最近ね、おうちの空気がちょっとだけ変わったの。音とか、においとか、みんなの声のトーンとかなんだけど、こういうのって、姿がなくてもちゃんと伝わってくるんだよ。
理由はすぐにわかったよ。大きいお姉ちゃんの猫、メリちゃんがやって来たんだ。お姉ちゃんが新婚旅行に行くあいだ、1週間だけ、リアのおうちでお留守番することになったんだって。
メリちゃんとはこれまでも何回かあったことがあるまだ生まれて数か月の子猫。私はもうそこにはいないけど、おうちの中の気配は、ちゃんとわかるんだ。だから、なんとなく、小さなお客さまが来たんだなぁって感じてるところなんだ。
今日はそんなメリちゃんのこと、見守り係の私から、ちょこっとだけ話すね。
リアのおうちに、お客さんがやって来ました

おうちの中に、新しい足音が増えました。ちょこちょこ、ぴたっ、って感じの軽い音。それがたぶん、メリちゃんの歩く音。
大きいお姉ちゃんの猫で、名前はメリ。今はまだ子猫だけど、いつかは私よりも大きくなるかもしれないって話。ちょっと信じられないけど、でも確かに、気配は元気いっぱいって感じなんだ。
お姉ちゃんは今、新婚旅行に行ってるんだって。だからそのあいだ、メリちゃんは1週間だけ、リアのおうちにホームステイしてるんだ。なんかいいよね、この言い方。ホームステイって、ちょっと特別な響きがあるし、かわいい。
私はもう、みんなと同じ場所にはいないけど、でもおうちの空気って、けっこうはっきり伝わってくるんだよね。「にぎやかになったな〜」とか、「新しいリズムができてきたな〜」とか、そんなふうに、メリちゃんが来たことがちゃんと分かるの。
姿は見えなくても、リアのおうちに誰かがやってきたっていうのは、それだけで、ちょっとワクワクする出来事なんだよ。
メリちゃんは、まだ小さくてとてもかわいい

メリちゃんはね、メインクーンっていう猫なんだって。まだ子猫なんだけど、もふもふの毛に包まれてて、ちょこんと座ってるだけで、なんか…絵になるんだよね。
しっぽがふさふさで、ちょっと大きめの耳。まだあどけない顔だけど、すでに、これから伸びます!って雰囲気出てる。遠くから見てても、うん、この子はきっと大きくなるな〜ってわかっちゃう感じ。
メインクーンって、猫の中でもかなり大きくなる種類らしくて、もしかしたら、ほんとに私より体重もサイズも大きくなるかも。ちょっと信じられないけど、そんな時代もくるのか〜って、ふふって笑いたくなる。
でも今はまだ、ちいさくて、やわらかくて、ぴょこぴょこ動きまわるのがとってもかわいい。おひざに乗っかってくる仕草とか、誰かのあとをついて歩く様子とか、見てるだけで、ちょっと胸があったかくなるんだ。
私はもう、触ったりなでたりはできないけど、そういう仕草や気配を、そっと感じてるよ。メリちゃんが誰かにぎゅって抱きしめられるたびに、うんうん、それ正解って、心の中でうなずいてるの。
私はもう、メリちゃんに近づいたり、ぺろってなめたり、においをかいだりすることはできません。ふわふわの毛に顔をうずめたり、一緒に眠ったりすることも、もうすることができないんだよね。
でもね、だからって、何も分からないわけじゃないんだよ。
だって、音が聞こえるんだもん。パパやママが笑ってる声。メリちゃんがちっちゃい足でぴょこぴょこ歩く音。時々、カーテンに飛びかかって叱られてる声とかもね。ふふっ。
それに、気配もある。空気がちょっとふわって動いたとき、その中に混ざってる“新しい命”のリズムみたいなもの。それがちゃんと伝わってくるの。
私はもう、前みたいに家族の真ん中にいるわけじゃないけど、でも少し離れたところからなら、ちゃんと全部、見えてるし、聞こえてるし、感じてる。
姿がなくても、触れられなくても、そこにいるんだなってわかる瞬間って、あるんだよ。
メリちゃんがこのおうちで、少しずつ、ここにいる顔になっていく様子を、私は静かに見てるの。なんかそれって、ちょっといいなって思ってるんだ。
この1週間は、少しにぎやかになりそう

メリちゃんが来てから、おうちの中がちょっとだけ賑やかになった気がするんだよね。大きい音がするわけじゃないし、バタバタしてる感じでもないんだけど、なんていうか、空気の中にわくわくしている雰囲気が混ざってるんだ。
お姉ちゃんの新婚旅行っていうイベントもあって、家族みんながちょっと浮かれてるのも分かるし、そこにメリちゃんの存在が加わって、おうち全体がふんわりあたたかくなってる感じ。
私はもう静かに見守るだけだけど、そんな今だけの風景をそばで感じられるのって、なんだかすごくしあわせなことだなぁって思う。
この1週間、メリちゃんがどんなふうに過ごすのか、家族がどんな顔でそれを見守るのか、私はちょっと離れた場所から、楽しみにしています。
きっと、にぎやかになる。でもそれはうるさいってことじゃなくて、命の音がふえていくってこと。そういう時間が、またこのおうちに流れることが、なんだかすごくうれしいのです。
私はね、もうみんなと一緒に過ごすことはできないけれど、このおうちの時間の中に、そっと混ざってるつもり。みんなが笑ってるとき、ちょっとだけ空気がふくらんだり、ふとした瞬間に誰かが私のことを思い出してくれたり、そういうときに、私はそこにいる気がするの。
メリちゃんは、まだちっちゃくて、これからいろんなことを知っていくんだろうな。おうちのにおいや、みんなの声や、ぬくもりのある毎日を少しずつ覚えていくと思うんだ。
私はもう、何かを教えたり、守ったりはできないけど、でも、この場所がこれからも、帰ってこれる場所であってくれたらいいなって思う。そんなふうに願いながら、私は今日もここで、静かに見守っているね。
リアより

コメント