人懐っこくて優しいキャバリア、性格からわかる魅力をお話しするね

キャバリア

やっほー、リアだよ。

15歳のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。パパとママと、お兄ちゃんとお姉ちゃん、そしてなにより大好きな家族に囲まれて、いまも毎日を大切に生きてるの。

今日はね、「キャバリアってどんな性格なの?」ってよく聞かれるから、わたし自身のことを通して、キャバリアの性格にどんな魅力がつまってるのか、お話ししようと思ってるんだ。

ネットで調べれば、キャバリアは「穏やか」「優しい」「甘えん坊」「人懐っこい」って書いてあるけど、文字だけじゃ伝わらないことって、いっぱいあると思うの。

だって、同じキャバリアでもひとりひとり(っていうのかな?)性格って微妙に違うし、それぞれに思いがあって、それぞれの生き方があるんだもん。

でも、そんな中でも、キャバリアっていう犬種に共通して流れてる性格の空気みたいなものは、きっとあるんだと思う。

それは、人が好きという気持ちだったり、そばにいたいというやわらかい願いだったり、安心させたいという優しさだったりするのかもしれないね。わたしはそう感じてる。

それに、わたしたちキャバリアって、ちょっと人間くさいところもあるんだよ。嬉しいときはしっぽだけじゃなくて顔までほころぶし、拗ねるときはプイって横向いちゃうし、寂しいときなんて、静かにじっと誰かの足元で待ってたりする。

言葉は話せないけど、心で伝えようとしてるんだって、家族が気づいてくれてると、わたしもそれに応えたくなるんだよね。

私の話を聞いてくれてるあなたが、キャバリアにちょっと興味がある人なのか、それとも今まさに一緒に暮らしてる仲間なのか、それとも、昔キャバリアと大切な時間を過ごしていた人なのかは、わからない。

でも、ひとつ言えるのは、性格って、その犬の本当の魅力を知る入り口になるってこと。わたしが今日このブログで語るのは、単なる性格の説明じゃなくて、わたし自身の暮らしや気持ちを通して見えるキャバリアらしさなんだ。

だから、読みながらうちの子もそうだなって思ってくれてもいいし、そんなところがあるんだねって新しい発見があってもいいし、わたしもキャバリアと暮らしてみたいなって思ってもらえたら、それも嬉しいなって思う。

これから数回に分けて、わたしリアの性格をひとつずつ掘り下げながら、キャバリアという犬の本質に触れていくよ。

自分で言うのもなんだけど、けっこう深い話になると思うから、よかったら最後までつきあってね。

それじゃあ、はじめていこっか。

キャバリアってどんな犬?

わたしの名前はリア。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルというちょっと長くて、ちょっとお上品な名前の犬種に生まれたんだ。

でも、そんな格式ばった名前に反して、わたしの毎日はけっこう庶民的で、のんびりしたものなんだよ。

朝はパパと一緒にゆっくり起きて、日向ぼっこして、ごはん食べて、少しお昼寝して、お散歩して、ってそんな日常の中で、たくさんの愛情を感じながら暮らしてきたの。

うちの家族に迎えられたのは、まだ小さなパピーだったころ。あの頃のわたしは、何もかもが新鮮で、怖いこともあったけど、何よりあたたかいって感覚がはじめて心に染みたのを覚えてる。

パパの手のひら、ママの笑顔、お兄ちゃんのちょっとぎこちない抱っこ、お姉ちゃんの「かわいい〜!」って声。

それら全部がわたしに、「ここが家なんだよ」って教えてくれたんだと思う。

最初は、おうちの中をおっかなびっくり歩いてたんだけど、すぐに慣れた。なぜかって?それはね、わたしが人が大好きな性格だから。見知らぬ場所も、人のそばにいればへっちゃらなんだ。

キャバリアって、昔からコンパニオンドッグって呼ばれてるらしくて、人のそばに寄り添うことをなによりも幸せだと感じる性格なんだって。

わたしもまさにその通りで、家族の誰かがそばにいてくれるだけで、心がふわって軽くなる感じがするの。

パパとは特別な絆がある。わたしがいちばん長く一緒に過ごすのはパパで、たいていはソファで横になってると、気づいたらパパの足の上に乗ってることが多いんだ。

パパの足ってちょうどいい高さで、あたたかくて、しかも心拍がすごく心地いいの。たぶんパパも、わたしの存在を感じながら、リラックスしてると思う。お互い、無言で通じ合ってる関係って、ちょっとかっこよくない?

お兄ちゃんは、わたしがパピーのときから遊んでくれた相手。

ボールを投げたり、追いかけっこしたり。成長してからは、ちょっと忙しくなったみたいで、前ほど遊ぶ時間は減ったけど、今でもたまに近くに来て、頭をぽんぽんって撫でてくれるのが好き。

お姉ちゃんは、どちらかというとおしゃべり相手。わたしに話しかけてくれるし、ときどき愚痴も言ってくる(笑)。

でもわたし、そういうのもちゃんと聞いてるよ。耳をぴくって動かして、目を細めてじっと見つめると、「リアってほんと聞き上手だよね」って言ってくれる。わたし、それがけっこう嬉しいの。

ママはというと、わたしの一番の理解者かもしれない。

体調がちょっと悪いときも、ママだけはすぐに気づいてくれるし、「今日はいつもと違うね」ってそっと声をかけてくれるんだ。

ママの手って、不思議なくらい安心するんだよ。ごはんの用意をしてくれるのもママで、毎回の食事に「おいしい?」って聞いてくれるんだけど、その声があたたかくて、わたし、思わずしっぽを振っちゃう。

キャバリアの性格って、「人懐っこくて優しい」ってよく言われるけど、たぶんその根っこには、「人と心を通わせたい」っていう想いがあるんじゃないかな。

わたし自身、言葉は使えないけど、目やしぐさや気配で気持ちを伝えるのが得意だし、それを受け取ってもらえると、ほんとうに安心する。

だから初対面の人ともすぐ仲良くなれるし、お散歩中に出会った人に頭を撫でられると、つい寄り添っちゃうんだよね。

あとね、よく「リアってやさしいね」って言われるけど、優しさって、何もしないことじゃないと思うの。

静かに寄り添うことだったり、家族の顔色を見て空気を読むことだったり、自分の感情をおさえて、相手に合わせることだったりって、わたしはそういう優しさを、毎日の生活の中で自然と身につけてきたんだと思う。

でもその一方で、ちょっとだけ頑固なところもあるのが、わたしのチャームポイント。

嫌なことは嫌って、ちゃんと伝えるし、気に入らないときは、すぐに顔に出ちゃう。でもね、それもちゃんと自分を持ってるってことだと思うんだ。

キャバリアって、おっとりしてるように見えて、内側にはしっかりした芯があるんだよ。わたしはそう思ってる。

こうして振り返ってみると、わたしの性格って、家族との時間の中で少しずつ育ってきたものなんだなって感じてるよ。もともと持っていた性格に、家族の愛情が重なって、今のわたしができあがってるの。

だから「キャバリアってどんな犬?」って聞かれたら、わたしはこう答える。「家族がそばにいてこそ、本当の魅力が出る犬です」って。

まだまだ話したいことはたくさんあるけど、まずはここまで。次は、わたしリアの性格がどんなふうに日々の中で表れてるのか、ちょっとしたエピソードを交えながら紹介していくね。

甘えん坊すぎ?リアのフレンドリー魂

「リアちゃんって、人懐っこすぎない?」

これ、わたしが小さい頃からずっと言われ続けてる言葉のひとつ。最初はその意味がよくわかってなかったけど、大人になるにつれて、「ああ、わたしって、ほんとに人が好きなんだな」って、自分でも思うようになった。

わたしたちキャバリアって、犬の中でもとびきりフレンドリーな性格って言われてるんだって。

飼い主さんだけじゃなくて、見知らぬ人にも、他のわんこにも、自然に心を開いちゃう。わたしもその典型で、特にお散歩中は、その性格が全開になる。

お散歩中に、すれ違う人みんなに挨拶したくなっちゃうの。ちょっと目が合っただけで、わたしのしっぽはもうブンブン。

それに気づいた人が「かわいいね」って声をかけてくれると、わたしは足を止めてその人の前にちょこんと座るの。

そして、顔を見上げてじーっと目を合わせる。すると、その人はたいてい笑顔になるの。「なんて人懐っこいの」「こっちまで癒されるわ〜」って言われると、わたしはもっと嬉しくなって、しっぽの振り方がパワーアップしちゃう。

ある日のお散歩で、小さな女の子と出会ったの。まだ2歳くらいの子だったと思う。

わたしに気づくと、ぎこちない足取りで近づいてきて、ちっちゃなお手てをわたしの背中にのせたの。その手がとても優しくて、わたしはじっと動かずに受け止めた。

女の子のママが「動かないね、すごいね」って驚いてたけど、わたしにとっては当たり前のこと。子どもって、どこか守ってあげたくなる存在なんだよね。

あのときの、女の子のほっぺがちょっとだけ緊張して、それでもニコって笑った瞬間、わたしもすごく幸せな気持ちになったのを覚えてる。

それだけじゃなくて、年配の方とのふれあいも、わたしにとってはとても大事な時間。

近所には毎朝公園でラジオ体操をしているおばあちゃんたちがいて、その中にわたしのことを特に可愛がってくれる人がいるの。

会うと必ず、「リアちゃん、今日も元気ね」って声をかけてくれる。その声に気づくと、わたしは必ずそっちに向かって歩いていくんだ。

たとえ、道が反対方向でも。そうするとおばあちゃんが、にこにこしながら撫でてくれて、手のひらから伝わる温かさに、わたしの心もじんわり温かくなる。わたし、そういうふれあいの時間が大好きなの。

もちろん、人だけじゃなくて、他の犬たちとの関係だって悪くない。

キャバリアって基本的に争いを好まない性格だから、他の犬に吠えられても、わたしは吠え返さない。

ちょっとビックリするけど、じっとその子を見て、距離を保ちつつ、その場の空気を読もうとするの。

だからか、ドッグランに行っても、すぐに敵対関係にはならない。逆に、「あの子、おだやかだね」って他の飼い主さんに言われることが多いかな。そう言ってもらえると、わたし、ちょっと誇らしくなるんだよね。

ただ、人が好きすぎるがゆえの困ったこともある。たとえば、誰かがピンポンって玄関に来ると、わたしはいてもたってもいられなくて、すぐに玄関に駆け寄ってしまう。

家族が「リア、落ち着いて」って言っても、もう無理。「誰か来た!新しい人!なでてくれるかな!」って頭の中がそのことでいっぱいになっちゃう。

中には、犬が苦手な人もいるのに、それがわからなくて、近づきすぎちゃうこともある。

だから、家族にとってはちょっとした過剰フレンドリー問題なんだけど、それもわたしの性格だから、上手にコントロールしてくれてる。

もうひとつ、フレンドリーが炸裂しすぎたエピソードがあるんだけど、あるときパパとカフェに行ったの。

テラス席でのんびりしてたら、隣に座ったカップルがすごくいい香りのパンケーキを食べてたのね。それに釣られて、わたしはじわじわとその人たちの椅子のほうに近づいていって、最後にはそのお姉さんの足にぴとってくっついちゃったの。

パパは慌てて謝ってたけど、お姉さんは笑って「こんなに甘えん坊な子、初めてです」って言ってくれたの。わたし、あのとき本当に嬉しかったし、「甘えん坊って悪くないな」って思ったよ。

あとね、動物病院やペットホテルでも、わたしのフレンドリー魂は大活躍。

病院の受付のスタッフさんにはすっかり顔を覚えられてて、「リアちゃん、今日もいい子ね」って撫でてくれる。

注射はちょっと苦手だけど、スタッフさんに優しくされると、我慢できる。ホテルでは初めて会うスタッフさんにも自分から近づいていって、しっぽを振って「よろしくお願いします」って気持ちを伝えるんだ。

そんな風に、場所が変わっても、自分を保って相手に心を開けるのが、わたしのちょっとした特技なんだと思う。

フレンドリーって、単に人が好きってだけじゃないと思うの。信頼したい、安心したい、喜んでもらいたい。そういう気持ちが重なって、「好き」が「行動」になるんだよね。

わたしが人に近づくのは、ただ甘えたいだけじゃなくて、相手が安心できる存在になりたいと思ってるから。

だからこそ、相手の表情や雰囲気に敏感になるし、「今はそっとしておいたほうがいいな」って感じるときは、距離をとることもできる。

これって、犬にしてはちょっと大人な対応だと思わない?

甘えん坊すぎ、なんて言われても、わたしはこの性格をとても気に入ってるし、そして、この性格のおかげで、たくさんの人とつながれて、たくさんの笑顔に出会えた。それって、とても幸せなことだと思うんだ。

リアの癒やし力のヒミツ

わたしが癒やし系って呼ばれるようになったのは、たぶん、自然とそうしてきたからだと思う。

わざと何かをしているわけじゃない。ただ、家族の誰かが悲しそうな顔をしていたり、疲れてぐったりしていたり、イライラしている気配を感じると、身体が自然と動いちゃうの。

そっとそばに座って、じっと見つめたり、頭を寄せたり、それだけで「リア、ありがとう」って言ってもらえる。それって、不思議でしょ?でも、わたしにとっては、あたりまえのことなんだ。

たとえば、パパが仕事から帰ってくる時間、玄関の鍵が回る音と一緒に、わたしは必ずドアの前で待機してる。

パパがドアを開けて、「ただいま」って言うと、わたしは尻尾をゆっくり振って、静かに見上げるの。

子犬のころは全力で走ってジャンプしてたけど、今はもうそんなに体力はない。でも、ゆったりとした喜びの表現だって、気持ちはちゃんと伝わるって、パパは知ってる。

ある日、パパがものすごく疲れた顔で帰ってきたことがあったんだ。その日は挨拶もしないで、ソファにばたんって倒れこんじゃって。

わたしはちょっと心配になって、そっとパパの足元に座ってね、何も言わないで、ただじっと寄り添っていたの。

しばらくして、パパが手を伸ばしてわたしの頭をなでながら、「リアがいてくれるだけで、なんかホッとするな」って、ぽつりとつぶやいた。その言葉が、今でも胸に残ってる。

癒やすって、何か特別なことをしなくてもできるんだと思う。ただそばにいること、黙って見つめること、それだけでも、人の心はほどけていくんだって、わたしはそれを、家族の中で学んだのかもしれない。

それからね、ママの話もしたいな。

ママはね、わたしのことを一番の理解者って言ってくれる。あるとき、ママが台所で涙をこらえてた日があったの。

声も出さずに、静かに肩を震わせてた。わたしは、音も立てずにそっとママの足元に近づいて、前足で軽くトンってタッチした。

ママはびっくりして振り返って、わたしの顔を見て、「リア…」って言って泣きながら抱きしめてくれた。

そのとき思ったの。「泣きたいときに、そばにいてくれる存在がいるって、こんなに大切なんだ」って。

わたしは言葉を話せないけど、感情を読むことはできる。

目の動き、呼吸の速さ、身体のこわばり。人間の小さな変化って、実は犬にはよくわかるんだよ。特にキャバリアは、人との距離がとても近い犬種だから、そういう気配にすごく敏感。

もともと王族のひざの上に座っていた犬種だって言われてるけど、それってつまり、寄り添う力が歴史的に根づいてるってことなのかもしれない。

家族が風邪をひいて寝込んでいるときも、わたしは必ずそばで寝るんだ。お布団の外にちょこんと丸まって、身動きせずにじっとしているだけなんだけどね。

夜中に咳き込むと、わたしのほうが目を覚まして、そのまま動かずにじっと様子をうかがうって、そういう時間が、実はとても好きなんだ。

誰かのためにじっとしていること、それがわたしにとっての癒やしの時間なのかもしれない。

家族が忙しくて、誰もかまってくれない日だってある。そんなとき、わたしはわざと静かにしてるんだよ。かまってって騒がないよ。ただ、みんなが落ち着いたタイミングを見て、そっと近づいて、頭をなでてもらう。

それだけで、心がつながる瞬間があるんだ。そして、なでるほうも、ちょっとだけ癒された顔になるのが、わたしにはちゃんと見えてるんだよ。

癒やすっていうのは、押しつけじゃできないよね。

ただ一緒にいるだけ、ただ存在するだけで、誰かの心をやわらげることができるし、それって、わたしが生まれつき持っていた力かもしれないけど、家族の中で育てられた力でもあるんだと思う。

あとね、こんな話もあるよ。

お兄ちゃんが思春期だったころ、家族にもあまり話をしなくなった時期があったの。いつも自分の部屋にこもって、食事のときも黙ってて。

そんなお兄ちゃんの部屋の前で、わたしは何度も静かに座ってた。ドアのすき間から、ちょっと鼻を入れて覗いてみたり、時にはクンクン鳴いてみたり。

ある日、突然ドアが開いて、お兄ちゃんが「リア、入っていいよ」って言ってくれたの。わたしはすぐにお兄ちゃんのベッドに上がって、そのまま横になった。

それから少しずつ、お兄ちゃんが笑うようになって、わたしにも話しかけてくれるようになった。

心を癒やすのって、時間がかかることもあるけど、待っていればちゃんと届くって思った出来事だったんだ。

わたしは、自分の癒やし力をすごいものだと思ってるわけじゃない。

ただ、自分にできることを、家族のためにしてるだけ。だけど、それが「ありがとう」につながったり、「リアがいてよかった」って言われたりすると、自分の存在がちゃんと役に立ってるって実感できて、すごくうれしい。

癒やすって、特別な技術じゃないと思う。

ただ、相手の心に寄り添う姿勢、その姿勢をずっと大切にしてきたからこそ、今のわたしがあるんだと思うんだ。

キャバリアって、本当に人の心に寄り添う力を持ってるかもしれない。

それは、やさしさと、静かな情熱と、あたたかさ。

もしあなたのそばに、キャバリアがいたら、その子もきっと、あなたの心をふっと軽くしてくれる存在になるはずだよ。

キャバリアと素敵な毎日を暮らす秘密

ここまで私の話を聞いてくれてありがとう。

キャバリアのわたし、リアの性格を通して、ちょっとは「キャバリアってこういう犬なんだな」ってイメージがわいてきたかな。

でもね、今日はもうひとつ大事なことを伝えたいの。それはね、キャバリアと暮らす前に知っておいてほしいこと。

甘えん坊で、優しくて、人懐っこくてって、そんなわたしたちにも、ちょっとした取扱説明書みたいなものがあるんだ。

まず、一番に伝えたいのはね、キャバリアは本当に寂しがり屋なんだ。

わたしだけじゃなくて、キャバリアのお友だちみんな、だいたい同じ。ひとりぼっちの時間が長くなると、不安になっちゃうんだよ。

わたしも、お留守番のときは、家族が出かける前の足音で察して、玄関に先回りしてしまう。

行かないでって顔をしても、行かなきゃいけないのはわかってる。でも、扉が閉まる音を聞いたあと、しばらくは玄関のほうをじっと見てるのが、いつものパターンなんだ。

わたしたち、甘えん坊って言われるけど、それはただかまってほしいってことじゃない。つながっていたいって気持ちのあらわれなんだよね。

だから、お留守番が多いおうちだと、ちょっと心配。寂しさがストレスになって、体調を崩しやすくなることもあるんだよ。キャバリアと暮らすなら、そばにいてあげられる時間があることが、すごく大切なんだ。

次に話したいのは、運動のこと。

キャバリアって、見た目はおっとりしてるけど、意外と元気で活発なところもあるんだよ。

わたしは今、年齢的に体力が落ちてきてるけど、若いころは毎日のお散歩が大好きだった。特に匂いをたどる遊びが大好きで、公園の芝生の上をくんくん嗅ぎながら歩くのが何よりの楽しみだったんだ。

でもね、走り回ったり、激しい運動はちょっと苦手。持久力よりも、穏やかなリズムで楽しむのが向いてるタイプなんだよね。

だから、キャバリアと暮らすなら、毎日のお散歩を欠かさないこと。そして、外の空気や季節の変化を一緒に楽しむ時間をつくってくれるとうれしいな。

わたしたちは、自然の中でのんびり過ごすことで、心も身体も安定していく犬だから。

それから、やっぱり避けて通れないのが、健康管理のこと。

キャバリアは、心臓の病気(特に僧帽弁閉鎖不全症)にかかりやすいって言われてるんだ。

わたしも13歳の春に診断されて、それからはずっと投薬治療を続けてる。初めて「心臓が悪いです」って言われたとき、ママとパパはショックを受けてた。

でもね、病気があっても、毎日を穏やかに過ごすことはできる。大事なのは、早期発見と、丁寧なケアなんだよね。

私の家族は、わたしの呼吸や歩き方、食欲や寝る時間まで、しっかり観察してくれてるんだ。小さな変化にも気づいてくれるから、わたしも安心して過ごせるんだよ。

もしあなたがキャバリアを家族に迎えるなら、健康面への配慮も忘れないでほしいな。定期的な健診、優しい食事、ストレスの少ない生活、それが、わたしたちの長生きの秘訣になるから。

あとね、ちょっと意外かもしれないけど、しつけもすごく大事なポイントだと思う。

キャバリアって、見た目がかわいくて、性格もおっとりしてるから、「まぁ、甘やかしても大丈夫かな」って思われがちなんだけど、でもね、ちゃんとルールを教えてくれることが、わたしたちにはすごく安心につながるんだ。

わたしも、小さいころにパパとママに「ダメなことはダメ」って教えてもらったよ。たとえば、テーブルに前足をかけるのはNGとか、人のごはん中はじっと待つとかね。

そういうルールがあるからこそ、お互いに気持ちよく暮らせるんだよね。キャバリアは賢いから、褒められるとすぐ覚える。だからこそ、褒めながら育てるしつけがとっても合ってるんだ。

最後に、わたしリアが思う、キャバリアにぴったりの家庭像について話してもいいかな。これは、わたしの経験からの個人的な意見だけど。

一緒にいる時間を大切にしてくれる人。静かな日常の中にも、小さな幸せを見つけられる人。そして優しい声で話しかけてくれて、心を読もうとしてくれる人。

そんな人と一緒にいられたら、わたしたちは最高に幸せになれると思う。

子どもがいる家庭でも、お年寄りがいるおうちでも、どんな形でも大丈夫。大事なのは、そばにいることと気持ちを受けとめること。

それさえあれば、わたしたちはどんな環境にも馴染んで、あなたの心に寄り添えるパートナーになる。

キャバリアは、見た目のかわいさだけじゃなく、性格の奥深さが魅力。そしてその性格は、家族との関係の中で、どんどん花開いていくものなんだよ。

これから一緒に暮らそうと考えている人には、ぜひそこを知ってほしい。わたしの話が、少しでもその参考になったら嬉しいな。

リアの性格からわかる、キャバリアってこういう犬

これまでわたし、リアのことをたくさん話してきたね。

自分の性格についてこんなにじっくり考えて、それを誰かに伝えるなんて、ちょっと恥ずかしいような、でもすごくうれしいような、なんだか不思議な気持ち。

でも、キャバリアってどんな犬なの?って聞かれたときに、「リアっていう子がこんなふうに暮らしてるんだよ」って誰かに伝えてもらえたら、それだけで十分だなって思ってるんだ。

キャバリアの魅力って、見た目のかわいさだけじゃない。もちろん、くりくりの大きな目や、やわらかい耳、ふわっとした毛並みは、誰が見ても「かわいい!」って思うはず。

でもね、もっと深いところに、わたしたちの本当の魅力があるの。それは、性格そのものに宿るものなんだ。

たとえば、「人懐っこい」という性格。

これは単に、「誰にでも尻尾を振る」ってことじゃない。心を開く準備ができているっていうことなんだよ。

わたしたちは、誰かに出会ったとき、その人がどんな人かを目と空気で感じ取ることができるんだ。そして、「この人、優しそうだな」「ちょっと緊張してるのかな」って、直感でわかる。

そういうときは、そっと近づいて、目を合わせて、座って待つんだよね。そしてね、それは、わたしたちなりのあなたと仲良くなりたいよというメッセージ。

そして優しいという性格も、誤解されやすいけど、実はすごく奥が深いんだよ。わたしたちキャバリアの優しさって、いわゆるおとなしいとかお利口っていうこととは違うと思うんだ。

相手の心に静かに寄り添う力、沈黙の中でも思いやりを届ける力、それが本当の優しさだと思うんだよね。

わたしがママの涙を見て、言葉をかける代わりにそばに座っていたのも、パパが疲れて帰ってきたときに足元に寄り添ったのも、全部その気持ちからなんだ。

だから、甘えん坊って言われることもあるよね。確かに、わたしは家族のそばが大好きで、気がつくと誰かにくっついていることが多い。

でもそれは、ただかまってほしいっていう甘えとは違うんだよ。わたしにとっては、「あなたのそばにいることが、自分を安心させてくれる」っていう、本能的な欲求なんだ。

そしてその安心は、きっと家族にも伝わっていると思う。一緒にいることで、お互いの心がゆるんでいく、そんな関係がわたしにとっての理想なんだ。

それからね、キャバリアの賢さについても、少し触れておきたいな。

キャバリアって、しつけがしやすいって言われるけど、それは言うことをきくって意味だけじゃなくて、相手の気持ちを察して、行動を合わせることができるっていう力なんだ。

たとえば、家族が忙しい日は静かにしていたり、来客があって緊張しているときは無理に近づかないようにしたり、そういう空気を読む力は、小さいころから身についてきたもの。

そしてそれは、わたしが家族を大切にしたいって思っているからこそ、自然とできるようになったんだと思う。

でもね、わたしにも完璧じゃないところはあるよ。ちょっとだけ頑固だし、食べたくないときは断固としてお皿に近づかないこともある。

お散歩に行きたくないときは、リードを見ても見て見ぬふりをするし、家族が出かけるときは「なんで置いていくの?」って顔をする。

でも、そんなわたしも、家族は「リアらしくてかわいいね」って笑ってくれる。そういう関係性が、わたしたちキャバリアにはとっても大事なんだ。

キャバリアは、そばにいてこそ本領を発揮する犬だと思う。誰かと一緒にいることで、自分を表現できるし、相手の感情を感じ取って、自分の役割を見つけられる。

わたしも、家族がいなかったら、こんな風に優しくもなれなかったし、人に寄り添う力も育たなかったと思うんだ。

キャバリアという犬種の性格は、まるで心を映す鏡みたいな気がする。そばにいる人の感情を映して、それにそっと寄り添う力があるんだよね。

だからこそ、これからキャバリアと暮らそうと思っている人には、わたしたちの性格の深さを知ってほしいんだ。

「かわいいから」「静かそうだから」だけじゃなくて、「この子と心を通わせたい」と思ってくれる人と出会えたら、わたしたちはきっと、人生を共に歩む最高のパートナーになれると思う。

わたしは、15年という時間を家族と一緒に過ごしてきたんだ。

その中で、いろんなことがあった。楽しいことも、ちょっぴり切ないことも。でも、どんな日でも、家族のそばにいられたことが、わたしにとっての一番の幸せだった。

きっとそれは、どのキャバリアにも共通する気持ちだと思う。

この記事を読んでくれたあなたが、今どんな気持ちでいるのか、わたしにはわからないよ。でも、もしあなたのそばに、キャバリアがいたら、その子の目を、ちょっとだけじっくり見てみてほしいな。

きっと、そこにはたくさんの思いが詰まってるから。そして、「この子と暮らしてよかった」って、きっと思える日が来ると思う。それが、わたしたちキャバリアの持つ性格の魅力だから。

今回も私の話を聞いてくれて、本当にありがとうね。

リアより

コメント