こんにちは、キャバリアのリアです。もうすぐ15歳になるシニア犬。
でもね、気持ちはずっと子犬のころのままなの。今日は、そんなわたしの甘えん坊でさみしがりな日常を、少し時間をかけて、たっぷりお話しさせてね。ちょっと長くなるけど、どうか最後まで聞いてほしいな。
わたしの甘えん坊人生、はじまりはいつもママのそばから
わたしがママのおうちに来たのは、生まれてまだ間もないころ。ちっちゃなカゴに入って、ぷるぷる震えながら新しい世界に足を踏み入れたんだ。
そのときからずーっと、わたしはママのことが大好き。キャバリアって、もともと人が大好きな犬種なんだよ。
どんなに広いお庭があっても、どんなにおもちゃがあっても、ママがいないとつまんない!だっこされてるときの安心感、なでなでしてもらうときのとろけるような気持ち。目が合うだけでしっぽがふりふりしちゃうの、いまも変わらないよ。
わたしの甘えん坊は、こうして育ってきたんだなぁって、いまでは思うの。
シニア犬になって変わったことと変わらないこと
このごろ、ちょっとずつ眠る時間が増えてきたの。朝起きてごはんを食べたあとも、気がついたらクッションの上でうとうと。
お兄ちゃんが帰ってきたときも、反応が遅れてしまうことがある。前は物音にすぐ反応してたのに、最近は夢の中にいることが多くなって……。耳も、ちょっと遠くなってきたのかな?
でもね、変わらないこともあるよ。
それは、ママのそばにいたいって気持ち。目が覚めたとき、そこにママの気配があると、それだけでほっとするの。「今日もここにいるよ」って、そっと顔をなでてくれると、心がやさしく溶けるの。
だからね、シニア犬になっても、わたしの心は変わらないんだよ。
さみしがりは、わたしの一部なんだ
夜、ふと目が覚めたときに、ママが見えないと、胸がキュッとするの。ドアの向こうからママの足音が聞こえてくると、それだけで耳がピンってなる。
「どこ行ってたの〜?」って目で見つめてしまうの。キャバリアって、ひとりぼっちが苦手なコが多いんだ。
でもね、それって弱さじゃなくて、愛が強いってことなんだと思う。甘えん坊でさみしがりのわたし。シニアになってからは、その気持ちがもっと強くなってきたみたい。ずっと一緒に過ごしてきたから、ママのぬくもりがないと不安になるの。
だから、夜中にママがふといなくなると、「どこ?」って気になって、また目が覚めちゃう。それでも、そばに戻ってきてくれると、心がふわっとあたたかくなるの。
眠る場所にも愛を探してる
わたしの眠る場所には、ちょっとしたこだわりがあるの。季節によって変えるんだけど、どれも愛がつまってるんだよ。
冬はね、ふわふわのお布団の上。そしてその上には、大好きなキティちゃんのぬいぐるみ。お腹の下にキティちゃんを敷いて眠ると、じんわりあったかくて……。
ママが毛布をそっとかけてくれると、胸の奥までぽかぽかしてくるの。ときどき、パパが「リア、毛布ずれてるぞ〜」って直してくれるのも、うれしいんだ。
夏になると、わたしはクールマット探検隊に変身!
扇風機の前の特等席に、ひんやりマットを敷いてもらって、そこにごろん。お腹にあたる風が気持ちよくて、「はぁ〜、極楽〜」ってなっちゃう。
どんなときでもね、眠るということは、そこが安心できる場所であるっていうことだと思うし、それが大事なの。だからわたしは、眠る場所にもちゃんと愛を探してるんだよ。
わたしが教えてあげたいこと
甘えん坊でさみしがりのわたしたちキャバリアはね、ふれあいってとっても大切。「シニア犬だから、もうあまり構わなくても大丈夫」なんて思ってる人がいたら、それはちょっと違うかもしれないよ。
むしろ、年齢を重ねるほどに、心は繊細になっていく。声をかけてもらえるだけで嬉しくて、そっと撫でてもらえると涙が出そうになるの。
わたしが近づいてきたら、ちょっと手をのばしてなでてあげてね。なにげないその手のひらが、わたしたちにとっては宝物だから。さみしがりな性格は、困った行動じゃなくて、愛しいって思ってもらえるきっかけになるとうれしいな。
また今日も家族のそばで眠るしあわせ
今夜もわたしは、ママのそばで眠るよ。声が聞こえる。匂いがする。息づかいを感じる。それだけで、わたしの心はやわらかくなるの。
眠りにつく前の、ママのひとことも大好き。「今日もありがとう、リア」って言ってくれると、「うん、わたしもありがとう」って心の中でこたえてるの。
さみしがりで甘えん坊なこの性格。「リアってかまってちゃんだよね」「手がかかる子だなあ」って言われたこともあるけど、それがわたしという存在。
誰かのそばにいたくて、誰かに愛されていたくて、そうやって生きてるんだ。だから今日も、明日も、その先も、わたしはそばにいる幸せを胸に抱いて眠るの。
ママ、パパ、ありがとう。また明日も、一緒にいようね。
リアより
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