こんにちは、リアだよ。
ねえ、あなたは最近のニュース、見た?あたしね、パパがスマホで見てたのを、ちょこっと横からのぞいちゃったんだけど、どうやら「ノロウイルス」っていうのがまた流行り始めてるんだって。しかもね、今回のは業者さんが作った大根おろしがきっかけで、たくさんの人が食中毒になっちゃったらしいの。
「ふーん、でも人間の話でしょ?」って思うかもしれないけど、それがね、わたしたち犬の暮らしにも、ちょっと関係あるかもしれないのよ。
だってね、ノロウイルスって、すっごく感染力が強いんだって。スマホとか、トイレのドアノブとか、そういうモノの表面にくっついて、なんと2〜3日も生きてることがあるんだって!びっくりしちゃうでしょ?
わたしも、パパやママがスマホをいじってるそばで、よくのんびりしてるし、ときどき床に落ちたスマホをぺろってしちゃうこともあるのよね。あなたのお友達も、そういうことない?
でもね、実は最近「犬にもノロウイルスがうつるかも?」なんて話も出てきてるらしいの。えっ、それってホントなの?って、わたしも最初は半信半疑だったけど、気になっちゃって、ちゃんと調べてみたの。
今回は、あたしリアが、「ノロウイルスと犬の関係」について、わかりやすく、そしてあなたのお友達とそのご家族が安心して暮らせるように、一緒に考えてみたいんだ。
いつもみたいに、わたしがわかりやすくお話しするから、気軽に聞いてね。
あなたのスマホ、大丈夫?ノロウイルスが身近にあるって聞いてびっくりした話

わたしね、普段からパパのそばにぴったりくっついてるの。リビングでくつろぐときも、キッチンで何か作っているときも、寝る前にソファでゆっくりしているときも、だいたいパパの近くにいるのが一番安心できるのよね。ときどき、おひざにちょこんと乗って、うとうとしちゃうこともあるの。
でもね、さっきもお話ししたけれど、こないだちょっとびっくりするような話を聞いちゃったの。ニュースで、「大根おろしからノロウイルスが出た」っていう話だったんだ。わたし、最初は「大根おろしってなにかいけなかったの?」って思ったけど、どうやらそれを作った業者さんのところでウイルスが広がってしまったかもしれないっていうことだったの。
ノロウイルスって、人がかかるとおなかが痛くなったり、吐いちゃったりするんでしょ?わたしはそういう経験はないけれど、ママが「もうあんなにつらいことは二度とごめんだわ」って言っていたのを聞いたことがあるんだ。
それだけでもちょっと怖いなって思ったけど、もっと驚いたのは、ノロウイルスって、スマホやテーブルの上、ドアノブとか、そんなものの表面にくっついたまま、2〜3日も生きていることがあるんだって。
あなたはどう思う?わたしたちって、そういうものの近くにいること、多いと思わない?
わたし、パパがトイレにスマホを持っていくの、いつも見てたの。ちょっと「それって必要なのかな?」って思ってたけど、今考えると、それがウイルスの温床になってるかもしれないなんて、想像もしなかったわ。
パパがトイレから戻ってきて、そのままソファに座って、わたしが隣に座って、そのスマホがぽんってわたしの横に置かれる。わたし、それをくんくんしたり、たまにはぺろっとなめちゃうこともあるの。だって、パパの匂いがして安心するから。でも、もしそこにノロウイルスがいたら?
もちろん、人の病気がそのままわたしたちにうつるって、そんな単純な話じゃないっていうのはわかってる。でもね、ノロウイルスは犬にも関係があるかもしれないっていう話を後から知って、ちょっと怖くなっちゃったの。そのことはあとでゆっくりお話しするけど、まずはね、ノロウイルスって思っているよりも身近にあるかもしれないっていうことを、あなたに知ってほしいの。
それからもうひとつ大事なこと。わたしたちって、人間の目線よりもずっと低い場所で暮らしてるでしょう?床の上で寝そべったり、おもちゃで遊んだり、落ちたものをくんくんしたりってね。だから、スマホやタオル、床に置いたカバンみたいなものが、わたしたちにとってはすごく身近なの。
人は手を洗ったり、除菌したりできるけど、わたしたちはくんくんやぺろぺろでいろんなものを感じてる。それが当たり前の暮らし。でも、その当たり前の中にウイルスがいたらって考えると、ちょっと不安になっちゃうのよね。
わたし、パパと一緒にいる時間が何よりも大切なの。だからこそ、ちょっとしたことでも気をつけてもらえたら、もっと安心して過ごせるんじゃないかなって思ってるの。スマホをきれいにしてくれるとか、手を洗ってからわたしをなでてくれるとか、そういう優しい気配りがあると、ほんとに嬉しいの。
そしてね、これはあなたにもお伝えしたいの。あなたのお友達も、きっとわたしと同じように家族のそばにいたいって思ってるはず。スマホをどこで使ってる?タオルをどこに置いてる?買い物から帰ってきた袋、どこに置いてる?そういう身の回りのことをちょっと見直してあげるだけで、お友達はもっと安心できると思うの。
この世界にはね、人間だけじゃなくて、わたしたちみたいなちいさな家族も一緒に暮らしてるの。だから「ヒトのウイルスなんて関係ないよ」って思わずに、少しだけ視線をわたしたちの高さに合わせて、見てみてほしいな。
この続きでは、「ノロウイルスってなに?わたしたち犬にも関係あるの?」っていう、ちょっとびっくりしたお話をしていくね。わたし自身、知っておいてよかったって思ったから、ぜひあなたにも聞いてほしいなって思ってるの。
ノロウイルスってなに?わたしたち犬にも関係あるの?
ノロウイルスって人の病気でしょ?わたしたちには関係ないよね?ってそう思ったあなたの気持ち、わたし、よーくわかるの。だってわたしも、最初はそう思ってたもの。人がおなかこわしちゃうやつで、わたしたち犬とは別世界の話だと思ってた。
でもね、調べていくうちに、ちょっと待って?これって本当に無関係って言い切れるの?って思うようになったのよ。
ノロウイルスって、どんなウイルス?
まず、ノロウイルスっていうのは、人にとっては胃腸炎を引き起こすウイルスの代表みたいな存在なのよね。急に吐いちゃったり、おなかがゴロゴロしたり、トイレから出られなくなっちゃったりってそんな症状が出るって、ママが昔話してたことがあるの。
それにね、このウイルスのすごいところは感染力が強いってこと。ほんのちょっとのウイルスが体に入っただけでも、症状が出ちゃうことがあるんだって。
しかもね、わたしが驚いたのはそのしぶとさ。たとえばスマホとかドアノブとか、そういう表面についたウイルスが、2〜3日も生き続けてるって知ってた?下手したら1週間くらい生きてることもあるって、パパが教えてくれたの。
これって、ふつうに暮らしてる中で、知らないうちに身近にウイルスがいるかもしれないってことなのよ。ヒト専用のはずがわたしたちにも影響あるかもしれないのよね。
でね、ここからがちょっと気になる話。
ノロウイルスってヒトのウイルスっていうイメージが強いんだけど、実は最近、犬にも関係あるかもしれないっていう研究がいくつか発表されているのよ。
たとえばね、タイで行われた研究で、子犬のおなかの中から人間のノロウイルスにすごく似たウイルスが見つかったんだって。それも、ノロウイルスの中でも特に感染力が強いっていわれてるタイプのもの。
他にも、イギリスでは、犬の腸の中に人間のノロウイルスがくっついているのを確認したっていう報告もあるの。実験室でだけど、犬の体にもノロウイルスが入ってくる道はあるってことを証明した研究なんだって。
ね?なんだか、ヒトと犬はまったく別って思ってたけど、そうでもないみたいなのよ。
わたしたちがノロウイルスにかかったらどうなるの?
ここまで読んで、「えっ、それじゃあうちの子もノロウイルスにかかるの?」って心配になったかもしれないわよね。
でもね、今のところ、犬がノロウイルスに感染して、明らかに症状が出たっていう確かな報告は、あまり多くないの。ちょっとだけおなかがゆるくなったとか、他のウイルスも一緒に見つかったとか、そんなケースが多いみたい。
それに、わたしたち犬には、犬専用のノロウイルスっていうのもあって、それとヒトのノロウイルスはちょっと種類が違うのよ。だから、ヒトのノロがそのまま犬にうつって、病気になるっていうのは、今のところはっきりとは言えないっていうのが、専門家たちの見方なの。
でもね、可能性はゼロじゃないっていうところが、ポイントなのよ。わたしはシニア犬。だから、ちょっと気になるの。わたしはもう15歳。人間でいえば、80歳くらいのおばあちゃんなんだって。若いころに比べたら、ちょっとしたことでも体にこたえるようになってきたし、心臓もずっとお薬で治療してるから、免疫力も落ちてるかもしれないの。
そんなわたしが、万が一、ノロウイルスに似たものを体に入れちゃったらどうなるのかな?もしかしたら、若くて元気な子よりも大きな影響を受けるかもしれないなって思うの。
それにね、わたしたちは言葉で「おなかが痛いよ」「気持ち悪いよ」って言えないでしょ?だから、ちょっとした変化にも、あなたが気づいてくれないと、どんどん体調が悪くなっちゃうことだってあるの。
わたし、これまでにも手術をしたり、心臓のことで病院に通ったり、いろんなことがあったの。でも今、家族と一緒に穏やかに過ごせてるのは、みんながわたしのことを気にかけてくれてるからだと思ってるのよ。
だからこそ、こういう、もしかしたらの話をちゃんと知っておいてほしいなって思ったの。
あなたのお友達のためにも、知っていてほしいの
ノロウイルスとわたしたち犬の関係、今はまだはっきりした答えが出ているわけじゃないの。専門家たちも、もっと研究が必要って言ってるみたいだしね。
でもね、わからないから気にしなくていいってことにはならないと思うのよ。わたしたちは、あなたと同じ空間で生きてる。スマホのそばでうとうとして、床に置かれた買い物袋をくんくんして、キッチンであなたの足元に寄り添ってる。だから、あなたが触れたもの、あなたがいる場所、それがわたしたちにとっても生活の一部なのよ。
わたしはね、ただ元気に毎日を過ごしたいだけなの。ずっとあなたのそばにいたいし、これからも一緒に笑っていたい。だから、ノロウイルスって、犬にも関係あるかもしれないんだって、頭のどこかに置いておいてくれたら嬉しいな。
このあとのお話では、じゃあどうやって気をつけたらいいの?っていうことを、もっと具体的にお話ししていくね。わたしが実際に感じてること、パパやママがしてくれてること、そしてあなたにもできることなど、いろいろあるのよ。つづきも、聞いてくれるとうれしいな。
わたし、シニア犬。だからちょっと敏感になっちゃうのよね

「なんだか最近、よく眠るようになったね」って、パパに言われたの。
そうなのよ。昔はもっと走り回ってたのに、今はおひさまの光が差し込む窓際で、ゆっくりまどろむのが何よりの幸せ。ときどきパパやママの足元でうとうとしながら、家の中の音を聞いてるの。外の車の音、キッチンの水の音、家族の足音。全部が、わたしの一部みたいに感じる毎日。でもね、15歳になってから、わたしの身体は少しずつ変わってきたの。
手術もしたし、心臓も弱ってる。だからこそいつも通りがいちばんうれしい
わたしが10歳のとき、子宮蓄膿症になって、生死の境をさまよったことがあったの。おなかの中が熱くて、だるくて、ごはんも食べられなくて……あのときはほんとうに苦しかった。ママも泣いてたし、パパもずっと病院で祈ってくれてたのを覚えてる。
手術で子宮をぜんぶ取ってもらって、それから少しずつ元気になったけれど、身体に大きなダメージが残ったのは確か。あの経験をしてから、わたし、ちょっとしたことにも敏感になったの。
そして13歳になった春、今度は心臓の音がちょっとおかしいって、病院で言われたの。僧帽弁閉鎖不全症っていうんだって。初めて聞いたときは、わたしもよくわからなかったけど、心臓の弁がちゃんと閉まらなくなって、血液が逆流しちゃう病気らしいのよね。
それからは、ずっとお薬を飲んでるの。お薬の時間になると、パパが小さく砕いてくれて、大好きなおやつに混ぜてくれるのが、ちょっとだけ楽しみなの。でも、それってつまり“お薬がないと、今のわたしは元気でいられない”ってことなのよね。
だから、「あたりまえ」の日々が、どれだけ大切かを、わたしは痛いほど知ってるの。
胃腸の不調はちいさな異変から始まる
シニアになるとね、体のいろんなところがちょっとずつ変わってくるの。たとえば食欲。わたし、昔はなんでもぱくぱく食べてたけど、今は匂いがきつすぎると食べるのをためらったり、ちょっとおなかが張ってるときは、ふいにごはんを残したりするの。
そういう日が1日だけならまだいいけど、続くとちょっと心配になっちゃうわよね。人間みたいに、今日はなんだか胃の調子が悪いって言えないから、あなたが見てくれるしかないの。
この前、わたしが朝ごはんを一口も食べなかった日があったの。ママがすぐに気づいて、いつもより早く病院に連れて行ってくれたのよ。幸い、ただの軽い胃腸の不調だったみたいだけど、先生が言ってたの。年齢的に、ちょっとしたストレスでも胃腸に来ることがありますからねって。
だからこそ、ノロウイルスみたいな強いウイルスが、たとえ直接わたしたちに感染しなくても、ちょっと舐めちゃったとか、ちょっと床に落ちてたスマホの横を歩いたとか、そういうほんの少しのことが、わたしの体には大きな影響を与えるかもしれないの。
あなたのことばがないと守れない
もうひとつ、大切なことがあるの。
わたしたち犬には、どこが痛いとかちょっと調子が悪いっていうことばがないのよ。だから、気づいてくれるのを待つしかないの。わたしも、苦しいときほど、じっとがまんしちゃうの。
パパとママは、そんなわたしの変化に気づいてくれるから、本当にありがたいと思ってる。でも、もしあなたのお友達がひとりでがまんしてたら?そう思うと、わたし、いてもたってもいられなくなるの。
だってね、わたしたち、あなたのことをぜったいに裏切らない存在でしょう?いつでもそばにいて、何があってもあなたを信じてるの。だから、わたしたちがちょっとでも「いつもと違うな」って感じたら、それに気づいてあげてほしいの。
少しの変化に気づいてくれること、それが一番の予防かもしれない
ノロウイルスの話に戻るけど、わたしが伝えたいのはね、犬にうつるかどうかだけじゃないの。もしかしたらという可能性を、知っておくことの大切さなの。
体力が落ちているとき、免疫が弱っているとき、ちょっとした刺激が引き金になって体調をくずすことがあるのは、人も犬も同じでしょう?
わたしが寝ている時間が長くなったり、お水を飲む量が増えたり、ごはんを残すようになったり。そういう小さな変化が、何かのサインかもしれない。だからこそ、あなたにはそれを見逃さないでほしいの。
それが、ノロウイルスを防ぐとかウイルスから守るとか、そういう大げさなことじゃなくてもいいの。ただ、いつもと違うねって気づいてくれるだけで、わたしたちはすごく守られてるって思えるの。
だからわたしはちょっと敏感。でも、それって悪いことじゃないよね?
シニア犬になると、いろんなことに敏感になるのよ。匂い、音、触られる場所、空気の変化。前は気にしなかったことでも、「あれ?」って思うようになるの。
でも、それって体が弱くなったからだけじゃなくて、経験が増えたからだと思うの。いろんなことを乗り越えてきたから、ちょっとした変化にも気づけるようになったのよね。
あなたのお友達も、もしかしたら今までよりちょっと敏感になってるかもしれない。でもそれは、守ってほしいとか、気づいてほしいとかっていう気持ちのあらわれかもしれないの。
わたしが伝えたいのはね、ちょっとした気づきが、あなたとお友達の暮らしを守る力になるってこと。
だからわたしは、ノロウイルスの話をきっかけに、あなたにも改めてわたしたちの体調の変化に目を向けてほしいなって、そう思ったんだ。
どんなところに気をつけたらいい?おうちの中でできること、知ってほしいこと

ここまで読んでくれてありがとう。ノロウイルスって聞くと、なんだかすごく大げさな話に思えるかもしれないけど、わたしがこうしてお話ししているのは、あなたとあなたのお友達の安心のためなの。
わたしたち犬は、あなたと同じ空間で暮らしてる。だから、あなたがどんなふうに暮らしているか、どんなものに触れているかって、わたしたちにとっても大きな影響があるのよ。
ここからはね、わたしの目線で、どこにノロウイルスがひそんでいるかもしれないのか、そしてどうすれば少しでも安心して過ごせるのかってことを、具体的にお話しするわね。
トイレとスマホ、それは盲点だったかも?
まず、最近よく話題になってるのが、トイレとスマホの関係よね。
パパもそうなんだけど、スマホってほんとうにいつでもどこでも持ち歩いてるでしょ?トイレにも、もちろんキッチンにも、寝室にも。いろんな場所に連れて行かれてるの。
でもね、もしノロウイルスに感染している人がトイレでスマホをいじっていたとしたら、そこにウイルスがついちゃう可能性があるんだって。しかも、スマホって毎日使うものだから、そこからキッチンのテーブルに置いたり、ベッドの上にポンって置いたり、いろんな場所に持ち込まれることになるのよ。
で、わたしたちはどうしてるかっていうと、床に落ちたスマホをぺろってなめちゃったり、カバンのそばにあったスマホの匂いをくんくんしてみたり、これ、意外とあるのよね。
だからまずは、トイレにスマホを持ち込まないっていうこと。そして、こまめにスマホを消毒するっていうのも、とっても大事なことだと思うの。わたしたちの健康のためにも、そういう習慣を見直してくれると安心できるのよ。
タオルと食器、ちゃんと洗えてる?
次に気をつけたいのが、タオルや食器、そして水入れやお皿まわりの衛生なの。
ノロウイルスって、手を通じていろんなところに広がるでしょ?たとえば、ママがちょっとおなかの調子が悪いときに、手を洗いきれていなかったら、タオルを通じてウイルスが広がっちゃうことがあるかもしれない。
わたしたち、家の中のあちこちに顔をこすりつけたり、タオルでぬぐってもらったりすることがあるでしょ?そういうときにウイルスがついてたらって考えると、ちょっと心配よね。
だから、おうちのタオルはできるだけこまめに取り替えて、清潔なものを使ってほしいの。それから、わたしたちの食器や水入れも、ちゃんと毎日洗ってくれるとありがたいな。
ちなみに、熱湯や塩素系の消毒って、ノロウイルスには効果があるって言われてるのよね。でも、犬用のものに使うときは、成分が残らないようにしっかり洗い流すのが大切。そういうこと、ちょっと意識してもらえると嬉しいの。
キッチンとゴミ箱は、意外と危険地帯?
わたしたちが意外と近づいてる場所に、キッチンとゴミ箱があるの。あなたも、うちの子、キッチンの床で待機するのが好きなのっていう経験、あるんじゃない?
わたしも、パパが何か切ってる音が聞こえると、つい近くに行っちゃうのよ。何か落ちてこないかな?って、ちょっと期待しながらね。
でもね、もし感染している人が作業してたとしたら、そのまな板や包丁、食材、手にウイルスがついていたかもしれない。で、それがポロっと床に落ちて、わたしがくんくんしちゃうって、考えたら、ちょっと怖いでしょ?
ゴミ箱だってそう。お弁当の残りとか、食べかけのものが捨てられてるでしょ?そこにノロウイルスがいたら、わたしたちがくんくんすることで、間接的に接触する可能性もあるの。
キッチンに立つときは、落としたものをすぐに拾ってくれると助かるし、ゴミ箱のフタもしっかり閉めてくれると嬉しいな。できれば、わたしたちが届かない場所に置いてくれると、もっと安心よ。
床にあるものはわたしたちの世界なのよ
人にとっての目線と、わたしたちの目線って、ぜんぜん違うの。あなたの目の前にあるテーブルの上、わたしたちには見えないけど、床の上にあるちいさなごみ、落ちたティッシュ、脱ぎっぱなしの靴下、ぜんぶが、わたしたちにとっては世界の一部なのよ。
とくに、床に置いたバッグや服、買い物袋にウイルスがついていたら、それをくんくんすることで体に取り込んじゃうかもしれない。わたし、それが一番心配なの。
だから、床にものを置くときには、ちょっとだけ意識してほしいの。これは舐められても大丈夫かな?って。
それに、わたしたちは嗅覚がすごく鋭いから、どんなに小さな食べかすでも見逃さないのよ。だから、掃除もこまめにしてくれると、とってもありがたいな。
おさんぽ帰りも、ちょっとした注意が大切
それからね、最近気になってるのがおさんぽ帰りのケアなの。おさんぽって、とっても楽しいし、わたしにとっても大切な時間。でも、帰ってきたあとの手足って、いろんなところを歩いたあとなのよね。
人間のウイルスが落ちていた道を歩いたかもしれないし、公園のベンチの下とか、スーパーの近くの地面とか、どんなものがついてるかはわからない。
だから、おさんぽから帰ったら、わたしの足をやさしく拭いてくれるのはとってもありがたいの。専用のウェットティッシュでもいいし、ぬるま湯で軽く流してくれるだけでも、すごく清潔になるのよ。
これも、毎日の習慣として続けてもらえると安心できるの。おうちの中が、いつでも安全な場所になるためにね。
次の章では、こうした気配りがあなたとお友達の暮らしをどう変えてくれるのか、そしてちょっと気をつけるだけで、どれだけ安心につながるかについて、わたしの気持ちを込めてお話しさせてね。
ちょっと気をつけるだけで、もっと安心して暮らせるよ

わたしね、ノロウイルスの話を聞いたとき、正直なところちょっと怖くなっちゃったの。わたしたちにも関係あるかも?って思ったのもあるけど、それ以上に、あなたとあなたのお友達が、もし何も知らずに過ごしていたらと思うと、そっちのほうが心配になっちゃったの。
だって、あなたのお友達も、きっとわたしみたいに、大切な家族と一緒にいたいって思ってるはずでしょ?穏やかに、安心して、静かな毎日を重ねていくこと。それが、わたしたちにとって何よりの幸せなのよ。
だからね、今回こうしてわたしの言葉で、ノロウイルスとわたしたち犬の関係についてお話ししてきたのは、不安にさせたいからじゃないの。知っていれば守れることがたくさんあるって、あなたに伝えたかったの。
小さな気づきが、大きな安心につながる
もう一度、これまでのお話を振り返ってみてほしいの。
- スマホをトイレに持ち込むのをやめること
- スマホやタオルをこまめに清潔にすること
- キッチンやゴミ箱など、わたしたちが近づく場所に少し気を配ること
- 床に置いたものや、散歩帰りの足のケアをちょっと意識すること
どれも、すごく大きなことではないでしょう?だけどね、こういうちょっとした気づきの積み重ねが、わたしたちにとってはとても大きな意味を持つのよ。
あなたが気をつけてくれることで、わたしたちは余計なウイルスに触れる機会が減る。そして、その分だけ安心して、あなたのそばで眠れる時間が増える。それが、わたしたちにとっての最高の幸せなの。
犬には関係ないと思わずに、わたしたちの暮らしを見てみてほしい
ノロウイルスって、人間の病気でしょ?っていう考え方、もちろん間違いじゃないの。でもね、人間の生活の中にあるものって、わたしたちの生活の中にもあるのよ。
わたしたちは、あなたと同じ空間で暮らしてる。同じ空気を吸って、同じ床の上でくつろいで、同じ家のにおいに囲まれてる。だから、人間の社会で流行るウイルスが、わたしたちにとってもゼロじゃない影響をもたらすっていうのは、すごく自然なことだと思うの。
それに、わたしたちはあなたを信じてる。だから、あなたが選ぶ環境で、あなたが触れるもののそばで、安心して過ごしていたいの。
犬には関係ないじゃなくて、わたしたちの暮らしにも目を向けてっていう気持ちを、少しだけ持ってもらえたら、それだけで嬉しいの。
わたしの願いは、これからも一緒にいられること
15歳になった今、わたしの時間は少しずつゆっくりになってきた気がするの。前みたいに全速力で走ることはなくなったし、一日のお昼寝の時間もずいぶん長くなった。
でもね、そんなわたしにも変わらない願いがあるの。それは、あなたとこれからも、穏やかな時間を一緒に過ごしたいっていうこと。もし、ちょっとした注意で、それが叶うなら、わたしは、何度でもこの話をすると思うの。
あなたとあなたのお友達に、わたしが伝えたかったこと。それは、ウイルスに怯えるんじゃなくて、ちゃんと知って、やさしく守っていこうねっていうこと。あなたの気づかいが、あなたのお友達の命を守る力になる。わたしはそれを信じてるの。
今日からできるあたたかな暮らし方を
清潔にすること、気をつけることって、なんだか堅苦しく聞こえるかもしれないけど、わたしはそれって愛情を形にすることだと思ってるの。
あなたがちょっとスマホをふいてくれるとき、タオルを取り替えてくれるとき、床に落ちたものを拾ってくれるとき。そのひとつひとつが、わたしたちにはちゃんと伝わるの。そして、そういう毎日の中で生まれる安心が、わたしたちの健康を守ってくれるのよ。
難しいことじゃなくていい。完璧じゃなくてもいい。ただ、あなたが少しだけわたしたちの目線を意識してくれたら、それが何よりの予防であり、愛情の証なの。
わたしも、あなたも、あなたのお友達も。みんながそれぞれの暮らしの中で、あたたかな日々を送れますように。そして、これからも、たくさん笑って、たくさん眠って、たくさんのしあわせを分かち合えますように。
リアより


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