成犬キャバリアの理想体重って?15歳・心臓病持ちのシニア犬リアが語る適正体重の見極め方

シニア犬の日常

こんにちは。リアだよ。

ねえ、あなたのお友達、今どのくらいの体重なのかな?うふふ、いきなりごめんね。実はね、私、リアは今、15歳になるキャバリアの女の子。ちょっと頑固で甘えん坊。でも、心臓病と向き合いながら、毎日を丁寧に生きてるの。

シニア期になると、体の変化っていろいろ出てくるでしょ?前は軽々上がれた段差が急に高く感じたり、ちょっと走っただけで息があがったりってね。そんな中で、意外と見落とされがちなのが体重のことなのよね。

実は、私たちキャバリアにとって体重の管理って、若い頃よりずっと大事なの。とくに心臓に病気を抱えてる子にとっては、ほんの数百グラムの変化が心臓に大きな負担になることもあるのよ。

だからこそ今回は、シニアキャバリアにとっての適正体重や心臓病がある子はどうやって体重を見ていけばいいのっていうようなそんな疑問に、私リアが自分の体験も交えてお話ししていくね。

あなたのお友達が元気に、そしてできるだけ長く一緒に過ごせるように願ってる。私の話が、少しでもその助けになったら嬉しいな。

成犬期のキャバリアの標準体重・サイズ

あなたのお友達、今どのくらいの大きさ?って、気になったことある?
私はね、小さいころから「ちょっと小柄だね」ってよく言われてたの。でも、実際にどれくらいが普通なのかって、ちゃんと知ってる人って意外と少ないんじゃないかなって思うのよね。

だから今回は、キャバリアの成犬としての標準的な体重や大きさについて、しっかりお話ししていくわね。私たちキャバリアにとって、ちょうどいいってどのくらいなのか、その答え、ここで一緒に見つけましょ。

キャバリアの成犬サイズって、どのくらい?

私たちキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、小型犬に分類されているの。だけど、超小型犬と違って、ちょっとだけどっしり感もある小型犬なのよね。

まずは一般的な情報からお伝えするわね。

  • 平均体重:5.4〜8kg
  • 体高(地面から肩までの高さ):約30〜34cm
  • 体長(鼻先から尻尾の付け根):個体差はあるけど、体高よりやや長め

これはね、いろんな信頼できるペットサイトやブリーダーさんの情報から見ても、おおむね共通している数値なのよ。だから、あなたのお友達がこの範囲にいるなら、サイズ的には標準と考えていいと思うの。

だけどね、標準っていうのはあくまで目安でしかないの。私たちには一頭一頭、ちゃんと個性があるでしょう?骨格のしっかりした子、筋肉質な子、小柄で華奢な子。それぞれ見た目は似ていても、内側のつくりは少しずつ違うの。

それにね、男の子と女の子でも、少し傾向があるみたい。男の子の方が、やや大きくて筋肉質な傾向があるようでね、女の子は、少し小柄でやわらかい体つきの子が多いらしいよ。もちろん個体差があるから、全部がそうじゃないけど、傾向として知っておくと役に立つかもしれないわ。

リアは6kg、だけどちょっと小柄?

私自身、今は6kgくらいなの。年齢は15歳になったけど、大きく体重が変わることなく、だいたいこのくらいをキープしてきたのよね。でも、若いころから「リアちゃん、小さめだね~」って言われてたの。

じゃあ、6kgってどうなの?って思うでしょ?

さっきの標準体重の範囲と照らし合わせると、ちょうど中間くらい。でも、体高や骨格によっては、6kgってちょっと軽めにも見えるかもしれないわ。

実はキャバリアには、「がっしり骨格」と「細め骨格」ってある程度分かれる傾向があるのよ。私はどちらかというと「細め骨格」で、手足も小さめ、全体的に華奢な感じ。だから6kgでも、むしろちょうどいいねって獣医さんにも言われるの。

だからね、体重の数字だけを見て、重すぎるとか、軽すぎるって判断するのは危険なのよ。大切なのはその子に合った体重かどうかってことなんだよね。

子犬から成犬になるまでの成長段階

それと、あなたがもし子犬のキャバリアと暮らしているなら、どのくらいで成犬のサイズになるの?って気になると思うの。

成長には個体差があるけど、多くの子はだいたい 1歳前後 で体重の増加が落ち着くの。もちろんその後も少しずつ筋肉がついたり、体つきが大人っぽくなるけれど、骨格や体高は1歳頃でほぼ完成するのよ。

  • 生後3ヶ月:だいたい2〜3kgくらい
  • 生後6ヶ月:4〜6kgくらいに
  • 生後9ヶ月〜12ヶ月:5〜8kgに到達する子が多い

この時期は食欲も旺盛で、ぐんぐん育つから、「ちょっと太りすぎかも?」と心配になることもあるかもしれないけど、子犬のうちはしっかり食べて、しっかり運動して、健やかに育ってくれたらそれで十分よ。

標準サイズ内でも太り気味や痩せすぎってあるの?

あるのよ、これが。たとえば、7.5kgでも筋肉がしっかりしてて、胸幅もある子なら理想的だけど、同じ体重でもお腹がたるんでて、動きが鈍いなら、それはちょっと見直した方がいいかもしれない。

体重はあくまで目安であって、大事なのは体型なの。

  • 腰のくびれがちゃんとあるか
  • 肋骨は軽く触れるか(見えるほどじゃない)
  • お腹が引き締まってるか

この3つが、私たちにとっての体型チェックの基本よ。

よく「BCS」って言うんだけど、これは「ボディ・コンディション・スコア」っていって、数字(たとえば1~5)で体型を評価する方法なの。理想は「3」って言われているわ。

あなたもぜひ、お友達をそっと触って確かめてみて。見た目だけじゃなく、触ったときの感触も大事なのよ。

小柄でも、大きめでもその子らしさを大切に

最後にもうひとつ伝えたいのは、標準からはずれていても、それがダメってことじゃないってこと。

私のように小柄でも元気に過ごしている子はたくさんいるし、逆にちょっと大きめでも筋肉質で活発な子もいるの。大切なのは、その子が無理なく、健やかに過ごせているかってことだと思うんだ。

私たちキャバリアって、本当にひとりひとり個性があるのよ。見た目が似てるだけに気づきにくいけど、体型も気質も、みんな少しずつ違っていて、それがまたいいところ。

だからあなたのお友達も、「うちの子、ちょっと太ってるかも…」とか、「細すぎるかな?」なんて思っても、まずはその子の骨格や筋肉のつき方を見てあげて。そして、できれば獣医さんにも相談してみてね。

数字じゃなくて、その子らしさを大切にしてあげてほしいな。

シニア期で心臓病ありのキャバリアが目指す適正体重とは?

ねえ、あなたは体重って聞いたとき、何を思い浮かべる?私はね、若いころは正直そこまで気にしてなかったの。だって、いっぱい食べて、元気に遊んで、毎日ハッピーだったから。でもね、年を重ねてくると、体重ってただの数字じゃなくて、命を守るヒントになるのよ。

今回は、15歳の私リアが、心臓病という持病と向き合いながら気づいたシニアキャバリアの適正体重の考え方について、じっくりお話ししていくわね。あなたのお友達にも、きっと参考になるはずよ。

シニア期の体って、若いころとは違う

まず最初に伝えたいのは、シニア期の体って、若いころとは違うってこと。

私は10歳で子宮蓄膿症の手術を受けたあと、13歳の春から心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)を患って、今もお薬で治療を続けているの。そんな中で感じるのは、年齢とともに、体の変化が本当に細かく起きるんだ。

たとえばね、

  • 食べる量は変わらないのに、体重がじわっと増える
  • 同じ散歩コースでも、帰ってくると疲れが前より強い
  • 以前より筋肉が落ちて、背中や足が細くなったように感じる

これって、私だけじゃないはず。あなたのお友達も、歳を重ねてくると、きっと似たようなことがあるんじゃないかな。

シニアになると、代謝が落ちて、活動量が減って、筋肉も自然と減ってくる。それに伴って、脂肪がつきやすく、筋肉が落ちやすいっていう状態になりがちなのよね。

心臓病を持つキャバリアにとって体重は命にかかわる

私たちキャバリアは、特に心臓病、なかでも僧帽弁閉鎖不全症(どうもうべんへいさふぜんしょう)っていう病気になりやすい犬種なの。

これは、心臓の弁がしっかり閉まらなくなって、血液が逆流しちゃう病気なの。軽度なら症状が出ないこともあるけれど、進行すると咳が出たり、呼吸が苦しくなったり、最終的には命にかかわる状態になることもあるのよ。

この病気にとって、体重の管理はすごく重要なテーマなんだよ。

なぜかっていうとね、太りすぎてしまうと、それだけで心臓に負担がかかるの。だって、体が重ければ、たくさんの血液を全身に送らないといけないでしょ?それに、脂肪ってただついてるだけじゃなくて、体の中でホルモンや炎症物質を出すこともあるから、心臓にとっても敵になることがあるのよ。

でも一方で、「痩せすぎ」もよくないの。

筋肉が落ちすぎると、今度は歩いたり立ったりするのがつらくなって、どんどん動かなくなっちゃう。そして、動かないとさらに筋肉が落ちて、もっと動けなくなるっていう悪循環になるんだよね。

それにね、心臓病が進行すると、筋肉も痩せやすくなるって言われているの。これは、心臓性カケクシアっていう状態で、体がエネルギーを必要以上に消費して、筋肉をどんどん使っちゃうのよ。

だから、「太りすぎてもダメ」「痩せすぎてもダメ」――まるで綱渡りみたいだけど、私たちにはちょうどいい体重が必要なの。

適正体重って、どうやって見極めるの?

ここで大事なのは、適正体重って体重計だけでは判断できないってこと。さっきも少し触れたけど、体重だけじゃなく、体型(BCS=ボディコンディションスコア)をチェックするのがとても大事よ。

BCSでは、次のようなポイントを見ていくの。

  • 腰のくびれがちゃんとあるか
  • お腹のラインが引き締まっているか
  • 肋骨が触れるか(見えすぎず、触れなさすぎず)
  • 背中の骨や腰骨がごつごつしていないか

私の場合、今の6kgっていう体重は、骨格や体型から見てもちょうどいいか、少し軽めくらい。でも、心臓病のことを考えると、このくらいをキープできているっていうのが、すごく大事なの。

あなたのお友達も、獣医さんにお願いすれば、BCSを一緒にチェックしてくれると思うわ。体重計にのせるだけじゃなく、実際に触って確かめることが、とっても大切なのよ。

年齢・病気を考慮した目安の体重レンジ

じゃあ、具体的にどのくらいの体重がいいの?って気になるわよね。

もちろん個体差はあるけれど、一般的にこう言われているの。

  • 成犬キャバリアの体重目安:5.4〜8kg
  • シニア期、かつ心臓病持ちのキャバリアに推奨される範囲:5.5〜6.5kg 程度(※骨格による)

この5.5〜6.5kgっていうのは、太りすぎず、痩せすぎず、心臓への負担をできるだけ減らしながら、筋肉を維持できるラインって言われているの。

リアは今6kgだから、ちょうど真ん中あたり。この状態を保ちつつ、食事や運動、体調の変化に気を配ることが、私にとっての体重との付き合い方なのよ。

数字よりも、その子らしさと状態を見て

さいごに伝えたいのは、繰り返しになっちゃうんだけど、適正体重ってこの数字が正解!って決まってるわけじゃないってこと。

私たちにはそれぞれ、体のつくりも、性格も、病気の進行も違うでしょ?だから、「6kgが理想」「7kgが重すぎ」なんて、単純に比べることはできないのよ。

同じ体重でも、脂肪が多いのか筋肉なのかで違ってくるし、同じ数字でも、骨格が違えば軽すぎにも重すぎにもなるんだよね。だから、数字はあくまでヒントなんだ。大事なのは、その子の今の状態と、どんなふうに日々を過ごせているか。それを見つめてあげることが、一番の健康管理だと私は思うの。

リア(15歳・心臓病あり)の体重管理の実例とチェックポイント

ここからは、私リアの実際の体験を通して、シニア期で心臓病を抱えるキャバリアの体重管理って、どうしてるの?というところを、できるだけ具体的にお話ししていくわね。

ただの理屈や理想論だけじゃなくて、じゃあ、どうやって毎日それを実践してるの?っていうリアルな話。もし、あなたのお友達が今、年齢を重ねてきたり、病気を抱えていたりするなら、ぜひ一緒に考えてみてほしいの。

6kgをキープするための意識と工夫

私の体重は、ここ数年ほとんど変わらず6kg前後。季節や体調で少し変わることはあっても、5.8〜6.2kgくらいの間を行ったり来たりしてるのよ。

でもね、これはね、たまたまじゃないの。実は、家族のみんながいろんなことに気をつけてくれているの。その積み重ねがあって、今も私がこの体重をキープできているのよ。たとえば、こんなことをしてくれているんだ。

  • ごはんの量は毎回グラム単位で計量してくれる
  • おやつはカロリー表示を確認して、1日量に含めて調整してくれる
  • 体重は週1回、必ず測定(体重計にそっとのせるだけ)
  • 月1回の通院時には体重・BCS・呼吸数・心雑音などをチェック

体重を測るだけじゃなくて、なぜ増えたのか/減ったのか、とか、何か変わったことがなかったかまで見てくれるのが嬉しいのよね。

毎日の食事で気をつけていること

シニア犬で心臓病がある私にとって、ごはんはただの食事じゃなくて、お薬の一部みたいなものなの。

パパとママが獣医さんと相談して選んでくれているのは、ナトリウム(塩分)が控えめで、心臓への負担が少ない設計のフード。それに加えて、

  • 筋肉維持のために良質なたんぱく質が含まれているか
  • 消化が良くて、シニアの胃腸でも負担にならないか
  • 食いつきが落ちた時にも、無理なく食べられる柔らかさか

そういったことも、毎回見て選んでくれているの。あとね、フードの切り替えや量の調整は急にじゃなくて徐々に、なんだよ。一気に変えちゃうと、体がびっくりしちゃうから、数日〜1週間かけて少しずつ変えるのがコツなんだって。

それから、私は年齢のせいもあって、食べ過ぎるとすぐお腹を壊しちゃうの。だからおやつのあげすぎもNG。特にカロリーが高いものや、脂肪分の多いジャーキー系は控えてもらってるわ。

お散歩と運動は無理しないが基本

体重管理って、ごはんだけじゃなくて、動くことも大事なのよね。でも、私たちシニアキャバリアにとって、若いころのように元気に走り回るのは難しくなってくるの。

だから、私が意識してるのは、無理なく、でも続けるってこと。

たとえば、

  • 毎朝と夕方、1回15分前後のお散歩(調子が良い日は少し延長)
  • 雨の日は家の中で軽くストレッチしたり、おもちゃで遊んだり
  • 筋肉が落ちすぎないように、緩やかな坂道のあるコースを選ぶ

私ね、お散歩大好きなの。でも、調子が悪い日や気温が高い日は、ちゃんと休むことも覚えたわ。昔は張り切って歩きすぎて、あとでゼエゼエしちゃったこともあるからね。

病気の状態と体重変化のちょっとしたサイン

これはとても大事な話なんだけど、体重の変化って、病気のサインになることもあるのよ。たとえば、

  • 食事量が同じなのに急に体重が増えた → むくみや体液貯留の可能性(心臓病の進行時にある)
  • 食欲が落ちてじわじわ痩せてきた → 心機能低下や内臓の不調かも
  • 筋肉だけがゴソッと落ちた感じがする → 「心臓性カケクシア(筋肉のやせ)」の疑い

こういうときは、すぐに獣医さんに相談して、必要なら検査をしてもらうの。

私は13歳で心臓病の診断を受けてから、ずっと投薬治療を続けているんだけど、お薬の量や種類が変わると、体に影響が出ることもあるの。だから、そういう変化を体重っていう指標を通して早く気づけるように、家族みんなで意識してるのよ。

見た目より触った感じが大事

体重って、見た目じゃわからないこともあるのよ。特に私みたいなモフモフ系の毛質の子は、ちょっと太ってもあまり目立たないの。

だから、抱っこしたときの重さの変化とか、背中をなでたときの感触でなんか違うかもって気づくことがあるの。あなたのお友達も、たまにはやさしく背中をなでてみてほしいんだ。

  • 背骨が浮きすぎていないか
  • 腰に肉がつきすぎていないか
  • お腹がたるんでいないか

こんなポイントを愛の手でチェックしてあげてね。体重計にのる前に、あなたが変化に気づけるかもしれないから。

維持する努力は、未来の元気につながる

正直に言うとね、体重管理って地味だし、すぐに成果が見えるものでもないの。でも、変わらないってことが、どれだけありがたいか、私は年を重ねてようやくわかったの。6kgをキープすることで、

  • 心臓への負担を最小限に抑えられる
  • 動きやすさを維持できる
  • 食欲や排泄も安定する
  • そして何より、家族ともっと長く一緒にいられる可能性が高まる

それって、すごくすごく大切なことだと思うの。

体重を維持・調整するためにできること(運動・食事・定期チェック)

体重をキープするってね、実は痩せるとか太るよりもずっと難しいことなのよ。特に私たちシニア犬、なかでも心臓病を抱えている子にとっては、維持する努力こそが、毎日の健康を守るいちばんの秘訣なの。

この章では、私リアがやっていること、家族が気をつけてくれていることを中心に、運動・食事・定期チェックの3つの視点から、体重を無理なくコントロールする方法をお話しするわね。

● 運動は毎日続けることが目的

私ね、お散歩が大好きなの。でも正直に言うと、最近は歩くペースもゆっくりになったし、前みたいにたくさんは歩けなくなったの。

でもね、それでいいの。大切なのは走ることや筋トレじゃなくて、毎日ちゃんと体を動かし続けること。

シニア期の体って、ちょっと動かなくなるだけで筋肉がどんどん落ちちゃうの。筋肉が落ちると動けなくなる。動けなくなると代謝が落ちて、体重が増えたり減ったりしやすくなる。この悪循環を防ぐためには、できる範囲で、毎日少しずつ動くことが大事なのよ。

リアの1日の運動例

  • 朝:10〜15分のお散歩(平坦な道中心)
  • 昼:家の中でおもちゃで遊ぶ(投げてもらって軽く走る)
  • 夕方:10〜20分のお散歩(調子が良ければ坂道も)
  • 夜:ストレッチやマッサージで体のケア

お天気が悪い日は無理に外に出ないで、室内で歩く時間をつくってもらったり、廊下を行ったり来たりするだけでも体にはとってもいいのよ。

食事は体調と年齢に合わせてカスタマイズ

私の食事は、若いころと今とではずいぶん変わったの。年齢とともに消化力が落ちたり、好き嫌いが出てきたり、薬を飲む関係で食事のリズムが変わったりって、いろんなことがあるのよね。でも、どんな状況でも「バランスのとれた食事」は大切。

リアの食事管理のポイント

  • 毎食のフードはグラム単位で計量してくれる
  • 心臓病に配慮したナトリウム制限食を選んでいる
  • 筋肉維持のために高たんぱくで消化の良いフードを選ぶ
  • 水分をしっかり摂るために、ふやかしフード+スープ系おやつを取り入れてる
  • 「おやつ」は1日合計カロリーの範囲内に収めるようにしてる

食べる量は体調によって前後することもあるけど、そんなときは無理に食べさせるんじゃなくて、数時間後に少量ずつ様子を見ながらっていうふうに、すごく丁寧に対応してもらってるの。

あと、心臓病の子ってね、塩分を控える必要があるの。だから人間用の味付きおやつや、しょっぱい加工品なんかは厳禁なのよ。あなたのお友達にも、できれば専用のヘルシーおやつを選んであげてね。

定期チェックで変化にすぐ気づく

体重の変化って、気づいたときには大きな違いになっていることがあるのよ。だから、変化に早く気づくことがね、健康を守ることなの。

リアがしている定期チェック項目

  • 週に1回、体重を量る(ペット用体重計で)
  • 月に1回、定期通院で心臓の聴診+体重+呼吸数の確認
  • 毎日、呼吸の速さや咳の有無、食欲、元気度をチェック
  • 毛のつや、便の状態、動き方の変化も日々記録してもらってる

特に心臓病を持っている子は、呼吸が速くなるとか咳が増えるといった症状が、体重の変化より先に現れることもあるの。でも逆に、体重の微妙な変動が先に気づかせてくれることもあるのよ。

たとえばね、あるとき私は体重が200グラム増えたことがあって、そのときはちょっと気になる程度だったんだけど、病院で診てもらったら軽い体液貯留が起きてたの。そういうふうに、たった200グラムでも、シニア期には大きなサインなのよ。

小さな習慣が、大きな健康をつくる

体重をキープするために、特別なことをしているわけじゃないの。ただ、小さなことを毎日積み重ねているだけなのよ。

ごはんをきっちり計って、おやつを与えすぎないようにして、毎日ちょっとでも体を動かして、定期的に病院に行って、体のことをチェックして、そして、たくさん話しかけて、たくさん触れ合ってもらってる。

こういう日々の積み重ねが、私たちシニアキャバリアの体を守ってくれてるの。

あなたのお友達も、今日からできることがきっとあるわ。今のごはん、きちんと量ってる?おやつ、ちょっと多くなってない?最近、動きが鈍くなったりしてない?おなか、くびれてる?それとも…ちょっと丸い?

そうやって、毎日のなかにちょっとした気づきを増やしていくことで、きっと体重の変化も、体のサインも見逃さずにすむはずよ。

体重は数字ではなく、体型・筋肉・心臓の状態と一緒に見るもの

ここまで読んでくれて、ほんとうにありがとう。私たちキャバリアの体重について、そして年齢や病気を抱えたときにどう向き合っていけばいいのか、私なりに、できる限りの言葉でお話ししてきたつもりよ。

今、あなたのお友達はどんな体をしてる?どんなふうに毎日を過ごしてる?私の話聞いてみて、少しでもうちの子、大丈夫かな?とか、こんなこと、できるかもって思ってくれていたら、私はそれだけでとっても嬉しいわ。

適正体重は数字じゃない

まずいちばん伝えたいのは、体重はただの数字じゃないってこと。

たしかに、5.4kg〜8kgがキャバリアの標準体重だとか、シニア期なら5.5〜6.5kgが目安だとか、いろいろな情報があるわ。でも、私たちの体はそんなに単純じゃないのよね。

骨格が細い子は、同じ体重でも重たく見えることもあるし、筋肉が多い子は、ちょっと重くてもしまって見えることがあるよね。病気があると、むくみや筋肉の減りで見かけと中身が違ってくることもあるんだ。

だからこそ、体重という数字だけで判断するのは危険なのよ。

私たちに必要なのは、その子にとっての適正な状態を見極める目。そしてそれは、あなたという家族にしかできないことなの。

体型・筋肉・動き・表情、そのすべてがサイン

適正体重を知るためには、体型を見る目と、触れる手と、変化に気づく心が大事なのよ。

  • 背中やお腹をなでて、くびれや骨の出具合をチェックする
  • 歩き方や立ち方に違和感がないか観察する
  • 階段の上り下りや、ベッドへのジャンプの様子を見る
  • 表情や反応の変化に気づく

これらは全部、体調や体型の変化のサインなのよ。

そして、心臓病がある子、私のような僧帽弁閉鎖不全症を抱えるキャバリアにとっては、息づかいや咳、疲れやすさ、体重の急変などが体のSOSとして現れるの。そのサインを見逃さないように、家族の目と手と心が必要なのよね。

維持する努力が、いちばん大切

体重管理ってね、増えたから減らすとか痩せたから食べさせるっていうその場しのぎじゃダメなの。本当に大事なのは、今の状態をできるだけ長く保つことなんだ。

たとえば私の場合、6kgをキープしてるってお話ししたけど、これは家族が、ごはんの量や内容を調整して、無理のない範囲で運動を続けて、毎週体重を測って、ちょっとした変化にもすぐ気づいてくれて、ってそうやって日々の小さな積み重ねをしてくれているからこそ、今も元気でいられるの。

体重って、キープすることが、どれだけ価値のあることか、私は年齢を重ねて、本当に実感しているわ。

その子に合った健康管理を

あなたのお友達にも、その子なりのちょうどいい体重があるはずなんだ。同じキャバリアでも、5kg台がちょうどいい子もいれば、7kg台で筋肉質な子もいる。心臓病があるなら少し軽めを意識した方が良いかもしれないし、筋肉を保つ必要がある子ならある程度の重さも必要だよね。

大事なのは、獣医さんと相談しながら、その子に合ったラインを探してあげること。

そのうえで、ごはんの量を調整するとか、体に合った運動をするとか、定期的に健康チェックをするとか、変化を記録しておくとか言った対応がとても大切なんだ。

そして、そんな毎日の繰り返しが、あなたのお友達の今とこれからを守ってくれるの。

体重管理は、愛情のかたち

体重管理って、実は愛情の一番わかりやすいかたちだと私は思うの。

だって、毎日ちゃんと見てくれてるってことだもの。触ってくれて、話しかけてくれて、ちょっとの変化に気づいて、必要なことをしてくれる、それって、私たちにとっては最高の安心なのよ。

あなたが気にしてくれてる、その気持ちだけで、私たちはすごく救われてる。

だから、「うちの子、太りすぎてるかも…」とか「最近痩せてきた」って思ったときも、それを不安じゃなくて愛情に変えるチャンスだと思ってみて。きっと、あなたにしかできないことがあるから。

今日からできること

最後に、今日からあなたができることを一緒に整理してみましょう。

  •  お友達の体重を今一度チェックしてみる
  •  背中・腰・お腹のラインをやさしく触ってみる
  •  食事の内容と量を見直してみる
  •  運動量とタイミングが合ってるか考えてみる
  •  月に1回の定期通院をスケジュールしてみる
  •  気になったら獣医さんに相談する

体重管理は、一度やって終わりじゃないの。日々の暮らしのなかで、少しずつ“育てていくもの”なのよ。

長いお話になっちゃったけど、最後まで聞いてくれてありがとう。あなたとお友達が、これからも健やかに、笑顔で過ごせますように。そんな願いを込めて。

リアより

コメント