それ、わたしのご飯なんだけど!?シニア犬リアのストレス対策と落ち着ける場所の話

シニア犬の日常

こんにちは〜、リアだよ。14歳のキャバリアで、家族のなかではパパっ子代表!見た目はまぁまぁ若く見られがちだけど、立派なシニア犬でね、実はね、わたし、ちょっと心臓が悪くて、僧帽弁閉鎖不全症っていう病気とずっと付き合ってるの。でも、それなりに元気にやってるし、投薬治療もがんばってるよ。

そんなわたしの最近のテーマは、ストレスと上手に付き合うことなんだ。

なんかね、人間もそうらしいけど、年をとると「今まで気にならなかったことが気になる」ってあるでしょ?それ、まさに今のわたしなのよ〜。ちょっとした物音とか、人の動きとか、めっちゃ気になるし、場合によってはムッとしちゃう。

たとえばね、 寝てるところを起こされたとき。ふかふかベッドで、気持ちよ〜くお昼寝してるのに、誰かが通ったり、わたしの横をちょっと通って「リア〜♡」って声かけられたりすることあるのよ。

「んもぉ……今、いちばん幸せなときだったのに〜😠」って感じで、しぶしぶ立ち上がって、ススス……って静かなところへ移動しちゃうの。怒ってるわけじゃないんだけど、「そっとしておいてくれたらいいのに〜」って気分ね。

それからね、 ご飯、ちょっと残したとき。食べきれなかったご飯ってあるでしょ?「お腹いっぱい〜」ってときもあるし、「この味ちょっと今日の気分じゃないかも」ってときもあるの。

でもさ、ママがそれを片付けようとすると、わたし、「うーっ」って唸っちゃうのよ。いやね、自分でも大人気ないな〜とは思ってるの。でも、「それ、わたしのものなんだけど!まだ食べるかもなんだけど!?」って主張したくなっちゃうの。だってさ、ご飯って大事じゃん。取られると悲しくなるのよ。

わたしがこうやって「ちょっとしたことでストレス感じちゃう」ようになったの、昔はそんなことなかったのにって思う。でも、シニアってそういうものなんだって、パパもママも言ってた。「年齢とともに、不安になりやすくなる」っていうし、「自分のスペースが何より大事になる」んだって。

だから今回はね、「シニア犬リアの、ちょっとめんどくさいけど愛おしいストレスケアの日々」について、わたしが体験したことと、家族がやってくれた優しい工夫をお話しするね。特に、落ち着ける場所がどれだけわたしの心を守ってくれたかって話、めっちゃ大事!

これからシニア期を迎えるわんこの家族や、今すでに「んも〜この子、すぐ怒るのよ〜」って悩んでる飼い主さんにも、きっと参考になると思うから、ぜひ読んでってね♪

平和だったはずの日常に現れたちょっとした異変

ねぇねぇ、想像してみて?窓からお日さまの光が差し込んで、部屋はぽかぽか。お気に入りのふわふわベッドの上で、わたしはお昼寝中。パパはソファに座ってお仕事してて、わたしの近くにいてくれる。それがわたしの、いつもの幸せな午後の風景なの。

わたし、昔からお昼寝がだーいすき。特に最近は、年齢のせいかよく寝るようになったかも。パパが「リア、今日もよく寝てるな〜」って微笑んでくれるの。その笑顔が、わたしにとってのご褒美みたいなもの。

それに、パパは静かにしててくれるから、安心してお昼寝できるのよ。家族がみんな家にいる日も、わたしはちゃんと自分の場所に戻って、スヤスヤ。これが、わたしの日常だったの。ごくごく平凡だけど、とびきり幸せな時間。

でもね、ある日から、なんだかちょっとずつ、「あれ?」って思うことが増えてきたのよ。

異変その1:寝てるときに、起こされるんだけど…

ある日のお昼寝中のこと。わたし、めっちゃ気持ちよく寝てたの。あったかいベッドで、ちょっといびきかいちゃうくらいにね(笑)

でも、急にガタッと足音がして、わたしのそばに誰かが来たのよ。「リア〜♪かわいい〜♡」って声が聞こえて、ほっぺをプニッとされちゃって。

……え?今?今なの???って思いながら、ゆ〜っくり目を開けて、めんどくさそうに立ち上がったの。で、わたし、そ〜っとその場から離れて、廊下の端っこの静かな場所に移動しちゃった。
そこなら、誰も通らないし、誰も「プニッ」とかしてこないからさ。

家族のみんなは、「あら、リア行っちゃった〜」ってちょっと寂しそうにしてたけど、わたしとしては「静かに寝かせてくれたらよかったのに〜」ってだけなんだよね。このときからかな。なんか、わたし「ちょっとでも邪魔されると落ち着かないな」って思うようになって。

 異変その2:食べ残しのご飯、取らないで!

そして、もうひとつの異変。わたし、基本的にはご飯大好きなのよ?ご飯の時間になると、耳がぴょこっと立っちゃうくらいワクワクしちゃう。

でもね、シニアになってからかなぁ、「全部食べきれない」って日がたまにあるの。「今日はこのカリカリ、あんまり気分じゃないかも…」とか、「さっきちょっと食べたからもう満足〜」とかね。で、残しちゃうと、ママがそれを片付けようとするのよ。「食べないなら捨てちゃうわね〜」って。

……ちょ、待って!?それ、まだわたしのご飯なんだけど!?

ってなって、わたし思わず「ウゥ…」って唸っちゃったの。自分でも「あっ、唸っちゃった」ってびっくりした。でもね、本当にその時は「取られる!」って気持ちでいっぱいで。それって、ストレスなんだよね。わたし、びっくりするくらい気にしちゃってたんだって気づいたの。

ちょっとしたことで不安になるって、こういうこと?

それから、ちょっとした音にも敏感になったり、家族のちょっとした動きにもピクッと反応しちゃったり。わたしの心、なんだかザワザワしやすくなってたみたい。

パパが気づいてくれたのは、わたしが「隠れ家」みたいな場所にばっかり行くようになったころ。家族のいるリビングは好きだけど、音が多いと落ち着かなくなっちゃって、結局自分からそーっと距離を取るようになってた。

それでも、パパが近くにいるときは安心してたけど、それ以外のときは「誰かに触られるかも」「ご飯とられるかも」ってソワソワ。

この頃にはっきりと、わたしの中で「平和だった日常」がちょっとだけ変わってきてたの。
そして、そこからが、わたしの「ストレスとの冒険の旅」のはじまりだったんだよね。

わたしなりのストレス対策

あのね、わたし、自分ではそんなつもりなかったんだけど、どうやら最近「ちょっとめんどくさいリア」って思われてたらしいの。寝てるところ起こされたら静かな場所に避難しちゃうし、食べ残したご飯を取ろうとすると唸るし。家族も最初は「また始まった〜」って感じだったけど、パパが言ったの。

「これはリアが怒ってるんじゃなくて、不安なんだと思う」って。そのひとことから、家族の対応がガラッと変わったの。まるで、パパがわたしの味方になってくれたみたいだった。

ストレス対策その1:落ち着ける隠れ家の導入

まず最初にパパが作ってくれたのが、わたし専用の隠れ家スペースだったの。

リビングの隅に、ちょっと囲われた形のベッドを置いて、上には屋根代わりのブランケット。周囲にはわたしのお気に入りの毛布、そして小さなぬいぐるみが添えてあって…

これがね、めっちゃ落ち着くのよ。ちょっと暗くて、音も入りにくくて、誰も急に触ってこない。
今までは寝ててもなにかに備えてる感があったけど、ここにいるとほんとにぐっすり寝られるの。

最初は「そんなところに閉じ込めるなんてかわいそう」って思われがちだけど、わたしにとっては誰にも邪魔されない自由な場所。安全地帯って言葉がぴったりなんだよね。

ストレス対策その2:食べ残しガード → ボーロ交換方式に!

次に取り組んだのが、「唸らずに片付けてもらう」ためのトレーニング。ママが考えてくれたのが、「ご飯片付け=いいことがある!」って学ぶ方法だったの。

どうするかっていうと、食べ残したお皿を見てるわたしの前に、ママが小さな美味しいボーロをひと粒置く。わたしがそれに気を取られてる間に、そ〜っとお皿を片付ける。最後に「ありがとうね、リア♡」って声をかけてくれる。

最初は「んん!?なにこれ?交換ってこと!?」って戸惑ったけど、何度か繰り返すうちに、「あ、片付けられると美味しいものがもらえるんだ」って覚えたの!

そして唸らなくても済むようになってきた。これ、ほんとに画期的だったよ。わたし、家族と信頼を再構築できた気がしたの。

そしてなにより嬉しかったのは、家族みんなが「リアの気持ち、ちゃんと聞こうね」って向き合ってくれたこと。

お兄ちゃんも、お姉ちゃんも、「リアは怒ってるんじゃなくて、守りたいんだよね」って理解してくれて、わたしが隠れ家に入ってたらそっとしておいてくれるし、ご飯のときも「ゆっくりね〜」って優しい声で話しかけてくれる。

わたし、気づいたの。ちょっとした不安って、わたしだけの問題じゃなくて、みんなと一緒に乗り越えていけるものなんだって。

わたしね、「隠れ家」も気に入ってたし、ご飯のときも食べきれない時にはおやつと交換するボーロ交換方式に慣れてきたし、「これはもう、ストレスフリーな毎日じゃん♪」って思ってたのよ。

でもね、そう甘くはなかったの。

ストレスは戦いじゃなくて共に過ごすこと

ストレスって、一度乗り越えたつもりでも、ちょっとしたきっかけでまた戻ってくることがあるんだって、わたし、このとき知ったんだ。あのね、誰かがそばにいるだけで、落ち着かなくなっちゃった日がやってきたんだよ。

その日は、みんながお休みの日だったの。わたしはいつもの隠れ家スペースでお昼寝してたんだけど、家族がリビングでワイワイおしゃべりしてて、ちょっとだけ騒がしかったの。別に怒ってる声じゃないの。でも、なんか耳に響く感じがして。気づいたら、寝てるふりしながらずっと耳がピクピクしてたの。

「また誰かが急に来たらどうしよう」「声かけられたら、起きなきゃいけないかな」そんなふうに思ってたら、身体も力が抜けなくて、呼吸も少しだけ早くなってたみたい。

パパが気づいて、「リア、大丈夫?」って近づいてきてくれたけど、わたし、無意識に身をひいちゃってたの。せっかく安心するための隠れ家だったのに、「誰かがそばにいる」ってだけで落ち着かなくなってたなんて、自分でもショックだった。

それからね、そして、わたしがちょっと残したご飯を、ママが「今日も食べなかったねぇ」と言いながら、いつものようにボーロを持って近づいてきたの。

でも、その日は、わたしの機嫌が最悪だったの。なぜかすっごく不安で、ボーロどころじゃなくて、
ママの手を見ただけで「ウゥゥゥ……」って唸っちゃった。しかも、今までよりも強めに。

ママ、ちょっとびっくりして、「リア、そんなに怒らなくても〜」って言って、そっと離れてくれたけど、わたし、そのあとひとりでご飯の横でとられないように守っちゃった。「なんでまた唸っちゃったの?わたし、せっかくがんばってたのに…」って。

こんな、自分にがっかり。でも、誰も責めなかったんだ。わたしね、自分の中で「これが正解」って思ってた行動が崩れたとき、すっごく不安になっちゃうの。「うまくやってたのに」って思うから、なおさら。

この日、パパがそーっと隣に座ってくれて、「リアは悪くないよ。今日は不安な日だったんだね」って言ってくれたの。その声を聞いたとき、ちょっとだけ涙が出そうになったのは内緒だけど。家族は誰も、わたしを責めなかったの。

それどころか、パパは「じゃあ、今日は片付けやめよう」って、お皿をそのままにしてくれて、そのあと、ゆっくり時間をかけてわたしの近くに座って、何も言わずにいてくれた。それが、すごく救いだったんだよ。

この出来事があってから、パパは「ストレスをゼロにすることより、リアが不安を表現できることが大事だね」って言ってた。「また唸ったから失敗」じゃなくて、「唸れる=今の気持ちを伝えてくれてありがとう」って捉えてくれるようになったの。

わたしね、そのとき気づいたんだ。ストレスって、悪者じゃないんだね。むしろ、気づいてもらうきっかけをくれる存在なんだって。なにか大きな壁を乗り越えることじゃなくて、自分自身をちゃんと受け入れてもらえる体験だったのかもしれないって思うようになったんだ。

ストレスを乗り越えたら自信がわいてきた

あの日、わたしは自分にがっかりして、隠れ家からなかなか出られなかった。でも、パパがそっと寄り添ってくれて、誰も責めないでいてくれて、なんだか心がじんわり温かくなっていったの。

わたし、気づいたの。「怖い」「不安」って気持ち、ちゃんと伝えてもいいんだって。だって、伝えたあとで、こんなにやさしくしてもらえたんだもん。

それからしばらくしてね、わたし、いつもよりちょっとだけソワソワする日があって、なんとなく気分が落ち着かなくて、パパの足元をウロウロしてたの。でもね、そのときふと思い出したの。「あ、あそこがあった」って。

わたし、自分の足で隠れ家スペースにトコトコ歩いて入っていったの。前は仕方なく逃げる場所だったのに、この日は自分で心を休める場所として、自然に選んだのよ。

その様子を見たパパが、「リア、自分で選んだんだね。えらいね」って言ってくれて、ちょっと誇らしい気持ちになったのよ、わたし。

それからね、ご飯トラブルにも余裕が出てきたような気がするんだ。あのご飯片付け問題にも変化があったんだよ。以前は「取られる前に守らなきゃ!」って気持ちが強くて、唸ったり、にらんだりしちゃってたんだけど、最近はね、「まぁ、まだ食べたかったらまたもらえるし」って思えるようになったの!

すごくない? わたし、成長してるよね?もちろん、まだ完全に唸らない子になったわけじゃない。でも、ママが近づいてきたときに「まぁまぁ、いいよ」って顔でチラッと見てから、その場を離れたり、ボーロのほうにフンフンと近づいたりってね。

そんなふうに、余裕ある対応ができるようになってきたの。そう、小さな変化が、自信になっていくのがわかった気がしたんだよ。

一番うれしかったのは、パパがこう言ってくれたとき。「リアって、ちゃんと自分で選べるようになったよな。すごいよ。」、「自分の心が落ち着く場所、自分に合ったペースを選んでるんだね」って。

わたし、それを聞いて、「そうか、わたし、がんばってたんだなぁ…」って思ったの。だって、こっそり変化はしてたけど、誰にも気づいてもらえなかったら、ちょっと寂しかったかも。でも、ちゃんと見ててくれた。わたしがわたしらしい落ち着き方を見つけようとしてるの、応援してくれてたんだなぁって思ったら、またじーんとしちゃったんだ。

最近はね、家族みんなと過ごす時間がまたちょっと楽しくなってきていつものリアにちょっとだけ戻れたような気がするんだ。隠れ家でゆっくりお昼寝したあと、パパが呼ぶ声が聞こえたら、「ふわぁ〜」ってあくびしながら出ていって、そのままひょいっとお膝に乗っかって甘えたりもするんだ。

前みたいに、ずっと警戒してたり、イライラしてたのが減って、「まぁ、今日は落ち着いてるし、甘えちゃおっかな〜」って思える日が増えたよ。これってきっと、心がちょっとずつ安心を取り戻してるってことだよね。

変わるって、すぐにできることじゃないし、気分が日によって違うわたしには難しいこともあるけど、でも、「少しずつなら、できるかも」って、今は思えるの。

ストレスはなくすんじゃなくてどう受け止めてもらえるかがカギ

あの頃のわたしに言ってあげたいな。「大丈夫、ちゃんと心が落ち着く場所に戻れるよ」って。わたし、今ではすっかりちょっと落ち着いたリアになったよ。

もちろん、まだ完璧にストレスフリー!ってわけじゃないけど、でも、心の中にちゃんと“安心できる道”ができたから、たとえ少し不安になる日があっても、ちゃんと戻ってこれるの。これが、わたしの新しい日常なんだ。

今では、「隠れ家スペース」は完全にわたしのホームベース。朝起きて、ちょっと肌寒かったらそこで二度寝。リビングが賑やかになってきたら、ふわっと移動してひとやすみ。誰かがそばを通っても、以前ほど気にしなくなったし、ご飯を食べたあとも、しばらくゆっくりここで落ち着くのが習慣になってるの。

隠れ家があるおかげで、「どこにいても安心して休める」って自信がついたんだと思う。心がいつも帰れる場所を知ってるって、すごく大事なことなんだね。

わたしにとって一番の変化は、やっぱりご飯の時間!ご飯タイムが信頼タイムに変わったんだ。

以前は、「取られるかも」「また怒っちゃうかも」ってそわそわしてたけど、今は「必要ならちゃんと伝えられるし、伝えたら聞いてくれる」って信じてる。だから、ママが近づいてきても、焦らなくなったの。

時には、ちょっとだけ「うぅ〜」って言いたくなる日もあるけど、それでも、ママの目を見て、落ち着いてからどうするか選べるようになった。これって、わたしの中で「相手を信じてる証拠」だよね。

食べ残し=不安じゃなくて、「このご飯は今日の気分じゃないかも〜」くらいに思えるのも、大きな一歩だと思うの!

パパとのまったりタイムも、すごく自然に戻ってきたよ。前は、ちょっとでも誰かが動くと反応しちゃって、「わたし、ここにいて大丈夫かな?」って気になってばかりだったけど、今では、パパの足元でお昼寝する時間が至福のひとときに戻ったの!

テレビの音も、人の話し声も、全部「日常の音」として受け止められるようになったし、その中で、わたしはパパのそばにいるだけで安心できるんだ。

それからね、「リア、今日もいい顔してるな」「そばにいてくれてありがとうな」って言ってくれる時、すごくうれしいんだ。うん、わたしもね、「そばにいられて嬉しいよ」って、心の中でつぶやいてるのよ。

家族みんながわたしをわたしのまま受け入れてくれたと思う。この新しい日常は、わたしひとりじゃ作れなかったはず。パパ、ママ、お兄ちゃん、お姉ちゃん。みんなが、わたしの「小さな変化」をちゃんと見てくれて、「大丈夫だよ」って、そっと支えてくれたからなんだ。

怒らないでくれて、待ってくれて、寄り添ってくれたから、わたしは「守られてる」って実感できたんだと思うの。ストレスをなくすんじゃなくて、ストレスを感じたときにどう受け止めてもらえるか、それが、こんなに大きな安心感につながるって今なら胸を張って言えるよ。

わたしの気持ちに気づいてくれる人がいるって、すごく安心

シニア犬になって、わたしはちょっとめんどくさいリアになっちゃったと思うときもあったの。すぐ怒っちゃうし、唸っちゃうし、隠れちゃうし、自分でも「これって本当にいいのかな」って思ってたの。

でもね、みんなが言ってくれたの。「リアはリアのままでいいんだよ。気持ちを出せるのは、ちゃんと信頼してる証拠だよ」って。その言葉に、わたしすっごく救われたの。

犬だって、年をとると「不安」が増えるみたい。わたしがストレスを感じていたのは、きっと変化についていけなくなったからなんだと思うの。眠りが浅くなったり、食欲にムラが出たり、音や気配に敏感になったり。これって、どんなシニア犬にも起こることだよね。

でも、それを「わがまま」って決めつけられたら、わたし、すごく悲しくなっちゃう。だからお願い。もし、最近ちょっと反応が変わってきたな…って思ったら、「この子、今ちょっと不安なのかな?」って視点で見てあげてほしいの。

それからね、自分で選べる安心できる場所があるって、すっごく大事!隠れ家は、心の避難所だと思うんだ。それがあるだけで、心がふっと軽くなるんだよ。

別に大げさなものじゃなくてもね、カーテンの裏とか、机の下とか、小さなクッションスペースでもいいの。「ここにいれば大丈夫」って思える場所があるだけで、シニアのわんこはすごく落ち着けると思うの。

それからね、ご飯を取られるストレスには、おやつと入れ替えるボーロ交換が有効だよ。食べ残しに唸っちゃう、それって、わたしだけじゃないみたいなんだ。昔パパが飼っていた犬もシニア犬になるとそうなっていたんだって。

唸るのってけっして意地悪じゃなくてね、「これだけは守りたい」っていう、小さな叫びなの。だからそんなときは、無理に取らないで「おやつと交換」という方法で、安心と信頼を積み重ねてみて。わたしも、それで少しずつ取られる不安から自由になれたよ。

シニア犬ってね、もしかしたらある意味子犬より手がかかるかもしれないし、めんどくさいって思われることもあるかもしれない。でも、それって「わがまま」なんかじゃないの。今を一生懸命生きてるだけなの。

だからこそ、寄り添ってくれるあなたの存在が、わたしたちにとって、何よりも安心できるお薬になるんだよ。

わたしはね、これからも年齢と病気と向き合いながら、家族と一緒に、ゆるっと、でもしっかり、生きていくつもり。同じようにがんばってるわんこさんたちやその家族のみんなへ、「不安があっても、大丈夫。信じてくれる人がいれば、ちゃんと乗り越えられるからね」ってことが伝わったらうれしいな。

リアより

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