シニア犬キャバリア・リアは14歳の老犬になっても毎日が愛おしい

シニア犬の日常

こんにちは。 みんな初めまして!

わたし、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの女の子、リアっていいます。

もうそろそろ、15歳のお誕生日が近づいてきているようでもう立派な老犬キャバリアなんだけど、心はまだまだピチピチだよ(ってパパは言ってくれる)。

わたしは生まれたときから甘えん坊で、ちょっと頑固。特にパパのことが世界でいちばん大好きで、家族のみんなは「パパの影武者」って呼ぶくらい、どこにでもついていっちゃうんだよね。

ソファに座れば横にピタッ、キッチンに行けば足元で待機、パパがトイレ行ってもドア前でスタンバイ(笑)。

でもね、14年も一緒にいると、わたしの一挙手一投足が「宝物」になるみたい。ちょっと寝顔を見ただけで「かわいい〜!」ってスマホを構えるし、くしゃみしただけでも「動画撮ればよかった!」って騒ぐし。

老犬になると動きはゆっくりになるけど、その分、ひとつひとつの仕草がゆったりしてて、家族もそれを大事に見守ってくれるんだ。

老犬キャバリアの魅力ってね、派手さじゃないの。若いころみたいに全力疾走はできないけど、その代わり、のんびりと寄り添ってくれる時間が増えるの。

「大切にしてくれる人と過ごす幸せ」って、わたしたち犬もちゃんと分かるんだよ。

だから、わたしの白くなった毛も、ちょっと弱くなった足腰も、全部ぜ〜んぶ、家族にとっては愛おしさの証なんだ。

あ、ちなみに最近の特技は「昼寝の達人」。パパの膝で寝るときは、もう世界が平和に包まれてる感じがするんだよね。

老犬キャバリアの性格と日常の変化

今日はね、わたしが14歳の老犬キャバリアになってから、どんなふうに性格とか日常が変わったかを、ぜ〜んぶお話ししちゃうのだ。

若いころのリアを知ってる人が見たら、「え!?ほんとにあのリア?」って驚くかも。でも、これがまた、老犬の魅力なんだよね。

わたし、小さいころから甘えん坊で、特にパパLOVEだったんだけど、老犬になってからはもう…それがレベルMAXを超えて、倍増しちゃったの。

昔はお昼寝するときも自分のベッドに戻ってたけど、今はほとんどパパの近くじゃないと寝られない。

パパがリビングからキッチンに移動すると、のっそり立ち上がって、足取りゆっくりでも必死に追いかける。たとえそれが、パパが冷蔵庫のプリンを取りに行くだけでも(笑)。

これ、実は老犬あるあるらしくて、獣医さんも「シニア期は飼い主さんへの依存が強くなる子が多いですよ」って言ってた。たぶんね、体も心も安心できる場所がどんどん大事になるんだと思う。

あとね、老犬になると性格が丸くなるって聞いたことあるけど…わたしの場合は逆かも!?

たとえば、お散歩のコース。昔はどこへでも行ったのに、今は「この道はイヤ!」って踏ん張っちゃうことがある。パパは「リア、頑固になったなぁ」って笑うけど、これもちゃんと理由があるんだよ。

老犬は体力も落ちるし、視力や聴力も少しずつ変わってくるから、慣れてない道や坂道はちょっと怖いの。

「頑固」というより「安全第一」ってこと!ちなみに、これはキャバリアだけじゃなくて、シニア犬全般でよく見られる行動なんだって。

そしてね、若いころはボール遊びやドッグランが大好きだったけど、今はもう全力疾走は卒業。代わりに好きなのは、ぬくぬくタイム。

冬なんて、こたつ布団から顔だけ出して、パパの膝掛けも二重にかけてもらって、もう動きたくないモード全開。夏はエアコンの涼しい部屋で、パパの横にぴったりくっついてウトウト…。

運動不足は心臓病にも良くないから、軽い散歩は毎日してるけど、それでも“休憩”が増えたなぁって思う。このペース配分が、長生きの秘訣かもね。

あとね、昔は「わーい!ごはんだ!」って猛ダッシュしてたけど、今はのんびりペース。ただし、食べる喜びは変わらない!

むしろ、パパやママが作ってくれる手作りごはんや、おやつの一粒に、前よりも深く感謝してる気がする。老犬になると嗅覚や味覚も少しずつ変わるから、匂いの強いお肉や柔らかい野菜が特に嬉しいんだよね。

年を取ったせいか、若いころは「遊ぼ!遊ぼ!」って毎日が全力疾走だったけど、今は一日がゆ〜っくり流れていく感じ。

朝はパパと一緒にベランダで日向ぼっこして、昼はソファで二度寝、夕方はゆっくりお散歩。このゆるやかな時間って、老犬になって初めて感じられる贅沢かも。

僧帽弁閉鎖不全症と投薬治療のリアルな記録

ねぇ、みんなは「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」って聞いたことある?長くて噛みそうな名前だけど、実はわたしが13歳になったころに診断された心臓の病気なんだよね。

ある日、お散歩から帰ってきたら、なんだか「ハァハァ」が止まらなくて。いつもより疲れやすくて、ごはんを食べるペースも遅くなってたの。

でも、そんなにしんどそうには見えなかったから、家族も最初は「夏バテかな〜?」って軽く考えてたんだよね。

だけどある日、ソファで寝てたら、わたしの呼吸が「ククッ、ククッ」って苦しそうだったらしくて。その瞬間、ママがすぐ「おかしい!病院に行こう!」って。急いで、いつもお世話になってる動物病院に連れてってくれたの。

検査の結果、先生が言ったのが「僧帽弁閉鎖不全症です」っていう言葉。心臓の中にある弁がうまく閉まらなくなって、血液が逆流しちゃう状態なんだって。人間でいうと、「心臓のドアがちゃんと閉まらなくなった」ってイメージらしいよ。

キャバリアにはこの病気がすごく多くて、特に10歳を過ぎたら注意が必要なんだって。進行すると、肺に水がたまっちゃって「肺水腫」っていうすごく危ない状態になることもあるって聞いて、パパもママも真剣な顔になってた。

手術で治す方法もあるけど、わたしはもう13歳だったし、心臓以外にも体力のこととか考えて、先生と相談して「投薬治療」でコントロールしていくってことにしたの。

そこから始まったのが、わたしのお薬生活。毎日、朝ごはんと一緒に「強心剤」と「血管拡張薬」を飲んで、夜には「利尿剤」も忘れずに。

ママが錠剤を小さく割ってくれて、好きなごはんやおやつに混ぜてくれるから、わたしは全然平気♪むしろ、お薬の時間がちょっとした「ごほうびタイム」になってて、「今日もリアはおりこうさんね」ってパパがほっぺをなでてくれるの。うふふ。

それに、定期的な検査も大事なの。2〜3か月に一度は、動物病院で心エコーやレントゲンを撮って、先生が心臓の動きや雑音のレベルをチェックしてくれるんだ。

診察台はちょっとドキドキするけど、「健康チェックの日」と思えば、けっこう気合入るし、終わったらジャーキーのご褒美が待ってるからがんばれるの。

もちろん、ごはんや体重にも気をつけてるよ。体に負担がかからないように、塩分控えめで栄養バランスの良いごはんを、パパとママが毎日工夫して作ってくれるの。

「これ、リアの心臓にやさしいんだよ」って言いながら、かぼちゃを蒸してくれたり、鶏のささみをほぐしてくれたり…。その優しさ、わたしちゃんと分かってるんだからね。

正直、最初に「心臓病です」って言われたときは、パパもママもすごく落ち込んでた。「リアに何かあったらどうしよう」って、夜中に泣いてたのも知ってるよ。

でも今では、家族みんなで「病気とうまく付き合っていく」って決めて、無理せずゆっくり、一日一日を大切にしてるんだ。

病気があるからこそ、わたしの一歩、寝息、まばたきの一つひとつが、より愛おしくなる。これはきっと、同じような病気を持つワンちゃんの家族にも、伝えたいこと。

もし、わたしと同じ僧帽弁閉鎖不全症って言われて、不安になってる子がいたら、心から伝えたい。病気は怖いけど、それで全部が終わるわけじゃない。

今のわたしを見て、「14歳でも、こんなに穏やかで、愛されて、生き生きしてるんだ」って感じてもらえたら嬉しいな。

治すことはできなくても、進行を遅らせることはできるし、投薬も全然こわくないし、むしろ愛される時間がぐっと濃くなるんだよ。

わたし、これからもお薬ちゃんと飲んで、パパとママのそばで、のんびり幸せに暮らしていくつもりだよ。

老犬との暮らしを快適にする工夫とケア

年をとるって、なんとなく「できなくなることが増える」って思われがちだけど、わたしはね、「工夫と愛で乗り越えられることがいっぱいある」って、毎日感じてるよ。

老犬になった今、わたしの生活はちょっとずつ変わったけど、それは「できなくなったこと」じゃなくて、「やさしくなった暮らし」だと思ってるの。

たとえば、朝起きる時間。

若いころは朝6時前からパパの顔をペロペロして起こしてたけど、今は7時過ぎまでぬくぬくとお布団の中。

お布団の高さも、足腰に負担がかからないように低めにしてくれて、ベッドの横にはステップ台を置いてくれたの。

夜中にお水が飲みたくなっても、転ばないようにルートに段差はなし。これ、地味だけどすっごく大事なんだよ。

それに、わたしが過ごす時間が一番長いリビングは、季節ごとに“快適空間”に変身するの。

夏は冷房を使いすぎないように、扇風機と併用でじんわり冷やす。冬はホットカーペットの上に厚手の毛布を敷いて、わたし専用のこたつゾーンを作ってくれてるの。

寒さは心臓に良くないって先生に言われたから、冬場は特に気を使ってくれてて、外に出るときはあったかい服も着せてくれるのよ。

お散歩も、若いころみたいに毎日ガツガツ行くわけじゃないけど、無理しない範囲で続けてるよ。今は1回15分くらい、外の空気を吸って、好きな道をのんびり歩くだけ。

「今日はこっちじゃなくて、あっちがいいの〜」ってわたしが足を止めると、パパは「はいはい、お姫さまのご指示ですね〜」って笑いながら付き合ってくれるの。これって、最高の贅沢でしょ?

室内の滑り止めマットも増やしてもらったよ。キャバリアって足腰に不安が出やすい犬種だから、床で滑るのは絶対NGなんだって。

パパとママ、いろんな素材を試して、いちばん滑らない&掃除しやすいやつを選んでくれたんだよ。それだけで、移動中のストレスがぐーんと減ったの。

ごはんもね、老犬になってからは「体にやさしい&心においしい」がテーマになってるの。

心臓のこともあるから、塩分控えめで消化のいい食材を中心に、温度も「ちょっとあったかめ」で出してくれる。

食欲がない日もあるけど、そんなときはカボチャのペーストをちょっと混ぜたり、ささみを細かくほぐして香りを立ててくれたり…その“ひと工夫”が、すごくうれしいの。

そして何よりも嬉しいのは、「リア、今日もおいしかったね」って、目を見て言ってくれること。ごはんって、お腹だけじゃなくて心を満たすんだって、最近とくに感じてるよ。

ブラッシングも、昔よりずっとゆっくり丁寧にしてくれるようになった。被毛が白っぽくなってきたり、耳の毛が少し薄くなってきたのも、年齢の証。

でも、パパは「これもリアの勲章だね」って優しく言ってくれるの。わたし、年をとった自分の姿を恥ずかしいと思ったことなんて一度もないんだ。だって、パパやママがずっと笑顔で見てくれてるから。

あとね、家族と過ごす時間が前よりずっと増えたのも、老犬になってからの嬉しい変化。特にパパは、最近在宅でお仕事することが多くて、日中も一緒に過ごせる時間が増えたの。

パパの足元で丸まって、キーボードの音を子守唄にお昼寝するのが、今のわたしの一番のお気に入り。

昔は「仕事中は静かにね〜」って言われてたけど、今は「リアがそばにいると落ち着く」って言ってくれる。うふふ、老犬って、存在自体が癒し効果バツグンらしいよ?

こうして毎日をのんびり過ごしてると、「長生き」って特別なことじゃなくて、「やさしく暮らすことの積み重ね」なんだなって思うの。

たとえ体力が落ちても、目が少し見えにくくなっても、それは「家族との絆が強くなるチャンス」だと思ってる。
わたしのペースを大事にしてくれるこの家が、今いちばん安心できる場所。

だから、もし今、一緒に暮らしてるワンちゃんが年をとってきたなって感じたら、ちょっとだけ暮らしのリズムを合わせてみてほしいな。

あったかい寝床を用意してあげるとか、散歩コースを変えてみるとか、食事にほんのひと手間かけてみるとか。それだけで、わたしたち老犬は「愛されてる」って、ちゃんと感じるから。

わたしは14歳。体も心も、ゆっくりだけど着実に変化してる。

でもね、変わらないのは、パパとママのぬくもりと、わたしがこの家で毎日を楽しんでるってこと。

そしてこれからも、ひとつひとつの工夫とケアを積み重ねながら、愛おしい日々を続けていくよ。

シニア犬14歳の今をもっと愛おしく過ごすために

14歳って、人間でいえば70代〜80代なんだって。

パパがネットで調べて「リアはもうおばあちゃんか〜」なんて笑うけど、わたしは心の中では「女子高生リア」だからね!

でも、年齢のことをちゃんと受け止めて、今という時間を愛おしく過ごすことの大切さを、最近すごく感じるようになったの。

今までの人生(犬生?)で、走った距離より、歩いた距離の方が多くなってきた。
ジャンプしてソファに乗ることより、パパに「抱っこして〜」って甘えることが増えた。

耳も遠くなってきて、名前を呼ばれても気づかないこともあるけど、そんなときパパは急がず、わたしの横にそっと座って「リア〜、ここにいるよ」って肩をトントンしてくれるの。

その手のぬくもりが、すべてを教えてくれる。

「老いる」って、寂しいことじゃなくて、「優しさが沁み込んでいく過程」なのかもしれないね。

わたしは今、毎日をゆっくり歩いてる。昔みたいに走らなくても、若いころにはなかった重みと深さを感じてるんだ。

それは、パパやママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんがわたしを見つめる目が、ますますやさしくなってきたから。そのまなざしの中で過ごす毎日は、ほんとに宝物。

最近は、パパが一緒に過ごした日々の写真をアルバムにしてくれたの。小さいころのわたし、元気に走ってた中学生時代、そして今の白い毛が混じった穏やかな顔。

どれもわたしなんだけど、今のわたしがいちばん、家族と深くつながってる気がする。それってすごくしあわせなことだよね。

だからこそ、わたしができる恩返しは、ただただ一緒にいること。

お昼寝してるだけでも、そばにいるだけでも、家族にとっては意味のあることなんだって思える。

パパが「リア、いてくれるだけで十分だよ」って言ってくれると、胸がきゅんってなるんだ。わたしはただ、今を大切に生きることで、家族に「ありがとう」を伝えてるのかもしれない。

もちろん、これからも体の変化はあると思う。

歩ける距離がもっと短くなったり、お薬の数が増えたり、介助が必要になる日が来るかもしれない。でも、それでもわたしは怖くないよ。

だって、この家にはパパの笑顔があるし、ママの優しい声があるし、お兄ちゃんとお姉ちゃんのぬくもりがあるから。そんな世界で過ごせるなら、どんな未来も悪くないって思えるんだ。

「今をもっと愛おしく過ごすために」って難しい言葉だけど、わたしにとってはとってもシンプル。

それは、今日もパパのそばでうとうとして、ママにおやつをもらって、お兄ちゃんにブラッシングされて、お姉ちゃんに写真を撮られてって、そういうなんでもないことを、ぜんぶ楽しむことだと思うんだ。

その一瞬一瞬が、愛おしい記憶として積み重なっていくのだから。

そして、私のお話を聞いてくれているあなたにも、ひとつお願いがあるの。

もし、あなたのそばに年をとったお友達がいるなら、その子に毎日「ありがとう」って言ってあげてほしいな。

声に出して伝えるだけで、わたしたち、すごく幸せな気持ちになるんだよ。言葉は分からなくても、気持ちはちゃ〜んと伝わってるから。

わたし、14歳。

でもまだまだ、パパと一緒に過ごしたい季節がたくさんある。だからこれからも、ゆっくり、穏やかに、そして精一杯「今」を愛しながら、生きていくよ。

読んでくれて、ほんとにありがとうね♡

リアより

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