キャバリアって性格が悪いの?飼って後悔しないために大変だといわれるポイントをシニア犬キャバリアのリアが紹介するね。

シニア犬の日常

こんにちは。シニア犬キャバリアのリアだよ。

ねぇねぇ、あなたはこんなこと聞いたことある?「キャバリアって性格が悪いらしいよ」とか、「甘えん坊すぎて大変」とか、そんなウワサ。

私ね、それ聞いたとき、ちょっとショックだったの。だって私、ブレンハイムのキャバリアで、名前はリア。今15歳のシニアだけど、家族にとってはかけがえのない存在なんだよ。

もちろんね、完璧な子なんてどこにもいないし、私だってちょっぴり頑固だったり、甘えたくてワガママ言っちゃうこともある。でもそれって、本当に性格が悪いってことなのかな?

私たちキャバリアは、穏やかで優しくて、争いごとが嫌いな平和主義。初めて会う人にもすぐなついちゃうし、ちょっとやそっとじゃ怒らないの。でもね、そういう性格だからこそ、誤解されちゃうこともあるんだって、この歳になってわかってきたんだ。

もし、あなたがもし、キャバリアって飼うの大変なのかなとか、性格にクセがあるなら後悔しちゃうかもって迷ってるなら、ぜひ最後まで聞いていってほしいな。

私のリアルな毎日と、私たちがどんな性格で、どんなことで誤解されやすいのか、それをちゃんと話したいんだ。

それにね、大変って言われることの中には、ちょっと工夫すればうまくいくよってポイントもいっぱいあるんだよ。あなたと、あなたのお友達(これから迎えるわんちゃんもね)が、もっと幸せに過ごせるヒントになったら嬉しいなって思ってる。

じゃあまずは、キャバリアってどんな犬なの?ってところから、ゆっくりお話していくね。

キャバリアってどういう犬?基本的な性格・気質

あなたの頭の中ではキャバリアって聞いたとき、どんなイメージが浮かんでいるのかな?

優しそう、ぬいぐるみみたい、小さくておっとりしてそう、そんなふうに思ってくれる人が多いんじゃないかな。うん、実はね、それ、かなり当たってるの。

でも、見た目だけじゃなくて、私たちキャバリアには、もっと奥深い気質や性格があるんだ。だから今日は、私がリアルに生きてきた15年間の中で感じた、キャバリアってこういう子なんだよっていうことを、あなたにじっくりお話しするね。

まず初めにキャバリアはね、穏やかで優しくて、争いごとがきらいなんだ。まず、これはキャバリアの一番の特徴かも。

私たちって、本当におだやか。怒ったり、ケンカしたりするのが苦手なんだ。たとえばね、お散歩中にちょっと気が強そうなお友達とすれ違ったときも、こっちが先に道を譲っちゃうことが多いの。

私自身、今まで他のわんことトラブルになったことって、ほとんどないなあ。知らない犬に吠えられても、こわがるだけで、応戦なんてしないんだもん。

この争いを避けるっていう気質、実はね、私たちキャバリアがもともと家庭犬として長い歴史を持ってるからなんだよ。人と一緒に暮らすのが得意で、仲良くすることを何より大事にしてる。そういうところが、私たちの根っこにあるんだと思うな。

それからね、私たちキャバリアって、人が大好き。いつでもあなたのそばにいたいと思っているんだ。

これはもう、生まれつきって感じ。あなたがそばにいてくれるだけで、しっぽがぶんぶん動いちゃうし、目がキラキラしちゃうの。ひとりでいるより、誰かのそばが安心するって、まさに私のこと。

だから私はいつも、パパのあとをついて歩いてるんだ。トイレ行くときも、ちょっと洗面所に行くだけのときも、ちゃんと確認しに行っちゃう。だって、パパが見えなくなると、ちょっとだけ心細くなっちゃうから。

こういうふうに、私たちは誰かと一緒にいる時間を本当に大事にしてるの。それはきっと、愛情深くて、信頼する気持ちが強いからだと思うな。

でもその反面、ひとりにされる時間が長いと、すごくさびしくなっちゃって、不安になったり、ストレスになっちゃう子もいるんだよ。

私たちキャバリアって甘えん坊で、スキンシップがだ〜いすき!

それとね、これもキャバリアあるあるなんだけど、私たちって本当に甘えん坊なの。おひざの上でくつろいだり、そっと身体をくっつけたり、寝るときにぴったり寄り添ったり。そういう時間がもう、しあわせの極み!

たとえば、お兄ちゃんがゲームしてるとき、私はその足元にぴったりくっついて寝るのが日課なの。気がついたらこっちのことナデナデしてくれるし、その手のぬくもりがうれしくて、しっぽがふわ〜って揺れちゃうの。

でもね、甘えん坊っていうのは、裏を返せば、かまってほしいって気持ちが強いってことでもあるの。だから、ずっとかまってあげられる時間がないよっていうご家庭だと、ちょっとすれ違いが出ちゃうかもしれないんだ。

それとね、私たちキャバリアって、ちょっぴりマイペースなんだ。でも空気はちゃんと読むよ。

おっとりしてるねってよく言われる私たちだけど、実は案外マイペース。たとえば、今日はなんだか気が乗らないな〜って日は、お散歩も短めで満足しちゃったり、おもちゃにもあんまり興味を示さなかったり。

逆に、テンションが高い日は、ぬいぐるみをくわえて走り回ってみたり、急にスイッチが入ってお兄ちゃんの布団にダイブしちゃったりするんだ。

この自分のペースを大事にするってところ、もしかしたら、気まぐれとか、わがままって思われているのかもしれないね。

でもね、私たちって、あなたの空気を読むのも得意なんだよ。あなたが落ち込んでるときや疲れてるときは、そっと隣に座るだけで何も言わなかったり、あえてちょっと距離をとってみたりするんだ。

言葉じゃなくても、今はそっとしておいたほうがいいかもっていうのを、ちゃんと感じとれるのが私たちキャバリアのすごいところなんだ。

遊びも好き。でも、無理にハイテンションにはならないのがキャバリアなんだよ。

活発ですか?って聞かれることもあるけど、うーん、私たちは遊び好きだけど落ち着いてるっていうのがぴったりかも。

おもちゃで遊ぶのも好きだし、お散歩もわくわくしちゃうけど、走らなきゃ!とか、飛び跳ねなきゃ!とかっていうタイプじゃないの。むしろ、今日はおひざでまったり〜っていう過ごし方のほうが好きな子も多いと思うな。

あとね、キャバリアは感受性が高いって言われることも多いんだ。私自身も、家族の気分や雰囲気にすごく影響されるタイプ。だから、賑やかなおうちでも静かなおうちでも、ちゃんとその雰囲気に溶け込めるのが私たちの特技なんだよ。

だから、しつけしやすいけど、ちょっと頑固なところもあるのがキャバリア。

しつけって大事だよね。私たちキャバリアは、もともと人が大好きで従順なところがあるから、教えた後、できたらしっかりと褒めるっていうステップがうまくいきやすいの。でもね、実はちょっぴり頑固な子もいるんだ。

私も、昔トイレの場所を変えられたとき、えっ、なんでここなの!?って戸惑って、前の場所のほうに行こうとしてたの。納得するまでにちょっと時間がかかったよ。

だからこそ、私たちには優しさと根気が必要なの。叱られるとすごく落ち込んじゃうし、怒鳴られると怖くて心が閉じちゃう。そうじゃなくて、うまくできたね、えらいね!っていっぱい褒めてもらえると、どんどん覚えるし、どんどん楽しくなるんだ。

なぜキャバリアは性格が悪いと言われるのか?主な誤解・噂の原因

うーん、正直に言っていい?

キャバリアって性格が悪いんでしょ?って言われると、ちょっとだけ、いや、かなりショックなんだよね。だって、そんなつもりで毎日過ごしてるわけじゃないし、むしろいつも優しくて穏やかにしてるのに、なんでそんなこと言われちゃうのかなって。

でもね、色んな人の話を聞いてみると、どうやら性格が悪いって決めつけられちゃう理由には、ちょっとした誤解があるみたいなの。これからその誤解について、私なりに考えたことを話してみるね。

キャバリアは誰にでも懐くから飼い主は裏切られた気がする、という誤解

まず、一番多いのがこれかも。

私たちキャバリアって、ほんとに誰にでも懐いちゃうの。たとえば、公園で初めて会った人にもシッポふりふりで近づいちゃうし、お客さんが来たら、いらっしゃーい!って大歓迎しちゃう。

でもね、これが時々、あなたみたいな飼い主さんの心をチクッとさせちゃうみたいなの。

えっ、なんでそんなに他の人にベタベタするの? 私だけが特別じゃなかったの?って。うん、そう思っちゃう気持ち、ちょっとだけわかる。でもね、違うんだよ。

私たちのなかでは、家族が一番大事って気持ちはちゃんとあるの。ただ、それと人見知りしないっていう性格が同時にあるだけなの。

だから、誰にでもフレンドリーに接するってことはね、愛情が分散してる、ってことじゃないんだよ。

これはむしろ、社交性が高いっていう、私たちキャバリアの長所のひとつなの。でも、独占欲がちょっとだけ強いあなたには、そこが、ズルいとか、信用できないとかって感じられちゃうこともあるのかもしれないね。

甘えん坊すぎてわがままと思われがち

それからもうひとつ、よく言われるのが、キャバリアは甘えん坊すぎて大変ってこと。

これはね、うん、ある意味当たってるかもしれない。私もかなりの甘えん坊だから。

たとえばね、パパが座ってるときは、絶対ひざの上に乗りたいし、ママが台所にいるときはそばで見守りたい。夜もひとりで寝るより、一緒の部屋がいいなって思っちゃう。

でも、それを、わがままって言われちゃうと、ちょっと悲しいんだよね。

私たちはただ、そばにいたいだけなんだ。寂しがり屋ってだけ。それをちゃんと理解してくれて、ルールの中で、今は一緒にいられないけど、ちゃんと待っててねって教えてくれるなら、ちゃんと学ぶし、がんばれるの。

だけど、最初からこの子は甘やかすとダメだからって突き放されちゃうと、私たちは心が傷ついちゃう。その結果、余計に不安になって、余計に甘えるようになって、負のループになることもあるんだよね。

だから、甘えん坊だから性格が悪いっていうのは、大きな誤解。それは私たちのあなたへの愛し方なんだよ。

吠える・鳴くことを性格が悪いと決めつける人も

それからね、無駄吠えが多いっていうイメージも、私たちにとっては悩ましい問題のひとつ。

私自身、子犬の頃は知らない音がこわくてワン!って鳴いちゃうこともあったの。誰かが玄関のチャイムを鳴らすと、ねぇ誰か来たよ!って家族に教えてるつもりだったんだけど、それが、うるさいとか、無駄吠えとかって言われちゃうと、すごくショックだったな。

もちろん、吠えすぎはよくないってわかってる。でもね、吠えることにはちゃんと理由があるんだ。不安だったり、退屈だったり、かまってほしかったり。

それを、うるさいから性格が悪いって切り捨てちゃうのは、ちょっとだけ酷なんじゃないかなって思うんだ。

マイペースで頑固な子をしつけができないから性格が悪いと思われることも

キャバリアって、しつけしやすいって言われるけど、実はちょっとだけ頑固な一面もあるの。

たとえば私、小さいころからお散歩のコースにこだわりがあって、いつもと違う道を通ろうとすると、え?そっちは違うよ?って止まっちゃったりするんだ。

あと、気が乗らないときは、おすわりも、えー、今はちょっとって顔しちゃったりして。

そういうときに、言うことを聞かないから性格が悪いって決めつけちゃう人もいるみたい。

でもね、それってイヤイヤ期みたいなもので、ちゃんと愛情をもって繰り返し教えてくれたら、私たちは少しずつ理解していくの。

ただ、強く言われたり、感情的に叱られちゃうと、心を閉じちゃう子もいるから、そこはちょっとだけ気をつけてほしいな。

体調が悪いときの反応が性格の問題と勘違いされることも

これはすごく大事な話なんだけどね、私たちって、体調が悪いときや、どこかが痛いとき、それを言葉で伝えられない分、ちょっと機嫌が悪くなったり、触られるのをイヤがったりすることがあるの。

私も心臓病になってから、体調が安定しない日があって、そういう日はね、うーん、今日はそっとしておいてって感じの顔になっちゃう。でもそれを見て、最近、性格が変わったとか、怒りっぽくなったとかって思われちゃうことがあるんだ。

だけどそれって、私たちが性格が悪くなったんじゃなくて、つらいだけなんだよ。だから、急に性格が変わったように見えるときは、もしかしてどこか痛いのかな?調子が悪いのかもって、まず体のことを心配してほしいな。

実際に飼って大変だと思われやすいポイント

ここまで私の話を聞いてくれてありがとう。

キャバリアって性格が悪いの?って噂がどこから出てきたのか、その誤解について話してきたけど、今回はもう一歩踏み込んで、実際にキャバリアを飼ってみたら、どんなところが大変って感じるのか?ってところを、私リアが正直にお話するね。

キャバリアって本当に優しくて愛情深い犬種だけど、実はちょっとだけコツがいる部分もあるの。そこを知らないままお迎えしちゃうと、あれ?聞いてたのと違う!ってなって、後悔につながっちゃうこともあるかもしれないからね。

でも大丈夫。知ってさえいれば、どれも対処できることばかりだから。あなたとお友達のこれからの時間が、もっと豊かになるヒントになればうれしいな。

寂しがり屋すぎて、ひとり時間が苦手

たとえば、私たちキャバリアの中には「とにかく誰かのそばにいたい!」って子が多いの。私もそう。パパがいない時間は、ちょっとソワソワしちゃうんだ。

おうちに誰もいない時間が長いと、玄関のほうを何度も見たり、ふとため息ついちゃったり。たまに、お留守番中にクンクン鳴いちゃうこともあったな。

これは、私たちが分離不安っていう状態になりやすい傾向があるからなんだ。あなたが忙しくて長時間家を空ける生活だったり、急にライフスタイルが変わって構う時間が減ったりすると、心がぽっかり空いちゃうことがあるの。

でも、これは性格が悪いんじゃなくて、人が好きすぎるだけなんだよ。だから、もしお友達がそういうタイプなら、少しずつお留守番に慣れるトレーニングをしたり、安心できるお気に入りの場所を用意してあげたりすることで、だんだんひとり時間も過ごせるようになっていくよ。

意外と感受性が強くて、ストレスを感じやすい

私たちって、けっこう繊細なところがあるの。空気を読むのが得意って言ったけど、裏を返せば、ちょっとした変化に敏感ってことでもあるんだよね。

おうちの模様替えをしただけで落ち着かなくなったり、大きな音(雷とか工事の音とか)にビクビクしたり。知らない場所に行くと、緊張でお腹をこわしちゃう子もいるんだよ。

だから、初めてのことにはちょっとずつ慣れさせるっていう工夫が必要なんだ。

私も、若いころは動物病院に行くだけでドキドキしてたけど、何度も通ううちに、ここに行けば先生に会える、終わったらごほうびもらえるって思えるようになって、だいぶ落ち着いたの。

頑固と思われやすい半面、意思の強さもあるよ

おだやかでしつけやすいってよく言われる私たちだけど、実はけっこうこだわりが強い一面もあるんだよ。

私なんて、毎日のお散歩コースがちょっと変わるだけで、そっちはイヤ!って踏ん張っちゃうときがあるし、ごはんのトッピングが違うとん〜今日はこれじゃないな〜って、わざとゆっくり食べて様子を見ることもあるの。

こういう行動を、わがままとか、しつけがなってないとか、性格が悪いとかって言われちゃうこともあるけど、私としては、これが好き!、こうしたい!って気持ちを伝えてるだけなんだよね。

でも、だからといって全部を受け入れてくれってわけじゃないの。

大事なのは、お互いにルールを決めて、それをブレずに伝えていくこと。私もこれは絶対ダメってことは繰り返して教えてもらうと、ちゃんと理解できるようになるし、納得するのにちょっと時間がかかるだけなんだ。

留守番中や退屈なときに問題行動が出ることも

暇な時間が多すぎたり、構ってもらえない日が続いたりすると、いたずらしちゃう子もいるんだ。私も若いころ、ちょっと退屈でカーテンのすそをかじっちゃったことがあるの。パパには怒られちゃったけど、ほんとはひとりで寂しかったよ〜っていう気持ちの表れだったんだよね。

他にも、クッションを掘っちゃったり、壁をカリカリしたりする子もいるし、中にはトイレをわざと外すように見える子もいる。でも、それって、こっち見て!っていうサインのことが多いの。

ちゃんと相手してるのにどうして?って思うあなたの気持ちもわかるけど、もしかしたら、お友達が感じてる満たされなさに気づけてないかもしれない。

私たちって、短い時間でもしっかり心を通わせられる関係があれば、いたずらもしなくなるんだよ。

病気や加齢による変化が性格の変化と誤解されやすい

特に私みたいなシニアのキャバリアは、病気や老化が原因で、ちょっと気難しくなったように見えることがあるの。

私は13歳の春から心臓病と一緒に暮らしていて、今は毎日お薬も飲んでるんだけど、やっぱり体調が安定しないときは、ナデナデしてもらっても、今日はちょっと遠慮しておこうかなって思っちゃうときもあるの。

それを昔と性格が変わった、前はもっと素直だったのにって思われると、ちょっと悲しいな。体の変化が心にも影響を与えるのは、私たちも人間も同じだよね。

だから、性格が変わったように見えたら、まずはどこかつらいところがあるのかもって思ってくれたら、私たちはとても安心できるの。

どうだったかな?

大変だと言われるポイントって、実はどれも愛情が深いからこそ起きるすれ違いなんだよね。私たちキャバリアは、人が大好きで、信じる気持ちが強いからこそ、うまく伝えられないときに困った行動に見えちゃうことがあるの。

でもね、そういうところをちゃんと知っててくれるあなたとなら、きっとお互いに寄り添える関係になれる。そう信じてるんだ。

次は、そんな落とし穴をどうやって回避したり、乗り越えたりできるかっていうヒントをお話しするね。進めてもいいかな?

キャバリアは性格が悪いと思ってしまう落とし穴を回避・緩和するコツ・トレーニング術

ねえねえ、ここまで聞いてくれてありがとう。

キャバリアの性格って、穏やかで優しいけど、実はちょっとだけ繊細で、甘えん坊で、ってそういう私たちの性格が、時には大変って思われることもあるよね。

でもね、それってしつけで何とかしよう!っていうより、私たちの気持ちを知ってくれて、寄り添ってくれる人がいるかどうかがとっても大事なんだと思うんだ。

もちろん、毎日の暮らしの中で工夫すべきポイントもあるよ。だからね、じゃあどうすればその性格が悪いって思われちゃうすれ違いを防げるの?っていうヒントを、私なりに考えてみたんだ。

分離不安には安心して待てる環境をつくることがカギ

まずはひとり時間が苦手っていうキャバリアの特性について考えてみるよ。

これは、ただ、がまんして!って言ってもしんどいだけなの。私たちに必要なのは、ひとりでいても不安にならない環境をつくってくれることなんだ。たとえば

  • お留守番前にしっかりお散歩や遊びで満足させてから出かける
  • お気に入りの毛布やおもちゃを置いておく
  • 出かける前に無言で立ち去る(お別れをドラマチックにしない)
  • 帰宅後は落ち着いてから挨拶する(興奮を助長しない)

私のうちではね、パパが出かけるとき、特に声をかけずにさりげなく玄関に向かうのがルールになってるの。最初はちょっと不安だったけど、あ、これっていつものパターンねってわかるようになると、落ち着いて待てるようになったよ。

生活リズムと安心できるルーティンをつくる

私たちは予定が読めることに安心するタイプなの。

たとえば、朝ごはんの時間、お散歩の時間、寝る前のなでなでタイムって感じね。それが毎日だいたい同じだと、今日もいつもの一日が始まるんだな〜って安心できるんだ。

もし生活にバラつきがあって、お友達が不安そうな様子を見せてるなら、できるだけリズムを整えてみたらいいと思うんだ。

もちろん、人間にも都合があるのはわかってる。でも、なるべくでいいから、同じ時間に同じことがあるだけで、心がふわっと落ち着くんだよ。

褒めるしつけがキャバリアにはぴったり!

キャバリアってね、怒られるとね、すごくへこむの。落ち込みすぎて、立ち直れないくらい悲しくなる子もいるんだ。だから、私たちにいちばん効くのは、うまくできたら思いっきり褒めてもらうことなんだ。たとえば、

  • おトイレ成功したら、えらいね!できたね!ってハイテンションで褒める
  • 吠えずに我慢できたら、静かにナデナデ+ありがとうねってささやく
  • 自分から落ち着いて待てたら、おやつでごほうび

私も、小さいころ、伏せを覚えるのにちょっと時間がかかったけど、パパがにっこり笑って、よーしよしよし、リアえらいっ!って褒めてくれたから、どんどん楽しくなっていったの。

褒められるって、うれしいだけじゃなくて、次もがんばろう!って気持ちにしてくれる魔法なんだよ。

頑固さには一貫したルールと時間をかけることが大切

私たちキャバリアって、ちょっぴりマイペースで、自分のこだわりが強い子もいるの。でもね、それはしつけができないってことじゃなくて、納得するまで時間が必要ってことなんだ。だから、

  • ルールを一度決めたらブレないこと
  • 毎回同じ対応をすること
  • 焦らず、気長に付き合うこと

たとえば、私がパパに教えてもらった、台所には入らないってルールがあるんだけどね、最初は、なぜ?って思ったけど、毎回同じようにここはだめだよって優しくブロックされてたら、ある日、そういうことね!って理解できたの。

怒られたことはすぐ忘れちゃうけど、繰り返される優しさって、ちゃんと心に残るんだよ。

健康チェックをこまめにして、性格の変化を見逃さないで

これは特にシニアのお友達に多いんだけど、なんだか最近性格が変わったなって思ったら、まずは体のことを疑ってみてほしいの。

  • ごはんの食いつきが悪い
  • 触られるのを嫌がる
  • 眠ってばかりいる
  • トイレの失敗が増えた

こういう変化って、わがままとか反抗的って思われがちなんだけど、実はどこか痛かったり、調子が悪かったりするサインかもしれないの。

私も、心臓の薬が合わなかったとき、ちょっとイライラした感じになっちゃって、みんなを困らせたことがあったの。でもそれに気づいてすぐ先生に相談してくれたおかげで、体も心も楽になったんだ。

だから、変だな?って思ったら、ぜひ動物病院で相談してみてね。お友達の心と体は、いつもつながってるからね。

どうだったかな?

性格が悪い、じゃなくて、どう付き合えばいいのか知らなかっただけってこと、けっこう多いと思うの。

私たちキャバリアは、人と一緒に過ごす時間を心から大切にしてるし、あなたに寄り添いたいって本気で思ってるんだ。

だから、ちょっとしたすれ違いや誤解をなくすために、こういう工夫やトレーニングで、もっともっと仲良くなれるんだよ。

キャバリアに向いている飼い主・ライフスタイルと、向かないケース

ここまで、キャバリアってどんな性格で、どんなところがちょっと大変に思われるのか、そしてそのためにどんな工夫ができるのかをたくさんお話ししてきたよね。

でもね、もうひとつだけ大事なことがあるの。それは、どんな人が私たちと相性がいいのか、つまり、私たちキャバリアと一緒に暮らすなら、どんなタイプのあなたがぴったりなのかっていうこと。

これはね、性格が悪いっていう評価が生まれちゃう根本のすれ違いを防ぐためにも、とっても大事な話なんだよ。だから、私リアが正直に、だけどやさしく伝えるね。

私たちと相性がいいのは、こんなあなた!

まずは、私たちキャバリアと暮らすことで、お互いにしあわせになれるタイプのあなたについて。

1. 犬とのスキンシップが好きな人

私たちってね、なでなでされたり、寄り添って一緒に過ごしたりするのが何よりの幸せなの。だから、犬はそばにいるだけでいいっていうタイプより、抱っこしたり、話しかけたりするのが好きっていうタイプのあなたとは、もう相性バッチリ!

たとえば、テレビを見ながら膝の上でまったり過ごしたり、本を読むときに寄り添ってくれたりって、そんな時間があるだけで、私たちの心はぽかぽかになるの。

2. 一緒に過ごす時間を大切にしてくれる人

お留守番の時間が短かったり、一緒にいられる時間をちゃんと確保してくれる、そういう人となら、私たちは安心して毎日を過ごせるよ。

別に、四六時中べったりじゃなくていいの。ただ、今日はどんなふうに過ごす?ってちょっと考えてくれる気持ちがあるかどうかが、すごく大きいの。

私のパパもお仕事があるけど、必ず朝と夕方はリア、今日も一緒に散歩行こうかって声をかけてくれるの。その一言があるだけで、もう私はしあわせいっぱいなんだよ。

3. やさしく、根気強く向き合える人

キャバリアは繊細で、ちょっと頑固なところもあるからね、ダメ!ってきつく言われるよりも、どうしたの?とか、こうしてみようねって一緒に考えてくれるようなあなたと相性がいいの。

私も、パパに何度も同じことを教えてもらったけど、怒られたことはほとんどないの。そのかわり、うまくできたときにうんと褒めてくれたから、私は自信を持って覚えていけたの。

失敗しても、またチャレンジできるよって思わせてくれるあなたこそ、キャバリアのベストパートナーだよ。

4. 健康管理に気を配れる人

キャバリアは見た目こそかわいいけど、実は心臓病などの病気にかかりやすい犬種でもあるの。

だから、私たちのちょっとした変化に気づいてくれたり、定期的に病院に連れていってくれたりするあなたとなら、長く元気でいられると思うな。

今日はちょっと元気がないなとか、食欲が落ちてる?とかって、気づいてもらえるだけで、私たちはすごく安心するんだ。

こんなタイプの人・生活には、ちょっとキャバリアとは合わないかも

ちょっと言いにくいけどね、やっぱり私たちと相性がよくないタイプの人もいるの。でもそれは、その人が悪いってことじゃなくて、たまたま私たちの性格と合わないってだけの話だよ。

1. 留守番時間が長い生活

もし、朝から夜まで家を空ける生活が毎日続いて、お友達がずっとひとりでいる時間が長くなっちゃうと、やっぱり私たちにとってはつらいかも。

ひとりで静かに過ごせる犬種もいるけど、私たちは人と一緒にいる時間が心の支えになってるから、構ってもらえない日が続くと、ちょっとずつ心が曇っていっちゃうの。

2. しつけに厳しさや効率を求めるタイプ

一度言ったら覚えてよね、とか、うまくできないのは性格が悪いせい、とか思っちゃうタイプの人には、私たちは向いてないかもしれない。

キャバリアは、正直ちょっと感情の波があるし、ゆっくり覚える子も多いの。でも、それは決して頭が悪いんじゃなくて、やさしいやり方じゃないと心を開けないってだけなんだ。

なぜできないのかっていうより、どうしたらできるようになるかを一緒に考えてくれる人じゃないと、私たちは自信をなくしちゃうかもしれないね。

3. 見た目重視で犬を選ぶ人

私たち、よく、お人形さんみたいでかわいい!って言われるの。うれしいけど、見た目だけで選ばれちゃうのは、ちょっとさびしいな。

キャバリアって、実は病気のリスクが高かったり、お金や時間がかかる場面もあるの。だから、かわいさだけじゃなくて、この子の一生を支える覚悟があるかってことが大事だと思うな。

4. にぎやかすぎる環境

私たちは社交的だけど、実は音に敏感な子も多いんだ。いつも音楽が大音量で流れてたり、大声で怒る人が多かったりする場所だと、緊張しちゃってストレスになる子もいるんだよね。

もちろん、にぎやかだったら絶対にダメってわけじゃないけど、わんちゃんが安心できる静かな時間が一日にちょっとでもあることが大切なんだよ。

ね?私たちキャバリアと暮らすって、決して誰でもOKってわけじゃないの。この子の気持ちに耳を傾けてあげよう、一緒にゆっくり歩いていこうって思えるあなたなら、私たちにとって最高のパートナーになれるはずなんだよね。

正しく理解して、後悔しないキャバリアライフを

ここまで、私の話をじっくり聞いてくれてありがとう。キャバリアって性格が悪いって本当?って疑問からはじまった今回のお話。でも、あなたはもう気づいてくれたよね?

そう、私たちは性格が悪いんじゃないの。ちょっと甘えん坊だったり、寂しがり屋だったり、こだわりが強かったりするだけなんだよね。それは、私たちなりにあなたを大事に思ってる証でもあるの。

私たちは、いつも誰かと寄り添って、愛しあって、静かに一緒に時を過ごしたいと思ってるんだ。

でもその愛し方がちょっぴり不器用だったり、言葉じゃ伝えられなかったりするから、ときどき、大変だなとか、思ってたのと違うとか、性格が悪いとかって思われちゃうのかもしれないね。

でもね、あなたがこの記事を最後まで読んでくれたってことは、きっと、正面からキャバリアのお友達とちゃんと向き合いたいって気持ちがあるからだと思うの。だから私は、そんなあなたに言いたい。

キャバリアを選んでくれて、ありがとうって。

あなたが、私たちのことをちゃんと理解してくれようとしてくれる限り、私たちはいつだってあなたのそばで、静かに寄り添っていくよ。

あなたのお友達になるキャバリアが、毎日を少しだけあたたかく、やさしくしてくれますように。

そしてその時間が、あなたにとっても、お友達にとっても、かけがえのない日々になりますようにって祈ってるね。

リアより

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