心臓病のキャバリアでも全力甘えるシニア犬リアのわがまま放題ライフ

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リア

こんにちは、私、リア。キャバリアの女の子で、今年でなんと14歳!

みんなからは「もうおばあちゃん犬だね〜」なんて言われるけど、私の心は永遠の女子高生だから。特技はもちろん、パパに全力で甘えること。あと、ちょっとしたわがままもね。えへへ。

実は私、心臓にちょっとしたトラブルを抱えてるの。名前は「僧帽弁閉鎖不全症」っていう、ちょっと舌をかみそうな病気。

初めてお医者さんにそう言われたとき、パパもママもすごく心配してた。でも私は「ふーん、じゃあお薬飲めばいいんでしょ?」って感じ。だって、病気だからって甘えるのやめる理由なんてないもん!

むしろね、病気って、甘える理由としては最強カードなの。「パパ〜、抱っこ〜」「おやつもうちょっと欲しいな〜」ってお願いすると、みんな優しくしてくれるんだよ。これってもう、使わない手はないよね?

そんな私の毎日は、ちょっと制限があるけど、甘えとわがままでいっぱい。今日はその全力甘え&わがまま放題ライフを、みんなにこっそり教えちゃうね。

いつものキャバリア・リアの甘えん坊ライフ

朝だよ〜!って言っても、私の朝はめちゃくちゃゆっくり。パパが起きて、コーヒーを淹れる香りが家に広がったころ、ようやくベッドからむくっと顔を出すの。

だってね、14歳ともなると、朝はあんまり急がないほうが体にやさしいのよ。(…とか言いながら、ただの寝坊助だったりするんだけどね。)

まず最初にすること?それはもちろん、パパに「おはよ〜」の甘えん坊アタック!パパがソファに座った瞬間、私の定位置=パパのひざの上にすかさずジャンプ(いや、最近は抱っこしてもらうことが多いけど)。

パパの温もりに包まれてるとね、心臓がトクトク落ち着いてくる気がするんだ。お薬の効果もあるけど、やっぱり愛情の効果ってすごいんだよ。

それから朝ごはんタイム。私のごはんは心臓にやさしい療法食なんだけど、正直、あんまりテンション上がらない。

そこで私は奥の手を出すの。「パパ〜、これちょっと味見して?」って目で訴えるの。そうするとパパは「じゃあ少しトッピングしようか」って、ジャーキーをちょこっと足してくれるの。ね、作戦勝ちでしょ?

食べ終わったら、リビングでのんびりタイム。パパは新聞やスマホを見てるけど、私はひざの上でスヤスヤ。

キャバリアって甘えん坊な子が多いけど、私はその中でも甘えレベルMAXだと思う。だって、パパが少しでも席を立とうとすると、「え?もう行っちゃうの?」って上目づかいで引き留めちゃうから。これ、ほぼ100%の確率で成功するの。

昼間はママやお姉ちゃんと過ごすこともあるけど、やっぱり一番落ち着くのはパパと一緒の時間。

ママが「リアちゃんは完全にパパっ子だね〜」って笑うくらい、私はパパにべったり。パパの足音、声、ソファの沈み具合、ぜんぶが私の安心スイッチなんだよ。

こんなふうに、私の一日は甘えることから始まって、甘えることで続いていくの。病気のことももちろん忘れてないけど、それ以上に「今、幸せ〜♡」って気持ちでいっぱい。きっとね、これが私の元気の源なんだと思う。

僧帽弁閉鎖不全症と診断された日のこと

あれはね、去年の春のことだったかな。

その日もいつものようにパパにべったりで、「今日はお散歩どこ行く〜?」ってわくわくしてたの。

でも最近ちょっと、走るとすぐハァハァしちゃうし、階段も前みたいにスイスイ登れなくなってた。パパとママは「年のせいかな?」って思ってたみたいなんだけど、念のため病院に行くことにしたんだ。

動物病院の待合室は、私にとってまるで試験会場みたいな緊張感。だって、白衣のお医者さんって、注射とか、お薬とか、あんまり楽しいことないじゃん?

でもこの日は、注射よりももっと衝撃的なことを聞かされることになるなんて、そのときの私はまだ知らなかった。

診察台に乗せられて、聴診器で胸の音を聞いた先生が、ちょっと真剣な顔をしたの。「リアちゃん、心臓の雑音がありますね」って。

え、雑音?私そんなにおしゃべりしてないけど?って心の中でツッコんだよ。でもどうやら、私の心臓の中で逆流っていう現象が起きてるらしい。それが「僧帽弁閉鎖不全症」っていう病気なんだって。

パパとママの顔、忘れられないな。ふだんはニコニコしてるのに、そのときはちょっと固まってて、目が真剣だったんだ。

先生は、これはキャバリアには多い病気だって説明してくれたけど、進行すると命に関わる可能性もあるって。正直、私よりパパとママのほうがショックを受けてた。

その後、レントゲンとか心エコーっていう検査を受けたんだけど、もうね、台の上に横になるときのあの不安感といったらなかったんだよ。

でもパパが「大丈夫だよ、リア」って声をかけてくれてたから、なんとか耐えられた。パパの声って、なんか魔法みたいに落ち着くんだよね。

診断の結果、「手術も選択肢だけど、年齢や体力を考えるとお薬でコントロールしていくのがいいかも」って先生が提案してくれた。パパとママはちょっと考えて「じゃあ薬でがんばろう」って決めたの。

だって、私が手術で怖い思いをするより、毎日の生活を安心して送れるほうがいいって思ったみたい。

病院を出るころには、パパもママも笑顔を取り戻してた。「リア、これからも甘えていいからね」ってパパが言ったとき、あ、これって病気になったことで、もっと甘えられるチャンスじゃん!って、ちょっとだけ思っちゃったのはナイショ。

薬と生活制限、でもキャバリア・リアの甘えは止まらない

診断の日から、私の生活に新しいルールが追加されたんだ。それは、お薬タイムとちょっとした生活制限。

最初は「え〜、自由がなくなるのやだ〜」って思ったけど…まあ、結果的には甘えるチャンスが増えたから、悪くなかったかも?

お薬タイムは1日2回、朝と夜。小さな錠剤なんだけど、最初は「なんだこれ?」って警戒しちゃった。

でもね、パパはすごい作戦を思いついたの。ジャーキーやボーロに包んで、まるでおやつみたいにしてくれるの!これなら、私も「うん、悪くないかも」って素直に飲める。

実は、薬のあとの「よくできたね〜」のなでなでタイムが目的だったりもするんだけどね。

そして、生活制限の中で一番ショックだったのはお散歩の距離。前は公園をぐるっと回って、お友だち犬とおしゃべりするのが楽しみだったのに、今はショートコースが基本。

でも、そこも私はちゃっかり甘えポイントに変えた。「もう歩けな〜い」って顔してパパを見上げると、抱っこしてくれるのよ。

パパの胸の中はふわふわで温かくて、心臓もポカポカになる。正直、これなら長い散歩より抱っこ散歩のほうが好きかも。

食事にも変化があったんだ。塩分控えめで心臓に優しい療法食がメインになったけど、私的にはちょっと物足りない日もある。

そんなときは、テーブルの下でうるうる作戦発動!パパかママが「じゃあ少しだけ」って、ご飯を足してくれるの。これぞ、病気犬の特権♡

あとね、家族みんなが私の様子を細かく見てくれるようになったんだ。

「リア、今日は元気?」「ごはんちゃんと食べた?」って声をかけられるたびに、
あぁ、私って愛されてるな〜って実感するんだ。だから、お薬もルールも、ちょっとくらいなら頑張れる。

病気になったことで、確かに不便はあるよ。でもその分、家族との距離がもっと近くなったと思う。

パパのひざで寝ているとき、ママにブラッシングしてもらっているとき、どんな高級ベッドより、どんなおやつより、私にとってはこれが一番のごほうびなんだよ。

シニア犬との暮らしを支える愛情のカタチ

うちの家族ってね、本当に私に甘い。パパだけじゃなくて、ママもお兄ちゃんもお姉ちゃんも、全員がリア応援団なの。みんなそれぞれ、私のために特別なことをしてくれるんだよ。

パパは言うまでもなく、私の一番の相棒。お薬も抱っこ散歩も、ぜんぶパパと一緒だから安心できる。

それにパパは、私がちょっとでも咳をしたり、ハァハァし始めると、すぐに心配してくれる。

「今日は休もうね」とか「ちょっと涼しい場所に行こうか」って、私の体調を一番に考えてくれるんだ。正直、これって世界で一番の特等席かもしれない。

ママはね、美容担当。ブラッシングして毛をふわふわにしてくれたり、目や耳のお手入れも丁寧にしてくれるの。

私、ちょっと頑固だから気分が乗らないときは逃げ回っちゃうんだけど、そんなときでもママは「はいはい、すぐ終わるからね〜」って優しく声をかけてくれる。

終わったあとは「リア、かわいい♡」ってハグしてくれるから、つい許しちゃう。

お兄ちゃんは遊び担当。部活で疲れてても、帰ってきたら「リア〜!」って床にゴロンってなってくれるの。

そのまま私が胸に乗っかると、お兄ちゃんの心臓の音がトクトク聞こえてきて、なんだか落ち着くんだよね。しかも、お兄ちゃんはこっそりおやつをくれることもあるんだ。(ママにバレたら怒られるから、これは内緒ね。)

お姉ちゃんはお話担当。スマホで撮った私の写真を見せながら、「今日のリア、すごく可愛かったんだよ〜」って友達に話してるのをよく聞く。

時々、私の耳元で「リア、長生きしてね」って小さな声で言ってくれるんだ。その声、なんか心にジーンとくるんだよね。

こうやって、家族全員が私のことを気にかけてくれるから、病気のことも「一人で戦ってる」って感じじゃなくて、「チームで一緒に頑張ってる」って思えるんだ。きっとそれが、私の元気の秘密なんだと思う。

キャバリアって甘えん坊な性格の子が多いけど、シニアになって病気を抱えてても、こうして家族の愛情で安心できる環境があれば、まだまだ毎日を楽しめるんだよ。

病気を言い訳に!?キャバリア・リアのわがまま放題エピソード集

病気って、本来ならつらくて大変なことなんだけど、私はちょっと違う見方をしてるの。だってね、「病気だからしょうがないよね〜」っていう、最強の魔法の言葉があるんだよ?

これを使えば、もう甘え放題&わがままし放題。今日はその中から、私の成功作戦をこっそり教えちゃうね。

たとえばお散歩のとき。途中で立ち止まって、「あ、もう歩けな〜い」って上目づかいでパパを見るの。

もちろん、本当に疲れてるときもあるけど、ちょっとの疲れでもこの作戦は発動しちゃう。するとパパはすぐに抱き上げてくれて、そのまま胸の中でゆらゆら。これがもう、VIP待遇のお散歩だよね。

ごはんのときも作戦はあるよ。療法食だけだと、気分が乗らない日もあるでしょ?
そんな日は器の前でじーっと動かず、ちょっと困った顔をするの。

するとママが「じゃあ、ササミ少し足そうか?」って言ってくれるの。やったー!トッピング追加成功♡おいしいし、なんだか勝った気分になるんだよね。

リビングのソファも私のテリトリー。真ん中が一番ふわふわで気持ちいいんだけど、そこは家族のテレビ鑑賞のベストポジションでもあるの。

だから私は先にそこを陣取って、「病気だからここが落ち着くの〜」って顔をするの。

すると誰も「どいて」って言わないで、そのまま私を囲むように座ってくれるの。これって完全にソファの女王でしょ?

夜になると、パパがパソコンしてる時間を狙って足元にちょこんと座るの。しばらく見上げてると、パパは「もう、仕方ないな〜」って作業をやめて、私をひざに乗せてくれる。

そのまま丸くなって、うとうとしてね、気づいたら夢の中。これぞ、1日の最後の至福タイムだよね。

それからね、ちょっと咳が出ると家族全員がすっ飛んでくるの。「リア、大丈夫!?」って、私の周りにみんな集合。

私は「うん、大丈夫だよ」って顔をして安心させるんだけど、正直ね、全員が一斉に私を見てくれるその瞬間、ちょっと嬉しかったりもするんだ。

こうやって病気をうまく言い訳にしながら、私は毎日わがまま放題。

でもね、家族が「しょうがないな〜」って笑ってくれるから、この先も私はずっと甘えん坊でわがままなまま、幸せに暮らしていけるって思ってるの。

病気でも全力で楽しむ!シニア犬リアのこれから

14歳になって、心臓にちょっとした不具合を抱えるようになったけど、だからって立ち止まるつもりはないんだ。だってね、私にはまだまだ甘えたい相手がいて、やりたいわがままがたくさんあるんだもん。

もちろん、お薬や生活のルールは続くよ。前みたいに全力で走ったり、大きな声で吠えたりはできない日もある。でも、それってできないことが増えたんじゃなくて、ゆっくり味わえる時間が増えたってことだと思うの。

パパとベランダで風にあたって、外の匂いをクンクンする時間。
ママにブラッシングしてもらいながらウトウトする時間。
お兄ちゃんやお姉ちゃんとゴロンと転がって過ごす時間。

こういう何気ない瞬間が、今の私には宝物みたいに感じるんだ。

病気を抱えて暮らすのは、確かにちょっと大変。でもね、その分だけ家族との距離が近くなったし、「今、この瞬間が幸せ」って思うことが増えたと思う。心臓の音がトクトクしているうちは、私は全力で甘えて、全力で生きていくよ。

だからこれからも、パパにもママにも、お兄ちゃんにもお姉ちゃんにも、いっぱいわがままを言って、いっぱい甘えて、そしてその分、ちゃんと笑顔を返していくつもり。

だってそれが、私が家族にできる一番の恩返しだから。

シニア犬になっても、病気になっても、毎日はまだまだ楽しいことでいっぱい。これからも、私の全力甘えライフを続けていくね。

リアより

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