こんにちは。リアだよ。
最近、わたしちょっとだけ気になってることがあるの。それはね、お部屋の中にね、ふわふわって白い毛が落ちてるのを、よく見かけるの。あれ?また?って、パパがコロコロ転がしてくれるんだけどね。
そう、それってどうやらわたしの毛、みたいなの。キャバリアって、毛並みがきれいって言ってもらえることが多いけど、実はけっこう抜けるのよ?
でも最近は、ちょっと前より多くない?ってパパもママも心配してくれててね。わたしも、これって歳のせい?それとも体の中からのサイン?って、ちょっとだけ不安になったの。
だから今日はね、あなたにも一緒に考えてほしいの。キャバリアのお友達って、毛がよく抜ける子が多いと思うんだ。でも、その抜け毛が普通の換毛なのか、それともアレルギーや栄養のこと、はたまた年齢の変化が関係してるのかって、そこをちゃんと知っておくのって、すっごく大事だと思うのよね。
わたしたちキャバリアって、皮膚も繊細で、感受性も高いから、ちょっとした変化にも敏感に反応しちゃう。だからあなたが、なんだか抜け毛が増えてきたなって思ったら、それはわたしたちの小さなサインかもしれないの。
もちろん、ちょっと抜け毛が増えただけってこともあるけれど、放っておくより、優しく気づいてあげてほしいな。
今回あなたにお話したいことはね、まずキャバリアの抜け毛って、どのくらいが普通なの?っていうところから始めて、どうして抜け毛が増えるのか、アレルギーのことやすぐにできる対策、そして、シニア期ならではのポイントまで、わたしリアが、あなたにお話していくね。
きっと、あなたのお友達にも役立つヒントが見つかるはずだと思うんだ。それじゃあ、さっそく始めましょうか。
キャバリアの抜け毛って普通どれくらい?異常と正常の見分け方

あなたも気になってる? お友達の毛が、前よりちょっと多く抜けるようになったこと。わたしもそうだったの。いつも通り過ごしてるのに、お布団にごっそり毛がついてたり、ブラッシングしたあとに、こんなに抜けたの!?ってびっくりするくらいだったのよ。
まずね、最初にお伝えしたいのは、キャバリアって、そもそも抜け毛が多い犬種なのよ。シルクみたいに柔らかくて細い毛が特徴なんだけど、それが一年中ふわふわと抜けていくの。
そしてね、それは季節によっても変わるし、環境や体調によっても差が出るの。だから、ちょっと抜けるくらいなら普通だよ~ってパパに言われると、まあそうかもねって思ったりもするんだけどね。
でもね、それが普通かどうか、やっぱりあなたがちゃんと見てあげないといけないのよ。とくに、わたしたちがシニア期に入ってからは、毛の状態って健康のバロメーターになることもあるの。
換毛による通常の抜け毛は、ゆるやかに・全体的に
基本的にキャバリアは、年中少しずつ抜ける犬種だと言われているの。特に春や秋には、ほかの犬種と同じように換毛期って言って、夏毛・冬毛を入れ替える時期があって、そのときはちょっと多めに抜けるのが自然なこと。
わたしも春先は、ブラッシングされるとごっそり抜けて、あら、スリムになっちゃった?って思うくらい。でも、そういう抜け方って、身体のあちこちが均等に抜けるのよ。たとえば、背中も、お腹も、首も、まんべんなくふわっと抜けていくの。
もしあなたのお友達も、そんな感じでふんわり抜けてるだけなら、それは、たぶん普通の抜け毛だよ。
あれ、おかしいな?と思ったら、それは異常な抜け毛かも
でもね、問題は部分的にハゲてきたとか、毛がごっそり抜けて地肌が見えるみたいなとき。わたしのお友達にもいたの。耳の後ろのあたりがやけに薄くなって、なんだか皮膚もちょっと赤い気がするって状態になったの。
それを見たその子のママが、これ、アレルギーじゃない?って気づいて、病院に連れて行ったら、やっぱり環境アレルギーだったの。
それに、かゆそうにしてる、身体をしょっちゅう掻いてる、耳の中が赤い、皮膚がベタベタ・カサカサしてるっていうようなそんなサインがあるときは、抜け毛は結果であって、本当の原因が別にあるかもしれないの。
- 抜け毛の量が突然増えた。
- 毛の質がパサついている。
- ブラッシング中にフケがたくさん出る。
- 毛の根元に赤みやできものがある。
もしもあなたが、そういう様子に気づいたら年齢のせいかな?で片づけないでほしいんだ。それって、わたしたちが出している小さなSOSかもしれないから。
わたしたちは、あなたの目が頼りなの
わたしたちって、自分じゃ鏡を見られないでしょ?だから、いつもより毛が抜けてるとか、この部分、薄くなってるとか、そういう変化に気づけるのは、あなたなのよ。あなたが、なんだかおかしいなって思ったことは、たいてい正解に近いの。
だって、あなたは、わたしたちのいちばん近くにいる存在だもの。毎日触れてくれて、撫でてくれて、わたしたちの様子を知ってくれてるでしょ。だから、その気づきが、わたしたちの健康を守ってくれるって、わたしは本当に思ってるの。
というわけで、次は、じゃあ、抜け毛が増える原因って何なの?っていうお話に進んでいこうと思うの。アレルギーとか、栄養とか、ストレスとか、実は、見えないところでいろんな原因が関係していることもあるのよ。それについて、一緒に考えてみようね。
抜け毛が増える原因は、アレルギー・栄養不足・皮膚トラブル

抜け毛って、単に古い毛が生え変わるだけと思いがちだけど、実は、いろんな体の中やまわりの環境が関係していることがあるんだよね。わたしたちキャバリアは特に皮膚がデリケートだから、小さな変化でも抜け毛として表れることが多いのよ。
ここでは、わたしがこれまで経験したことや、お友達の様子を通して見えてきた、抜け毛が増える5つの原因についてお話するね。あなたのお友達にも、当てはまることがあるかもしれないから、ぜひ一緒に確認してみて。
アレルギーが隠れているかもしれない
わたしがまだ若かった頃、急に耳の後ろをしきりに掻くようになったことがあってね。ママが、リア、また耳が赤いねぇって言って、病院に連れて行ってくれたの。そしたら、なんと環境アレルギーだったのよ。
実はね、わたしたちが反応しやすいアレルゲンって、けっこうたくさんあるの。
- ハウスダスト
- ダニ
- カビ
- 花粉(季節によって)
- 特定の食材(小麦、鶏肉、乳製品など)
こうしたアレルギーが原因になると、皮膚が炎症を起こして、かゆくなって、引っかいて、毛が抜けちゃうのよね。特に耳の後ろやお腹、足の内側みたいなところは、毛が薄くなりやすいの。なんかかゆがってるなあと思ったら、それは抜け毛の前兆かもしれないのよ。
アレルギーって見た目じゃ分かりにくいから、あなたの気づきがとっても大事。ちょっとしたかゆがりも、ちゃんと観察してみてね。
栄養、足りてる?バランスも重要だよね
ごはん、ちゃんと食べてるから大丈夫!って思うでしょ?でもね、わたしたちの毛や皮膚って、食べたものから栄養をもらってるの。特に大事なのは、
- 良質なタンパク質
- オメガ3脂肪酸(サーモンオイルとか)
- ビタミンA・E・B群
- 亜鉛やセレンなどのミネラル
これらが不足すると、毛がパサパサになったり、フケが出やすくなったり、結果として抜け毛が増えることもあるの。
わたしね、一度、おやつをちょっと贅沢にしすぎた時期があって、その間ちょっとだけ毛がゴワゴワになったの。ママがそれに気づいて、フードの栄養バランスを見直してくれたら、少しずつ毛並みも戻ってきたのよ。
おやつのあげすぎや、フードの質の変化とかね、ちょっと振り返ってみるだけでも違うから、あなたもお友達の食生活をチェックしてみてね。
寄生虫や皮膚の感染症も関係してることが
これはね、ちょっと怖いお話かもしれないけど、ノミやダニ、皮膚に住みつくカビや細菌が、抜け毛の原因になることもあるのよ。もしあなたのお友達が、
- 同じ場所を何度も掻いてる
- 毛が部分的にごっそり抜けてる
- 地肌に赤み・カサブタ・じゅくじゅくがある
こういった症状があるなら、ノミ・ダニや真菌(カビ)などが原因かもしれないの。おうちの中でも発生するから、うちは大丈夫と思ってても、油断は禁物。
定期的に動物病院でチェックしてもらったり、ノミ・ダニの予防を欠かさないことが大事だよ。
ホルモンバランスの乱れや内臓疾患
シニアになると、体の中のホルモンのバランスも変わってくるのよね。たとえば、甲状腺機能低下症とか、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)っていう病気があるんだけど、これも抜け毛の原因になるの。
このタイプの抜け毛って、左右対称に、地肌が見えるくらいまで、毛が抜けることが多くて、わたしたち自身ではどうすることもできないの。心臓病のお薬の影響でホルモンバランスが崩れることもあるから、シニア犬の子がいるなら特に注意してほしいな。
ストレスや生活の変化が影響してることも
意外かもしれないけど、わたしたちって心の状態が毛に出ることもあるの。引っ越しやお留守番の時間が増えた、いつもと違う匂いや音がする、家族の様子が変わったっていうようなそんな小さな変化にも、敏感に反応してしまうのよ。
とくにシニアになると、環境の変化に弱くなって、ちょっとしたことで不安になっちゃうの。それがストレスになって、自律神経が乱れて、毛が抜けやすくなったり、体調まで崩しちゃったりするんだよね。
もし、最近お友達の生活に変化があったなら、そのことも思い出してみてほしいな。
ここまでで、抜け毛が増える5つの原因をお話してきたけど、どうだった?あなたのお友達にも思い当たること、あったかもしれないわね。
次は、じゃあ、その中でも特に見逃しやすいアレルギーって、どうやって気づけばいいの?っていうお話に進もうと思うの。アレルギーって、わたしたち自身もなかなかうまく伝えられないことが多いから、あなたの観察力が頼りになるんだよね。
見逃しがちなアレルギー症状とその見分け方

ねえ、アレルギーって聞くと、あなたはどんなイメージを持つ?くしゃみが出たり、目がかゆくなったり、人間でもよくある症状だよね。
でも、わたしたち犬の場合はちょっと違うの。もっとね、わかりにくくて、見逃しやすいサインで出てくることが多いのよ。
それがね、抜け毛や皮膚のトラブルの原因になってることも、けっこうあるの。だから、わたしが実際に体験したことや、お友達のエピソードを交えてアレルギーの見分け方とあなたにできることをお話するね。
かゆい、赤いだけじゃない!アレルギーのサインって?
わたしたちがアレルギーを感じるとき、いちばん多いのはかゆみなの。でも、そのかゆみって、すぐに気づいてもらえるとは限らないのよね。例えば、こんなサインが出ていないか、思い出してみてほしいんだ。
- 足をしょっちゅう舐めている
- 顔をこすりつけている
- 耳を気にして、しょっちゅう掻いている
- お腹やわきの下の毛が薄くなっている
- 涙が多い、目の周りが赤い
- フケが出ている
- おならが増えた、便がゆるくなった
ね、意外と皮膚だけじゃないでしょ?アレルギーって、皮膚はもちろんだけど、お腹や耳、目、気分にまで影響を与えることがあるのよ。
お友達の中には、最初は、ちょっと涙が多いかな?ってだけだった子が、数週間後には毛がごっそり抜けちゃったこともあったの。だから、ほんの小さな変化でも、あなたが早めに気づいてあげられたら、それが大きな安心につながるのよ。
食物アレルギーと環境アレルギーって何が違うの?
わたしたちが持つアレルギーには、大きく分けて2種類あって食物アレルギーと環境アレルギーがあるんだよ。これからどんなものなのかわかりやすくお話ししていくね。
食物アレルギー
これはね、ごはんの中に入っている成分が体に合わなくて起こるもの。よくあるのは、鶏肉、小麦、乳製品、大豆、牛肉など。高たんぱくで栄養満点!って思っても、わたしたちには刺激が強いこともあるの。
ある日、コロンくんが、「新しいチキン味のおやつだ~!」って喜んで食べたんだけど、次の日からお腹がゆるくなって、耳が赤くなって、毛が抜け始めたの。病院で調べたら、チキンにアレルギーがあったみたいで、あれはびっくりしたなあ。
環境アレルギー
こっちは、暮らしているまわりの空気や物に反応しちゃうタイプ。ハウスダスト、ダニ、カビ、花粉、タバコの煙、香料など、思ったよりたくさんあるのよ。
春や秋に抜け毛が増える子が多いのも、実は気温や湿度の変化だけじゃなくて、花粉やカビの増加に体が反応してるケースがあるの。おうちの中にある目に見えない刺激が、わたしたちの体にじわじわと負担をかけてることもあるんだよね。
動物病院でできるアレルギー検査とその流れ
もしかしてアレルギーかもって思ったら、まずは病院へ行くのが安心よ。今はね、アレルギーの検査もいろいろできるの。
- 血液検査(IgE抗体の量を測定する)
- 皮膚テスト(アレルゲンを直接当てて反応を見る)
- 除去食試験(アレルゲンの可能性がある食材を一時的に除いて、症状が改善するか確認する)
わたしの場合は、血液検査と除去食を組み合わせて調べてもらったの。少しずつ、食べるものを変えていくのは大変だったけど、ママが頑張ってくれたおかげで、かゆみも抜け毛もずいぶん減ったのよ。
家庭でできる!アレルギーの初期対応
検査をする前にも、あなたにできることってたくさんあるの。さわりだけになるけどあなたにお話ししておくね。
- フードやおやつの「原材料」を細かくチェックする
- 成分を記録して、食後の体調と照らし合わせる
- お掃除をこまめにして、アレルゲンを取り除く
- 空気清浄機を使って、花粉やホコリ対策をする
- 無香料・低刺激のシャンプーに切り替える
とくに、食事に関しては急に変えないことも大切なんだ。急な切り替えは、それだけでお腹や皮膚にストレスをかけちゃうからね。
何か違うかもと思ったら、まずは今の生活の中で負担になっているものを少しずつ見直してみてね。
アレルギーって、難しいなあって思うかもしれないけど、あなたがいつも通り優しく見てくれていれば、小さな変化にもちゃんと気づけるはずなの。そしてね、わたしたちはあなたの気づきと行動が、一番の治療だと思ってる。だって、あなたのそばにいるだけで、すごく安心できるんだもん。
次は、じゃあ、アレルギーでもそうじゃなくても、抜け毛が増えたときに私たちができる具体的なケアって何があるの?ってことをお話するね。
キャバリアの抜け毛対策として今すぐできる5つのケア

抜け毛、気になるなぁって感じたとき、あなたなら、まず何をするのかな?
なんとかしてあげたいって思うその気持ちが、わたしたちには何よりうれしいの。でもね、やみくもにあれこれやっても、逆に負担になっちゃうこともあるから、まずは基本に立ち返って確実に効果のある5つのケアをお話ししていくから一緒に見ていこうね。
どれも、今日からすぐに始められるものばかり。あなたとお友達の暮らしに、無理なく取り入れてみてね。
ブラッシングで死毛をきちんと取り除いてあげる
まず、最も大事なのがブラッシング。これはただ毛を整えるだけじゃなくて、毛の生え変わりサイクルを正常に保つ、大切なケアなのよ。
わたしたちキャバリアは、毛が細くて柔らかいから、抜け毛が絡まりやすく、気づかないうちに毛玉になってることもあるんだ。そのまま放っておくと、蒸れて皮膚が炎症を起こしたり、毛根が傷ついてさらに抜け毛が増えたりって、悪循環になっちゃうの。
特に、耳の裏・脇の下・お尻のまわりは毛がたまりやすいから、重点的に優しくブラッシングしてあげてね。おすすめポイントはね、
- 毎日でなくてもいいから、2~3日に1回はやってあげて
- ブラッシング中に皮膚の赤みやできもの、ハゲている箇所がないかチェック
- スリッカーブラシやラバーブラシなど、毛質に合ったものを選ぶと効果的
わたしなんて、ブラッシングしてもらうの、実はちょっと好きなの。リア、気持ちいい?ってパパに聞かれると、うとうとしちゃうくらいだよってなっちゃうのよね。
フードの見直しで内側からサポート
抜け毛って、外側の問題に見えて、実は内側からも大きく影響を受けるのよ。食べるものによって、毛の質も変わるし、皮膚の健康も大きく左右されるの。たとえば、あなたのお友達のフード、こんなポイントをチェックしてみて。
- 主原料が動物性たんぱく質か(チキン、サーモン、ラムなど)
- オメガ3脂肪酸やビタミンEが含まれているか
- 小麦・トウモロコシなどのアレルゲンが避けられているか
- シニア用の栄養バランスになっているか
わたしの場合は、13歳のころから心臓のこともあって、獣医さんと相談して低脂肪・高たんぱくのフードに変えたの。それと一緒に、皮膚サポート用のサプリメント(オメガ3オイル)も取り入れたら、毛のツヤが戻ってきた気がしたのよ。
食べるものを変えるって、わたしたちには結構大きなことだけど、あなたが優しく、少しずつ切り替えてくれたら、ちゃんと体は応えてくれると思うの。
アレルゲンの少ない快適な環境づくり
もしお友達がアレルギー体質だったり、ちょっとでも皮膚が敏感なタイプだったら、家の中の環境を整えることがすごく重要なの。具体的にはこんなことができるよ。
- 毎日床に掃除機をかける(特にカーペットやソファ周り)
- 空気清浄機を設置して、花粉やハウスダストを減らす
- 犬用ベッドやブランケットをこまめに洗う(週1回が目安)
- 芳香剤やアロマオイルなどの刺激を減らす
わたしたちは、人間よりもずっと鼻が敏感で、空気の中に漂っている花粉や化学物質にも反応しちゃうことがあるの。
特に春や秋は、目に見えないアレルゲンが増える時期だから、何もしてないのに、なんだか抜け毛が増えてきたって思ったら、まずはおうちの空気をきれいに保つことから始めてみてね。
ストレスを減らして、心のケアも忘れずに
わたしたちって、肉体的だけではなく精神的にもけっこうデリケートなんだ。特に歳を重ねてくると、小さなことで不安になったり、急な変化に戸惑ってストレスを感じたりするのよね。
ストレスが続くと、自律神経が乱れてホルモンバランスも崩れやすくなるの。その結果、抜け毛が増えたり、食欲が落ちたり、ちょっとしたことでも不調になったりしちゃうの。だから、あなたができる心のケアもとっても大切なんだ。
- 生活リズムを整えてあげる(寝る時間・ごはん・お散歩など)
- 穏やかな声かけを心がける
- 留守番のときは、安心できる毛布や音楽を用意する
- 怖い音(雷・掃除機など)への配慮を忘れない
ルナちゃんなんて、雨の日の雷が苦手で、そのあと1日ぐったりしちゃうのよ。でも、ルナちゃんのママがやさしく話しかけたり、そっと隣にいてあげたりするだけで、すごく落ち着くんだって。わたしたちは、あなたのぬくもりにすごく支えられてるのよ。
動物病院との上手な付き合い方
そして最後に。やっぱり、専門家である動物病院の先生と、うまく連携することがとても大事。抜け毛が増えてきたときに、すぐに全部を年齢のせいにしないで、次のことを見てほしいんだ。
- 皮膚の状態
- 栄養のこと
- 薬の影響
- ホルモンのバランス
これらを総合的にチェックしてもらうと、思わぬ原因が見つかることもあるのよ。特に、わたしたちがシニア期に入ってると、心臓・腎臓・肝臓など、いろんな機能がちょっとずつ変化していくから、ついでの健診で済ませず、抜け毛についてもしっかり相談してみてね。
定期的に通っている病院があるなら、ちょっとした相談もしやすいはず。いつもの先生に診てもらえる安心感って、わたしたちにとっても心強いの。
ね、これらのケアって、どれも難しいことじゃないでしょ。少しずつ取り入れるだけで、わたしたちの毛も心も、ずいぶん変わってくるのよね。
次は、シニア犬としてのケアで特に気をつけたいポイントについてお話するね。年齢を重ねたわたしたちには、若い頃とは違った気遣いが必要なんだ。
シニア犬ならではの抜け毛ケアのコツとは

わたし、今15歳。この年齢って、人間でいうと、もう80歳くらいになるのかしら。
毛のツヤも、皮膚のやわらかさも、若いころとは少し違ってきたのを、自分でも感じるのよね。昔はね、リア、毛並みつやつやだね!ってたくさんほめてもらってたけど、最近は毛がちょっとパサついたり、ふんわり感が減った気がするの。
でもそれって、歳を重ねてきた証。あなたのお友達も、今まさにそんな時期を迎えているのかもしれないわ。これから、シニア犬ならではの抜け毛と向き合うために、あなたが気をつけてあげられるポイントをお話するね。
皮膚のうるおいが減ってくる
シニアになると、皮膚の水分保持力が落ちて、乾燥しやすくなるの。乾燥すると、かゆみが出たり、毛がぱらぱらと抜けやすくなったりしてしまうのよね。
特に冬場の暖房、夏のエアコン、季節の変わり目の湿度の変化には敏感になるわ。そんなときは、
- 湿度を保つ(加湿器を使う、お水をこまめに飲ませる)
- 保湿力のある犬用シャンプーを選ぶ
- お散歩のあとはタオルで優しく拭いてあげる
そうしたうるおいを守るケアを意識してみてはどうかな。シャンプーの頻度も少し抑えめにして、必要な油分を残してあげることも大切なのよ。
投薬治療が毛質に影響することもあるの
わたしね、13歳から心臓の薬を飲んでいるの。最初はあんまり気にしてなかったけど、しばらくしてから、毛が前より細くなった気がするねって、ママが気づいてくれたのよ。
薬の種類によっては、毛の成長を抑えたり、皮膚に影響が出ることもあるの。たとえば、
- 心臓病の薬(血流の変化で栄養が届きにくくなる)
- 甲状腺の薬(ホルモンバランスが変わる)
- 免疫抑制剤(皮膚のバリア機能が弱まる)
こういった影響も、抜け毛につながることがあるのよ。でも、薬をやめるわけにはいかないじゃない。だから、薬を飲みながらでもできるケアを一緒に見つけていくことが大切なの。
栄養を整えたり、皮膚を清潔に保ったり、定期的に病院で副作用を相談したりしないといけないから、わたしたちには、あなたの支えが本当に必要なのよ。
ケアの負担をできるだけ減らしてあげて
若いころは、お風呂?はいはい、いってきまーす!って感じだったけど、最近はね、ドライヤーの音がしんどかったり、長時間立ってるのがちょっと疲れちゃったりするの。
あなたのお友達も、もしかしたら同じようなことを感じているかもしれないわ。だから、ケアのときはこんなことを意識してみてはどうかな。
- ブラッシングは短時間でも、頻度を増やす(こまめに)
- お風呂は必要最低限に。ドライシャンプーを使うのも◎
- 足腰に負担がかからないよう、クッションの上でケアをする
- ストレスを減らすために、優しい声かけを忘れずに
わたしね、ママに、リア、もう少しだけ頑張ろうね~って言われると、ちょっとだけがんばれる気がするのよ。そういうことばの魔法、あなたにも使ってもらえたらうれしいな。
「今の状態が普通」じゃない可能性も忘れずに
シニア犬になってくると、歳だからしかたないよねって思うことって、あるよね。実際、わたしたちも年齢とともに体が変化するのは自然なこと。
でも、その変化が病気のサインである可能性も、どこかで覚えておいてほしいの。
- 抜け毛が急に増えた
- 毛並みが急にパサついた
- 皮膚に赤みやかさぶたがある
- 体重が減った or 増えた
- 元気や食欲が落ちている
こうしたサインが出たら、それはただの老化じゃないかもしれないの。あなたの、おかしいな?っていう直感、それが、わたしたちを守る第一歩になるのよ。
シニア犬との時間をやさしいケアで包んでほしい
何よりもね、わたしたちがシニアになって一番うれしいのは、あなたが今までと変わらず、そばにいてくれること、なんだよ。
特別なケアなんてなくても、朝、おはようって言ってくれて、ブラッシングしようかってやさしく声をかけてくれて、リア、今日もかわいいねって笑ってくれたら、それだけで心もからだも、ふんわりあったかくなるの。
抜け毛のケアも、毛並みのチェックも、ぜんぶ、わたしたちとの今を感じるための、大切な時間。
あなたのお友達にも、そんなやさしいケアが届きますように。そして、明日もまた、すこやかに一緒に過ごせますように。
リアより


コメント