。

病気になったからこそ、気づける優しさがあるし、できることが減った分、一緒に過ごす時間の価値がもっと大きくなると思うんだ。

だから、決して、焦らないでほしいし、落ち込まないでほしいと思う。あなたがそばにいてくれるだけで、私たちは安心できるんだからね。

今日も私は、パパのとなりでお昼寝してる。心臓は少し弱くなってるけど、心はすごく元気だよ。

キャバリアとして暮らしてきてわかったこと

15年、キャバリアとして生きてきて思うの。キャバリアと暮らすことって、きっと癒やしとか優しさだけじゃないんだよね。

うれしいことも、悩んだことも、心配で眠れなかった夜も、私たちと一緒に暮らすなかで、たくさんの気持ちを抱えてきたんじゃないかなって思ってる。

でもね、私があなたに伝えたい本音があるの。

「ありがとう」って。

私はパパと過ごす毎日が、本当に大好き。体調が悪くてごはんを残した日も、お薬を嫌がって隠れた日も、パパは怒らなかった。また明日食べような、とか、次はもうちょっと工夫してみようか、とかって、いつも優しい声をかけてくれたんだ。

私が少しずつ歩くのが遅くなっても、パパは私のペースに合わせて歩いてくれたし、お散歩が短くなっても、リアが行きたいなら、少しでも外の空気を感じようなって連れて行ってくれた。

私はそれがすごく嬉しくて、パパと一緒ならどこでもよかったんだよ。

キャバリアってね、性格も穏やかで、甘えん坊で、愛情深くて、そして、ちょっとだけ頑固。でも、その全部が大切な誰かと生きたいって気持ちから来てるの。

あなたのお友達も、きっと毎日いろんな気持ちをあなたに伝えてると思う。しっぽの振り方、目の輝き、寝るときの場所、朝の鳴き声、そのすべてがあなたが好きっていうメッセージなんだよ。

もしこれから、キャバリアと一緒に暮らそうとしてるあなたがいるなら、
ぜひ知っておいてほしいな。この子たちは、あなたのそばにいられるだけで幸せを感じてるってことを覚えておいてほしいんだ。

そして、あなたがくれる優しさは、全部その子の中にちゃんと届いてるんだからね。

一緒に過ごす日々は、永遠じゃないかもしれない。だけど、その一日一日が、かけがえのない宝物になるの。

私たちが、どんな犬種かなんて、もしかしたらそんなに大事じゃないのかもしれない。本当に大事なのは、どんなふうに一緒に生きたかってことなんじゃないかな。

あなたと、あなたのお友達が、今日も笑顔でいられますように。あなたの優しさが、もっとたくさんのキャバリアに届きますように。

リアより

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