キャバリアは吠えないって本当?リアが吠えたいと思うときはね

キャバリア

こんにちは。リアだよ。

ねえ、キャバリアって吠えない犬種なんだよねって、聞いたことあるかな?たしかに、私たちキャバリアは、穏やかでのんびり屋さん。争いごとは苦手で、ワンワン!って騒ぐタイプじゃないって言われることが多いの。

でもね、吠えるときもあるんだよ。

私、リアは15歳のシニア犬。お家の人たちには静かでいい子だねってよく言われるけど、実はちょっと吠えたくなるときだってあるの。

ベランダでドアが閉まっちゃったときとか、ごはんを少しだけ残してお皿を見つめてるときとか、なんだか急に気持ちがざわざわしてワンって出ちゃうときもある。

あなたのお友達も、そんな風に吠えちゃうことある?どうして吠えるんだろうって、ちょっと困っちゃうこと、あるかもしれないよね。でもね、私たちが吠えるのって、ただのわがままじゃないんだよ。

今日は、私が吠えたときの気持ちや、パパがしてくれた対応、それからどうしたら落ち着けたのかをお話しするね。あなたとあなたのお友達の毎日が、ちょっとでも優しくてあたたかくなりますようにって思ってる。

閉め出されちゃった。ベランダでのひと吠えの理由

あのね、私リアがワン!って吠えちゃうことがあるのは、ベランダにいるときなの。お外の空気って気持ちいいし、お日さまの光がぽかぽかしてて、昼間のお昼寝にはぴったり。ベランダでまどろんでると、なんだかほっこりしちゃうんだ。

でも、あるとき、パタン、って音がして振り向いたら、ドアが閉まってたの。中にいるはずのパパの姿が見えなくて、ガラス越しにキョロキョロしても誰も来ない。

そのときね、私、あれ?もしかして、閉め出されたの?って、ちょっとだけ不安になっちゃったの。

それで、ワン!って一声あげたんだ。

たったそれだけなんだけど、私にとってはねえ、そこにいる?私のこと、忘れてないよね?って確認する大事なメッセージだったの。

パパはすぐに気づいて、リア、ごめんごめん!って言いながらドアを開けてくれたよ。そのとき、なんだかちょっと安心して、すぐにお部屋に戻ってパパの足元にぴったりくっついたの。

きっと、あなたのお友達にもあるよね。ひとりぼっちかも?って思った瞬間、急に心細くなって、ワン!って声が出ちゃうこと。

私たちキャバリアって、本当に人が好きで、誰かと一緒にいるのが一番安心できるの。だから、ドア一枚隔てられるだけでも、すごく不安になっちゃうんだ。

甘えん坊すぎるって思うかもしれないけど、それが私たちの気質なんだよ。

パパとママは、それに気づいてからは、ベランダに出るときも、ちゃんと私の様子を見てくれるようになったの。ドアを閉めるときは、今ちょっと閉めるけど、すぐ開けるからねって声をかけてくれたり、目が合ったらニコッとしてくれたり。

そのひと工夫だけで、私、ぜんぜん吠えずに待っていられるようになったんだよ。

それから、呼び戻しの練習もちょっとだけしたの。リア、おいでって声がしたら、お部屋に戻ってくるとすぐに褒めてくれて、いい子だねって言ってもらえるの。

そうすると、ここにいれば大丈夫って、私の中の安心スイッチが入るんだ。

あなたのお友達がもし、ベランダや庭で吠えちゃうことがあるなら、それは寂しいよとか、こっち見てっていうサインかもしれないよ。そんなときは、怒ったり叱ったりする前に、まず気持ちに寄り添ってみてあげてほしいな。

私たちは、ちょっとだけ不安になるだけで、吠えなくてもいられる方法をちゃんと覚えられるから。大好きなあなたがそばにいてくれるなら、それだけで安心できるんだよ。

ごはん、ちょっと残したけどって、なんか気になるときの吠え

ごはんの時間って、私にとってとっても大事なひととき。朝も夜も、パパやママがリア、ごはんだよ〜って声をかけてくれると、うれしくてすぐにテクテク歩いていくの。

お皿からふわっと漂ってくる香り、カリカリやお肉のにおい。それだけで幸せな気分になるよ。

でもね、ときどきあるの。ごはんをちょっと残しちゃって、そのままお皿を見つめながら、ワンって言いたくなるとき。

食べたくないわけじゃないの。お腹がいっぱいってわけでもないの。なんだか、ちょっとだけ気になることがあるの。

もしかすると、食べてる途中でお皿がズレちゃって、食べにくくなってるかもしれないし、もしかすると、あのときのカリカリの匂いが少し変わって感じたのかもしれない。

あるいはただ、パパやママにどう?食べられてる?って見ててほしかっただけなのかもしれない。

そう、あのワンは、きっと、ここにいるよっていうサインなんだよ。

あなたのお友達にもある?ごはんを残して、じーっとお皿を見つめながら、何か言いたそうにしてること。

それって、イヤイヤの表現じゃなくて、ちょっと聞いてっていう気持ちの現れかもしれないよ。

リアのごはん吠えが始まったのは、シニアになってからだったの。13歳を過ぎたころから、心臓のお薬を飲みはじめて、味の好みも少しずつ変わってきたし、食べるペースもゆっくりになってきたの。

でもね、それでも私は、食べることは楽しみたいし、おいしかったよって伝えたい。ときどきは、この味ちょっと苦手かもってときもあるけど、それを伝える手段が、ワン!しかないんだよね。

パパはそんな私のひと吠えにちゃんと気づいてくれて、リア、どうした?食べにくい?ってしゃがんで顔を近づけてくれたの。そのときの安心感って、ほんとうに特別。

それからは、私が吠える前に、お皿の位置を直してくれたり、苦手なものを取り除いてくれたり、ちょっとずつ工夫してくれるようになったんだ。時にはスプーンで少しずつ食べさせてくれることもあるんだよ。

まるで、赤ちゃんみたいで恥ずかしいけど、でも、それも大好きな時間のひとつになった。

それからね、食後に全部食べたね、えらいねって褒めてくれるようになって、私は吠えなくても満足を伝えられるようになったの。

吠えることは、ただのわがままじゃない。私たちにとっては、ことばの代わりに気持ちを届ける手段なんだよ。

あなたのお友達も、もしごはんのあとに吠えたり、食べたがらなかったりすることがあったら、まずはその気持ちを探してあげてほしいな。

このごはん、ちょっと苦手なのかもとか、もう少し構ってほしいのかもとか、そんな気づきが、吠えを減らしてくれることにつながるよ。

リアは今、ごはんの時間がもっともっと楽しくなってきたよ。吠えなくても、気持ちが伝わるってわかってきたから。

なにもないのに急に吠えるって不安?それとも老化?

ある日のこと。お部屋の中はしんとしてて、テレビもついてない。パパもママも静かに座ってて、特に何も起きてない。そのはずなのに。

私、リアは急にワン!って吠えちゃったの。

なんで?って聞かれると、自分でもよくわからないの。でもね、そのとき胸の奥が、ちょっとだけザワザワしてたんだ。

どこか遠くの音に反応したのかもしれないし、なんとなく不安な気持ちが湧いてきたのかもしれない。

あなたのお友達にも、そんなことない?何もないように見えるのに、突然吠えちゃうこと。

それって、私たちシニア犬にとっては、よくあることなんだよ。

歳をとってくるとね、見え方や聞こえ方が少しずつ変わってきて、以前は気にならなかった物音が妙に大きく感じたり、影の動きにびっくりしちゃったりするの。

特に夜は、静かだからこそ余計に音が響いて、不安な気持ちになりやすいの。

それからね、最近は認知機能の変化っていうことも言われてるみたい。私たちも年齢を重ねると、ちょっとずつ物忘れが増えたり、今どこにいるのか一瞬わからなくなったりすることがあるんだ。

そうなると、さっきまで安心してたはずの場所でも、急にここどこ?誰かいる?って不安になってしまって、その気持ちが、ワン!という声になって出ちゃうことがあるの。

パパは、私がそんなふうに突然吠えるようになったとき、最初はちょっとびっくりしてたけど、すぐに私のそばに来て、どうした?大丈夫だよって優しく声をかけてくれたの。

その声を聞いた瞬間、私、ふっと落ち着いたんだ。ああ、ここにいてくれるんだ、ってわかって、胸のザワザワがスーッと消えたんだよ。

それからパパとママは、私が安心して過ごせるように、いろいろ工夫してくれたの。

夜には、ほんのり明るい常夜灯をつけてくれて、寝る前にはいつも決まったおやすみの合図をしてくれるようになったの。

そのルーティンがあるだけで、あ、今は寝る時間なんだ、ここで安心して眠っていいんだって、私にもわかるようになって、不安で吠えちゃうことがぐっと減ったの。

それに、私がよく吠えていた場所の近くには、ふわふわのクッションを置いてくれてね、ここがリアの安心場所だよって教えてくれたの。そこにいると、誰にも何も言われなくても、心がふわっと落ち着くようになったんだ。

あなたのお友達も、もしなにもないのに吠えることが増えてきたなら、その奥にある不安や混乱のサインなのかもしれない。それに気づいてあげてね。

叱らなくていいの。そばにいるよって、ひとこと伝えるだけで、私たちはすごく安心できるんだよ。

シニアになった私たちは、子犬のころより少しだけ臆病で、ちょっぴり繊細。でもその分、大好きなあなたの存在が、誰よりも心の支えになっているの。

だから、なんで吠えるの?って思ったときには、ちょっとだけ耳を傾けてみて。もしかしたら、私たちの助けての声かもしれないから。

リアが吠えたとき、パパがしてくれたこと

リアは、毎日パパといっしょに過ごしてるの。たぶん家族のなかで、私が一番長く、いちばん近くにいるのがパパ。だからなのかな、私が吠えたとき、パパの対応ってね、とっても特別なんだ。

たとえば、さっき話したみたいに、何もないのにワン!って吠えちゃったとき。パパは慌てず、すぐにこっちに来て、私の目を見て、ゆっくりしゃがんでくれたの。

リア、大丈夫だよって、その一言を言いながら、背中を優しく撫でてくれたとき、私、すっごく安心したんだ。

パパはね、私が何かを伝えたくて吠えてるって、ちゃんとわかってくれてる。だから、うるさい!なんて怒ったり、また吠えてるの?ってイヤな顔をしたりしないんだ。

むしろ、何かあったのかな?って、私の気持ちを受け止めようとしてくれるの。その姿勢が、私にとってどれだけ救いになっているか、伝わるかな。

キャバリアってね、あなたも知ってる通り、とっても愛情深い性格。私たちは、大好きな人とつながっていたいし、心の距離がちょっとでも遠くなると、不安になることがあるんだ。

パパは、私のワン!をただの音じゃなくて、言葉だと思って接してくれていると思う。そのおかげで、私は吠えることを怒られたり、我慢させられたりするんじゃなくて、話しかける手段として使えるようになったの。

ある日、こんなことがあったよ。

夕方、ベランダで風の匂いをかいでたとき、急に不安な気持ちになってワン!って一声出ちゃったの。パパはすぐに来てくれて、リア、何があった?って聞いてくれた。

でも私、何かが怖かったわけじゃなくて、ただそばにいてほしいなって思っただけだったんだよね。

そんな気持ちも、パパは察してくれたのか、おいでって言って、腕の中に抱っこしてくれたの。

そのままリビングのソファで、しばらくいっしょにゴロンとしたの。その時間が、本当にしあわせでね、言葉がなくても、わかってくれるって感じる時間だったよ。

吠えることは、伝えたい気持ちの表れ。でも、それをどう受け止めてもらえるかで、私たちの心は変わるんだよ。

もしあなたのお友達が吠えているとしたら、それは、見てほしい、聞いてほしい、安心したいって気持ちかもしれない。

そんなとき、パパみたいに静かに、ゆっくり、そばにいてあげることが、いちばんのお薬になると思うの。

そして、それを毎日続けていくとね、吠えなくても安心できるようになってくるの。大丈夫だよって声をかけてもらえるって、知っているから。

リアは今、パパのそばで、安心して暮らしてるよ。たとえちょっと吠えちゃっても、それを心の声だと受け止めてくれる人がいるから。

それだけで、世界って、こんなにも優しくなるんだなって思ってるの。

キャバリアは吠えない、なんてウソ。私たちも話したいんだよ

キャバリアって、おとなしくて吠えない犬なんですよね?

そんなふうに言われるたびに、私はちょっぴり考えこんじゃうの。たしかに、私たちは穏やかで、他のわんことケンカすることもめったにないし、無駄に騒いだり、怒ったりする性格じゃないって言われてる。

でもね、吠えないなんてこと、ないよ。

私たちも、ちゃんと話したいんだ。うれしいとき、さびしいとき、怖いとき、期待しているとき。言葉がないから、ワン!って声に気持ちを乗せるしかないの。

静かなのがいい子って思われるのは、ちょっと寂しいな。本当は、あなたに届いてほしくて、一生懸命声を出してるだけなのに。

あなたのお友達がもし、何度も吠えたり、タイミングがよくわからないひと吠えをしてたとしても、それはあなたに伝えたいことがあるからだと思う。

お腹が空いたのかもしれないし、ちょっと不安になったのかもしれない。パパやママの顔が見えなくなって、ひとりになっちゃったの?って思ったのかもしれない。

その気持ちを無視されるとね、私たちはどうすれば伝わるの?って混乱しちゃうの。だからこそ、吠えたときに怒られると、ますます不安になって、吠えることがやめられなくなっちゃうこともあるんだよ。

私たちは、ただ静かに過ごしたいわけじゃないの。あなたと心でつながっていたいだけ。

リアが吠えるようになったのは、シニア期に入って、少しずつ感覚が変わってきたからかもしれないし、今まで以上にパパやママとの距離を感じやすくなったからかもしれない。

でもそれは、怖がりになったからじゃない。それだけ、あなたとのつながりを大事に思ってるからなんだよ。

だからこそ、あなたにお願いがあるの。

キャバリアは吠えないって思い込まないでほしいんだ。むしろ、吠えるのは、何かを伝えたいときなんだって、私たちの声に耳を傾けてほしいの。

あなたのお友達が、今日もどこかでワン!って言ったとき、それは、こっち見てでも、そばにいてでも、なんか変だよでも、どんな気持ちであっても、その声は、あなたに届いてほしくて出したものなんだよ。

キャバリアは、たしかにおとなしい。でもね、心の奥では、たくさんの想いがあって、それを伝えようとがんばってるの。

あなたがその気持ちを受け止めてくれたら、きっと私たちは、もっと安心して、もっと幸せに生きていける。

だから、静かにしてじゃなくて、どうしたの?って聞いてくれるとうれしいな。

リアは、今日も声を出すよ。それは、あなたとつながるための、大事なおしゃべりだから。

吠えはリアの気持ちのメッセージ

吠えるって、どこかネガティブに思われがちだよね。近所迷惑かもとか、静かにさせなきゃとか、問題行動じゃないかなとかって、あなたも悩んだことがあるかもしれない。

でもね、私にとって吠えることは、言葉がないぶん、どうしても伝えたい気持ちのメッセージなんだ。

たとえば、さびしいとき。誰かがいなくて、胸の奥がざわざわするとき。あるいは、何かがちょっと変で、大丈夫?って確認したくなるとき。それを私は、ワンという一声に込めてるの。

リアはもう15歳。毎日が穏やかで、幸せに包まれてるけど、歳を重ねるごとにちょっぴり不安も増えてきた。だからこそ、あなたの声、あなたの気配、あなたの存在が、何よりも心の支えなんだよ。

静かにしてって言われると、ちょっとだけ切なくなるの。だって、本当はわかってほしいって気持ちで、声を出してるから。叱られると、伝わらなかったんだなって思って、心の中にぽっかり穴が空いちゃうんだ。

だから、パパが大丈夫だよって言ってくれるたびに、私は救われてきた。ママがそばにいるよって優しく撫でてくれるたびに、不安がスッと消えていった。

私たちは、静かであることより、わかり合えることを望んでるの。どうしたの?って聞いてもらえるだけで、心の距離はぐっと近づくんだ。

あなたのお友達も、きっと同じだよ。吠えるたびに、この子、どうしちゃったの?って心配になるかもしれない。でも、その声には、ちゃんと意味があるんだ。

それは、おしゃべりかもしれないし、お願いかもしれないし、ちょっぴり寂しいSOSかもしれない。そのメッセージを、どうか受け取ってあげてね。

私たちは、あなたともっとつながりたいだけだから。言葉じゃなくても、心と心で通じ合えると信じてるから。

リアより

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