こんにちは。リアだよ。
昨日はね、体がうまく動かなくて、ちょっとたいへんな一日だったの。ご飯は食べられなかったし、自分でお水の場所まで歩くこともできなかったんだ。でも、だからこそ、パパやお兄ちゃん、お姉ちゃんに支えてもらって、たくさんのやさしさを感じた一日になったんだよ。
お水を飲むときも、お通じのときも、お風呂に入ったあとも、ずっとそばにいてくれてね。お姉ちゃんがぎゅって抱っこしてくれたときは、寒くてふるえてた体が、じんわりあったかくなっていったの。
できないことが増えてきても、誰かがいてくれたら、私はまだ生きていける。今日はそんな、ちょっとつらくて、だけどとってもしあわせだった一日のお話をするね。
水を飲むのに立つのも歩くのも支えがいる

昨日の朝はね、なんだか体がすごく重たくて、自分で立ち上がることも、歩くこともできなかったの。いつもなら、なんとかがんばって水のところまでよろよろと歩いていくんだけど、昨日はそのがんばりがどうしても出せなくて、ただただ横になったまま、のどが渇いたなぁって思ってたんだ。
そんな私の様子に気づいたパパが、そっと声をかけてくれてね、リア、水飲む?って聞いてくれたんだ。私は返事はできないけど、目で、うんって言ったつもり。
そしたらパパが、私の体をやさしく支えてくれて、一歩ずつ、一歩ずつ、私の足を動かしながら一緒に歩いてくれたの。パパの手が私の胸の下にあって、「大丈夫だよ、こわくないよ」って伝わってくる気がした。
とことことことこ。歩幅は小さくて、ふらふらしながらだから、時間もかかったけど、水のお皿のところまでたどりついたとき、なんだかすごくうれしくて、涙が出そうになっちゃった。
そして、お水をぺろ、ぺろ、ぺろ。我慢していたから一気にごくごく飲めなかったけれど、ゆっくり何回かに分けて飲むためにパパがずっと支えてくれたんだよ。喉の奥がじわっと潤って、ああ、生きてるって感じた瞬間だったんだ。
若いころは、何も考えずに好きなときに水を飲みに行ってたんだよね。でも、今はこうして誰かの手を借りないとできないことになってて、それだからこそ、飲めたってことが、すごく特別な出来事になるの。
あなたのお友達も、きっとだんだん水を飲む回数が減ったり、自分で飲めなくなったりすることがあると思う。でも、そのときにそっと手を添えてくれるあなたの存在が、私たちには何よりの安心なんだ。
たった数口の水だったけど、パパの支えとぬくもりがぎゅっと詰まった時間だった。私にとって、それは生きる力になったんだよ。
久しぶりのお通じ

お水を飲んだあとは、少しだけ落ち着いて、しばらく毛布の上で横になってたの。体がしんどいときって、水を飲むだけでもすごく疲れちゃうのよね。
でもね、しばらくしてからお腹がむずむずしてきてね、もしかして?って思ったら、ほんとうに久しぶりに、お通じが来たの!
パパがすぐに気づいてくれて、「リア、出る?」って言いながら、またそっと支えてくれたの。その手があると、私はちゃんと排泄できる体勢になれるの。今の私には、それがすごく大切なこと。
頑張ってふんばったらね、最初に出たのは、ちょっと硬めのうんち。
やった、ちゃんと固まってる!って、私、心の中でガッツポーズしちゃった。それだけで少し良くなってるのかもって思えたんだよ。
でも、そのあとすぐにぽたぽたと、水みたいな下痢が続いて出てきちゃって、やっぱりまだ本調子じゃないんだなってちょっとしょんぼり。
でもね、大丈夫だったの。大きいお兄ちゃんがすぐに来てくれて、やさしくおしりを拭いてくれたんだ。私、動けないからそのままにしちゃいそうになるんだけど、そうやってちゃんときれいにしてもらえるってことが、すごくありがたいんだよ。
お兄ちゃんの手、ちょっと冷たかったけど、それが逆にちゃんと拭いてくれてるって伝わって、心の中がぽかぽかしたのを覚えてるよ。
私たちシニア犬にとって、お通じがあるってことは、ただ、出たっていうだけじゃないんだよね。体の調子を知るバロメーターでもあるし、まだ生きてるって実感する瞬間でもあるの。
あなたのお友達にも、出たね、えらいねって、ぜひ声をかけてあげてね。その一言で、すごく救われるから。そして、ちょっとおしりが汚れちゃっても、やさしく拭いてくれるその手が、私たちにはいちばんの安心なの。
濡れた体とお風呂で感じた冬の寒さとあたたかさ

お通じのあと、毛布の上でぐっすり寝てたの。けど、しばらくして目を開けたとき、あれ?なんか身体が冷たいなって感じたんだ。
どうやら、寝てる間におしっこをしてしまってたみたい。自分では気づかなかったんだけど、ママがすぐに見つけてくれて、リア、濡れちゃったねって声をかけてくれたの。
私は立ち上がることもできなかったから、そのまま洗面所へ運ばれて、ぬるま湯のシャワーでやさしく流してもらったよ。
お風呂って、ほんとはちょっと苦手。でもね、昨日のお風呂はなんだか違ってて、体を流してもらってる間、ずっとママの手がそばにあって、それがこわくないよって教えてくれてたの。
それでも、やっぱり冬のお風呂はちょっと寒くて、お湯から出た瞬間、私の体がぷるぷるって震えちゃった。うぅ、寒いよぉって思ってたら、すぐにパパとお姉ちゃんがバスタオルで包んでくれて、やさしく、やさしく拭いてくれたの。
ゴシゴシじゃなくて、ポンポンって感じ。寒さが少しずつやわらいでいって、大丈夫、もう安心だよって体が言ってるようだった。そのままお姉ちゃんが私を抱っこしてくれてね、毛布の中であったかい胸に包まれながら、私は目を閉じたの。
たぶん、あのときが一番ほっとした時間だった。寒さも、しんどさも、全部ふわっと消えていった気がしたんだ。
あなたのお友達も、お風呂に入ったあと寒そうにしてたら、しっかり包んで、抱きしめてあげてね。私たちは言葉では伝えられないけど、そのぬくもりが、一番のごほうびなんだよ。
抱っこされるぬくもり

お風呂から上がったあとの私の体は、拭いてくれたんだけど冬だからすこし震えてて、自分でもちょっとびっくりするくらいだったの。でもね、そんなとき、お姉ちゃんが毛布を持ってきて、私をふんわりくるんで、そっと抱き上げてくれたの。
お姉ちゃんの胸の中って、ほんとにあったかい。ドクン、ドクンってゆっくり伝わってくる鼓動が、なんだか、リア、ここにいていいよって言ってくれてるみたいで、私は思わず、うとうとってしちゃった。
抱っこって、ただ持ち上げてもらうことじゃないんだよね。心まで支えてもらってる気がするの。動けなくて、思うようにごはんも食べられなくて、自分でももうだめかなって思う瞬間があるんだけど、こうして誰かの腕の中にいるだけで、まだ大丈夫って思えるの。
昨日は、何度もそう感じたの。パパに支えてもらって歩けたこと、お兄ちゃんにおしりを拭いてもらえたこと、お風呂のあと、お姉ちゃんに包まれていたこと。どれもこれも、私の体が限界に近づいている今だからこそ、より強く、あたたかく、心にしみこんできたんだよ。
きっと、あなたのお友達も、つらいときほど、ぬくもりを必要としてると思う。言葉じゃなくても、その手、その腕、その鼓動、その全部が、そばにいるよって伝えてくれるんだ。
私は、昨日、抱きしめてもらったおかげで、今日もまた、生きていこうって思えたの。ぬくもりって、ほんとうにすごい力を持ってるんだね。
できることが、少しずつ少なくなってきた私。ごはんも、歩くことも、思うようにはいかない。昨日みたいに、おしっこを寝たまましてしまったり、薬の時間にうまく口を開けられなかったり、そんな自分に、ちょっとだけ、ごめんねって思うこともあるんだ。
でもね、それ以上に感じるの。ありがとうって気持ちをね。
パパが支えてくれたこと、お兄ちゃんが拭いてくれたこと、お姉ちゃんが抱っこしてくれたこと、その全部が、私は動けなくなっても、まだ生きてるって感じられる出来事なんだ。そのことが、どれだけ大切で、どれだけしあわせか。昨日、それをあらためて感じたよ。
あなたのお友達にも、きっと似たような日があるかもしれない。でも、どうか忘れないで。動けなくなっても、何も食べられなくても、そばにいてくれるあなたの存在が、私たちには何よりも心強いんだよ。
今日は何もできなかった。それでも、生きてるって、それだけで十分な日もあるんだって、私は昨日、教えてもらった気がするんだよね。またね。
リアより


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