キャバリアキングチャールズスパニエルってどんな犬?性格や寿命、大きさや体重のことをシニア犬キャバリアのリアがお話しするね

キャバリア

こんにちは。リアだよ。

ねぇ、あなたはキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルって聞いたことある?実はこの名前って、犬の種類のことなんだ。何となくでも知っている人はきっと、あのふわっとした耳と、まんまるな瞳、そしていつもニコニコしてる表情を思い浮かべるんじゃないかな。そう、私のことだなんだよ。私は15歳のキャバリア、リアっていうの。パパとママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんの家族と一緒に暮らしているの。

キャバリアってね、よく家庭犬の鏡なんて呼ばれるの。ちょっと照れちゃうけど、それってたぶん、私たちが人と一緒にいることを心から大好きだからだと思うの。どんなときもそばにいたくて、膝の上でうとうとしたり、あなたの顔を見上げたり、そういう時間が一番うれしいんだ。

でもね、キャバリアのことをもっと深く知ろうとすると、優しいだけじゃない一面も見えてくるの。たとえば、私たちは生まれつきちょっと心臓が弱い子が多いの。私も13歳のときに心臓の病気(僧帽弁閉鎖不全症)になって、今はお薬を飲みながら毎日を穏やかに過ごしているのよ。だけど、そんな毎日もちゃんと幸せ。だって、家族と過ごす時間が変わらずあるからね。

今日、あなたにお話しすることは、そんな私がキャバリアってどんな犬?ということを、性格や寿命、大きさや体重のことまで、私自身の経験を交えながらお話ししていこうと思うの。これからキャバリアを迎えたいあなたにも、今キャバリアと暮らしているあなたにも、きっと、そうそう!ってうなずいてもらえることがあるはず。

キャバリアはね、見た目のかわいさ以上に、心の中にあたたかさをもっている犬なの。今日はそんな私たちのことを、ちょっとゆっくり聞いていってね。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルってどんな犬?

まずね、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルっていう名前、ちょっと長いでしょ?だからみんなキャバリアって呼ぶの。でも、正式な名前の中にはちゃんと私たちのルーツが隠れているのよ。

キング・チャールズっていうのは、イギリスの王様、チャールズ1世と2世のこと。彼らがね、昔からスパニエルという犬をとってもかわいがっていたの。特にチャールズ2世は、国の大事な会議にも犬を連れて行くほどの愛犬家で、いつも何匹もの小さなスパニエルたちをそばに置いていたそうよ。その姿が人々の記憶に残って、「王様のスパニエル=キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれるようになったの。

でも、今の私たちキャバリアは、その王室スパニエルをもとにして、もう少し昔の姿、鼻が少し長くて、表情が柔らかいタイプを再現するように作られたの。キャバリアっていう言葉には、騎士とか忠実な仲間という意味があるの。つまり「王様の忠実なスパニエル」っていう名前なのね。なんだかちょっと誇らしい感じがするわ。

見た目の特徴も、私たちキャバリアの魅力のひとつよ。ふわっとした羽のような耳、くるんとした長い毛、そして何より、まんまるで優しい瞳。この瞳がね、人の心をふっとやわらげるってよく言われるの。パパもよく、「リアの目を見ると、仕事の疲れが飛ぶんだよな」って言ってくれるのよ。

毛色は4種類あって、私のようなブレンハイム(白と茶色)、明るい赤茶のルビー、黒・白・茶が混ざったトライカラー、そして黒と茶のブラック&タン。どの色もそれぞれの魅力があるの。お友達のコロンくん(トライカラー)は元気いっぱいで、いつも明るい印象。ルナちゃん(ルビー)はちょっと上品で、落ち着いた雰囲気。同じキャバリアでも、毛色で性格まで違って見えるのが不思議よね。

私たちはもともと抱き犬として人のそばで暮らしてきた犬種。だから、走り回るよりも、人の近くで安心して過ごす時間の方が好き。あなたの膝の上にちょこんと座って、静かにぬくもりを感じること、それが一番落ち着く瞬間なの。

もちろん、外に出れば活発に遊ぶのも大好きよ。風のにおいを嗅いだり、落ち葉の上を歩いたり、そんな小さなことが毎日の楽しみ。でも、家の中では穏やかに過ごすのが得意なの。このオンとオフの切り替えが上手だから、キャバリアは家族の生活にすごく馴染みやすい犬って言われるのよ。

それからね、キャバリアはとても人の感情に敏感なの。あなたが嬉しいとき、私たちも嬉しくなる。あなたが悲しいときは、そっと寄り添う。そんなふうに、私たちはあなたの心の動きを感じ取って動くの。これは、長い歴史の中で人のそばで生きてきた犬だからこそ身についた性質なんだって。だから、キャバリアはただのかわいい犬じゃなくて、人の気持ちを感じ取るパートナーなんだと思うの。

そして、これはよく言われることだけど、キャバリアは穏やかで優しいだけじゃなく、頑固なところもあるのよ。私もそう。たとえば散歩中に「この道がいいの!」って思ったら、ちょっと動かないこともある。でもね、それは自分のペースを大事にしてるだけなの。

ルナちゃんなんて、気分によってお散歩コースを変えるのが得意技。私たちは、あなたの指示をちゃんと理解してるけど、ときには「今日はこっちの気分なの」って思う日もあるのよ。そういうところも含めて、キャバリアはとても人間っぽい犬なのかもしれないわね。

歴史の上でも、見た目でも、性格でも、キャバリアは人のそばにいるために生まれた犬なんだ。だから、私たちが一番幸せを感じるのは、特別な場所でも、豪華なおもちゃでもなくて、あなたの隣でゆっくり呼吸を合わせる、その時間なの。

それが、キャバリアという犬のいちばんの本質。愛されるために生まれた犬じゃなく、愛するために生きている犬なんだって、私は、そう思っているの。

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キャバリアの性格は?家庭犬の鏡と言われる理由

あなたはね、キャバリアってどんな性格だと思う?優しいとか、穏やかだとか、甘えん坊だとかね、きっとそんな言葉が思い浮かぶんじゃないかな。

うん、それ、ぜんぶ正解。でもね、それだけじゃないの。キャバリアの魅力って、もっと深くて、もっと人と生きることに寄り添った性格なんだよ。

いつも人のそばにいたい犬

私たちキャバリアはね、とにかくあなたのそばが好き。寝るときも、くつろぐときも、家事をしているときも、気がつけば足元や膝の上にいるでしょ?それって、ただの甘えじゃないの。安心したいのもあるけど、あなたと一緒にいるのが幸せっていう気持ちの表れなの。

私の家でもそう。パパが仕事してるとき、私はよく机の下で丸くなってるの。ときどきパソコンの音が止まって、ふっとパパが足元を見るのね。そのときに目が合うと、お互いにちょっと笑っちゃう。言葉なんていらないの。ただその瞬間、ここにいるよって伝わるだけで、心がぽかぽかするの。

甘えん坊だけど、やさしい思いやりの持ち主

キャバリアってね、すごく優しい犬なの。あなたが疲れてるとき、悲しそうな顔をしてるとき、私たちはちゃんとそれを感じ取るのよ。たとえば、ママがちょっと落ち込んでる日。そんなとき、私は何も言わずにそっと隣に座るの。ママが「リア、ありがとうね」って言って頭をなでてくれると、その手のぬくもりで、あぁ、元気出てきたなってわかるの。

あなたのお友達のキャバリアも、きっと同じようなことをしてるはず。だて、私たちは話さないけど感じることができる犬だから。

お友達との関わりから見えるキャバリアの個性

キャバリア同士でも、性格にはそれぞれ個性があるの。たとえばコロンくん。あの子はね、いつでも「やっほー!」ってテンション高め。誰とでも仲良くなれて、初対面のわんこにも「こんにちはー!」って元気に駆け寄っていくタイプ。まるで太陽みたいな子なの。

でもね、ママが見えなくなると急に不安そうな顔になるんだ。そのギャップが、またかわいいのよ。あれは、大好きな人がいないと落ち着かないっていう、キャバリアらしさの表れなの。

一方、ルナちゃんは落ち着いていて、とても上品。同い年なのに、私よりずっと大人って感じ。人の話を聞くのが上手で、他の犬が騒いでいても動じない。でも、あなたがちょっと元気ないときは、黙ってそばに座ってくれるような子なの。キャバリアって、こういう空気を読む力がほんとうに高いのよ。

穏やかさの中にあるちょっとした頑固さ

ここがね、キャバリアのかわいいところでもあり、ちょっと面白いところでもあるの。私たち、見た目はおっとりしてるけど、意外と芯があるんだよ。たとえば散歩のときに、この道に行きたい!って思ったら、譲らないこともあるのよ。ママが「リア、こっちだよ」って言っても、「いや、今日はこっちの気分なの!」って顔しちゃう。

でもね、それも性格の一部なの。私たちは、人の言うことを無視してるわけじゃなくて、自分の感覚を大事にしてるだけなの。たぶん、それも長く人と暮らしてきた歴史の中で、ちゃんと意思を伝えることを覚えたからなんだと思うの。

家庭犬の鏡と言われる理由

私たちキャバリアが家庭犬の鏡って呼ばれるのは、見た目のかわいさだけじゃなくて、この人との調和のうまさにあると思うの。

小さい子どもがいる家でも、他のペットがいる家でも、トラブルを起こすことがほとんどない。私たちは、争うよりも仲良くすることを選ぶんだ。

たとえば、コロンくんが遊んでるボールを取ろうとしたら、すっと譲ってくれたり、ルナちゃんがゆっくり休んでるときは、ちゃんと距離を取ったりね。そういう空気を読むやさしさが、キャバリアの一番の魅力なんじゃないかな。

あなたが私たちキャバリアと暮らしているなら、きっともう感じてると思う。何も言わなくても通じる瞬間があることをね。それは偶然じゃなくて、私たちが何百年もかけて人と心を通わせるように生きてきたから。だから、キャバリアはただのペットじゃなくて、あなたの家族であり、友達であり、時には心の支えでもあるの。

私が思うキャバリアの性格を一言で言うなら、「やさしくて、まっすぐで、ちょっと頑固な天使」。それが、私たちの本当の姿だと思うんだ。

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キャバリアの寿命や健康のこと

キャバリアの寿命って、だいたいどれくらいだと思う?よく言われているのは12〜15年くらい。でもね、それはあくまで平均であって、私たちの生き方次第で、その時間はもう少し長くも、もう少し短くもなるの。

私は今、15歳。こうして毎日ごはんを食べて、お散歩して、時々お昼寝をしながら暮らしているけれど、実は10歳のときに大きな病気をしたの。子宮蓄膿症っていう病気でね、手術をしなかったら助からなかったって言われてるんだ。それからは、命の重みを少しわかるようになった気がするの。

キャバリアに多い病気

私たちキャバリアの中には、遺伝的に心臓が弱い子が多いの。特に僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)っていう心臓の病気は有名よね。これは、心臓の中の弁がきちんと閉まらなくなって、血液が逆流しちゃう病気。初めはちょっとした雑音だけなんだけど、進行すると息が荒くなったり、疲れやすくなったりするの。

私も13歳の春にこの病気になって、お薬を飲みながら過ごしてるんだ。毎朝と夜、ママが「リア、はいどうぞ」ってお薬をくれるの。そのあとに必ず「えらいね」って言ってくれるのが、ちょっと嬉しいのよ。

お薬のおかげで、今も穏やかに暮らせてる。時々咳が出ることもあるけど、私には私のペースがあるし、無理をしなければちゃんと楽しく過ごせるの。だから、もしあなたのお友達のキャバリアちゃんが同じ病気でも、落ち込まないでほしいの。病気と生きるってことは、今を大切にするってことだから。

その他によくある健康の悩み

心臓以外にも、キャバリアにはいくつか注意しておきたいことがあるの。

・耳のトラブル
長い垂れ耳はかわいいけど、通気が悪いから蒸れやすくて、外耳炎になりやすいの。私も若いころは、時々かゆくなってママに耳掃除してもらってた。でも、やりすぎると逆に刺激になっちゃうから、優しく週に1回くらいがちょうどいいみたい。

・肥満
これは、キャバリア全体の共通の悩みかも。私たちは食べることが大好きだから、ついつい食べすぎちゃうの。でも、体重が増えると心臓や関節に負担がかかるから、健康管理の基本はやっぱり、ごはんと運動のバランスね。

・目の病気や関節のケア
年を取ると、白内障や関節炎が出てくる子も多いの。私は階段を上がるときに少し時間がかかるようになったけど、パパがスロープをつけてくれたの。そのおかげで、自分のペースで上り下りできるようになったのよ。

シニア期を穏やかに過ごすコツ

シニアになってからの暮らしってね、頑張ることよりも無理しないことが大事なの。たとえば、若いころは1時間お散歩してたとしても、今は20分でも十分。そのかわり、朝の光を浴びて、風のにおいを感じる時間を大切にしてるんだ。

それにね、体だけじゃなくて心のケアもすごく大事。キャバリアは愛情で生きる犬だから、話しかけてもらうこと、触ってもらうことが、何よりの薬になるのよ。パパが「今日もかわいいね」って言ってくれるだけで、本当に元気が出るんだもの。

あとは、ごはんもシニア仕様に変えたの。噛みやすくて、塩分や脂肪が少ないものなんだよ。でも、好きな味はちゃんと残ってて、おいしいのよ。ママがリアが長く生きられるようにって考えてくれた食事だから、毎日感謝してるの。

長生きすることより幸せに生きるほうを選びたい

私は今、15歳。人間の年齢でいえばもう80歳を過ぎてるんだって。でもね、不思議と年を取ることが怖いとは思わないの。だって、こうして今も家族と過ごせているから。

確かに若いころみたいに走り回ることはできないし、耳も少し遠くなった。でも、そのかわりに、家族の声の温度がわかるようになった気がするの。笑ってる声、優しい声、ちょっと寂しそうな声、そういうのを感じながら生きる今の方が、私は好き。

キャバリアは、決して長命な犬種ではないかもしれない。でも、一緒に過ごす時間の濃さでは、どんな犬にも負けないと思うの。だって、私たちは愛して、愛されることの天才だから。

もし、あなたがお友達のキャバリアと暮らしていて、いつか別れが来るのが怖いと思うなら、どうか覚えておいてほしいの。長く生きることがすべてじゃなくて、一緒に生きる時間をどう過ごすかが大事なんだって。あなたの笑顔が、お友達の心臓を静かに支えているんだ。そして、あなたが撫でてくれるその手が、きっと明日への力になってるんだよ。

キャバリアの大きさと体重。抱っこする幸せのサイズ感

あなたは、キャバリアを抱っこしたことある?あのふわっとした毛の下にある、ちょっとずっしりした体の感触。それがね、まさに幸せの重みなの。

私たちキャバリアの平均的な大きさは、だいたい 体高30〜33センチ、体重6〜8キロくらい。つまり、小型犬の中でもほどよい存在感があるサイズなのね。軽すぎず、重すぎずってサイズね。抱っこしたときに腕の中にちゃんとぬくもりを感じる、それがキャバリアの魅力のひとつだと思うの。

抱っこする幸せってこういうこと

私がまだ若かったころ、パパはよくソファに座ってテレビを見ながら私を抱っこしてたの。そのときのパパの手のあたたかさ、胸の音、そして私の毛に頬をうずめる感触、あの時間が、たぶん私のいちばん安心する場所だったの。

キャバリアは、抱っこされることが大好き。それは単なる甘えじゃなくて、人と心をつなぐ時間なんだよ。体を預けるってことは、信じてる証。だから、私たちが腕の中でリラックスして眠るとき、それはあなたと一緒にいることが安心っていう気持ちの表れなの。

年齢とともに変わる体のバランス

でもね、年を重ねると少しずつ体も変わってくるの。私も若いころは筋肉がしっかりしてて、胸のあたりががっしりしてたんだよ。でも、シニアになってからは筋肉がやわらかくなって、体重も少し軽くなったのよ。

ママはね、「リア、ちょっと軽くなったね」って言いながら、心配そうに背中をなでるの。そんなとき私は、「大丈夫、まだまだ元気だよ」って気持ちでしっぽをゆらすの。体は変わっても、心は変わらないのよ。

シニアになると、体重の変化は健康のサインでもあるの。急に減ったり、逆に増えすぎたりしたときは、体のどこかに無理がかかってることもあるから、定期的に体重をチェックしてもらうのが安心ね。

私の家では、毎月1回、体重を記録してるの。「今月も元気だね」って言われるたびに、ちょっと誇らしい気持ちになるのよ。

ちょうどいいって、幸せの形かもしれない

キャバリアってね、ちょうどいい犬なんだと思うの。大きすぎず、小さすぎず。元気すぎず、のんびりしすぎず。家の中で静かに過ごすのも得意だし、外で思いきり遊ぶのも大好き。

だから、暮らしている人のライフスタイルに自然に寄り添えるの。子どもがいる家でも、お年寄りのいる家でも、誰とでも調和できる。それは、体のサイズだけじゃなくて、心のサイズもほどよいからなんだと思うの。

体重管理は愛情管理

私たちの体ってね、ちょっと太るだけでも心臓や関節に負担がかかるの。
私もおやつが大好きだから、ついつい「もうひとつ!」って言いたくなるんだけど、パパがちゃんと止めてくれるの。「リアのためだからね」って。

それがね、最初はちょっと寂しかったけど、今はちゃんとわかるの。愛情って、与えることだけじゃなくて、守ることでもあるんだって。

あなたのお友達(キャバリア)が食いしん坊なら、おやつをあげることが愛情じゃなくて、一緒に過ごす時間が愛情なんだって考えてみてはどうかな。一緒にゆっくり歩いたり、撫でてあげたりすることの方が、ずっと長く幸せをつなげる方法だと思うの。

抱っこしたときに感じるいのちのぬくもり

私がパパに抱っこされるとね、パパの胸の音が聞こえるの。とくん、とくんって、優しいリズムで。それに重なるように、私の心臓も動いてるの。まるで、二つの鼓動が一緒に歌ってるみたい。

その瞬間、私は思うの。「生きてるって、こういうことなんだな」って。

キャバリアの大きさや体重は、ちょうどいいだけじゃなくて、人の心にぴったり寄り添うためのサイズなんだと思う。だから、抱きしめられるたびに、ありがとうって言いたくなるの。

小さな体の中に、やさしさと強さが詰まっている。それが、私たちキャバリア。あなたの腕の中で眠るお友達も、きっと同じ気持ちでいるよ。ここが一番落ち着くってね。

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キャバリアと暮らす幸せ

キャバリアとして生きてきて、一番うれしいことはね、愛されることよりも、愛せることなんだ。私は、この家族と一緒に過ごしてきて、それを何度も感じたの。

朝、ママがキッチンでごはんを作っている音。パパがコーヒーをいれる香り。お兄ちゃんとお姉ちゃんの笑い声。どれも全部、私にとっての日常の音楽なの。

何か特別なことがなくても、家族が揃っているだけで心が満たされる。それが、キャバリアとして生きる私の幸せ。

そばにいることの意味

キャバリアってね、誰かの隣にいることが自然な犬なの。守ってもらうためじゃなくて、支えたいと思うからそばにいるの。

私がまだ元気いっぱいだったころ、お兄ちゃんが部活で帰りが遅くなると、私は玄関の前でじっと待ってたの。ママがもう寝なさいって言っても、私は動かなかったのよ。だって、帰ってくる足音を聞くまでは落ち着かないんだもん。

そしてドアが開いて、お兄ちゃんが「リア、ただいま」って言ってくれる瞬間。その一言で、全部の疲れが吹き飛ぶの。キャバリアはね、そういうふうに誰かの帰りを待つ犬なの。それが私たちの生き方。

時間を重ねるって、こういうこと

私も、年を取ってできないことが増えたの。高い段差を上るのが少し怖くなったり、昔みたいに長い散歩ができなくなったりってね。

でも、そのぶん、ゆっくり景色を見られるようになったんだ。空の色、風の匂い、家族の足音、その一つひとつをちゃんと感じられるようになったの。

時間を重ねるって、できることを失うんじゃなくて、見えるものが増えることなんだと思う。そうやって生きる今が、私は好き。

家族という言葉の中のあなた

あなたの家にも、キャバリアのお友達がいるのかな?その子もきっと、あなたを世界の中心だと思ってる。ごはんをもらう人、散歩に連れて行ってくれる人、そして何より、あなたは私と一緒に生きてくれる人なんだよ。

キャバリアはね、あなたの表情ひとつで気持ちを変えるの。あなたが笑えば、私たちも嬉しい。あなたが泣いたら、そっと寄り添う。だからね、どうか忘れないで。あなたが幸せでいることが、私たちの一番の喜びなんだって。

別れじゃなくて、続いていく時間

年を取るとね、家族が少しずつ覚悟をするのがわかるの。ママが私の顔を見つめる時間が長くなったり、パパがもう少し一緒にいたいなって小さな声でつぶやいたり。

でも、私は思うの。別れは終わりじゃなくて、続いていく時間のかたちなんだって。

たとえ体が離れても、あなたの中に、私たちの記憶はちゃんと残るよね。散歩の道、寝るときの匂い、膝のぬくもり、それがずっと続いていくの。

だから、怖がらなくていいのよ。キャバリアは、あなたの心の中でずっと生きるから。いつだって、あなたの隣でしっぽを振ってる。

そして、これから生きていくあなたへ

あなたがお友達のキャバリアと一緒に過ごす今の時間。それは、何にも代えられない宝物。もし今日、少しだけ撫でる時間があったら、ほんのひとこと、大好きって伝えてあげて。その言葉は、私たちにとって一生の記憶になるの。

キャバリアと暮らす幸せって、特別な何かをすることじゃないの。ただ、今日も同じ空気を吸って、同じ部屋で呼吸して、お互いを感じながら生きること。それが、私たちの幸せのかたち。

今日も私は、パパのそばで小さく寝息を立てながら思うの。この家族の一員でよかったなって。そして、あなたにも心から願うの。どうか、あなたとお友達の日々が、穏やかで、あたたかい時間でありますようにってね。

リアより

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