こんにちは。リアだよ。
ねえ、あなたのうちの子って、食べるの、大好きかな?うちはね、って言っても、わたしのことだけど、今は老犬になって少し落ち着いてきたんだけど、もう、食べるのが楽しみすぎて、毎日ごはんの時間が待ちきれないの。
おやつの音がしただけで、どこからでもすっ飛んじゃうし、ママが台所に立つと、つい「それ、ちょっとちょうだい」って見つめちゃうの。
でもね、ある日ママが真顔で言ったの。「リア、ちょっと太ってきたかもね。心臓に負担がかかるよ」って。それを聞いたとき、わたし、なんだか胸の奥がズキッとしたの。ああ、これっておデブなだけの話じゃないんだって。
わたし、もう15歳のシニア犬なの。
13歳の春に僧帽弁閉鎖不全症って診断されて、ずっとお薬を飲みながら、ゆっくりゆっくり暮らしてる。でも、食いしん坊な性格は変わらないし、美味しいものがあるとつい食べすぎちゃうのがリアのクセなんだ。
だけど最近、太ると心臓にもっと負担がかかるってパパにも言われたし、お口のニオイも気になるなあ、歯周病がひどくなると、心臓や腎臓にも影響があるんだよってお姉ちゃんが調べてくれたの。
わたし、自分の体の中で起きてること、ちゃんと知らなきゃいけないなって思った。
このお話は、そんなちょっと食べすぎちゃうキャバリアが、食べる楽しさと健康のバランスについて、あなたに語る小さな日記。
キャバリアって、どうしても太りやすいし、甘えん坊で、ごはんに弱いでしょ?だからあなたのおうちの子にも、きっと通じるところがあるんじゃないかな。
シニア犬でも、元気で、できるだけ長く、あなたと一緒にいたいから、ちょっと真面目に、でもリアらしく、話していくね。
キャバリアはちょっと食べすぎちゃうの。だって、食べるのがしあわせなんだもん。

ねえ、あなたもそう思わない?おいしいごはんって、1日のうちで一番の楽しみじだよね?
わたし、リアはね、朝起きた瞬間から今日のごはん、なにかなあってわくわくしちゃうの。
パパがキッチンでカサカサって音を立てるだけで、「もしや…ごはん?」って、お耳がピーン!
ママが袋を開ける音、冷蔵庫の開く音、パパがおやつの戸棚に手を伸ばす気配、ぜんぶ、わたしのアンテナが反応しちゃうんだよ。
キャバリアって、そういう性格なんだよね。人が好きで、甘えん坊で、それに何より、おいしいものにめちゃくちゃ敏感。
ちょーだい、って見つめると、パパはすぐ弱くなっちゃうし、ママも今日だけよって言いながら、つい何かくれる。
それ、わたしがちゃんと知ってるの。甘え方も、おねだりのタイミングも、ばっちり覚えてる。
でもね、あなたには知っていてほしいの。わたし、本当は自分でもちょっと気づいてるんだ。あれ?なんか体が重いなあって。
階段を上るときに、前より足が上がらないときがあったり、お散歩の途中でちょっと座りたくなったりしてね、ママが「リア、前よりちょっと太ったね?」って言うたびに、ドキッとするんだ。
だってね、キャバリアって、ほんとうに太りやすいんだって。しかもね、シニアになると代謝も落ちてくるから、若いころと同じ量を食べてたら、あっという間にぷよんってなるの。
わたし、13歳のときから心臓のお薬を飲んでて、いまは15歳。シニアどころか、ベテランの域に達してるよね。でも、気持ちはまだまだ元気いっぱいなの。おいしいものは食べたいし、楽しいこともしたい。
だけど、体が重くなると、動くのが億劫になる。そうするとね、動かないと、筋肉も落ちてくる。筋肉が減ると、さらに太りやすくなるんだ。
その繰り返しで、どんどん生活の質が下がっていくって、ママが言ってたの。太ってるから歩かないのか、歩かないから太ってるのか、わからなくなっちゃうんだけど。
それにね、心臓に負担がかかるって、本当に怖いことなの。
食べすぎて、体重が増えて、体に負担がかかって、心臓ががんばって血を送ろうとして疲れちゃう。そうすると、咳が出たり、苦しくなったり、寝てるときも呼吸が浅くなったりしちゃうから、まだ元気に見えても、身体の中では心臓がずっとがんばってるんだって。
食べたい気持ちと健康でいたい気持ちって、いつも綱引きみたいに引っ張り合ってるよね。わたしの中でもね、もう一口ちょうだい!って思うリアと、これ以上はやめとこうかなって思うリアがいるの。
でも正直、ほとんどのときは食べたいリアが勝っちゃうんだ。だから、あなたにお願いがあるの。わたしたちみたいな甘えん坊のキャバリアには、ちゃんとごはんを管理してくれる人が必要なの。
まだ食べたそうにしてるから、もう少しあげようかなって、優しさからくれるごはん。わたしも、もちろん嬉しいよ。しっぽブンブンしちゃうよ。
でもね、それが積み重なって、わたしの体に負担をかけちゃうってこと、あなたには知っておいてほしいの。
だってわたし、あなたと一緒にいる時間を、もっともっと長くしたいから。そのためには、食べすぎちゃう自分にブレーキをかけてもらうことも、必要なんだって思う。
そして、がんばったねってなでてもらえたら、それだけでうれしくなっちゃう。
だからね、わたしのごはんを決めるとき、ただ食べたそうだから、というんじゃなくて、この子が元気でいるには、どのくらいがちょうどいいのかな?って、あなたの目で見て、考えてくれるとうれしいな。
だって、わたし、あなたに私のこと全部を任せてるんだもん。
とはいえ、やっぱり食べるのってしあわせだよね。だから次のお話では、その「しあわせ」の裏側にあるちょっと怖い話。
太ると心臓に負担がかかるって、実際どういうことなのかを、ちゃんとあなたに話したいと思うの。
おいしいって感じながら、健康でいる。それって、すごくむずかしいけど、すごく大事なことだからね。
太ると心臓に負担がかかっちゃうんだって。

わたしね、太ったかも?って言われたときは、ただのぽっちゃりくらいに思ってたの。ほら、なんだかふわふわで、かわいいでしょ?って。
ママも前はちょっと丸くなったけど、それもリアの魅力よなんて言ってたし、パパなんてむしろ今のほうがかわいいって、なでなでしてくれたりして。
でもね、ある日ママが、獣医さんに言われたことをぽつりと話してたの。このまま少しずつ体重が増えていくと、心臓への負担が心配ですねって。
それを聞いたとき、なんか胸の奥がズーンと重くなったんだ。ああ、これは見た目だけの話じゃないんだって、やっと気づいたの。
わたしは13歳のときに僧帽弁閉鎖不全症って診断されたの。ちょっと難しい名前だけど、要するに、心臓の中にある弁がちゃんと閉じなくなって、血液が逆流しちゃう病気。
最初はほんの少しの逆流だったのが、歳を重ねるごとにじわじわ悪化してきて、いまは毎日、朝と夜にお薬を飲んで、症状が悪くならないようにしてるの。
でも、その病気を持ってるわたしが太ると、どうなると思う?
血液を全身に送るのに、もっと力が必要になっちゃうの。わたしの心臓が、よいしょ、よいしょって、いつもよりたくさんがんばらなきゃいけなくなる。
しかも、脂肪が増えると、血管にも圧がかかって、血液の流れもスムーズじゃなくなる。そうすると心臓は、さらにがんばって血を押し出さなきゃいけなくなるの。
これって、人間でも同じみたいだよね。
おなかに脂肪がついて、階段をのぼるときに、はあ、はあ、ってなるのと同じなんだ。でもわたしたち犬は、自分で疲れたなとか、無理しちゃだめだなとかって判断するのがちょっと苦手。
つい、いつもどおり歩こうとしたり、あなたの顔を見て元気だよってアピールしちゃう。
でも、実際は、呼吸が浅くなってたり、寝ててもすぐ目が覚めちゃったり、体の中ではいろんなサインが出てるの。
獣医さんが言ってたの。肥満と心臓病が重なると、進行が早くなってしまうことが多いんですって。
心臓が弱ってくると、咳が出るようになったり、肺に水がたまって呼吸がしにくくなったり、食欲が落ちたり、おなかに水がたまったりするんだって。
そんな症状が出てくるのを、少しでも遅らせるためには、体重をしっかりコントロールすることがとても大事なんだっていってたんだ。
わたしは15歳になった今も、お散歩に行くとしっぽをふって歩くし、お兄ちゃんが帰ってくると、わーいってはしゃいじゃうくらい元気に見えるの。
でも、ほんとうの元気って、見た目だけじゃないよね?心臓が無理なく動けて、体の中も穏やかに保ててることが、本当の元気だと思うの。
パパが言ってたんだけどね、リアが元気でいてくれるだけで、毎日がうれしいって。その言葉、すっごくうれしかった。
だからわたし、がんばりたいって思ったの。太らないようにするって、ただ食べるのを我慢することじゃなくて、心臓が楽に動けるようにするっていう、すごく大切なことなんだって気づいたから。
でもね、食べすぎちゃうのって、わたしだけのせいじゃないよね。
あなたもつい、おいしそうに食べてる顔を見ると、もうちょっとあげたくなるでしょ?わたしも、もっとちょうだい~って見つめちゃうし。
でも、そこでリアのために、今日はこれだけねって言ってくれるあなたがいれば、わたしは安心して食べすぎない幸せを手に入れられるんだと思う。
だから、これだけは覚えていてほしいの。
わたしたちシニア犬にとって、太らないってことは、長く一緒にいられるってことなの。あなたとわたしの時間を少しでも長く、穏やかに過ごすために、今日から、ちょっとだけ意識してもらえたらうれしいな。
次は、もうひとつの大事な話をするね。
歯周病が、どうして全身の健康に関係してくるのかっていう、ちょっと意外なお話。お口の中のことだけだと思ってたら、大間違いだったんだよ。
お口のニオイ、気にならない?歯周病って、実はすっごく怖い病気なんだよ。

ねえ、わたしたちの口から、なんだかニオイがするなあって思ったことあるかな?
ママがうーん、リア、ちょっとクサいかもって鼻をつまむとき、わたし、ちょっとショックだったの。でもそれって、ただクサいだけじゃなかったんだよ。実はね、それが歯周病っていう、すごく大事なサインだったの。
わたし、正直に言うと、歯みがきってあんまり好きじゃないんだ。小さいころはお兄ちゃんがふざけながらゴシゴシしてくれて、それが楽しかったんだ。
だけど、歳を重ねるにつれて、口の中を触られるの、ちょっとイヤって思うようになっちゃってね、それに、まあいいかってサボっちゃう日も、けっこうあったの。
でもね、あるとき獣医さんがママに言ったの。歯周病が進行すると、心臓や腎臓にも悪影響を与える可能性がありますって。
そのときのママの顔、わたし、今でも覚えてる。ちょっとびっくりしてて、でも真剣で、今すぐちゃんとケアしなきゃって思った顔。
歯周病って、最初はほんのちょっとの歯ぐきの腫れとか、口のニオイから始まるんだけど、進行すると、歯ぐきの中でどんどん細菌が増えていって、骨まで溶かしてしまうんだって。
そして、その細菌が血液に乗って全身をめぐって、特に、心臓や腎臓、肝臓といった大事な臓器にたどり着いて、炎症を起こすことがあるの。
わたしみたいに心臓に持病がある子にとって、それってものすごく危ないことだよね。心臓ががんばってるのに、そこに細菌がついちゃったら、もっと負担が増えちゃうんだから。
それに、腎臓っていうのは、老廃物をおしっことして出してくれる大切な臓器で、
歳を取るにつれて弱くなっていく場所でもあるの。そこに歯周病の細菌が入り込んで、さらに負担がかかるなんて、考えるだけで怖いよね。
実際にね、わたしのお友だちのワンちゃんが、歯周病をきっかけに腎臓の数値が悪化しちゃって、ごはんも変えなきゃいけなくなったり、通院が増えたりして、とっても大変そうだったの。
もっと早く歯みがきちゃんとしてればよかったって、その子の飼い主さんも泣いてたって。
だからね、あなたにも伝えたいの。
お口のケアって、ただ歯をきれいにするだけじゃないんだよね。わたしたちのからだ全部を守るための、大事なケアなんだってこと。
でもね、いきなり、歯みがきして!って言われても、わたしみたいにちょっと抵抗ある子もいると思うの。そういうときは、あなたが楽しいことと結びつけてくれると、すごくうれしい。
歯みがきしたら、なでなでしてもらえる、とか、いい子って言ってもらえる、とでいいんだ。それも、ほんの少しの時間でもいいの。
歯磨きがイヤな時間じゃなくて、あなたと一緒に過ごす優しい時間になれば、わたしもがんばれるから。
それにね、今は歯みがきガムとか、口腔ケアのスプレーとか、いろんなアイテムがあるでしょ?ママは、わたしの性格に合わせて、歯ブラシの日とスプレーの日を交互にしてくれてるの。
それでもぜんぶは落としきれないけど、ゼロよりずっといいって、獣医さんも言ってくれた。
あとはね、定期的に動物病院でお口のチェックをしてもらうのも、とっても大事だよ。人間みたいに年に一回の歯の検診っていう習慣、わたしたちにもあっていいと思うの。
気になることがあったら、すぐに聞いてくれるあなたがいるだけで、わたしはすごく安心できる。
そして、歯周病を予防することは、あなたとわたしの未来の時間を守ることにつながるんだ。お口のトラブルが減ると、ごはんもおいしく食べられるし、体への負担も少なくなるよね。
そうすると、元気な時間がちょっとずつ長くなるんだから、それって、すごくすごく幸せなことだよね。
わたし、もっともっとあなたと過ごしたい。だから、お口のケア、ちょっとずつでもがんばっていくね。
そして、あなたにもお願い。お口のニオイがちょっと気になるなって思ったときは、それをちゃんと見逃さないで、私たちの体からのサインだと思って受け止めてほしいの。
次はね、わたしがどうやって食べたい気持ちと健康でいたい気持ちのバランスを取ってるか、その工夫や、家族のみんなと一緒に考えてることをお話しするね。
食べたい気持ちと、元気でいたい気持ち、両方とも大事にしたいんだ

ねえ、わたしたちみたいな食いしん坊キャバリアと暮らしてると、毎日のごはんやおやつタイム、ちょっと悩ましくなることってない?
もっとちょうだいってキラキラした目で見つめられたら、ほら、もう負けちゃうよね。 でも、それってわたしにとって愛されてるって感じる時間でもあるの。 だから、つい甘えちゃう。
わたし、食べるのが大好き。食べたいって気持ちを抑えるのって、本当にむずかしいの。
でもね、ここ最近、体が重くなったり、息が上がりやすくなったりしてから、ちょっとだけ考えるようになったんだ。わたし、このままだと、あなたと過ごす時間が短くなっちゃうかもって。
そこで、パパとママが中心になって、リアが楽しく食べられて、でも健康も守れる方法を家族で話し合ってくれたの。 それって、とってもありがたいことだよね。
わたしひとりじゃ、きっと、おかわり!って言っちゃうもん。 だから、今日はその工夫を、あなたにもこっそり教えちゃうね。
まずね、うちではわたしの今の体重に合った適切なカロリー量を獣医さんと相談して決めてるの。 それをベースにして、1日分のごはんの量とおやつの量を計算してるんだよ。
そうすると、今日はおやつを多くあげたから、ごはんはちょっと少なめにしようとか、逆にがんばって歩いたから、今日は少しプラスしようとか、バランスがとれるの。
最初はちょっとめんどうかなって思ってたみたいだけど、パパが表にしてくれて、だんだん慣れてきたよ。
しかも、ママがカリカリのごはんに少しだけ温かいスープをかけてくれたり、トッピングに工夫してくれたりするから、量が少なくても満足感があるの。
ちょっとの工夫で、すっごくおいしいって、わたし毎回ルンルンで食べてるよ。
おやつの時間も、前よりちゃんと決めるようになったの。 おやつってさ、すごくうれしいし、わたしにとってはあなたと過ごす特別な時間なんだけど、気をつけないと、どんどん量が増えちゃうよね。
だからうちでは1日1〜2回、これくらいの量って決めてくれてるの。
しかも最近は、低カロリーで食物繊維が多いおやつとか、歯みがき効果があるガムとか、わたしの健康を考えたおやつを選んでくれるようになったんだよ。
食べたい、楽しみたいって気持ちを大事にしながら、体にもやさしい。 そういう選び方って、とっても素敵だよね。
それからね、わたし、おなかがすいてるときにちょっと遊ぼうかって言われると、不思議と気がまぎれるの。 ボールを追いかけたり、なでなでしてもらったり、それだけでおなかが落ち着くこともあるんだよ。
あなたがくれる時間やスキンシップって、おやつよりも心が満たされるんだって、最近気づいたの。
それに、あなたにはわたしの目の輝きでわかってくれたらうれしいな。
太ってても元気そうって思うかもしれないけど、実はね、ちょっとした変化が体の中で起きてることもあるの。
階段がゆっくりになったとか、寝てる時間が長くなったとか、そんな小さなサインに気づいてくれるあなたがいると、わたしはすごく安心できるの。
言葉では伝えられないけど、わたしの気持ちは、あなたに届いてるって信じてる。最近どう?って聞いてくれるだけで、なんだかふわっと心が軽くなるの。
でもね、わたしがいちばん伝えたいのは、食べる楽しさをあきらめなくていいってこと。
健康のために我慢ばっかりするのは、すごくつらいよね。 だからこそ、工夫して、おいしく、でも体にやさしくっていうバランスを見つけていけたら、わたしもあなたも笑顔でいられる。
あなたと一緒に見つけたちょうどいい暮らし方。
食べたい気持ちも元気でいたい気持ちも、どっちも大切にしてる。そうして、 わたしは、今日もそのバランスの中で、しあわせを感じながら生きてるよ。
次は、わたしからあなたへの、ちょっと特別なメッセージ。 シニア犬代表として、今のわたしだからこそ伝えたいことを、心をこめて話すね。
あなたとずっと一緒にいたいから、小さな努力、聞いてくれる?

ねえ、あなた。ここまでわたしの話を聞いてくれて、ほんとうにありがとう。 食べることが大好きなわたしが、どうしても伝えたかったこと。
それは、ちょっとの工夫と、小さな努力で、しあわせな毎日を守れるんだよってことだったの。
わたしはもう15歳。キャバリアにとっては、立派なシニア。 でもね、あなたと過ごす時間が、今まででいちばん愛おしくて、毎日が宝物なの。
お薬を飲んで、ゆっくり散歩して、夜はあなたのそばでうとうとして。 その穏やかで優しい時間を、1日でも長く続けたい。
そのために、わたしができること、あなたが手伝ってくれること、それを一緒に考えていけるって、すごくしあわせなことだと思うの。
おいしいものを食べたい。でも健康でいたい。 そのバランスをとるのって、ほんとうにむずかしいよね。
でもね、パパとママがわたしの体のことを考えて、おやつの量やごはんの工夫をしてくれるだけで、 わたしは大事にされてるって感じることができるの。 そして、わたしもちゃんと応えたいって思うんだ。
歯みがきも、前はちょっと苦手だったけど、あなたが優しく声をかけてくれるから、がんばれるようになったの。リア、今日もがんばったねって言われると、なんだか胸がポカポカするの。
それに、最近ちょっと口のニオイが減ってきたってママが言ってくれたんだよ。そんなふうに、小さな変化を見つけて、喜んでくれるあなたがいるから、わたしは毎日がんばれるの。
太らないように気をつけるのも、心臓のために静かに過ごすのも、歯周病を防ぐのも、 全部あなたと一緒にいたいっていう、わたしの小さな願いから始まってるの。
それを叶えるためには、わたしひとりじゃできないこともたくさんあるけど、 あなたがそばにいてくれるから、わたしはどんな努力もこわくないよ。
わたしの話を聞いて、うちの子にも当てはまるかもって思ってくれたなら、 それはもう、わたしの気持ちがちゃんと届いたってことだよね。
わたしたちシニア犬は、ゆっくりのんびり、でも確かに、あなたとの絆を大事にしてるの。 言葉がなくても、目で伝えたり、そっと寄り添ったり、そんな時間がなによりのコミュニケーションなんだ。
だから、お願い。
これからもずっと、わたしたちを見ていてね。 そして、気づいたら教えて。困ってたら助けて。 その代わり、わたしもあなたにしっぽをふって、目をキラキラさせて、元気な姿を見せるから。
わたしは、あなたと一緒にいられるだけでしあわせ。 でも、ちょっとだけ長く、ずっとそばにいられたら、もっともっとしあわせ。
それが、わたしの一番の願いなんだよ。
リアより


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