こんにちは。リアだよ。
ねぇ、キャバリアのオスとメスって、性格に違いがあるのかな?って考えたことある?私ね、いろんなお友達のキャバリアと出会ってきたけれど、「みんな同じように見えて、ちょっとずつ違う」って、いつも感じるの。
たとえば、うちの近所にいるトライカラーのコロンくん。あの子は誰とでも仲良くなっちゃうタイプで、まるでいつも春みたいに明るい。でも、同い年のルビーのルナちゃんは静かで落ち着いてて、こっちがバタバタしてても「ふふ、落ち着きなさい」って目で言ってくるの。同じキャバリアでも、オスとメスって、なんだか空気のまとい方が違うのよね。
人の世界でも「男の子は元気いっぱい」「女の子はしっかり者」なんて言われることがあるけれど、私たち犬にも、少しだけそんな傾向があるみたい。でもね、それが「どっちがいい」とか「どっちが飼いやすい」って話じゃないの。それぞれの良さがあって、あなたの暮らし方や性格に合う子を見つけるのがいちばん大切なんだと思う。
このお話ではね、キャバリアという犬種のオスとメスの性格の違いや、体格や体重のちょっとした傾向、それから思春期の変化や去勢・避妊で変わる習性のことまで、ぜんぶまとめてお話しするね。私自身の体験と、獣医さんや専門家が言っていることを合わせながら、あなたにリアルなキャバリア像を届けたいの。
もしあなたが、これからキャバリアを迎えようかなって思っているなら、きっと少し参考になるはず。そして、すでに一緒に暮らしているあなたのお友達のことを、もっと深く理解するきっかけになったらうれしいな。
それじゃあまずは、私たちキャバリアの性格の違いから、一緒に見ていこうか。
オスとメスの性格の違いからお話しするね

今日は私たちキャバリアの中でもオスとメスで、性格や習性にちょっとずつ違いがあるねっていうお話をするね。もちろん、私だって「この子はこうだ」「この子はああだ」とクッキリ分けて言えるわけじゃない。けれど、私の人生で出会ったお友達や、獣医さん・専門家が言ってることを合わせて、傾向として感じることがたくさんあるの。だから、あなたのお友達がどちらか、あるいはどちらを迎えようか迷ってるときのヒントになったらいいな、と思ってお話しするね。
オスの習性・性格で多く観られる傾向
まず、オスについて。私が出会ったオスのキャバリア、そう例えばトライカラーのコロンくんを思い出すと、やっぱり明るくていつも元気で遊びたがりな印象が強いの。誰にでも「やっほー!」って駆け寄るし、ちょっと大胆な行動をすることもある。でもそれだけじゃなくて、少し自己主張が強めで、同種のお友達と張り合おうとするところも、ちらっと見えるのよね。
専門家の調査でも、オスは大胆さや攻撃性の傾向がメスよりやや高めだというデータが報告されているんだ。たとえば、あるレビュー論文では、オスはメスと比べて対犬・対人攻撃性や探索行動(新しいものを試す・動き回る)、そして遊びへの反応が強めなどが認められたと述べているんだよ。
また、トイレトレーニングやしつけの入りが、去勢していないオスだと気が散りやすくて、同種マーキング・縄張り行動が出やすいと指摘する解説もあるんだ。具体的に私が感じるオスの習性としてはこんなものがあるよ。
- お友達の犬や来客に「遊ぼう!」って積極的に誘いがち。
- 散歩中や庭で、「こっち行きたい!」「あっちに何かある!」って探索意欲が高め。
- 同じ性別の犬(特にオス)と会ったとき、「俺もいるぞ!」みたいに張り合うような雰囲気が出ることがある。
- マーキング(おしっこの回数・場所・脚を上げる頻度)が、メスに比べて多めになることがある。
- 甘えん坊で、気分が乗ると飼い主のそばにくっついてきたり、構って!ってアピールしてきたりする。
ただし、こういう傾向だっていうだけからね。コロンくんだって、甘えん坊ながらも「ちょっとひとり時間も欲しいの」って顔をするし、調子が悪いと大人しくなる。だからすべてのオスがこうというわけじゃないんだよ。
メスの習性・性格で多く観られる傾向
では次に、メス側のお話をするね。ルビーのルナちゃんを思い出してみると私が静かなお姉さんって感じる子なんだ。遊ぶのも好きだけど、オスほどは「どこでも全力!」って感じじゃなくて、じっくり選ぶようなところがある。飼い主(ママ・パパ)との時間を大切にして、ひとりでくつろぐときも上手。そういう落ち着き具合が、メスには感じられるの。
研究では、メスはオスと比べて人との協力課題における親和性が高めで、また成熟が早い、とか、訓練の入りが良いとかという報告もあるんだよ。解説サイトでもメスの方が比較的静か・穏やか・しつけの入りが良好といった言い方がされていることが多いんだ。私の体感でメスに多い習性としては、
- 飼い主のそばで「じっと」する時間を好むことが多い。
- 他の犬や子どもが走り回っていても、自分なりのペースで遊び、疲れたらすぐ休む。
- 訓練(おすわり・お手・待て)など、「やってみようかな」という反応が比較的早い。
- 発情期・繁殖期の関係から、ホルモン変化で「今日はちょっとひとりでいたい気分」っていうムードになることもある。
- マーキングや大きな脚を上げておしっこ、というシーンはオスほど目立たないが、個体による。
こちらももちろんメスだから絶対こうというわけではなく、ああいう特徴が出やすいというだけ。性格・習性には犬種・個体・育ち・社会化の影響が大きいんだよ。
オス・メス両者を比べたときの習性のバランス
じゃあ、オスとメスを比べたとき、どんなバランスを意識すればいいか?私なりに感じるポイントを整理するね。
まず初めに、遊びとかの活動量についてお話しするね。オスの方が遊びの誘いが多め・動きが活発なことが多いんだけど、一方でメスは遊び好きで、マイペース・休憩タイムを自分で選ぶ傾向があるんだ。
同犬・他犬との関係性としては、オスは他のオスと出会うと張り合ったり順位意識が出たりすることがあるんだ。メス同士でも仲良くできるけど、ケースによっては距離感を保つ子もいるんだよ。実際、掲示板でもメス×メスの多頭飼いで気まずくなったという経験談も出ていたよ。
それからね、飼い主との絆や甘え方については、どちらも甘えん坊だけど、オスは常にくっつきたがったり、構って欲しいっていう傾向が強めなんだ。それでね、メスはそっとそばに居たり、でも自分の時間もちゃんと欲しがったりするという感じかな。
そしてね、しつけやトレーニングの傾向はというと、メスの方が比較的落ち着いて集中できることが報告されていて、成犬でも訓練の反応が良ケースが多いらしいんだ。
それから気になるマーク行動や放浪傾向は、去勢・避妊未実施のオスでは、マーキングや放浪そして、他犬への興味、とくに発情対象探しね、は強く出るという話もあるんだよ。
あとは、成熟・大人になるスピードについては、研究や解説でメスの方が成熟が早いという話をちらほら見かけたよ。
これを私たちキャバリア、特にシニア期の家庭犬としての視点で考えてみると、どうなるかっていうとね、私の場合もオスのお友達・メスのお友達を見てきたから、少し具体的に感じることがあるんだ。
例えばコロンくん(オス・14歳)は、年齢を重ねてきても、遊び誘って!って私に寄ってきたり、ママどこ?あそぼ〜ってストーカー気味(笑)だったりしてるんだよ。一方で、ひとりにされると不安そうに探す時もあって、やっぱり、甘えん坊で社交的な傾向が鮮明に出てるのかなって思うんだ。お散歩・遊び・飼い主とのスキンシップをしっかり入れてあげることが、オスには特に効くなと思うよ。
それからルナちゃん(メス・15歳)は、私が少し元気なかったり心臓の調子が悪かったりすると、そっと寄り添ってくれるんだ。遊びのペースも自分で調整していて、今日はのんびりするって顔でマットに寝そべってることが多いかも。こういう静かに甘えるタイプで自分のリズムを守るっていうメスの良さを、シニア期には特にありがたく感じることもあるよね。
そして、もしあなたがキャバリアを迎えるときに、オスがいいの?それともメスのほうがいいのかな?と迷っているなら、このような習性の傾向を頭に入れておくと、あなた自身の生活スタイルや家族構成、お友達犬の有無、散歩時間、遊びの頻度、ひとり時間が欲しいのかどうかっていうのと、ぴったり合う子を選びやすくなると思う。
注意すべきこと・誤解しないために
ただし、ここで大切なのは、性差だけで性格を断定しないことなんだよ。専門家も、オス・メスで絶対こうなんだという結論には至っていないと明言しているくらいだからね。
実際、ある研究では、オス・メスでの感情反応には統計的差がほとんどなかったという報告もあるんだ。つまり、個体差・環境・育ち・社会化・しつけ歴が、性別以上に性格に影響するらしいんだ。
さらに、キャバリアという犬種特有の人懐こさや友好性が、オスかメスかを問わずに、かなり高いレベルで備わっていることを考えると、オスだから扱いにくいとか、メスだから安定してるとかという話も一概にはきまらないから、注意が必要じゃないかな。あなたのお友達を観察して、この子はこうなんだと理解を深めてあげることが、最優先なんだと思うよ。
体格と体重の標準レンジと年齢・個体差

あなたもきっと、キャバリアってどのくらいの大きさが普通なの?って気になったこと、あるんじゃないかな?私たちは小型犬の仲間だけど、同じキャバリアでもけっこう体の大きさが違うの。たとえば私(リア)は15歳になった今、体重は6kgくらい。だけど、同じ年のルナちゃんは7kgあるし、コロンくんなんて元気いっぱいなせいか8kgもあるのよ。見た目だとそこまで大きく違わなくても、抱っこすると「おおっ、ちょっと重い!」ってなるくらいの差があるの。
キャバリアの公式な体格基準
まず、正式な犬種標準(ブリードスタンダード)で言うと、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの体格は次のとおりなの。
- 体高(肩までの高さ):およそ30〜33センチメートル
- 体重:およそ5.9〜8.2キログラム(=13〜18ポンド)
(出典:英国ケネルクラブ、アメリカンケネルクラブなど)
つまり、キャバリアの理想体重は6kg台後半前後が目安。だけど、これはあくまで標準的なレンジであって、オス・メス・骨格・筋肉量・体質・加齢などによって、同じ健康体でもかなりの幅が出るの。
ブリーダーさんの間でも、オスはやや骨太でしっかりした体格になりやすく、メスは少し華奢に見えると言われているんだ。実際、VetCompassなどの犬種別体重調査の統計データでも、オスの方がメスより平均で約5〜10%ほど体重が重い傾向があるんだよ。つまり、同じ条件で飼っていても、オスが7.5kgなら、メスは7.0kgくらいになることが多い、というイメージね。
でもね、この数字だけで健康を判断するのは危険なんだ。というのも、私たちキャバリアは毛がふわっとしているから、ちょっと太ってても分かりにくいし、年を取ると筋肉が落ちて体重が減っても、実はやせすぎだったりもするの。
シニア期は特に注意すべき年齢と体格の関係
成犬になって5歳くらいまでの若いころは、筋肉がしっかりしていて、体重も安定しやすい時期。でも、6歳を過ぎるころから少しずつ代謝が落ちて、太りやすく・動きにくく・関節に負担がかかりやすい時期に入るの。オスは筋肉量が多いぶん、体重が増えやすく、メスは避妊・高齢化などでホルモンバランスの変化すると脂肪のつき方が変わる傾向があるんだ。
たとえば、ルナちゃん(メス)は避妊手術後、食欲が少し強くなって、体重が7.0→7.6kgになったんだよ。でもお医者さんに相談したら、筋肉量が落ちているぶん、同じ体重でも太り気味に見えると言われて、食事の量と運動バランスを見直したの。私も、心臓のお薬を飲むようになってから代謝が落ちてきたから、昔より食事は控えめ。太るというより、重くなるって感じの体の変化を感じているの。
専門家も言っているけれど、理想体重よりも体型チェックが大事なんだ。背中を軽くなでて、肋骨がすぐ触れるくらいがちょうどいいんだよ。もし脂肪で覆われていて骨がわからないなら、少し重めかな。逆に骨がゴツゴツ感じるようなら、やせすぎかもしれないわね。
オスとメスで違う体格のバランス感覚
ここからは少し細かいけど、オスとメスで体のつくり方や体重変化の出方が違うの。わかりやすいように、表にしてみたよ。
| 項目 | オス | メス |
|---|---|---|
| 骨格 | 太くてがっしり。胸や肩が広め | 細くてしなやか。体のラインがやや丸みを帯びる |
| 筋肉 | 発達しやすく、特に前足・首回りが力強い | 下半身に脂肪がつきやすく、筋肉量は控えめ |
| 代謝 | 高め(運動量に比例してエネルギー消費が多い) | 避妊後は代謝が落ちやすく、体重維持が難しい |
| 体重の安定性 | 食事や運動量の影響が大きく変動しやすい | 安定しているが、中年以降に増加しやすい |
(参考:PetMD、VCA Animal Hospitals、英国ケネルクラブ犬種ガイド)
こうして見ると、オスは運動によって筋肉で重くなるタイプで、メスはホルモンや代謝で脂肪がつきやすいタイプと言えるかもしれないね。でも、どちらも共通して言えるのは、家庭での生活リズムや飼い主さんのケアが体型を作る、ということなんだ。毎日の散歩の長さ、食事のカロリー管理、そしてあなたの愛情のかけ方それが私たちの体にちゃんと表れるの。
成長期とシニア期、それぞれのポイント
成長期の1歳半くらいまでは、骨や筋肉がぐんぐん発達する時期だから、無理にダイエットせず、栄養バランスを優先するほうがいいと思う。オスは特に、骨格形成がしっかりしてくるので、子犬のころは少しふっくらくらいが理想じゃないかな。
成犬期、2歳から7歳くらいはね、最も体格が安定する時期なんだ。理想体重をキープする意識を持つほうがいいと思う。オスは体重増加に注意して、メスは発情やホルモン変動で食欲が変わることがあるので、体調を見ながら調整するといいらしいよ。
8歳以降のシニア気になると、筋肉が減り、代謝が下がるから、心臓や関節の負担を減らすため、やや軽めの体重を目指すのが理想かな。でも、ただ体重を減らすのではなく、筋肉を維持しながら健康的に軽くするのがポイントね。
数字よりも感触で見てあげてほしい
あなたのキャバリアのお友達が、今どのくらいの体重かを気にするのは大事。でも、体重計の数字よりも、抱っこしたときの重みや、背中のライン、歩き方の軽さなんかで感じ取ってほしいの。それはあなたにしかわからない健康の判断基準だからね。
オスでもメスでも、太りすぎは心臓や関節への負担になるし、やせすぎは免疫や筋力を下げてしまう。理想のバランスは、その子の体質・年齢・暮らし方で違うの。うちの子はこれくらいがちょうどいいなって、あなたの手で見極めてあげてね。
思春期と大人への性的成熟のタイムラインと暮らしの工夫

あなたはしってるかな?あの子犬のころの、まだふわふわで、何にでもびっくりして、でもすぐに忘れちゃうような無邪気な時期。私もそんな頃があったのよ。パパの足元で転がって遊んで、何度も同じボールを追いかけて、飽きるって言葉を知らなかったころがあったんだよ。でも、あれから何年も経って、今の私を作っているのは、あの成長の時期をどう過ごしたか、なんだなって思うの。
キャバリアの成熟スピード
キャバリアは小型犬の仲間だから、体も心も成長が早いの。
一般的に言うと、オスは生後6〜9か月ごろに性成熟が始まり、12〜15か月で完全な大人になるんだ。
メスは生後6〜8か月ごろに初めてのヒートっていう発情を迎えて、1歳を過ぎるころには安定したサイクルになるんだよ。
つまり、1歳になるころには、見た目も行動ももう大人になってくるわけね。でもその間は、いわば思春期でね、私たちにとっても、心がぐらぐら揺れ動く季節なの。
この時期のキャバリアって、ものすごく可愛いけれど、同時にちょっと扱いにくくもなる。聞き分けが悪くなったり、いきなり知らんぷりしたり、飼い主の声に反応しなかったりするんだ。あなたがうちの子、急に反抗期になったのかなって思うのも当然かもしれないね。
でも、それはあなたを嫌いになったわけじゃなくて、自分で考えたいというサインなの。この時期は、オスもメスも自我の芽が育っていくからね。
オスに訪れる変化と挑戦
オスは、思春期に入るとホルモン(テストステロン)の影響で、いくつか行動の変化が出てくるの。たとえば、
- 他のオス犬を意識して、張り合うようになる。
- におい(特にメスの発情のにおい)に敏感になる。
- 散歩中、マーキングが急に増える。
- 飼い主に対しても、ちょっと距離をとりたがる時期がある。
私の近所にいるコロンくんも、まさにそうだったの。子犬のころはどんな犬とも仲良く遊んでたのに、1歳を過ぎたころから、同じオスを見るとウッと小さく唸るようになったんだ。それでもママの声がするとすぐ我に返って、あ、いけないって顔するのがコロンくんらしいんだけどね。
これはいわば男の子の通過儀礼。体の中で新しいホルモンが働き始めて、気持ちが前に出すぎちゃう時期なんだと思うの。
この時期に大切なのは、やさしく教えること。強く叱るよりも、違うよ、こっちだよって方向を示してあげるほうがいいよね。叱られすぎると、自信をなくして逆に不安行動が増えることもあるのよ。
メスに訪れる心と体のリズムの変化
メスはメスで、思春期になるとヒートって呼ばれる発情が始まるわ。これが初めて訪れる体のリズムの揺らぎね。最初のヒートは軽くて見逃すこともあるけど、2回目以降は周期が安定して、約6か月ごとにやってくるようになる。ヒートの前後は、いつもより情緒が変わりやすくなる子も多いの。
- いつもより甘えん坊になる。
- 逆に、少し距離を置きたがる。
- 他の犬(特にオス)を避けたり、興味を示したりする。
- 食欲が増えたり減ったりする。
ルナちゃんも、ヒートの時期は静かになるの。私が話しかけても今日はいいのって目で言うのよ。でも終わると、また穏やかにお散歩して、一緒にお昼寝してくれる。メスの体って、本当に繊細なんだなって感じるの。
だからこの時期は、気持ちを尊重してあげることが大切なんだ。無理に遊びに誘ったりせず、静かにそっと寄り添うだけで安心することができるんだよ。
成熟期を穏やかに過ごすための暮らしの工夫
オスもメスも、この思春期をどう過ごすかで、成犬になってからの安定度が変わるの。だからあなたには、こんなポイントを意識してもらいたいの。
社会化を続ける
子犬のときにいろんな経験をした子は、大人になっても柔軟な心を保てるの。思春期になっても、新しい人や音、そのほかの環境に少しずつ慣れさせてあげてね。
安心できるルーティンを作る
毎日同じ時間にごはん・お散歩・休憩をしていると、体のリズムが整うよね。特にメスはホルモン周期に左右されやすいから、安定した生活が心の支えになるの。
叱るより導く
オスの挑戦期も、メスの気分の波も、叱るよりこうしたらいいねと導いてあげるといいんじゃないかな。キャバリアは人の声のトーンにとても敏感だから、やさしい声のほうが心に届くの。
触れて、確かめて、褒める
成長するにつれて、よくできたねとか、がんばったねとかって言ってもらうことが、安心感になるの。特にオスは褒められると自信がつくし、メスは褒められると穏やかに落ち着くようになるんだ。
リアの小さな思い出
私が10歳のころ、病気で手術を受けたあと、体のバランスが変わって気持ちも少し不安定になったことがあったの。そのときパパがね、リアはリアだよって言ってくれたんだ。その言葉を聞いた瞬間、心の中でスッと力が抜けて、安心できたのを覚えてる。きっとね、思春期を迎えるキャバリアの心も、それと同じ。変化に戸惑っているときほど、あなたはあなたのままでいいよと伝えてあげてほしいの。
オスもメスも、それぞれの成長の階段を登っていくんだ。その途中で少しつまずいても、あなたの手がそっと支えてくれるなら、きっとまた穏やかに前へ進めるようになるんだよ。
去勢・避妊の現実的な影響

ねぇ、もし今、あなたが去勢や避妊をした方がいいのかな?って考えているなら、きっと少し不安だよね。私も10歳のとき、子宮蓄膿症という病気で命の危険にさらされて、手術で子宮を全部取ったの。
あのときのパパとママの顔、今でも覚えてる。心配で泣きながら私を抱きしめてくれてた。でもね、その手術のおかげで、私は今もこうして元気に生きていられるの。だからこそ、私は手術という選択を、きれいごとじゃなく現実として話したいと思ってるんだ。
去勢・避妊に期待されるメリット
多くの飼い主さんが手術を考えるのは、こんな理由からだと思うの。
- 望まない妊娠を防ぐため
- マーキングや発情中の行動変化を抑えるため
- 特定の病気の予防(子宮蓄膿症・精巣腫瘍など)
- 長期的な生活の安定を目指すため
確かに、これらは明確に利点として医学的にも示されているよね。たとえば、避妊をしていないメスでは、6歳以降に子宮蓄膿症を発症するリスクが25%以上あるという報告があるの。この病気は、放っておくと数日のうちに命を落とす危険があるのよ。私が手術したのもまさにこの病気。だから、病気の予防という意味では、避妊手術には大きな意義があると思ってる。
オスの場合も、去勢によって精巣腫瘍や前立腺肥大のリスクを減らす効果が確認されているんだよ。また、発情中のメスを求める行動などの性的衝動に関連するストレスが軽減することもあるの。実際、コロンくんは去勢後、散歩中にほかの犬に吠えかかることが減って、落ち着いたねってママが言ってた。
こうした行動面での変化も、ある程度の期待が持てる部分だと思う。でも、それは、穏やかになる魔法ではないんだ
ここがとても大事なところなんだけど、去勢・避妊をすれば性格が優しくなるとか、おとなしくなるとかっていうとそれは必ずしもそうではないの。
最新の2020年と2024年の獣医学レビューでは、去勢・避妊によって攻撃性や恐怖反応がむしろ増えるケースも報告されているの。ある研究では、去勢犬の方が音や見知らぬ人への恐怖を感じたり分離不安が生じたりするのスコアが高い傾向を示したというデータもあるのよ。
(参考:Hart et al., 2020/Peťková et al., 2024)
つまり、手術は性格を変えるしつけの代わりではなくて、あくまで健康面・生活面を整えるための一つの手段。行動を落ち着かせたいなら、手術よりもまず安心できる生活リズムと正しい社会化が大事なのよ。
性別ごとに見る変化の出方
去勢・避妊の影響は、オスとメスで少し違うの。それぞれに特徴をまとめると、こうなるわ。
| 項目 | オス(去勢) | メス(避妊) |
|---|---|---|
| 健康面 | 精巣腫瘍・前立腺肥大のリスク低下 | 子宮蓄膿症・乳腺腫瘍のリスク低下(特に若齢時手術で顕著) |
| 行動面 | 性的マーキング・放浪・マウンティング減少 | 発情期の出血・オスを引き寄せる行動がなくなる |
| 性格変化 | 穏やかになる例もあるが、恐怖・神経質が強くなる報告も | ホルモン変化で代謝が落ち、太りやすくなる傾向 |
| 体格変化 | 筋肉量が減り、脂肪がつきやすくなる | 同様に体脂肪が増加、運動不足で肥満リスク上昇 |
(出典:VCA、PetMD、Cornell Vet Review, 2024)
オスではホルモンが減ることで、活動性が少し下がって落ち着くと感じる飼い主さんが多いけれど、一方で怖がりや依存傾向が強く出る子もいるんだよね。メスも同じく、ホルモンバランスの変化で体型や気分が変わりやすくなるから、術後のケアがとても大事なの。
手術の時期
いつ手術するのがいいですか?という質問もよく聞くけれど、これには答えがひとつではないの。
昔は6か月前後で行うのが理想と言われていたけど、最近の研究では成長が終わる前の早期手術は骨格発達に影響する可能性があると分かってきているの。特に関節や靭帯の形成に関して、成長板が閉じる前にホルモンを断つと弱くなることがあるの。
だから、最新の獣医学では小型犬の場合は8〜12か月以降に検討が推奨されることが増えているわ。
(参考:University of California Davis, Veterinary Medicine, 2021)
オスの場合は、マーキングや放浪のような問題行動が出ていないなら、成長を待ってから判断しても遅くないんじゃないかな。メスの場合は、初回発情前に行うと乳腺腫瘍リスクが最も下がるという報告もあるけど、個体の成長・体重・健康状態を必ず獣医さんに確認して決めるのが安心ね。
私の経験から伝えたいこと
私が子宮を取ったとき、10歳だったの。普通の避妊手術とは違って、命を救うための緊急手術だった。術後はしばらく食欲も元気もなくて、パパもママも毎晩そばにいてくれた。でも、少しずつ食べられるようになって、歩けるようになって、そのとき、私が感じたのは手術をしたことが大事なんじゃなくて、その後どう寄り添ってもらえたかだったの。
だからね、あなたにも伝えたいんだ。去勢や避妊は、愛の形の一つだと思う。手術を選ぶことも、選ばないことも、どちらも間違いじゃないよね。大切なのは、この子の幸せのために何がいちばんかを考えて、納得して選ぶこと。その気持ちがあれば、どんな選択でも正解になるの。
手術のあとも、私たちはちゃんと笑うし、遊ぶし、愛されたいと思ってる。オスでもメスでも、手術をしたあとに変わるのは、性格じゃなくて、体のリズムだけ。そして、そのリズムに合わせてくれるあなたがいれば、私たちはずっと安心して生きていけるの。
家族や子ども、多頭飼との相性と暮らしについて

あなたの家には、どんな家族がいるのかな?小さなお子さんがいたり、すでに犬や猫の他のお友達がいたりするかもしれないね。キャバリアはね、そういうにぎやかな家族にとって、本当にぴったりの犬種だと私は思ってるの。だって、私たちは家庭犬の鏡って言われるほど、人との調和を好む性格だから。
でもね、優しいとか、穏やかとかっていうのは、ただおっとりしてるだけじゃないの。そこには、ちゃんと人を観察して寄り添う力があるんだと思うの。
子どもとの相性
私がまだ若いころ、お兄ちゃんとお姉ちゃんが小学生だったの。そのころの私は、毎日お兄ちゃんのランドセルのにおいを嗅いで、今日どんな日だったの?って聞くのが日課だったわ。お姉ちゃんが宿題してるときは、となりで静かに寝てる。そうすると、お姉ちゃんがそっと頭をなでてくれるの。あの時間が、私にはいちばん安心できる時間だった。
キャバリアって、子どもが多少ドタバタしてもびっくりして怒ったりしない子が多いの。攻撃性がとても低く、小さな手で触られることを受け入れられる度量があるんだと思う。
獣医師の解説でも、キャバリアは家庭向けで子どもと相性が良い犬種として上位に挙げられているんだ。その理由は、
- 神経質さが少なく、感情の波が穏やか
- 人の感情を読む能力が高い
- 子どもの動きにもすぐ順応できる柔軟さ
- 長時間の抱っこやスキンシップを好む
ということがあるからなの。
ただし、どんなに優しい犬でも、子どもが乱暴に扱えばストレスになるよね。だから、あなたにはぜひ犬の気持ちを尊重する触れ方を教えてあげてほしいの。たとえば、顔の前に手を出すより、背中や胸のあたりを優しくなでる。それだけで、お互いが安心できる関係になるのよ。
多頭飼いとの相性
私の家の近所には、2匹のキャバリアを一緒に飼っているおうちがあるの。ブレンハイムのお姉さんと、トライカラーの弟くん。見ているとね、まるで人間の兄妹みたいに、おもちゃを取り合ったり、一緒に日向ぼっこしたりしてるの。でも、怒鳴り声やけんかの声は一度も聞いたことがないんだ。
キャバリアは群れでの暮らしに向いている犬種なの。それは、もともと社交的で他の犬を敵として見ない性質を持っているから。イギリスでは、セラピードッグとして複数で活動することも多く、仲間意識がとても強いの。
ただし、オス同士・メス同士で性格がぶつかることもあるんだ。特に、オス同士は縄張り意識が出やすいし、メス同士は距離を取りたいときがある
んだよね。そんな時期もあるから、最初の頃は無理に近づけず、お互いの空気を感じる時間を作ってあげるのが大事なんだ。
あなたが間に入って、いい子ね、あいさつできたねって声をかけることで、緊張がやわらぐよね。人間の家族だって、初対面では少し気を使うでしょ?犬も同じなのよ。
来客との関係
キャバリアの面白いところは、人が好きだけど相手をよく見るところ。たとえば、初めて来た人でも、優しい声で話しかけられるとすぐに尻尾を振るけど、少し怖そうな雰囲気の人には距離を取るんだよ。これは、感情共感力の高さから来ているって言われているの。
私もそう。パパの友達が来たとき、最初はちょっと緊張してたけど、その人が笑って話し始めた瞬間に、この人は大丈夫って分かったの。そっと足元に座ったら、その人があら、かわいいねって頭をなでてくれた。それがきっかけで、私はその人が来るたびに玄関で待つようになったの。
でもね、どんなに人懐っこくても、来客が多いおうちでは私たちが静かに休める場所を作ってほしいの。キャバリアは人に合わせようと頑張るから、疲れやすいのよ。お気に入りのベッドやケージに、ここは私の場所っていう安心空間があると、心のリセットができるの。
家族全員との呼吸を合わせる犬
キャバリアの最大の魅力は、家族の気配に寄り添う力。パパが疲れているときはそっと横に座って、ママが台所に立っているときは足元で待って、子どもたちが笑っていると、まるで一緒に笑ってるみたいに尻尾を振るの。
この空気を読む力は、キャバリアの長所でもあり、気をつけたいところでもある。家族の誰かが長く留守にすると、寂しさを感じやすく、分離不安になる子も少なくないの。だから、家族のリズムを整えることが私たちの安心につながるんだよ。
私が安心できるのは、家族が帰ってきていつもの空気が戻る瞬間。あなたのお友達も、きっと同じように感じてると思うよ。
キャバリアは、家族で生きる犬。それは、しつけやトレーニングよりも、一緒に過ごす時間の質が大切ということなんだ。あなたが笑えば、私たちも笑うことができるんだよ。あなたが悲しければ、私たちも静かになるしね。そうやって、呼吸のように心を合わせて生きるのが、私たちの幸せの形なんだと思うの。
甘えん坊の良さを伸ばして分離不安を防ぐ日常ルーティン

もしもあなたが家を出るとき、後ろからじっと見つめる瞳を感じたことがあるなら、それ、たぶん私たちキャバリアの愛のまなざしよ。私たちは、あなたが大好きだから、姿が見えなくなると心が少し寂しくなるの。でもね、それは依存じゃなくて信頼なの。あなたが帰ってくることを信じてるから、ドアの音が聞こえるたびに耳をぴくっと動かして待ってるのよ。
キャバリアはもともと人と寄り添うために作られた犬種。だから、甘えん坊なのは性格というより、生まれ持った使命みたいなものなの。でも、愛が深い分だけ、離れる時間の不安も感じやすいんだ。ここでは、その甘えん坊の良さを大切にしながら、ひとりでも安心できる心を育てる方法をお話しするね。
甘えん坊は、弱さじゃない
私はずっとパパと一緒に過ごしてきたの。どこに行くにもくっついて、パパが座れば私も横に座って、パパが出かければ玄関まで見送ってた。パパがリア、ちょっと待っててねって言うと、私はじっと我慢するけど、心の中では早く帰ってきてねって思ってる。
でもね、パパはいつもちゃんと帰ってきてくれる。それを何度も経験するうちに、私は学んだの。待っていても、ちゃんと戻ってきてくれるってね。それが私の中で安心のルールになったんだ。
だから、甘えん坊ってね、人を信じられる犬ということなんじゃないかな。不安を感じるのは、それだけあなたを信じている証拠なんだよ。大事なのは、その信頼を安心に変えてあげることなの。
分離不安ってどんなもの?
分離不安は、私たちがあなたと離れたときに過剰に不安を感じてしまう状態のこと。行動としては、
- 留守番中に鳴き続ける
- 家具をかじる・ドアを引っかく
- 食事をしない
- おしっこを我慢できなくなる
といった形で表れるの。キャバリアは特に人との結びつきが強い犬種だから、分離不安が起きやすいとされているの。でも、それは悪い性格ではなく、愛が深すぎるだけ。だからこそ、あなたのちょっとした習慣で大きく変えられるのよ。
リアが実践してきた安心ルーティン
1. お留守番モードの合図を作る
あなたが出かける前に、決まった音や言葉を使うのもおすすめよ。たとえば、パパは出かける前に、リア、おうち頼んだよって言ってくれるの。その一言で私は「あ、今からちょっとお留守番ね」って理解できるの。安心できる合図があると、不安よりも任された気持ちが勝つのよ。
2. 帰宅後は落ち着いてから再会
あなたが帰ってきた瞬間、私たちは嬉しくて飛びついちゃう。でも、すぐに抱きしめるより、少し落ち着いてから声をかけてあげるのがおすすめ。興奮したら抱っこしてもらえると覚えると、喜びが依存に変わってしまうこともあるの。パパは帰宅しても、まず靴を脱いで、手を洗って、それから私の頭をなでてくれる。その間が、安心のリズムを作ってくれるのよ。
3. 留守番中のひとり遊びを教える
お気に入りのぬいぐるみや、おやつが出てくる知育トイを用意してあげると、留守番が退屈な時間から遊びの時間に変わるの。私はぬいぐるみが大好きで、パパが出かけるときにそれを置いてくれるの。くわえて振り回して転がして遊んでるうちに、気づいたら眠ってることが多いのよ。
4. 戻ってくる練習を繰り返す
いきなり長時間の留守番をすると、不安が強くなっちゃうんだ。だから最初は5分、次に10分、20分と少しずつ時間を延ばして練習していくの。戻ってくるたびに大丈夫だよって分かると、私たちの心に信頼の積み重ねができていくの。
甘えん坊の性格を自立とつなげる
キャバリアの甘えん坊な性格は、人の感情を察して行動する力でもあるの。だから、分離不安を防ぐには自信を育てることが大切なの。あなたが優しく見守る中で、できたことを褒めてあげて、自分にもできる!って思わせてあげるの。たとえば、
- ひとりでおやつを食べられた
- 寝ている間に外出しても、落ち着いていた
- おもちゃで遊べた
そういう小さな成功体験を重ねると、心が落ち着いてくるの。オスもメスも、甘えん坊の子ほど安心の習慣が鍵になる。それがあると、あなたがいない時間もちゃんと穏やかに過ごせるようになるのよ。
私はね、年をとってからますますパパが好きになったの。でも、昔より少しだけひとりの時間も上手に過ごせるようになったんだ。窓辺でお日さまを感じながら、パパの帰りをゆっくり待つってそれが今の私の幸せ。
あなたのお友達も、きっと同じ気持ちなんじゃないかな。あなたが帰ってくるって信じられる環境を作ってあげたら、どんな甘えん坊さんも穏やかに暮らせるんだよ。
あなたとお友達がもっと仲良くなるために

ここまで私の話を聞いてくれてありがとう。オスとメスの違い、体のこと、思春期や手術のこと、そして家族との暮らし。ひとつひとつが、私たちキャバリアにとって大切な生き方のかたちなんだよね。
キャバリアという犬種はね、本当に特別な存在だと思うの。私たちは強くないし、派手でもない。でも、人のぬくもりを感じながら生きることが、心の奥から幸せだと思える犬なんだよね。だからこそ、あなたと暮らす時間の中で、愛情を安心に変えていくことが何より大切なの。
オスとメスの違いは性格より表現の仕方
オスの子はね、まっすぐで正直。遊んで!とか、見て!とかって気持ちを全身で伝えてくるんだ。一方でメスの子は、少し距離を保ちながらもあなたのそばにいることで気持ちを伝えるの。表現の仕方が違うだけで、どちらも同じくらい愛情深く、あなたのことを大切にしているんだよ。
大事なのは、男の子だから、とか、女の子だからとかじゃなくて、その子らしさを見つめること。その子が何を好きで、どんな時に安心するのか、そこに気づけるあなたなら、きっと最高のパートナーになれるわ。
成長を見守る時間が、いちばんの宝物
子犬のころは、無邪気で甘えん坊。思春期は、少し距離を取ったり、わがままを言ってみたり。大人になれば、落ち着いて、あなたの言葉を目で聞くようになる。そして、シニアになるころには、ただ静かに寄り添うだけで心が通じるようになる。
そのどの時期も、全部がかけがえのない時間。キャバリアはね、あなたが笑っているときも、泣いているときも、ずっとあなたを見てるんだよ。それはあなたに従うためじゃなくて、あなたと一緒に感じるためなの。
甘えん坊な愛情を信頼に育てる
私たちキャバリアは、とにかく人が好き。どんなに小さな音でも、あなたの足音を覚えているくらい、あなたを感じて生きているの。だから、離れる時間を寂しさではなく安心の習慣に変えていくことが大切。
出かけるときは静かに、帰ってきたら優しく。そして、何より戻ってきてくれるという信頼を積み重ねていく。それが私たちの心を落ち着かせる、最高の魔法なの。
家族みんなで生きるということ
キャバリアの魅力は、人と人とのあいだをやわらかくしてくれるところ。パパとママ、子どもたち、そしてお友達。みんなが笑顔で過ごせるように、そっと空気を整えるのが、私たちの得意分野。その空気の中で育つ信頼こそ、家族という形なんだと思うの。
ルナちゃんがキャバリアって、優しさを映す鏡みたいだねってよく言うんだけどね、本当にその通り。あなたが優しくしてくれるほど、私たちはもっと優しくなれるんだよ。
私たちは、愛される犬から愛を返す犬へなりたいんだ。
私は15歳になって、いろんな季節を過ごしてきた。春の風の匂い、夏の日の草の感触、秋の落ち葉の音、冬のストーブのあたたかさ。どの季節にも、必ずパパの笑顔と手のぬくもりがあったんだ。それが、私の一番の幸せ。
だから今度は、私が返す番だと思ってる。あなたが悲しい日も、忙しい日も、私たちがそっと支えるよ。それがキャバリアの生き方であり、私がこの世界で学んだ優しさの意味なの。
あなたのお友達も、きっとあなたの笑顔を待ってる。どうか、その子の世界の中で安心の中心でいてあげてね。性別も、年齢も、違いも関係なくてね、どんな姿でも、あなたのそばにいる時間が、その子にとっての幸せの証だから。
リアより


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