キャバリアの正しい餌の量と調整方法について子犬からシニアまで年齢別の完全ガイドをお話しするね。

キャバリア

こんにちは。リアだよ。

ねえ、キャバリアって、どうしてこんなに食べることが好きなんだろうね。私も毎日ごはんの時間が来ると、ついしっぽが動いちゃうし、パパがキッチンに向かうだけで胸がそわそわしてくるの。

でもね、私たちキャバリアは体のつくり的に太りやすいところがあって、年齢や健康状態によっては、ちょっとした食べすぎが心臓や足に負担をかけちゃうこともあるのよ。特にシニア期に入ると、若いときと同じ量では重たく感じることもあって、昨日と同じ、で続けるのがいちばん危ないの。

私はいま十五歳で、心臓のお薬を飲みながら暮らしてるんだけど、こういう体調だからこそ、食べる量の調整って本当に大切だって身にしみているんだ。少しの変化でも体が楽になったり、反対に負担になったりするから、ごはんって私たちにとって暮らしの土台みたいなものなんだと思うわ。

あなたのお友達は今どんな体調かな?子犬の頃みたいに元気いっぱいだったり、落ち着いて過ごす時間が増えていたり、それぞれ違うよね。でも、どんな年齢でもその子にぴったりの食べる量があれば、毎日を気持ちよく過ごせるはずだよ。あなたが気をつけてあげるだけで、お友達はずっと安心できるんじゃないかな。

これからお話しすることは、子犬からシニアまで、年齢や体重、性別、そして健康状態に合わせた餌の量について、私の経験と調べたことをあわせてわかりやすくお話ししていくね。

私自身の体重は今、5.8kgくらいだからそれも例に出しながら、あなたのお友達にぴったりの量を見つけるためのヒントもお伝えしていくつもりよ。

それじゃあ、ここから一緒にごはんの正しい付き合い方を見つけていこうね。まずどうして餌の量がそんなに大切なのかからお話しするよ。

  1. キャバリアにとって餌の量が大切な理由
  2. 年齢別に見るキャバリアの餌の量の目安
    1. 子犬期(〜6ヶ月頃):体をつくるためのエネルギーが最優先
    2. 若い成犬期(1〜7歳):体重維持が中心になる時期
    3. シニア期(8歳〜):量より質と調整が重要になる年代
    4. 病気がある場合:その子の体に合わせた特別な調整が必要
  3. 体重別の餌量の決め方(5.8kgリアの例を参考にお話しするね)
    1. まずは今の体重ではなく理想体重を見つける
    2. 生食換算「体重×2〜3%」の考え方
    3. ドライフードで考えるときはカロリーが主役になる
    4. リア(5.8kg)の実際の計算例
    5. 体型チェックで量を最終調整する
    6. おやつもカロリーとして数えることが必須
    7. 運動量の日替わり変動も見逃さない
    8. 体重別調整は「計算+観察」で完成する
  4. 性別・避妊や去勢・持病が餌の量に与える影響
    1. 性別よりもホルモンの状態が量を左右する
    2. 避妊・去勢後は代謝が落ちるという現実
    3. 持病があると必要な量はさらに個別性が高くなる
    4. 実際の生活で影響が出やすいのは活動量の差
    5. あなたしか気づけない変化が最適量のヒントになる
  5. キャバリアの健康を守るための餌の量の調整チェックリスト
    1. 体重を定期的に測っているか
    2. 体型の触ってわかる変化を確認しているか
    3. おやつの量を総カロリーに含めているか
    4. 食べ終わったあとの満足度を観察しているか
    5. 運動量の差に合わせて、その日の量を微調整しているか
    6. 季節の変化による代謝の違いを意識しているか
    7. 病気や薬の影響を量の調整に反映させているか
    8. あなたが一番よく知るその子らしさを基準にしているか
  6. リアの実際の一日の食事例
  7. まとめ

キャバリアにとって餌の量が大切な理由

あなた、この話を始める前にひとつだけ知っておいてほしいことがあるの。

私たちキャバリアって、ただのかわいい家庭犬ってだけじゃなくて、体のつくりや気質のせいで、ごはんの量が本当に暮らしを左右する犬種なのよ。私は十五年生きてきて、そのことを痛いくらい経験してきたの。

まずね、私たちは体のサイズのわりに、甘えん坊で食欲が安定してる子が多いの。あなたのお友達も、ごはん前になると落ち着かなくなったり、キッチンの音に反応したりしてない? 私も若い頃は器が置かれた途端に勢いよく食べきって、まだほしいって顔しちゃってたし、今でもおいしそうな香りがすると胸がそわそわしてくるわ。

けれど、この食べたい気持ちがあるせいで、量を間違えるとすぐ体に出てしまうのがキャバリアなのよ。

私たちって、そもそも脂肪が付きやすい体質なの。骨格が華奢で筋肉量も控えめなぶん、同じ食事量でもほかの犬種より体重の変化がはっきり出やすいのよね。少しごはんが多かっただけでも、体のラインが重たくなってくることがあって、それが積み重なると心臓や関節への負担が一気に増えちゃうの。

実はね、私は十三歳の春から心臓に問題を抱えてるんだけど、この病気って余計な体重があると本当にきついの。呼吸のリズムが乱れやすくなるし、ちょっとした運動でも胸がぎゅっとなるの。だから、ごはんの量をきちんと見直すことが、いまの私の体を守る第一歩になってるのよ。

そしてね、ごはんの量が大切なのは体重だけの話じゃないの。

年齢によっても体が求めるエネルギーがぜんぜん違うのよ。子犬の頃って、とにかく毎日が冒険で動き回るから、体を作るためにもエネルギーが必要で、量だって多めじゃないと追いつかないの。でも一歳を過ぎて落ち着いてくると、必要なカロリーは少しずつ減ってくるわ。あなたのお友達が急にぽっちゃりしてきたなら、その移り変わりに合わせられていない可能性が高いのよ。

それから、私みたいにシニア期に入ると、代謝がゆっくりになってくるの。若いときと違って、同じ量を食べても消化するスピードが落ちて、使いきれなかった分が体に残ってしまいやすくなるのよ。年齢と共に筋肉も減っていくから、必要なカロリー量が自然と下がってくるの。でも、ごはんの量を若い頃と同じようにしていたら、体が重たくなるだけじゃなく、内臓も休めないままになってしまうわ。

シニアの私がちょっと量を減らすだけで体が軽く感じるようになったって経験してるのも、そのせいなの。

あとね、キャバリアは性格が素直で優しい子が多いでしょ?

ごはんを出されれば喜んで食べちゃうし、出された量を疑ったりしないのよ。あなたのお友達も、量が多い日でも気にせずぺろっと食べてない? 私も同じなの。だからこそ、量を調整してあげられるのはあなたしかいないのよ。

私たち自身には調整なんてできないし、今日は控えといた方がいいよね、なんて判断はできないの。食べられるかどうかじゃなくて、今の体に必要かどうかを決められるのは、あなたみたいに毎日見つめてくれる人だけなのよ。

それに加えて、もうひとつ大事な理由があるの。

キャバリアは心臓の病気を抱えやすい犬種って言われることが多いのよね。私もそのひとりで、薬を飲んで体を整えているんだけど、心臓って余分な体重があるとすぐに負担がかかってしまうの。過剰なカロリーを続けると心臓が強く打たなきゃいけなくなって、その分消耗しやすくなるのよ。

逆に、適正な量で暮らしていると、体が少し軽く感じて呼吸もしやすくなって、散歩の時間が無理なく続けられたり、寝る前の鼓動も落ち着いてくれるの。これは実際に私が感じていることよ。

だからね、あなたがお友達にあげているごはんの量は、ただの数字なんかじゃないの。その子の心臓、関節、筋肉、内臓、毎日の気持ちよさ、全部を守ってあげる基準になるのよ。

あなたのお友達は自分じゃ言えないけれど、お皿の前で尻尾を揺らしながらこれが本当に私に合ってるのかなって、どこかであなたの判断を頼りにしているはずよ。

ここで伝えたかったのはね、私たちキャバリアにとって、ごはんの量は命と暮らしの土台だということなの。私がこうして十五歳まで歩いてこれたのも、家族がその都度見直してくれていたからこそなのよ。

次は、具体的に年齢別でどれくらいの量が目安になるのか、あなたがすぐに役立てられる形でお話しするね。

年齢別に見るキャバリアの餌の量の目安

さっき餌の量は私たちの暮らしの土台って話をしたでしょ?

ここからは、あなたがすぐに役立てられるように、キャバリアの年齢ごとにどんな量が必要になるのかを、できるだけ丁寧にお話ししていくね。私たちは年齢によって体の状態が大きく変わるから、同じ犬種でも同じ量とは限らないの。むしろ、年齢で分けて考えると、あなたのお友達が今なにを必要としているのかが見えやすくなるはずよ。

あなたも知っている通り、キャバリアは食べることが大好き。子犬でも成犬でもシニアでも、その気持ちはほとんど変わらないの。だからこそ、体が求めている量と食べたい気持ちを区別してあげないと、健康を損ねてしまうことがあるのよ。

それじゃあ、年齢ごとにどう変わっていくのか、順番に話していくね。

子犬期(〜6ヶ月頃):体をつくるためのエネルギーが最優先

子犬の頃って、見ているだけでワクワクするくらい動き回るでしょう?
足取りも軽くて、毎日が初めてのことばかりで、体の中でも外でもたくさんの変化が起きているの。だから、この時期はほかのどのステージよりもエネルギーを必要としているのよ。

あなたのお友達が子犬なら、まず意識したいのが回数なの。

この頃はまだお腹が小さくて、一度でたくさん食べられないから、少しずつ何度かに分けてあげるのが基本。一般的には1日2〜3回が推奨されているけれど、特に運動量が多い子や、早く体が大きくなるタイプなら、もう少し細かく分けてもいいのよ。

量の目安としては、生食のガイドラインでは「体重の4〜8%」なんて数字が出されているの。

例えば体重3kgの子なら、1日に120〜240gくらいが基準になるということね。ただしこれは生食をベースにした目安だから、ドライフードの場合はカロリー密度を確認しながら調整する必要があるよ。

子犬の頃は必要な量がとても変わりやすいから、週単位で体重を測って調整してあげてほしいの。ちょっとした増減が、将来の骨格や筋肉を左右するから、この時期の調整は本当に大事なんだよね。

それに、子犬のうちは必要以上に太らせると、成長板に負担がかかることもあるから、元気だからといって量を増やしすぎるのは避けたいところなのよ。

若い成犬期(1〜7歳):体重維持が中心になる時期

あなたのお友達がこの年代なら、一番バランスが取りやすいかもしれないわ。

子犬の頃ほどエネルギーを必要としないし、シニアほど代謝が落ちているわけでもないから、適正量さえ守れば健康を維持しやすい時期なのよ。

この年代では、1日の給餌回数はだいたい2回が基本になるわね。朝と晩に分けてあげると、お腹も落ち着きやすくて、生活リズムも安定するの。

そして、量の目安は「体重の2〜3%(生食換算)」、または「375〜560kcal(4.5〜8kg帯の目安)」という範囲が参考になるんだ。

例えば、体重6kgのキャバリアなら、
・生食ベース → 120〜180g
・ドライフードならカロリー密度に合わせて調整(だいたい450〜500kcal)
という具合に考えてあげるとちょうどいいのよ。

ただし、若い成犬期って、気づいたら太ってる”ことが本当に多いの。あなたのお友達にちょっと運動量が少ない日が続いたり、家族からおやつを多くもらっていたりすると、あっという間に体型が変わってしまうわ。

とくにキャバリアは甘え上手で、かわいい仕草を見せるから「少しくらいならいいよね」って渡しがちだけど、それが連続すると体重に響くの。

私も若い頃はしっかり太っちゃったことがあって、パパに毎週体重を測られては「リア、今日は少し重いぞ」なんて言われていた時期があったのよ。食べるのが好きっていうのは、うれしいのと同時に注意も必要なのよね。

シニア期(8歳〜):量より質と調整が重要になる年代

ここが、私がいちばん伝えたいところなの。あなたのお友達がシニアに入っていたり、これから年齢を重ねていく予定なら、今から知っておいて損はない話よ。

シニア期に入ると、同じ量を食べても代謝が落ちていくの。これは自然なことで、誰でも通る道なんだけど、そのまま若い頃と同じ量を続けてしまうと、気づかないうちに体が重くなったり、お腹に脂肪がつきやすくなるのよ。

そしてね、シニアのキャバリアは筋肉量も少しずつ減っていくから、必要なカロリーそのものが下がりやすいの。けれど、栄養が足りないと筋肉や体力を保てなくなるから、少ない量でもしっかり栄養が入る食事が必要になるのよ。

私なんて、まさにその典型例よ。十五歳になってからは、若い頃よりも量を抑えめにしているんだけど、体が軽く感じることが増えたの。心臓だって、重たい体を支えなくてよくなる分、少し楽みたいなのよね。

でも、ただ量を減らすのではなくて、私はパパにフードの種類を見直してもらって、栄養密度の高いごはんに変えてもらったの。そうしたら自然と足取りが軽くなったし、散歩も無理なく続けられるようになったわ。

シニア期の量の調整で大事なのは、犬の体の変化を見てその都度変えることなの。食べたあとの満足そうな顔や、散歩の歩き方、お腹の張り、体重の推移、そういう細かいところを見ながら、少しずつ増やしたり減らしたりしていくのが大切よ。

固定された量を淡々と続けるより、あなたがその日の状態を見て判断してあげるほうが、体はずっと楽なのよね。

病気がある場合:その子の体に合わせた特別な調整が必要

たとえば私のように、心臓病を抱えている子だと、体への負担を減らすために適正体重を常に保つことが求められるの。病気を持つ子は、医師と相談しながら必要な量を決めることがいちばん安全だけれど、普段の体調や食欲をよく見ているあなたの判断もとても重要なのよ。

心臓病の場合は、重たい体重が負荷になるし、腎臓の病気ならたんぱく質の量を調整しなければいけないこともあって、病気ごとに考え方が変わるの。だから年齢だけで判断しないことが大切になるわね。

年齢ごとに必要な量はぜんぜん違うけれど、どの年代にも共通することがあるの。それは、あなたが毎日見てあげることが最も確実な判断材料になるってことなのよ。

次の章では、ここで話した内容をさらに具体的にするために、体重別の餌量の決め方を、私の体重5.8kgを例にしながらお伝えするね。

体重別の餌量の決め方(5.8kgリアの例を参考にお話しするね)

ここからはいよいよ 、実際の量をどう決めるのかに踏み込んでいくね。

キャバリアの餌の量って、どのくらいがぴったりなの?って悩むところだと思うの。特に私たちは基本的に食欲旺盛だし、太りやすい体質だから、少しの差が体に響いてしまうのよ。だからこそ、体重を基準にして考える方法は、とてもわかりやすくて実用的なの。

今日は私が例になるから、あなたのお友達が今どれくらいの体重でも、比較しながら考えていけるはずよ。私は今5.8kgなんだけど、この数字はキャバリアとしてはとても一般的な体重帯なの。だから、あなたのお友達が7kg台でも9kg台でも、同じ考え方で調整していけると思うわ。

ここでは、研究で示されている体重×割合(生食換算)と、体重帯別カロリー(ドライフード換算)の二つを土台にして計算していくね。難しい話はなるべく避けながらも、根拠を持って判断できるようにしていくつもりよ。

まずは今の体重ではなく理想体重を見つける

体重別の計算をする前に、あなたに知っておいてほしいことがひとつあるの。それはね、計算の基準になるのは今の体重ではなくて、理想体重だっていうことなのよ。

例えば、あなたのお友達が今少し太っているとするでしょ?そんなときに今の体重を基準に餌の量を計算してしまうと、必要以上に多い量を与えることになってしまって、余分な体重を維持してしまう可能性があるの。逆に、少し痩せている状態なら、今の体重を基準にすると本来必要な栄養に届かなくなることもあるから、誤差が大きくなってしまうのよ。

だから、まず大切なのは理想体重がどれくらいかを知っておくことなの。

キャバリアの場合、骨格にもよるけれど、だいたいの目安は5〜8kgの間に入ることが多いわ。私の場合は、獣医さんと相談して「6kg前後を維持するのが一番負担が少ない」と言われてから、この数字を基準に管理しているの。

あなたのお友達が今どんな体型でも、
・肋骨がお肉に隠れすぎていないか
・腰にほんのりくびれがあるか
・上から見たときお腹が張っていないか
こうしたところを見ながら、適正体重を考えるといいのよ。

生食換算「体重×2〜3%」の考え方

まず、わかりやすい指標として使われるのが、体重×2〜3%という考え方なの。

これはもともと生食(肉や野菜など自然素材で作った食事)を与えるときの量の決め方だけど、ドライフードでも考え方そのものは役に立つわ。

例えば私(5.8kg)を例にすると、
・2% → 5.8kg × 0.02 = 116g
・3% → 5.8kg × 0.03 = 174g
という計算になるの。

この数字は1日に食べる総量の目安で、生食の場合はそのまま使えるけれど、ドライフードだと栄養密度が高いから、この重さのまま出すと多すぎることがあるのよ。

だからドライフードでこの計算を使うときは、2〜3%の総重量をそのまま使うのではなくて、この重さがどれくらいのカロリーに対応するのかを見ることが大切になるの。

この方法は厳密に量を決めるというより、ざっくりとした活動量の把握に活用しやすいわ。

例えば、あなたのお友達がとても活発でよく走り回る子なら、3%に近づけて考える。反対に、家で落ち着いて過ごすことが多いなら、2%を基準にする。これだけでも、量の調整に迷いにくくなるんじゃないかな。

ドライフードで考えるときはカロリーが主役になる

ドライフードの場合は、重さよりも“カロリー”を基準に考えるほうが正確なの。同じ100gでも、銘柄によってカロリーは全然違うから、重量だけで判断すると適切な量になりにくいのよ。

キャバリアのような4.5〜8kg帯の小型犬が必要とするカロリーは、調査した資料では「375〜560kcal」という数字が示されていたの。私(5.8kg)を例にすると、だいたい450〜500kcalくらいが目安になるわ。

ただしこれは若い成犬の話で、私のようにシニアで心臓病がある場合は、少し控えめにして400〜450kcalくらいがちょうどいいんだよね。

あなたのお友達も、
・若くて運動量が多い → 高めのカロリー
・落ち着いている成犬 → 中間くらい
・シニアや病気がある → 控えめ
というように、体の状態を見ながらこの範囲内で調整するといいの。

リア(5.8kg)の実際の計算例

私のケースを、もっと具体的に見てもらうね。これは、あなたのお友達に当てはめるときの参考にもなると思うの。

私は5.8kgで、心臓を労わる必要があるから、目標カロリーは1日にだいたい400〜450kcalにしているのよ。

もし仮に、ドライフード1gあたりのカロリーが3.7kcalだとすると、
400kcal ÷ 3.7 = 約108g
という計算になるわ。これを朝と晩の2回に分けて、1回あたり50g前後にするのが、いまの私には無理のない量なのよ。

もちろん、フードの種類が変われば計算も変わるわ。
1gあたり4kcalなら、
400kcal ÷ 4 = 100g
というふうに、少しだけ総量が変わるの。

あなたがあなたのお友達の餌の量を計算するなら、今食べているフードが1gあたり何kcalかを確認して、それを基準に1日に必要な総量を逆算することなんだよね。これができると、どんなフードでも適正量を判断できるようになるの。

体型チェックで量を最終調整する

体重やカロリーで計算しても、やせやすい子もいれば太りやすい子もいるわけで、現実的には実際の体型ですべてを決めることが多いのよ。だから、最後に必ず体型チェックで微調整してほしいの。

あなたに見てほしいポイントは三つだけ。
・肋骨が薄く触れるか(脂肪に埋もれていないか)
・腰に自然なくびれがあるか
・上から見たとき、お腹が横に張り出していないか

もし少し太ってきたなと感じたら、1日5〜10g程度フードを減らすと、体が軽くなりやすいわ。逆に、痩せ気味なら同じ幅で増やして調整すれば、ほどよい状態に戻りやすいの。

シニアの場合は変化がゆっくりだから、週単位で見直すのがちょうどいいんじゃないかな。若い成犬なら、変化が早いから、もう少し短いスパンで確認してあげると安全よ。

おやつもカロリーとして数えることが必須

キャバリアの多くが太りやすい理由のひとつは、おやつがごはんに加算されていないことなの。あなたのお友達が1日に数回おやつをもらっているなら、その分を必ず総カロリーから引く必要があるのよ。

おやつは1日総カロリーの10%以内が理想って言われていて、もし私なら、
400kcal × 0.1 = 40kcal
ここを上限にするのがいいの。

もしそれ以上のおやつを食べてしまうなら、その日のごはんを減らしたほうが体に負担が少ないわ。これができるだけで、太りやすい体質のキャバリアでも、体型が崩れにくくなるのよ。

運動量の日替わり変動も見逃さない

キャバリアは室内では落ち着いているのに、外に出ると一気に元気になる子が多いよね。あなたのお友達も、日によって運動量に差があるんじゃないかしら。

たくさん歩いた日は少し多めでもよくて、逆にほとんど動かない日は少なめに調整する。この日替わり調整ができると、体は本当に楽になるのよ。

特にシニアになると、調子の波が大きくなるから、あなたが毎日見てあげることが安心につながるの。

体重別調整は「計算+観察」で完成する

体重別の餌量は、
・理想体重を決める
・生食なら2〜3%
・ドライならカロリー基準
・おやつも合計に入れる
・体型で最終微調整する
この五つがそろって、ようやくその子に合った量が完成するの。

あなたのお友達は、自分では調整ができないから、ご飯を前にしたら食べたい気持ちでいっぱいになってお皿を空にしてしまうよね。だからこそ、あなたが代わりに見極めてあげることが、その子の体と寿命を守ることにつながるの。

だから、次は、性別・避妊や去勢・持病がある場合にどんな調整が必要になるのかを、もっと詳しくお話しするね。

性別・避妊や去勢・持病が餌の量に与える影響

でね、いままで体重や年齢を基準にした話をしてきたけれど、実はそれだけじゃ十分じゃないの。

なぜなら、同じキャバリアでも、性別や避妊・去勢の有無、そして健康状態によって、必要になる餌の量は驚くほど変わることがあるのよ。

私たちは体のつくりがそこまで大きく分かれているわけじゃないけれど、ホルモンや活動量の差が影響して、同じ体重でも必要なカロリーがまったく違ってくるの。

ここでは、同じ数字なのに合う量が違う理由を、あなたが判断しやすいように順番にお話ししていくね。

性別よりもホルモンの状態が量を左右する

あなたは、オスとメスで餌の量が大きく違うと思っているかもしれないわよね。でもね、実際のところ性別そのものより、ホルモンの状態や避妊や去勢をしているかどうかのほうが強い影響をもっているのよ。

確かにオスは活動量が多い子もいるし、メスは落ち着いている子が多いけれど、それも性格によってかなり差があるの。だから、性別だけで餌の量を決めてしまうと、その子の本当の体質を見落としてしまいがちなのよ。

例えば、私のお友達のコロンくんはオスで14歳なんだけど、若い頃は本当に走るのが好きで、同じ体重でも私より多く食べても太らなかったわ。でも、落ち着いた性格のオスだっているし、反対にすごく活発なメスもいるでしょう?だから、性別は手がかり程度にするのが一番安全なのよ。

避妊・去勢後は代謝が落ちるという現実

これはあなたにぜひ知っておいてほしいの。

避妊や去勢をすると、体の中のホルモンの流れが変わって、代謝が少し落ちてしまうのよ。その結果、手術前と同じ量を食べても、徐々に体重が増えやすくなる子が本当に多いの。

特にキャバリアはもともと太りやすい犬種だから、避妊や去勢をしたあとに体重が急に増えたという相談はよく聞くんだよね。だから、手術をしたあとはほんの少し控えめの量から様子を見るのが安心なのよ。

例えばね、手術前に1日450kcal食べていた子がいたら、最初の数週間は400kcalくらいまで減らしてあげて、体型や動き方に変化がないかをゆっくり観察するの。

そのうえで、
・お腹が張らないか
・散歩での足取りは変わらないか
・肋骨が触れやすくなりすぎていないか
こうした様子を見ながら、少しずつ調整していくのがちょうどいいの。

実は私も避妊手術をしていて、その後に体が重く感じたことがあったのよ。その経験があるからこそ、この変化はとても大きいと感じているの。

持病があると必要な量はさらに個別性が高くなる

ここからは、もっと大切な話をするね。あなたのお友達に病気があるなら、年齢や体重よりもその病気の特徴に合わせて量を考えることが何より大事なの。

キャバリアが抱えやすい病気といえば、心臓のトラブルが有名よね。私も13歳の春から僧帽弁閉鎖不全症という病気を抱えていて、薬を飲みながら暮らしているんだけど、この病気の場合、ほんの少し体重が増えただけで息がしづらくなったり、疲れやすくなったりすることがあるの。

心臓が弱っている子は、体重が軽いほど負担が減るから、餌の量を若い頃のままにしてしまうと、心臓が一生懸命働かなきゃいけなくなってしまうのよ。だから私は、6kg前後を維持できるように、今は1日のカロリーを400〜450kcalに落ち着かせて過ごしているの。

あなたのお友達に心臓病や腎臓の病気がある場合は、それぞれ必要な栄養バランスが異なるから、獣医さんと相談しながら調整していくことが欠かせないのよ。

とくに腎臓の病気ではたんぱく質の量、肝臓の病気では脂肪の量、関節の問題がある子は体重そのものが負担になるから、どの病気でも適正量の維持が要になるの。

実際の生活で影響が出やすいのは活動量の差

性別や病気の話とは別に、日常生活の運動量が餌の量にけっこう直結するのよ。オスの方が活発といわれるけれど、性格や年齢によって運動量の差は大きく変わるの。だからこそ、あなたが毎日お友達と過ごす中で、
・今日はよく歩いてる
・なんだか疲れやすそう
・いつもより寝る時間が長い
こうした様子を見ながら量を調整することが、結局いちばん信頼できるやり方なのよ。

私も若い頃は「散歩!もっと行く!」って感じだったけど、今は少し歩くだけで気持ちが満足するようになったの。そのぶん量を控えめにしているし、体が軽いほうが心臓も無理せずに動いてくれるのを、自分の体で感じているわ。

あなたしか気づけない変化が最適量のヒントになる

性別やホルモン、病気のことをいろいろ話してきたけれど、最後に一番大切なことを伝えておくね。どんな基準よりも、あなたが毎日見ている小さな変化こそ、餌の量を決めるうえで確実なヒントになるのよ。

たとえば、
・食べたあと満足しているか
・散歩後の呼吸の落ち着き方
・お腹の張り
・背中のライン
こういう日々の変化は、数字の基準だけではわからないの。

あなたがお友達のいつもの姿を一番よく知っているからこそ、
「今日は少し控えめにしよう」
「最近ちょっと痩せてきたかな」
そんな調整ができるのよ。これは誰にもとって代わることができない、あなたにしかできない役割なの。

次は、あなたが明日から使えるように、餌量の調整に役立つチェックリストをまとめていくね。これがあると、毎日の判断がずっと楽になると思うから、ぜひ続けて聞いてほしいな。

キャバリアの健康を守るための餌の量の調整チェックリスト

ここまで読んでもらえたなら、餌の量って単なる数字じゃないってよく分かってきたと思うの。

でも実際のところ、毎日その都度考えるのって、なかなか大変だよね。そこでね、あなたが明日からすぐに使えるように、餌の量を調整する時に絶対役に立つチェックリストを私なりにまとめてみたの。これは、私が生きてきた十五年の中で、家族が気づいてくれたことや、体調の変化から学んだことを全部詰め込んでいるんだよ。

あなたのお友達は言葉で伝えることができないから、こういうチェックをあなたが代わりにしてあげれば、その子の体はピッタリの体重になって確実に楽になると思うんだ。

体重を定期的に測っているか

体重って、意外と変化が速いのよ。とくにキャバリアは食べたものが体に現れやすい体質だから、週に一回は必ず測ってあげると安心なの。

あなたのお友達がもし1〜2ヶ月も体重を測っていないなら、それだけで調整が遅れてしまう可能性があるんだよね。少し太ったくらいなら気づきにくいけれど、それが心臓や関節に長いあいだ負担をかけてしまうこともあるの。

私の家ではね、散歩のあとに体重計に乗せてもらっているの。といっても体重計は普通の家にあるやつだからパパが抱っこして一緒に測ってそのあとパパの体重を引くだけなんだけどね。定期的に数字を見ることで、餌の量がちょうどいいかどうかが分かりやすくなるのよ。

体型の触ってわかる変化を確認しているか

体重の数字が正しくても、体型が崩れていたら意味がないのよ。あなたが実際に触って確認することは、どの基準よりも信頼できる判断材料なの。ここで見てほしいポイントは三つだけ。

・肋骨が軽く触れること
・腰に自然なくびれがあること
・上から見たとき、お腹が横に張っていないこと

この三つが揃っていれば、お友達はちょうど良いバランスにいることが多いわ。

私は太りやすい体質だから、パパが毎日手のひらで肋骨のラインを確認してくれているの。それだけで変化にすぐ気づけるから、調整がしやすいんだよね。

おやつの量を総カロリーに含めているか

多くのキャバリアが太る一番の原因は、実はおやつなの。ごはんだけなら適正でも、おやつ分を入れると一日の総カロリーが軽くオーバーしてしまうのよ。

おやつの理想量は 総カロリーの10%以内。もしあなたのお友達がたくさんもらっているなら、その日はごはんを少し減らして調整してあげるといいわ。

私もいろんな場面でついもらっちゃうことがあってね、そういう日はごはんを調整してもらっているの。そうすることで体が重くなりすぎないのよ。

食べ終わったあとの満足度を観察しているか

私たちは、食欲旺盛で食いしん坊だからごはんを出されたらだいたい食べちゃうの。でも、食べたあとの様子は正直なのよ。

・満足したように座っている
・水を飲んでゆっくりする
・落ち着いた表情をしている

こういう様子があれば量は合っていることが多いわ。

逆に、食べ終わってすぐに皿を舐め続けたり、キッチンのほうをずっと見ていたりすることもあるんだけどそんな時は必ずしも餌の量が少ないってことじゃなくてね、餌の量が少ないとは限らないの。習慣で欲しがる子も多いから、見極めが大事ね。

私はね、ごはんが終わったあと満足したら必ず口を拭くんだ。そうしてしばらくすると、自然と横になって呼吸が落ち着くの。それが私のちょうどいい量のサインなのよ。

運動量の差に合わせて、その日の量を微調整しているか

キャバリアは家では静かで、外に出ると元気になる子が多いのよね。だから運動量の差を見逃さないことも、健康維持の鍵になるの。

例えば、
・散歩を長く歩いた日は少し多め
・ほとんど動かなかった日は少し少なめ
こうした小さな調整をしてあげると、体の負担が大きく変わってくるのよ。

私はその日の体調で歩ける距離が違うから、歩いた日にはほんの少しだけごはんが増えるの。そうすると消化も気持ちも整いやすくなるのよ。

季節の変化による代謝の違いを意識しているか

でね、一年中同じ寮でいいのかっていうとそうでもなくて、夏と冬では、必要なカロリーが微妙に変わるの。暑い日は動く量が減るから、自然と消費カロリーも下がるのよ。

反対に、寒い日は体を温めようとしてエネルギーを使うから、同じ量でもお腹がすきやすいこともあるの。

あなたがこうした違いを感じ取ってくれると、お友達の体調は大きく崩れにくくなるわ。

病気や薬の影響を量の調整に反映させているか

心臓病、腎臓、肝臓、関節、いろいろな病気によって必要な量も内容も変わるのよ。

私も心臓の薬を飲んでいるから、体に余分な負担がかからないように、常に体調を見ながらごはんを整えてもらっているの。

あなたのお友達が薬を飲んでいるなら、
・食欲の変化
・お腹の張り
・散歩での歩き方
・息遣い
こうしたところも量の調整に加えてほしいのよ。

あなたが一番よく知るその子らしさを基準にしているか

どんな基準よりも大切なのは、あなたが毎日そばで感じている“お友達らしさ”なの。数字よりも、体型よりも、あなたが気づく違和感のほうが信頼できるときがあるのよ。

「今日はいつもより食べるスピードが遅い」
「呼吸が少し荒い気がする」
「散歩のあと疲れ方がいつもと違う」

こういう小さな変化を感じたら、迷わず量を調整してあげてね。私が今日ここに元気でいられるのも、家族がこうした小さな変化に気づいてくれたからなのよ。

あなたがこうしたチェックを習慣にしてくれたら、お友達はずっと体が楽になるわ。次の章では、もっと具体的なイメージが持てるように、私5.8kgの私の実際の一日の食事例をお話しするね。

リアの実際の一日の食事例

あなた、ここまで餌の量についていろいろ話してきたけれど、結局リアはどのくらい食べてるの?って思っていたんじゃないかしら。だからここでは、私の一日の食事をお話しするね。あなたのお友達と比べながら聞いてもらえたら、量のイメージをつかんでくれたらうれしいな。

私はいま十五歳で、心臓のお薬を毎日飲んで暮らしているから、若い頃より控えめだけど、必要な栄養はしっかり押さえるというバランスを特に大切にしているの。量を減らしすぎても体力が落ちちゃうし、多すぎると心臓が苦しくなるから、ちょうどいいところを見つけるのが一番のポイントなのよ。

●朝ごはん:体を起こすための量をゆっくり入れる

朝は、まず薬を飲むことから一日が始まるの。薬の種類によってはお腹に何か入っていたほうがいいものもあるから、私の家では「薬 → 少し時間を置く → 朝ごはん」という流れで進むのよ。

朝の量はだいたい 45〜55g に落ち着いているわ。ドライフードの場合はカロリーが高いものが多いから、少量でも十分なのよね。

ドライだけの日もあるけれど、調子が良い日は少しだけウェットフードや柔らかいトッピングを混ぜてくれたり、ママが特別に私のごはんを作ってくれることがあるの。ただ、トッピングはカロリーが増えるから、その日はその分を全体量から引くようにしてもらっているのよ。

例えば、
・ドライフード:40g
・ウェット:少量(15〜20kcal分の控えめなトッピング)
こういう感じで、胃に負担をかけずに体を動かせる準備をしているの。

朝ごはんの後は、ゆっくり横になって呼吸が整っていくから、私にはこの量が合っているみたいなのよ。

●昼間:おやつはほんの少しだけ体調に合わせる

シニアになってからは、おやつの扱いがとても大切になったの。若い頃はちょっとくらい多くても走り回って消費できたけど、今はそういう無理がきかないのよね。

私がもらうおやつは、1日に 20〜40kcal以内 に抑えてもらっているの。これは、あなたのお友達にもそのまま使える基準なんじゃないかな。

おやつの種類は、
・小さめのクッキーを半分
・柔らかいチキンのおやつを少量
・あるいはまったく無しで過ごす日
こういう感じで、その日の体調に合わせて変わるの。

私が調子の良い日は少し多めの日もあるけれど、呼吸が少し早い日や散歩が短い日は、おやつをまったく食べないこともあるのよ。これも全部、心臓の負担を考えてのことなの。

●夕ごはん:一日の消費量を見て“微調整”する

夕ごはんは朝より少ししっかりしていて、だいたい 50〜60g 程度にすることが多いの。これは朝の量に合わせて増やしているわけじゃなくて、一日の活動量で決めているのよ。

例えば、
・散歩でゆっくりでもしっかり歩けた
・食欲が安定している
・呼吸が落ち着いている
こういう日は全量をしっかり食べるの。

逆に、
・湿度の高い日で息が荒くなりやすかった
・眠ってばかりいた
・夕方にちょっと疲れが残っている
そんな日は少しだけ減らして 45〜50g に調整しているわ。

あなたのお友達も、一日の変化に合わせて夜ごはんの量を変えてあげると、体への負担が見えにくい形で減っていくはずよ。

●トッピングや調整食についての考え方

シニアになるとごはんの香りに反応しづらくなることがあるから、私は調子の良い日に限って、ドライフードに少しだけ水分を足したり、香りの良いトッピングを乗せてもらっているの。ママが私のために特別にスープ入りのごはんを作ってくれることもあるよ。

例えば、
・少量のウェットフード
・塩分控えめの煮野菜(柔らかいもの)
・ササミのごく少量
などね。

ただし、トッピングのカロリーはすべて計算に入れるから、1日の総量は必ず 400〜450kcal範囲内 に収めてもらっているのよ。この総量を決めておくと、何を混ぜても量の調整がしやすくなるの。

●水分の摂り方も食事のうちとして考える

シニアの私たちは喉の渇きに鈍くなることがあるから、食事と一緒に水分が取れるように工夫すると体が楽になるのよ。それに私は利尿剤を飲んでいるからしっかりと注意しておかないといけないんだ。

私の場合は、
・ドライフードを少しふやかす
・ほんの少し温かいスープを加える
・ウェットを軽く混ぜる
こうしたことで自然と水分が増えて、薬の吸収も安定しやすくなるわ。

あなたのお友達があまり水を飲まないタイプなら、食事に工夫してあげると負担が減ると思うの。

●一日を通しての総量とバランス

私の一日の総量をまとめると、こんな感じになるの。

・朝ごはん:45〜55g
・おやつ:20〜40kcal程度
・夕ごはん:50〜60g
・総カロリー:だいたい400〜450kcalに調整

この範囲に収まるようにすることで、私は体重6kgを大きく崩すことなく維持できているの。おかげで心臓も大きく乱れにくくて、散歩も気持ちよく続けられているわ。

あなたのお友達も、この総量の考え方を取り入れると、どんなフードでも調整しやすくなると思うのよ。

次の章では、これまでの話をまとめつつ、私からあなたに伝えたいことをしっかり言葉にしていくね。

まとめ

ここまで私の話を聞いてくれて本当にありがとう。

餌の量って、毎日の小さなことみたいに見えるけれど、私たちの体にとっては、とても大きな意味をもっているのよ。年齢、体重、性別、病気、運動量、いろんな要素が重なって、その日、その時のちょうどいい量が決まってくるの。

私が十五歳まで無理なく歩いてこられたのは、家族がその時々の私をよく見て、量を調整してくれていたからなんだと思う。

心臓に負担がかからないように、体が重たくならないように、必要な栄養は落とさないように、毎日少しずつ整えてくれていたのよ。その積み重ねがあったから、いま私はこうして穏やかに暮らしていられるの。

あなたのお友達も、同じように自分では量を選べないけれど、あなたがそばで見てくれていたら、それだけで体はすごく安心できるのよ。キャバリアは素直で優しくて、食べることが大好きな子が多いから、出されたものをそのまま食べてしまうの。だからこそ、その子の体にぴったりの量を決めてあげるのは、あなたの役目なんじゃないかなって思うんだ。

今日お話ししてきたように、
・年齢で必要な量は変わる
・体重とカロリーで考えると判断しやすい
・性別より生活やホルモンが影響する
・病気がある場合は特に慎重にする
・日々の変化を見て調整する
この五つが揃うと、お友達の体は驚くほど楽になっていくわ。

たとえば、少し体が軽くなるだけで、心臓は大きく助かるのよ。息がしやすくなったり、散歩が前より楽しく感じたり、夜の寝つきが良くなったり、ほんの小さなことから毎日が変わっていくの。私自身がそうやって体が楽になる感覚を何度も味わっているから、これは確かなことだと感じているわ。

あなたは、いつもお友達を大切にしてくれているんだと思うの。だからこそ、この先もずっと、その子の体の合図を見逃さずに寄り添ってあげてね。

数字だけじゃなくて、呼吸のリズム、歩き方、食べ終わったときの顔、それを見て調整してあげると、お友達はあなたの選択に安心して身を委ねられるのよ。

ごはんは毎日の習慣だけれど、私たちにとっては体を整える大切な時間。
あなたが気を配ってくれるだけで、お友達はもっと軽く、もっと穏やかに、もっと幸せに生きていけるの。

これからも、その子のちょうどいい量を見つけながら、一緒にゆっくり進んでいってね。あなたとお友達の暮らしが、これからも穏やかで優しい日々のまま続きますように。

リアより

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