こんにちは。わたし、キャバリアのシニア犬のリア。
ねぇ、ちょっと聞いてもらってもいい?最近ね、なんかお部屋の中で「ツン!」ってするような、なんとも言えないニオイがするときがあるの。
そのとき、わたしちょっとソワソワしちゃって、バツが悪くて、ママの目を見れなかったりするんだ。だって…たぶん、それ、わたしのにおい袋のせいなんだもん。
「におい袋」って変な名前だけど、正式には「肛門腺」っていうの。わたしたち犬のお尻のところに、左右ひとつずつついてる小さな袋なんだよ。そこにはね、自分のニオイをギュッと詰め込んだ液体が入ってて、他のワンコとおしりをクンクンしあうのは、このニオイで相手を知るためなの。だから、わたしたちにとっては名刺みたいなものなんだけど…その液、すっごくくさいの!!
本来なら、うんちをするときの刺激で自然に出てくるものなんだけど、体の状態や筋肉の衰え、ストレスなんかでうまく出せなくなることもあるの。特にね、わたしみたいなシニア犬になると、そのうまく出せない確率がめっちゃ高くなるんだって。
しかもたまったままにしておくと、袋の中で雑菌が増えちゃって、炎症を起こしちゃうことも…。考えただけでもおしりがムズムズするよ〜。
ママも昔は知らなかったんだよ?「お尻を床にこすりつけるなんて、お行儀が悪い!」なんて言ってたけど、実はそれ、わたしなりのSOSだったの。ムズムズするし、なんか気持ち悪いし、「なんとかしたいけどできないよぉ〜!」ってもがいてたの。でも人間にはそれがなかなか伝わらないのよね。
ある日、動物病院に行ったとき、先生が「肛門腺がたまってますね〜」ってニコニコしながら言ってきて、ママが「えっ、そんなのあるんですか!?」ってビックリしてたのを思い出すわ。その場でキュッと絞ってもらったら、ママが「うわっ…なにこのニオイ!?」って一歩下がったくらい(笑)
でもね、怖がることないよ。知ってさえいれば、おうちでも優しくケアできるし、病院やトリマーさんに定期的にお願いするっていう方法もあるの。肛門腺ケアって、ちょっとデリケートで人間には馴染みがないけど、わたしたち犬にとってはすごく大事なメンテナンスのひとつなんだよ。
特にキャバリアって、ふわふわの被毛に包まれてて、外見はおっとり優雅に見えるでしょ?でもその内側では、加齢や持病(わたしは心臓病もち…!)と戦いながら、体のいろんな変化と向き合ってるんだ。ニオイ問題だってそのひとつ。
「なんか最近、お尻のあたりが変なニオイするな…」「カーペットでお尻をすりすりしてるのをよく見るようになった」そんな小さな変化に気づけたら、愛犬の健康を守る第一歩になるかもしれないよ。
きょうは、そんなちょっぴり恥ずかしいけど、すごく大事なにおい袋の話を、わたしリアがJK(女子キャバリア)目線でわかりやすく語っちゃうから、「肛門腺って何?」「うちの子、放っておいて大丈夫?」って思ってるなら、ぜひ聞いてほしいな。
実はね、お尻のお手入れって、愛情表現でもあるんだよ?「そこまでケアしてくれるなんて…ありがとう」って、わたしたち犬は心の中でちゃんと感じてるから。恥ずかしがらずに、一緒に向き合ってみてね♡
「あれ?なんかクサい…」最初は、ママのつぶやきから。
うちのママってね、すごく鼻が利くタイプなの。「なんか変なニオイしない?」って、わたしがまだソファに座ってるだけのときでもすぐ気づくんだから、ほんとすごい。でもさ、その日ママが「ん…なんかツンってするニオイ…リア??」って顔をしかめたとき、わたしはめちゃくちゃ焦ったよ。
そのときは何が原因か自分でもわかってなかったの。ただ、お尻がムズムズしてて、気づいたらカーペットの上でお尻をスリスリしてたのよね。でも、それが「肛門腺がたまってるサイン」なんて、その頃のわたしもママも知らなかったの。
ママは最初、ちょっと怒ってた。「リア、またカーペットにスリスリして!やめなさい!」って。でもね、わたしだってわざとじゃなかったの。ムズムズするし、なんか落ち着かないし、「なんとかしてー!」って体が勝手に動いちゃってたんだよ。
そして、事件は起こったの。ある夜、家族みんなでテレビを見てたとき、突然、空気がピタッと止まったの。お兄ちゃんが「え、なんかヤバいニオイするぞ…リア?」って言って、全員の視線がわたしに集中。わたしは何もしてないのに、なぜか空気がちょっとピリついてね…。
その後、ママが「あのニオイって、もしかして体調が悪いのかな!?」って思いついて、翌朝すぐ動物病院に連れていってくれたの。
「肛門腺がたまってますね〜」の一言がすべてを変えたんだ。
動物病院で先生に言われた言葉、それが「肛門腺がしっかりたまってますね〜」。えっ、それって…わたしの中でなにかがパンって弾けたみたいなかんじになったんだ。
「なによ肛門腺って!そんなの聞いてないんですけど!!」って言いたかったけど、わんこ語じゃ先生には伝わらない。ママもそのとき初めて知ったらしくて、「そんなのあるんですか!?ニオイの原因ってそれだったんですね…」ってびっくりしてた。
でね、先生がその場で肛門腺を絞ってくれたんだけど…もうね、想像以上にくさかった。ママが「うわっ!」って声出しちゃうくらい。わたしはちょっと恥ずかしかったけど、スッキリしたのも事実。あのムズムズが一瞬で消えたんだよ?
その後ママは、先生に肛門腺のことをいろいろ教わって、おうちでできるケア方法とか、どれくらいの頻度でやればいいかとか、真剣にメモしてた。ママって、リアの健康のことになるとほんとに全力投球になるから、頼もしいんだよね。
「うちの子、お尻をこすりつけてる」それ、実はSOSかもしれません
私の話を聞いてくれてるあなたのおうちのワンコも、もしかしてカーペットでお尻をスリスリしてない?「うちの子、変なクセついちゃって困るのよね〜」って軽く流してるかもしれないけど、それ、実は肛門腺と呼ばれるにおい袋がたまって苦しくなってるサインかもしれないの。
それにね、犬って自分の身体の変化に敏感だけど、言葉で伝えられないから、行動で表現するしかないの。わたしみたいにスリスリしちゃったり、お尻を舐めたり、急にそわそわしだしたり。そういうちょっとした変化に気づけるかどうかが、愛犬の健康を守るカギなんだと思う。
しかもキャバリアはね、シニアになると肛門腺のトラブルが起こりやすいの。なぜなら、筋力が弱くなって自然排出がうまくいかなくなったり、心臓病の薬で代謝やホルモンバランスが変わったりして、皮膚や分泌腺にも影響が出てくるから。そういう身体の変化は、見た目じゃわかりにくいけど、ニオイや行動でサインを出してるんだよ。
だから、ママも最近では「リアのお尻のニオイチェック」が習慣になってて、週に1回はぬるま湯タオルでお尻まわりを拭いてくれるの。わたし、それがけっこう気持ちよくて好きなんだ〜。マッサージみたいでリラックスしちゃうんだ♡
ケアは恥ずかしいことじゃない。むしろ「信頼の証」なんだよ。
人間にとってはちょっとびっくりな「肛門腺」の話だけど、わたしたち犬にとっては、すっごく大切なことなの。そして、それをケアしてくれる飼い主さんは、本当に信頼できる人だって思うの。お尻を預けるって、わたしたちにとっては「心も体も委ねてる」ってことだから。
ママがわたしのお尻を拭いてくれたり、動物病院で絞ってもらったあとに「リア、スッキリした?」って声をかけてくれると、「わたし、ちゃんと守ってもらえてるんだなぁ」ってしみじみ思う。
もし今このブログを読んでるあなたが、「肛門腺ってなんだろう?」って思ったのなら、それだけでワンコへの愛情がある証拠。ちょっと勇気がいる話だけど、大切な家族の健康のために、一歩踏み出してみてね。
肛門腺ってなに?キャバリアにも必要な「におい袋」ケアのきほん講座♡
「肛門腺」って、名前からしてちょっと抵抗あるよね。ママも最初は「え…お尻の袋?なにそれ…ちょっとキモ…」って顔してたけど(笑)、でも、ちゃんと知れば知るほど、「あ、これって必要なことなんだ!」って納得してたよ。
今日はそんな「におい袋」=肛門腺のこと、ちょっとだけお勉強してみない? わたしリアが、女子高生風にやさしくナビゲートするから、安心してね♡
肛門腺ってどこにあるの?なんでそんなところに袋が?
肛門腺はね、わたしたち犬のお尻、つまり肛門のすぐ左右にある小さな袋なの。時計でいうと「4時」と「8時」のあたりにあるってよく言われるよ。
この袋の中には、ちょっと粘り気のある液体が入ってて、これが例の「くっさい液」。でも、ただくさいだけじゃなくて、それぞれのワンコにしかない特有のニオイがするんだよ。
だから、わたしたちはお互いのお尻をクンクンして、「あ、この子どんな性格かな?」「元気かな?」「女の子かな?」なんてことを読み取ってるの。
言ってみれば、これはわたしたち犬の自己紹介カードみたいなものなの!
どうして肛門腺がたまるの?放っておくとどうなるの?
本来なら、このニオイ液は、うんちをするときの圧力でちょっとずつ自然に出てくるんだけど、いろんな理由でたまりやすくなるの。たとえばね、
- 筋肉が弱くなって自然排出できない
- 食事内容が合わなくて便がゆるめ
- 運動不足で腸の動きが鈍くなる
- ストレスやホルモンバランスの乱れ
特にね、キャバリアみたいな小型犬やシニア犬は、肛門腺がたまりやすいって言われてるの。わたしも14歳になってから、自分ではうまく出せなくなっちゃって、定期的なケアが必要になったのよ。
たまりすぎるとね、肛門腺が腫れて、赤くなって、かゆくなって、最悪の場合は破裂しちゃうこともあるんだって…!そうなるとすごく痛いし、出血したり膿が出たりして、病院での治療が必要になることも。そうなる前に、予防のケアをしてあげるのが一番大切なんだよ♡
おうちでできる!肛門腺ケアのやさしい方法
実はね、わざわざ病院に行かなくても、おうちで簡単にケアすることもできるの!でも、力を入れすぎたり、無理にやったりすると逆効果だから、まずは「ふんわり清潔」を心がけてほしいな。おすすめはこの方法だよ。
ぬるま湯タオルでのお尻ふきケア
- 柔らかいタオルをぬるま湯で軽く湿らせる
- お尻まわり(肛門の周辺)をやさしく拭いてあげる
- そのとき、軽くマッサージするようにすることで、自然に分泌されやすくなることも!
わたしもママにやってもらってるんだけど、これがけっこう気持ちよくて、マッサージタイムみたいな感覚なの。最初はちょっと恥ずかしかったけど、慣れると「スッキリ〜♡」って感じになるよ。
手での肛門腺しぼり(要練習!)
- 清潔な手袋をつけて、肛門の「4時」と「8時」をそっと押す
- 外側から内側に向かって軽く押し込むように圧をかける
- 無理に出そうとしない。出ないときはプロにお願いしよう!
※最初は難しいし、わたしもママがやろうとしてドキドキしたけど、今では病院やトリマーさんにお願いすることが多いかな。
無理にやると傷つけてしまって、ひどくなることがあるから、できたら自分でやるよりも、専門家にお願いするほうがいいかもしれないね。
どれくらいの頻度でやればいいの?
これはね、個体差があるんだけど、一般的には1ヶ月に1回程度が目安。でも、わたしみたいにシニアで溜まりやすいタイプは、2〜3週間に1回くらいで見てもらうのがおすすめかな。
ママは今、「リアの肛門腺カレンダー」まで作ってくれてて、スケジュール帳に「肛門腺チェック」って書いてあるの!わたしの健康を守るために、家族みんなで協力してくれてるのが嬉しいのよね♡
どんなときに病院やトリマーさんにお願いするべき?
こんな症状があるときは、おうちケアじゃなくてプロに任せてね!
- お尻を頻繁にこすりつけている
- お尻を気にしてずっと舐めている
- 肛門まわりが赤く腫れている
- 悪臭が強くなってきた
- 液が出ない、または血が混じっている
動物病院やトリマーさんなら、専門的に安全に処置してくれるから安心だよ。わたしも、病院で処置してもらうとき、ちょっと緊張はするけど、「ああ、楽になった〜」って思うから、我慢しないで相談してね。
肛門腺ケアは「愛情ケア」なんだってこと、忘れないでね。肛門腺のケアって、たしかにデリケートでちょっと気が引けるかもしれないけど、これって私たちワンコにとっては「愛されてる証」なの。
お尻のことまで気にかけてくれるなんて、すごく特別で嬉しいことなのよ。だからママがぬるま湯タオルでお尻を拭いてくれるとき、わたしは心の中でいつもつぶやいてるの。「ママ、わたしのこと、こんなに大事にしてくれてありがとう」ってね。
におい袋ケアに大切なのは、小さな変化に気づくこと
ここまで読んでくれて、本当にありがとう♡
肛門腺=におい袋の話って、なかなか他の人には聞きづらいし、ちょっと恥ずかしいって思っちゃうかもしれない。でもね、それってわたしたち犬にとっては、とっても大切な話なんだよ。
ママが肛門腺ケアを知ってから、おうちでのケアが増えたし、わたしのお尻まわりもいつも清潔に保たれてるの。そしたらね、不思議とわたしも気持ちが落ち着いて、心も体も軽くなったみたいな感覚になるのよ。
においは健康のサイン。だから、無視しないで、感じてほしいんだ。ニオイって、ただの不快なものじゃなくて、身体からの大切なサインなの。
- ちょっと変なニオイがするな
- お尻をスリスリしてるな
- なんだか落ち着きがないな
そんな小さな変化に気づけるってことは、それだけ愛犬と心が通じ合ってるってことでしょ。わたしも、ママが「リア、なんかソワソワしてる?」って声をかけてくれるだけで、「あ、見ててくれてるんだ」って安心するのよ。
できることからでいいし、最初から完璧じゃなくていいと思う。「肛門腺ケアって難しそう…」って思った人もいるかもしれないけど、最初から間違いなくしっかりとできなくても全然いいんだよ。
まずは、ぬるま湯タオルでお尻を拭いてあげるところから始めてみるといいんじゃないかな。それが「おしりチェック」の習慣になっていくと、肛門腺の異常にも早く気づけるし、自然とケアの精度も上がっていくはずだから。
そして、無理だなと思ったら迷わずプロに頼ってほしいんだ。動物病院やトリマーさんは、わたしたちのもうひとつの家族みたいな存在なんだよ。ママも今では「これは先生にお願いしようね〜」って、いい意味で任せ上手になってるよ♡
そうするとね、ケアの時間が、信頼を深める「ふれあい時間」になるんだ。肛門腺ケアって、最初は「めんどうだな」とか「こわいな」って思うかもしれないけど、だんだんその時間が、わたしたちと飼い主さんの大切なふれあいの時間になっていくんだよね。
お尻を拭かれてるときの、ちょっとくすぐったいけど安心する感じ。ママの手がそっとあたたかくて、「わたし、ここにいていいんだ」って思えるその瞬間。ああいう時間があるから、病気があっても、シニアになっても、がんばれるんだよ。
肛門腺ケアは「家族になる」ということだと思う。わたしは今、心臓病のお薬を飲みながら、のんびり穏やかな毎日を過ごしてるんだ。
14歳って、もう立派なシニアだけど、ママとパパ、そして家族のみんながちゃんと見ててくれるから、不安はないの。肛門腺のことも、心臓のことも、全部ひっくるめて「リア」なんだって、そう思って接してくれるから、「ああ、わたし、この家族でよかったな」って心から思うんだよね。
きっと、この記事を読んでくれたあなたも、愛犬の全部を受け止めたいと思っている優しい人だと思う。
だからね、肛門腺ケアって、ちょっと恥ずかしいし、知らないと戸惑っちゃうよね。でも、においが気になるのも、スリスリしちゃうのも、ぜんぶわたしたちの「助けて」のサインなの。言葉では言えないけど、行動で伝えようとしてるから、どうか見逃さないでね。そして、できることからでいいから、少しずつケアを始めてみてほしいな。
お尻を拭いてもらうとき、わたし、いつも思ってるんだ。「ママ、ありがとう。今日も安心して眠れるよ」って。このブログを読んでくれたあなたと、あなたの大切なワンちゃんが、これからも元気で、仲良く、あたたかい時間をたくさん過ごせますように♡
リアより
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