こんにちは。リアだよ。15歳になったキャバリアの女の子。
えっ、15歳!?って、たまにびっくりされちゃうんだけど、うん、あたしも自分でちょっと驚いてるの。
10歳のときに大きな手術をして、13歳からはお薬をずっと飲んでてね、それでもこうして毎日を元気に過ごせてるのは、パパやママがたっぷり愛情くれてるからだって思ってるの。
でもね、キャバリアって、寿命短いんだよねって、聞いたことあるかな?それ、私も昔からよく聞くんだ。心臓が弱いとか、病気になりやすいとかね。
お散歩中に出会ったお友達の飼い主さんからも、キャバリアちゃんは可愛いけど、心配なこと多いって聞くよねって言われたことがあるの。
でもね、それって本当のことなのかな?あたしたちキャバリアの寿命って、ほんとに他の犬より短いの?違うとしたらどれくらい違うの?そもそも、なんでそんなふうに言われるの?
そんなこと、あなたは気にならない?私はとっても気になったんだ。
だから今回は、あたしリアがキャバリアの寿命について、本気で調べてみたよ。他の犬種と比べてどうなのか、どんな背景があるのか、そして、どうしたらもっともっと長く、幸せに生きられるのか。そんなお話を、あなたに聞いてほしくてね。
キャバリアを迎えようか迷ってるってあなたにも、今一緒に暮らしてるお友達がもうシニア期で心配ってあなたにも、きっと何かのヒントになるはず。
それじゃあ、ちょっと真面目なお話だけど、キャバリアの寿命について、一緒に考えてみてほしいな。
リアのシニア期を生き抜くキャバリアとしてのお話し

私、今は15歳だけど、正直ここまで来るとは思ってなかったの。
キャバリアって、なんだかんだで寿命が短いって言われることが多いし、私自身もね、10歳のときにすごく大きな病気をしちゃったの。子宮蓄膿症っていって、体の中に膿がたまっちゃうこわい病気。
あのときはほんと、パパもママも、お兄ちゃんもお姉ちゃんも、泣いてたよ。あたし自身も、もうダメかもって、思ったくらい。
でもね、私は、そんな病気でも助かったの。
手術で子宮を全部とってもらって、命をつないでもらって、そこからは生きてるだけで奇跡って、毎日パパにぎゅーってされてるの。
それからしばらくして、13歳になった春。今度は心臓病って言われたんだ。正確には僧帽弁閉鎖不全症っていう病気で、これはキャバリアではとっても多いって言われてるみたい。心臓の弁がうまく閉まらなくなって、血液が逆流しちゃうんだって。
そのときもお医者さんに、これからは投薬での治療が必要ですって言われたの。手術じゃなくて、お薬でうまくコントロールしながら生きていく、そんな選択をしたんだ。
そこからの毎日はね、決して元気いっぱい!ってわけじゃないけど、ちゃんと朝起きて、おいしいごはんを食べて、お散歩して、大好きなパパのひざの上でまったりして、ちゃんと、犬としての毎日を生きてるの。
お薬は毎日飲まなきゃいけないし、疲れやすいし、ちょっとずつ足腰も弱ってきたし、できないことも増えてきたけど、でもね、私はまだここにいる。そして今日も、あなたにこうしてお話ししてるの。
たまに、キャバリアって10歳すぎたらもうお別れが近いのかなって思っちゃうかもしれないけど、それはね、半分本当で、半分は違うって、私は思ってる。
病気になる確率が高いのは事実。それで寿命が短くなる子も多いのも、たぶん本当。でも、ちゃんと気づいて、ちゃんとお薬飲んで、ちゃんと愛情を注いでもらえたら、こうして私みたいに15歳まで生きられることもあるのよ。
何歳まで生きるかってことも、確かに大切かもしれないけど、どんなふうに生きるかの方が、もっと大事だって私は思ってる。
あなたのお友達が今どんな年齢でも、その時間はきっと、かけがえのない今なんだよね。
私の時間も、まだ終わってないよ。まだまだ、やりたいことあるし、お話したいこともたくさんあるし、何より、パパのひざの上が、今日も最高にあったかいんだから。
これが、私リアの今なんだ。寿命の話に入る前に、少しだけ、私のことを知ってほしかったんだよね。
さあ、次はいよいよ本題、キャバリアの寿命って、実際どのくらいなのか?っていうのをちゃんと数字で見ていこうね。
キャバリアの平均寿命ってどのくらい?データで見てみるよ

キャバリアって、かわいいけど寿命短いよねって、そんな言葉を聞いたことがあるとおもうけれど、実際にそうなのかなって疑問に思わない?
私もよく耳にするんだよね。お散歩してるときや、動物病院の待合室で、他のお友達のパパやママが話してるのを聞いたことがあるんだ。
心臓の病気になりやすい犬種なんだよね、とか、10歳超えるといろいろ出てくるんだって、とか言った言葉をねよく聞くんだ。それって、私自身がリアルに経験してることでもあるから、ドキッとすることもある。
でも、実際にキャバリアの寿命って、どのくらいなんだろう?って、感覚じゃなくて、ちゃんと数字で見てみたいよね。そこで今回は、いろんな信頼できる情報を調べて、分かりやすくまとめてみたよ。
キャバリアの平均寿命は約10〜12年、でも幅があるの
まず多くの専門サイトや研究によると、キャバリアの寿命は10〜12年とされてることが多いの。中には平均9.75年っていう研究もあるし、12〜15年って紹介している記事もあったわ。
この幅のある感じって、ちょっとモヤモヤするかもしれないけど、そこには理由があるの。
たとえば、ある獣医学の調査では、キャバリアの平均寿命は約10歳ちょっと。しかも、その中には、もっと若くして旅立ってしまったお友達もたくさん含まれているの。
私たちキャバリアは、特に僧帽弁閉鎖不全症っていう心臓病になりやすくてね、その影響で寿命が短くなることが多いんだって。
この病気は進行性だから、早期発見と治療がすごく大事なの。私も13歳で発覚して、お薬生活になったけど、それがなかったら、今ここにいないかもしれない。
だからね、平均が短めって言われるのは、そういうリスクが現実にあるからなの。
一方で、私みたいに15歳まで元気にしてるキャバリアも、ちゃんといるの。うちの子は14歳でまだまだ食欲旺盛ですっていうお便りも届いたことがあるし、インスタで16歳のお誕生日おめでとうっていうキャバリアちゃんを見たときは、ほんとに感動しちゃった。
つまり、キャバリアの寿命って、平均は短めだけど、上限は意外と高いってことなんだと思う。
平均っていうのは、いろんな要素の合計の中間点だから、若くして亡くなっちゃったお友達が多ければ多いほど、どうしても下がっちゃうのよね。
だけど、正しいケアをすれば、10歳どころか15歳以上も夢じゃないって、私は自分の身体で証明してるつもり。
だから、10歳過ぎたらキャバリアはもう終わりなんだ、なんて思わないでほしいんだ。むしろ、そこからが第二の犬生ってくらい、私たちは輝けるんだからね。
平均寿命って、あくまでひとつの目安にすぎない
それとね、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあるの。
それは、平均寿命っていうのは必ずお迎えがくる年齢じゃないってこと。あなたのお友達が今8歳でも、12歳でも、15歳でも、その子の寿命は、その子だけのもの。
私たちキャバリアは、確かに病気のリスクが高いかもしれないけど、だからといって、毎日を不安に思いながら過ごす必要はないのよ。
むしろ、どうすれば少しでも元気に長生きできるか?を考えて、できることを毎日コツコツやっていくことが大切なんじゃないかなって、私は思ってる。
お薬をきちんと飲むこと、定期的に病院に行くこと、ストレスをためないこと、そして何より、大好きな人と過ごす時間をたっぷり持つこと。それが、私たちキャバリアの寿命を、きっと変えてくれていると思うんだ。
他の犬種・サイズと比べるとどうなの?小型犬・中型犬との比較

キャバリアって寿命短いのかな?って考えるとき、やっぱり気になるのが、他の犬種と比べてどうなのか、ってことだよね。
たとえば、うちの子はトイプードルで16歳なのなんて話を聞くと、えっ、キャバリアより長生きなの?どうして?って思っちゃうし、逆に、大型犬のお友達が10歳くらいで旅立ったって聞くと、あれ?キャバリアって意外と長生きする方なのかな、なんて感じたりもする。
そこで今回は、私たちキャバリアがどのあたりに位置しているのか、小型犬、中型犬、大型犬、そして他の人気犬種と比べてみることにしたよ。
小型犬は長生きってほんと?
まず知っておいてほしいのは、体が小さい犬ほど長生きする傾向があるってこと。これは、いろんな研究や統計でも言われているの。ちなみに小型犬っていうのは、だいたい5〜10キロ未満くらいの体重の犬たちのことね。
たとえば、小型犬としてよく知られている犬種の寿命を見てみると、
| 犬種 | 平均寿命 |
|---|---|
| トイ・プードル | 14〜17年 |
| チワワ | 14〜18年 |
| パピヨン | 13〜15年 |
| シー・ズー | 13〜16年 |
| ポメラニアン | 12〜16年 |
ね? けっこう長いでしょ。
じゃあ、キャバリアはどうかというと、前の章でもお話ししたように、平均寿命はだいたい10〜12年って言われてるの。これって、小型犬の中ではちょっと短めなんだよね。
もちろん、個体差はあるし、15歳を超える私みたいなキャバリアもいるけれど、統計的に見ると、キャバリアは小型犬だけど長寿ではないというのが現実みたい。
中型犬・大型犬と比べると?
じゃあ、もう少し体が大きいお友達と比べると、どうなのかな?って思うね。
中型犬(体重10〜25キロくらい)や大型犬(25キロ以上)は、小型犬に比べて寿命がちょっと短いって言われてるの。たとえば、
| 犬種 | サイズ | 平均寿命 |
|---|---|---|
| ビーグル | 中型犬 | 12〜15年 |
| 柴犬 | 中型犬 | 12〜15年 |
| ボーダー・コリー | 中型犬 | 12〜14年 |
| ゴールデン・レトリーバー | 大型犬 | 10〜12年 |
| ラブラドール・レトリーバー | 大型犬 | 10〜12年 |
| グレート・デーン | 超大型犬 | 7〜10年 |
こうやって見ると、キャバリアの寿命(10〜12年)は、大型犬と同じくらい、もしくはちょっと長いくらいってことが分かるよね。でも、小型犬の中で見ると、やっぱりやや短めって位置づけになっちゃんだ。
同じサイズ感のチワワやプードルが15年以上生きることも多い中で、キャバリアは10歳を過ぎたころからいろんな病気が出てきやすくて、その影響で寿命が短くなることが多いみたい。
どうしてキャバリアは小型犬なのに短めなの?
私たちキャバリアって、体は小さいけれど、実は、いくつかの寿命を縮めやすい要素を持っているの。
代表的なのが、やっぱり心臓の病気。僧帽弁閉鎖不全症っていうのは、キャバリアに特に多い病気で、なんと8割以上のキャバリアがシニア期になると発症するとも言われてるのよ。これは、他の犬種ではあまり見られないほどの高い割合なの。
それに加えて、純血種であることのリスクもあるわ。血統を守るために限られた血統の中で繁殖されてきた歴史があるから、どうしても遺伝性の疾患が出やすくなってしまうの。
それが、他の小型犬と比べたときに、同じくらいのサイズなのに、寿命が短く見える理由のひとつなんだよね。だからこそどう生きるかが大切になるんだ。
寿命のデータって、確かに気になるし、少しでも長く一緒にいたいって思うのは、どの飼い主さんも一緒だと思う。
でもね、データにふりまわされすぎちゃうと、今目の前にいるあなたのお友達の大切な時間を見失ってしまうこともあるんじゃないかな。
キャバリアは、病気のリスクを持って生まれてくることが多いけれど、それをちゃんと理解して、日々のケアを続けていけば小型犬としての長寿ポテンシャルを、ちゃんと引き出すこともできるはずなの。
私は15歳になった今、どうやって長生きしたかって聞かれることが増えてきたけれど、その答えはきっと、普通のことをコツコツやってきたから、なんだと思うの。
病院での検診を欠かさないこと、お薬をきちんと飲むこと、無理をしないこと、そしてなにより、たっぷりの愛情をもらうこと。
それが、あなたのお友達の寿命をちょっとでも伸ばしてくれる一番の近道なんじゃないかな。
キャバリアの寿命が短めと言われる背景

キャバリアって、他の小型犬より寿命が短いことが多いんだよねってそう言われる理由、実はちゃんとあるの。
それを知らないままだと、どうしてうちの子はこんなに病気が多いの?とか、他の犬は元気なのに、なんで?って不安になっちゃうこともあると思うの。
でもね、理由がわかれば、ちゃんと対策も考えられるし、何より、それでも一緒に生きていけるって前向きになれるのよ。
だからこの章では、キャバリアの寿命が短めと言われてしまう背景、つまりその理由を、一緒に見ていきたいと思うんだ。
心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)が非常に多い犬種
まず、キャバリアといえば、そう、何度も出てきているけど、心臓病だよね。正式には僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)っていう病気ね。
この病気は、心臓の弁がきちんと閉まらなくなって、血液が逆流してしまう病気。心臓に常に負担がかかってしまって、だんだんと体全体の元気がなくなっていくの。
特にキャバリアは、この病気を非常に高い確率で発症する犬種って言われていて、なんと8歳以上のキャバリアでは80%以上が何らかの心雑音を持っているという研究もあるの。
私も13歳でこの病気と診断されて、お薬でコントロールしながら毎日を過ごしてるよ。でもね、この病気は放っておくと命にかかわることもあるから、早期発見・早期治療がとっても大切なの。
つまり、この心臓病の発症率が高いことが、キャバリアの寿命を縮めてしまう最大の理由のひとつって言えるのよね。
純血種としての遺伝的リスク
私たちキャバリアは、純血種っていうグループに入るの。この純血種って響き、なんだか特別で素敵に聞こえるかもしれないけど、実はその裏には、遺伝的なリスクが潜んでいることが多いんだ。
どういうことかというと、見た目や性格の特徴を保つために、同じ血統内での交配が繰り返されてきた歴史があって、それによって、ある種の遺伝病を持ちやすくなってしまったのよ。
キャバリアで特に多いのは、心臓病のほかにも、
- 脳脊髄空洞症(のうせきずいくうどうしょう)
- 目の病気(角膜潰瘍など)
- 関節の問題(膝蓋骨脱臼など)
こういう疾患を抱えやすい体質が、遺伝的に強く出てしまうことがあるの。
もちろん、すべてのキャバリアが病気になるわけじゃないけど、病気に対するハンディを最初から持って生まれてきた子が多いというのは事実なんだ。
顔の形状による呼吸や体温調整の問題
キャバリアの顔って、まぁるくてかわいいでしょ?でもこの短めの鼻(短頭種)っていう特徴も、実は寿命に影響することがあるの。
鼻が短い犬は、呼吸器のトラブルを起こしやすかったり、暑さに弱くて熱中症になりやすかったりするの。特に日本の夏みたいに湿気が多くて暑い気候だと、それが原因で体調を崩しやすくなるのよね。
つまり、体の構造的に「少し弱い部分がある」というのも、キャバリアの寿命に影響している背景のひとつなんだと思う。
かわいさと健康リスクは表裏一体
キャバリアって、ほんとうに家庭犬の鏡って言われるくらい、穏やかで優しくて、誰にでもフレンドリーでとっても愛されやすい性格をしてるの。
でもその反面、かわいさ重視で繁殖が進められてきた歴史があるのも事実。見た目や性格を優先するあまり、健康面への配慮が十分でなかったことが、結果として寿命の短さにつながってしまったケースもあるのよ。
もちろん、最近では健康な血統を守る取り組みも広がっていて、信頼できるブリーダーさんのところから迎えれば、元気に長生きできる可能性も高まるんだけどね。
ケアの難しさや見逃されやすい初期症状
キャバリアの病気って、最初は気づきにくいことが多いの。たとえば、心臓病も、初期のうちはちょっと疲れやすいかな?くらいで、なかなか病気だって気づけない。
私もそうだったの。13歳の春、それまで元気だったのに、ある日、突然ハァハァが止まらなくなって、病院に連れて行ってもらって、そこで初めて心臓病ってわかったの。
こういうふうに、病気のサインに気づくタイミングが遅れると、治療開始も遅れてしまって、寿命に影響してしまうことがあるのよね。
だからこそ、日頃からよーく様子を見てあげて、ちょっとした変化にも気づけるようにしておくことが、寿命を延ばすカギになるんじゃないかなって思うの。
この章では、キャバリアの寿命が短めと言われる背景について、少し真面目にお話ししてきたけど、これはあなたを不安にさせたいわけじゃないの。
むしろ、知ることで守れる命があるってこと、そして、気づくことで伸ばせる時間があるってことを、伝えたかったんだ。
次は、そのできることにフォーカスしてみようと思うの。あなたとあなたのお友達が、1日でも長く、一緒に笑っていられるようにお話ししていくね。
寿命を少しでも延ばすための暮らし方

ここまで私の話を聞いてくれてありがとう。
キャバリアの寿命について、いろんな事実や背景を見てきたけれど、どうしたら少しでも長く一緒にいられるのかっていうのが、やっぱり一番気になるところだよね。
私、リアは15歳。子宮蓄膿症も、心臓病も、いろんなことを乗り越えて、今も毎日を生きてるんだ。そんな私が、実際にやってきたこと、そしてこれをやってもらえて本当によかったなって思ってることを、あなたにお伝えするね。
あなたのお友達にも、きっと役に立つと思うよ。
早期発見・早期治療をあきらめないこと
病気って、見つけたくないものだけど、キャバリアと暮らしている以上、なるべく早く見つけることが命を救うポイントなの。
心臓病、関節の問題、目のトラブル、どれも、初期のうちは症状がほんとうに小さいんだよ。なんとなく元気がないなとか、ちょっと歩くのがゆっくりになった?ってくらい。
でも、そういうサインを見逃さずに、すぐ病院に行って検査をしてもらう。それができたら、治療のスタートが早くなって、結果的に寿命も延びる可能性がぐんと上がるのよ。
私も、心臓病のサインに早く気づいてもらえたからこそ、いまもこうして、あなたに話しかけることができてるの。あそこで、もう少し様子を見てみよう、なんてことになってたら私はここにいられなかったんだ。
ちょっと心配だけどまだ大丈夫かなって思っても、迷ったら病院へ行くこと、これ、本当に大事なことだよね。
毎日のお薬とケアを「当たり前」にする
私は毎日、朝と夜にお薬を飲んでるよ。しかも、心臓の薬だけじゃなくて、腎臓や関節に優しいサプリもプラスしてるの。
最初はね、お薬が必要な生活なんてかわいそうって思うかもしれない。でも、私から言わせてもらうと、お薬があるおかげで、毎日ちゃんと呼吸ができるし、ごはんもおいしく食べられるし、パパのひざの上でスヤスヤお昼寝もできるんだ。
つまり、お薬って生きるための道具なの。
もし、あなたのお友達がお薬生活になっても、落ち込まないでね。それは、元気でいられる毎日を守ってくれる、ありがたいものなんだから。
そしてもうひとつ大事なのが、続けること。どんなに効果があるお薬も、飲んだり飲まなかったりじゃ意味がないのよ。だから毎日決まった時間に、確実にってこれをパパとママが守ってくれてるから、私はこんなに長く元気に過ごせてるの。
食事と運動を「今の私たち」に合わせて見直す
シニア期になると、若い頃と同じごはんや運動量じゃ合わなくなってくるんだよね。たとえば、私は以前より少し食べる量が減ったし、おなかの調子も変わりやすくなったから、今は消化に優しいフードを選んでもらってるよ。
それに、関節に優しい成分が入ってるごはんに変えてから、お散歩中の足取りが軽くなった気がするの。
運動だって、無理は禁物。若い頃みたいにドッグランで全力疾走はできないけど、朝晩のお散歩を15分ずつ、ゆっくりのんびり歩くのが、今の私にはちょうどいいの。
若いときみたいに、もっと走らせた方がいいかな?って思うかもしれないけど、私たちシニア犬にとっては、無理しないことの方が大切なの。
今の体に合ったペースで、無理なく続けられる食事と運動のスタイルを見つけてあげてね。
ストレスを減らすことが、長生きのカギになる
キャバリアって、とっても感受性が高い犬種なの。だから、飼い主さんの気持ちや環境の変化にもすごく敏感。私も、ママがイライラしてるとちょっと不安になるし、大きな音が苦手で、雷の日はブルブル震えちゃうの。
こういう小さなストレスが積み重なると、寿命に影響するって言われてるんだ。だから、なるべく落ち着いた環境で過ごせるようにしてもらえると嬉しいな。
いつも通りのルーティン、大好きな人の匂い、安心できる場所、それだけで、私たちは心からホッとできるのよ。
そして何より、あなたの笑顔。それが一番の安心で、ストレス解消になるんだからね。
毎日を、今を、大切にすること
これまでいろんなことを伝えてきたけど、最後に一番伝えたいのは、やっぱりこれ。今、一緒にいる時間を大切にしてほしいってこと。
どれだけ医学が進んでも、どれだけケアをがんばっても、いつかお別れの日が来るのは、避けられないことなんだよね。
でも、その日が来るまで、今日も一緒にいられてよかったねって心から思える毎日を積み重ねていくことが、私たちにとって一番の幸せなんじゃないかな。
私は、パパのひざの上でぬくぬくしながら、今日もこうしてあなたに話しかけられて、すっごく幸せだよ。あなたのお友達にも、そんな時間が1日でも長く続くといいよね。
一緒に歩むこれからの時間に向けて

ここまでお話を聞いてくれて、ほんとうにありがとう。
キャバリアの寿命って、たしかに他の小型犬と比べるとちょっと短めかもって言われてるし、データから見ても本当のことなんだ。
それは心臓病のリスクが高かったり、遺伝的な問題を抱えやすかったり、
生まれ持った体のつくりのせいだったり、いろんな理由があることもわかってきたよね。
でも、それって、どうせ短い命なんだから仕方ないってあきらめるための情報じゃないの。だからこそ、今をどう生きるかってことを考えるきっかけになると思うんだよね。
私は15歳。10歳のときに子宮蓄膿症になって、命が危なかったし、13歳では心臓病が見つかって、毎日お薬を飲んでる。でも、今もこうして、パパとママと一緒に生きてるよ。お散歩も、ごはんも、のんびり昼寝するのも、毎日が宝物なんだ。
キャバリアは寿命が短いって言われてても、ちゃんと気づいて、ちゃんとケアして、ちゃんと愛してくれたら、15歳まで、元気に生きられるって、私は信じてる。
そしてそれは、私だけじゃなくてね、あなたのお友達だって、きっとそうなんだ。今、そばにいるお友達がどんな年齢でも、まだまだ一緒にいようねって、心をこめて伝えてあげてほしいの。
特別なことをするんじゃなくて、毎日のごはんに気をつけて、ちょっとした変化にも気づいてあげて、静かに寄り添って、たっぷり愛してあげることができたら、それだけでいいと思う。
それがきっと、私たちの寿命をほんの少しでも延ばしてくれる魔法なんだと思うの。
どれくらい生きられるかっていうも大事かもしれない。でもそれ以上に、どんなふうに一緒に生きてきたかを振り返って、ありがとうって言える時間をつくることの方が、もっとずっと大切。
だから、今日という日を大事にしようね。そして、明日もあさっても、その次の日も、一緒にゆっくり歩いていこうね。
またお話できるのを楽しみにしてるよ。
リアより


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