キャバリアに多い神経の病気?空中かきむしりとキアリ様奇形・脊髄空洞症の話

キャバリア

こんにちは、キャバリアのリアだよ。

ついこの前、15歳になったシニア犬。心臓のお薬もずっと飲んでるし、だんだん耳も遠くなってきたけど、まだまだ毎日がんばってるんだ。

パパのとなりで日向ぼっこしたり、お気に入りのクッションでお昼寝したりするのが、最近のいちばんの幸せ。

でもね、最近ちょっと気になることがあったの。

それは、SNSで出会ったキャバリアのお友だちの話。わたしと同じくらいの年齢の子なんだけど、あるときから急に片方の足で、首のあたりを空中をかいているような動きをしはじめたんだって。あなたは、この空中かきかきって聞いたことある?

空中かきかきっていうのは、まるでそこに何かがあるかのように、皮膚には触れずに、足だけをシャカシャカ動かすしぐさのこと。

でも、そこには実際には何もないの。お耳の裏がかゆいのかな?って思っても、足は空をかいてるだけ。しかも、その子は最近、抱っこされるのをすごく嫌がるようになっちゃったんだって。

お散歩中に突然「キャン!」って声をあげることもあって、家族もすごく心配して、病院に行ったみたい。

診断の結果、「キアリ様奇形」と「脊髄空洞症」っていう神経の病気の可能性があるって言われたんだって。

わたしも最初は聞いたことがなくて、「なにそれ?」ってなったよ。でも調べてみたら、この病気ってキャバリアにすごく多いんだって知って、わたしもびっくりしちゃった。

キャバリアって、頭の骨がちょっと小さめな子が多くて、そのせいで脳に圧がかかりやすい体のつくりをしてるんだって。それが、キアリ様奇形って呼ばれる状態になる原因のひとつらしいの。

しかも、その結果として脊髄の中に空洞ができちゃうこともあるみたいで、それが脊髄空洞症なんだって。空洞なんて、身体の中にできるって想像もしなかったから、ほんとにびっくりしたよ。

わたし自身はその病気じゃないけれど、同じキャバリア仲間がそんなつらい思いをしてるって知って、すごく他人事には思えなかったの。だから今回、あなたにもこの病気のことを知ってもらいたくて、まとめてお話ししてみようと思ったの。

もし、あなたの大切なキャバリアちゃんが最近、かきかたが変だなとか、急に鳴いたりすることがあるなって思うことがあったら、それはもしかすると身体からのサインかもしれない。

そんなとき、少しでもこの私のお話しが役に立てばいいなって、心から思ってるんだ。

この病気のこと、まだ知られていないことも多いけど、リアなりにわかりやすくまとめていくから、最後まで読んでくれたらうれしいな。

首がぽかぽかしてなんか変に感じる病気って知ってる?

それでね、ある日、SNSで仲良くなったキャバリアのお友だちが「最近、首のあたりがぽかぽかして、無意識に後ろ足でシャカシャカしちゃうの」って言ってたの。

しかも、その動き方が空中をかいてるように見えるって。あなたもそんな様子、見たことある?

そのときは、「へえ〜そんなこともあるんだね」ってくらいに思ってたんだけど、あとからその子のママさんからキアリ様奇形っていう病気が原因かもって言われたのってメッセージをもらったみたい。びっくりしちゃった。

キアリって聞いたことなかったけど、なんだか難しそうな名前だよね。

だから、わたしも気になって、いろんなことを調べてみたそのことを、あなたにもお話をするね。

だって、キャバリアって、ほんとうにこの病気が多いんだって知って驚いたから。もしかしたら、あなたのお友達にも役立つかもしれないし、それに、知らないより、知ってるほうがきっと安心できるよね。

まずね、「キアリ様奇形(Chiari様奇形)」っていうのは、脳の下のほうにある部分が、頭の骨にちゃんと収まりきらずに、ぐっと押し出されちゃってる状態のことを言うの。

そうすると、脳脊髄液っていう液体の流れが悪くなって、脊髄にも圧がかかっちゃうんだって。

ちょっと難しい言い方だけど、つまり、キャバリアの頭の中は、ちょっとだけ「詰め込みすぎ」なつくりになってるみたいなの。

見た目はとってもかわいくて、小さなお顔がチャームポイントなんだけど、その小さな頭蓋骨っていうのが、実はこの病気の原因になってることもあるんだって。

でね、このキアリ様奇形があると、脳脊髄液の流れがスムーズじゃなくなって、脊髄の中に空洞ができちゃうことがあるの。

その空洞が、神経を圧迫したり、変な信号を送っちゃったりして、わたしたちがかゆいとかピリピリするとか感じるようになるんだって。これが脊髄空洞症(Syringomyelia)って呼ばれるものなの。

キャバリアは、このふたつの病気がセットみたいに発症することが多くて、先生たちも「この犬種特有の問題です」って言うことが多いみたい。

実際に調べてみたら、なんとキャバリアの95%くらいがキアリ様奇形の状態を持ってるっていうデータもあるんだって。

しかも、そのうちの30〜70%くらいは、脊髄空洞症も持ってるかもしれないんだとか。でもね、全員が症状が出るわけじゃないみたいだから、すぐに心配しすぎなくても大丈夫。

だけど、やっぱりあなたのお友達にちょっとでも「おかしいな?」って思う様子があったら、注意深く見守ってあげてほしいな。

たとえば、いつもは平気だった首輪を嫌がるようになったとか、片方の後ろ足だけで首をかくようになったとか、急に「キャン!」って鳴くようになったとか。そんな小さなサインが、この病気のはじまりの合図かもしれないから。

あとね、この病気はすごくわかりづらいんだって。

普通に歩いてるし、ごはんも食べてるし、見た目は元気そうに見えることが多いんだ。でも、実はその内側で、神経がずっと「違和感」や「痛み」を感じてることもあるみたいなの。

だからこそ、わたしたちのちょっとした行動の変化に気づいてくれるあなたみたいな存在が、とっても大切なんだと思うんだ。

SNSで知り合ったお友だちは、検査の結果、このキアリ様奇形と脊髄空洞症があることがわかって、今はお薬を飲みながら、穏やかに暮らしてるって言ってた。

痛みを和らげるお薬だったり、脳脊髄液の圧をコントロールするお薬だったり、いろんな治療法があるみたい。

でも、その子のママが言ってたんだけど、「もっと早く気づいてあげられたらよかった」って。だからこそ、こうしてわたしがまとめてお話しして、少しでも多くの人にこの病気のことを知ってもらえたらって、思ったんだ。

わたしたちキャバリアって、本当に穏やかで優しい性格をしてるから、痛くてもがまんしちゃう子が多いの。大丈夫って顔をして、じっと耐えてたりするんだよ。

でもね、本当はちょっとしたサインを出してることもあるの。あなたには、その小さなサインに気づいてほしいなって思う。

だから、キアリ様奇形や脊髄空洞症って聞いて、「うちの子は大丈夫かな?」ってちょっとでも思ったら、遠慮せずに病院で相談してみてね。

MRIっていう特別な検査が必要なこともあるけど、その分、ちゃんと原因がわかるから安心できることもあると思うよ。

今回は、リアのお友だちの経験と、わたしが調べたことをまとめてみたけど、次はもっと具体的に「脊髄空洞症って何?」っていうお話をしていこうと思ってるよ。

痛みや症状の出かた、どんなふうに見えるのか、わたしなりにあなたに伝えられたらいいなって思ってる。

次も、ぜひ読んでくれるとうれしいな。あなたとあなたのキャバリアちゃんの毎日が、今日よりも少し安心に近づくように願ってる。

脊髄空洞症のヒミツ

空中かきかきって聞いたことある?これは、わたしたちキャバリアが脊髄空洞症(SM)になったときによく見られる特徴的な仕草のひとつなんだって。

最初は、ただのかゆみなのかなって思っちゃうくらい自然な動き。でも実は、それが身体の奥深くで起きている異常のサインかもしれないんらしいんだ。

これから、その空中かきかきのヒミツと、「脊髄空洞症(Syringomyelia)」という病気について、わたしが調べたり聞いたりしたことを、あなたにもわかりやすく伝えていくね。

少し長くなるかもしれないけど、大切なことだから、どうか最後まで聞いてくれたらうれしいな。

まずね、脊髄空洞症っていうのは、背骨の中にある脊髄という神経の通り道の中に、空洞ができてしまう病気のことなんだって。

えっ、空洞って? って思うよね。わたしもそうだったの。でもね、本当にその名のとおり、神経の中に液体がたまって、穴のようなものができちゃうらしいの。

この空洞ができる原因のひとつが、前の章でお話しした「キアリ様奇形」。

頭の骨が小さくて脳がきゅうくつになっていることで、脳脊髄液っていう身体の中をめぐる液体の流れがせき止められてしまって、その圧力が脊髄に負担をかけるんだ。

そうすると、その圧が逃げ場を求めて、脊髄の中にしこりみたいな形で空洞ができてしまうんだって。

この空洞が神経にさわることで、わたしたちはなんか変な感じを覚えるようになるんだ。

痛い、かゆい、ピリピリする、熱い、冷たい、しびれるって、そういうよくわからない感覚が、どこからともなく湧き上がってくるんだよ。

それが、空中かきかきの原因なんだって。つまり、そこに何かがあるわけじゃないんだけど、脳が「何かある!」って勘違いしちゃうの。だから、わたしたちは空をかくようにシャカシャカ足を動かしちゃうんだね。

あるキャバリアの女の子のお友だちは、右の肩から首の後ろにかけて、いつも同じ場所を空中でかいていたんだって。飼い主さんがその仕草に気づいたのは、夏の終わり頃だったらしいの。

最初は、虫刺されとか、かぶれたのかな?って思っていたんだけど、かいてる足が全然首に届いていないことに気づいて、「あれ?」って不思議に思ったんだって。

それから、首輪をつけるのを嫌がるようになって、前足の動きもなんだかぎこちない日が増えてきたって言ってた。

お散歩中に何もしていないのに、急に立ち止まって「キャン!」って鳴くこともあるらしいんだ。

病院に行っても、最初は原因がわからなかったんだけど、症状を動画で撮って先生に見せたら、「もしかしたら脊髄空洞症かもしれないですね」って言われて、MRI検査をすることになったんだって。

検査の結果、やっぱり空洞が見つかって、脊髄空洞症という診断になったそう。

幸い、まだ初期の段階だったから、すぐにお薬を始めて、今は落ち着いた生活を送っているって。毎日のお薬は欠かせないけど、それでも知ることができて本当によかったって、その子のママさんは言ってたの。

脊髄空洞症の症状は、ほんとうにいろいろあるんだよね。

さっき話した空中かきかき以外にも、急に鳴く、歩き方がフラフラする、触られるのを極端に嫌がる、性格が変わったみたいになる、など、一見するとちょっとした変化に見えることが多いんだって。

特にシニア犬の場合、「年のせいかな?」って見過ごしがちになることもあるから、そこがいちばん怖いところ。

わたしたちキャバリアって、とっても我慢強いの。

ちょっと痛いくらいじゃ、声を出したりしないし、平気だよって顔をしてることが多い。でも、その平気が本当じゃないこともあるの。だからこそ、あなたには、その小さな変化に気づいてあげてほしいなって、わたしは思うんだ。

この病気の治療には、お薬で症状を和らげたり、脳脊髄液の流れをコントロールするお薬を使ったりする方法があるみたい。

痛みをやわらげるお薬としては、神経の感覚をブロックするような成分のものや、痛みに対する過敏さを抑える薬が使われることが多いんだって。

それでも、どうしても症状がひどい場合や、お薬でコントロールが難しい場合には、手術という選択肢もあるみたい。

ただし、手術はリスクもあるし、再発することもあるから、慎重に検討する必要があるって先生が言ってた。だからこそ、なるべく早い段階で見つけて、軽いうちに対処することが大切なんだよね。

わたし自身はこの病気になっていないけど、こうやってお友だちの話を聞いて、初めて知ることばかりだったし、もしあなたがもしかしてって思うようなことがあれば、絶対にその直感を信じてみてほしい。

何もなかったらそれで安心だし、もし何かがあったとしても、早く気づけばそれだけ選択肢も増えるから。

大切なのは、年のせいって決めつけないことだと思うの。

シニアになると、いろんな不調が出てくるのは当然。でも、その中に、実は治療できるものが隠れているかもしれないって、知っていてほしいな。

わたしのブログが、あなたとあなたの大切なキャバリアちゃんの毎日に、少しでも役立てたらうれしい。次は、実際にどうやってこの病気が見つかるのか、MRIってなに? 怖いの?っていうテーマでお話しするね。

MRIってちょっと怖いけど、大切な診断方法なの

あなたは「MRI」って聞いたことある? わたしたち犬にとっては、ちょっとだけ緊張する、でもとっても大切な検査なの。

脊髄空洞症やキアリ様奇形っていう病気は、身体の中でもすごく見えにくい場所に問題があるから、普通のレントゲンや触診だけじゃわからないことが多いんだって。

見た目は元気そうに見えても、首の奥とか背中の中とか、深いところに違和感が隠れていることもある。でもね、その奥にあるものを映し出してくれるのが、このMRI検査なんだよ。

MRIっていうのは、磁気を使って体の断面を細かく撮影する機械なんだって。とっても強い磁力で身体の中をスキャンして、脳や脊髄の状態を詳しく見ることができるの。

わたしたちにとっては、ちょっと不思議な機械に見えるかもしれないけど、先生たちにとっては、診断の最後の鍵になることが多いんだって。

この検査のときは、わたしたちは基本的に全身麻酔をかけられるの。だって、じっと動かずに30分以上も同じ姿勢でいなきゃいけないから、麻酔をかけないと難しいんだよね。

シニア犬だと、麻酔って聞くだけでちょっと怖くなっちゃうかもしれないけど、最近は安全性も上がっていて、ちゃんと準備してから行えば、リスクはとっても低いんだって。

わたしのお友だちのキャバリアくんも、最初は麻酔なんて大丈夫かなって、家族がすごく悩んでたんだ。

でも、その子の様子をずっと見てきた先生が、「このタイミングで原因をはっきりさせておいたほうが、きっと今後の生活が楽になりますよ」ってアドバイスしてくれたの。

検査当日、家族は朝からそわそわ。ごはんは食べちゃいけないから、おなかも空いてちょっと不機嫌だったみたい。でも、病院に着いたら優しい看護師さんが迎えてくれて、麻酔の準備も丁寧にしてくれたって。

そして、MRIの検査が終わって先生から言われたのが、「やはり脊髄に空洞ができています。キアリ様奇形の所見も見られますね」という診断結果だったの。

家族はショックだったけど、同時にやっと原因がわかったって気持ちにもなったらしいの。

それまでずっと年のせいかなとか、性格が変わったのかなって悩んでたから、理由がちゃんとわかって、今後どうすればいいのかが見えてきたって言ってた。

MRIって、確かにちょっと大がかりな検査だし、費用もけっこうかかることがある。でもね、その検査でわかることが本当に大きいの。

脊髄空洞症もキアリ様奇形も、MRIでしかはっきり診断できないことがほとんどなんだって。早めに分かれば、軽いうちに治療もできるし、わたしたちがなにか変だなって思っている原因をちゃんと取り除いてあげることができる。

検査を受けたお友だちは、いまはお薬で症状をコントロールしながら、家族と穏やかな毎日を送っているよ。

以前は首を触られるのがこわいとか、だっこが痛いって言ってたのが、最近では安心して甘えるようになったんだって。

家族ももっと早く検査してあげればよかったって、ちょっと後悔していたけれど、それでも今はわかってよかったって、ほんとうに心から思っているって話してくれたの。

あなたも、もしうちの子、最近ちょっと様子が違うかも?って思うことがあったら、その小さなサインを見逃さないでほしいな。

もちろん、すぐにMRIを受けなきゃいけないってことじゃないけど、先生に相談してみたり、気になる行動を記録したり、できることはたくさんあるからね。

そして、麻酔がこわいとか、高い検査費が心配っていう気持ちも、すごくわかる。

でもね、検査を受けることでその先の治療や対応が見えてくるなら、それはあなたにとっても、わたしたちにとっても、きっと安心につながる大きな一歩になると思うの。

わたしはこの病気じゃないけど、お友だちの話を聞いて、こうしてブログにまとめながら、知っておくことの大切さをすごく感じてるの。

そして、あなたにも知っててよかったって思ってもらえたら、すごくうれしい。

次は、お薬との付き合い方や、日常生活でできるちょっとした工夫についてお話しするね。病気=不幸っていうのじゃなくて、工夫すればまだまだ快適に過ごせるってことを、あなたにも伝えたいんだよね。

お薬と生活工夫で毎日を快適に過ごす作戦

病気の名前を聞いただけでもちょっと不安になっちゃうことってあるよね。

脊髄空洞症って聞くと、もううちの子、痛い思いをし続けるのかなって思ったり、何もしてあげられないかもって落ち込んじゃう気持ちもすごくわかる。

でもね、今回リアが紹介したキャバリアのお友だちは、ちゃんとお薬と生活の工夫で、今も毎日をのんびりと楽しんで暮らしているの。

病気があるからって、すぐにつらいだけの生活になるわけじゃないんだよ。だからこそ今回は、どうやったら快適に過ごせるかに焦点を当てて、お薬との付き合い方や、日々の生活でできる小さな工夫を、リアなりに紹介するね。

まずね、脊髄空洞症の治療って、手術じゃなきゃダメってわけじゃないの。

むしろシニア犬の場合は、手術のリスクを避けて、お薬で症状をコントロールしていく方法が主流になってるみたい。実際、お友だちのキャバリアちゃんも、今はお薬だけで十分落ち着いてるって。

お薬の種類はいくつかあって、主に使われているのは痛みを和らげる薬と脳脊髄液の流れを調整する薬なんだって。

たとえば、神経の過敏さを抑えるために使われるのが、ガバペンチンっていう薬。

これは、神経から痛い!っていう信号が出すぎるのをブロックしてくれるんだって。リアは心臓の薬を飲んでるけど、それとはまた違う種類で、神経に特化した働きをしてくれるんだよ。

それから、オメプラゾールっていう薬も使われることがあるらしいの。これは、もともとは胃薬として知られてるけど、実は脳脊髄液の量を減らす作用もあるんだって。

液体の圧を減らすことで、空洞の拡大を抑えたり、神経への負担を軽くする効果が期待されているんだとか。

痛みが強い場合は、炎症を抑える薬や、非ステロイド性の消炎鎮痛薬(NSAIDs)も使われることがあるみたい。

でも、こういうお薬は腎臓や肝臓にも影響があるから、定期的な血液検査をしながら慎重に使うんだよ。

こうしてみると、病気と闘っているというよりも、症状とうまく付き合いながら暮らしていくっていう感覚に近いかもしれないね。

でも、お薬だけに頼るんじゃなくて、生活環境の見直しや、日々のちょっとした気遣いも、とっても大切なんだって。

たとえば、首に負担がかからないように、ハーネスを使ってお散歩するのがオススメだよ。

首輪だと、どうしても首を引っ張ることになっちゃうから、違和感や痛みが出やすいの。ハーネスなら胸から背中で支えてくれるから、首まわりが楽になるよね。

それから、段差も注意ポイント。

おうちの中でも、ソファやベッドに上がったり降りたりするのって、意外と首や背中に負担がかかるんだって。だから、スロープや階段を設置してあげると安心だよ。

リアもおうちのソファの前に、ふかふかのスロープを置いてもらってるんだけど、それだけで全然ちがうの。昇り降りもゆっくりできるし、よいしょってがんばらなくていいから、疲れにくくなったよ。

あとね、冷えも大敵なんだって。

神経の病気って、寒さや湿気で症状が強く出やすくなることがあるみたい。だから、冬場や梅雨時には、温度や湿度の管理にも気をつけてあげてほしいな。

エアコンや加湿器、ペット用のあたたかいマットなんかを使って、できるだけ体に優しい環境を作ってあげることが大切なんだって。

そして、なによりも大事なのが、気持ちのケアだとわたしは思うの。

わたしたちって、飼い主さんの気持ちにすごく敏感なんだよ。あなたが不安になったり、イライラしたりしてると、それがすぐに伝わってきちゃうの。

だから、あなたが落ち着いて大丈夫だよ、そばにいるよって言ってくれるだけで、わたしたちはすごく安心するんだよね。

お友だちのキャバリアちゃんも、症状がひどかったときは、ちょっとだけ元気がなかったけど、ママさんがいつも大丈夫、大丈夫、一緒にがんばろうねって話しかけてくれて、だんだん安心した顔を見せるようになったって。

お薬ももちろん大事だけど、いちばんのお守りは、あなたの声や手のぬくもりなのかもしれないね。

わたしリアはこの病気じゃないけど、キャバリアとして同じ犬種の仲間が苦しんでいることを知って、こうして調べて、こうしてお話ししてきたの。

でも、調べれば調べるほど、この病気は、ただ怖がるものじゃないって思えるようになったんだ。

ちゃんと気づいてあげて、ちゃんと向き合えば、痛みも不安も減らすことができる。わたしたちが心からリラックスして、あなたのそばで毎日を楽しむためのヒントは、たくさんあるってことを、わたしはあなたに伝えたかったの。

あなたの大切なお友達が、これからもずっと穏やかに、笑顔で過ごせるように祈ってる。そして、あなたがしてあげられること、ちゃんとあるんだって前を向けるように願っているよ。

リアは、ずっと応援してるからね。

知らなかったことを知るって、ちょっと心が強くなるね

ここまで私の話を聞いてくれて、本当にありがとう。

今回のブログは、リアが直接経験したことじゃないけれど、同じキャバリアのお友だちが脊髄空洞症やキアリ様奇形っていう病気で悩んでいる姿を見て、わたしにも何かできないかな?って思ってまとめたものだったの。

わたしたちキャバリアは、もともとやさしくて、がまん強くて、ちょっとやせがまんもしちゃう性格。だからこそ、あなたみたいにおかしいなって思ってくれる存在が、とても大事なんだと思うの。

今回お話しした、空中をかくような仕草、首や背中の違和感、突然の鳴き声や触られるのを嫌がるしぐさのような症状はどれも、もしかしてと思えば気づけることばかり。

でも、もし知らなかったら、年のせいかなとか、ちょっと疲れてるだけかもって、見逃しちゃうかもしれない。

だから、知るってとても大切なことなんだね。知ることで不安になることもあるけれど、同時にできることも見えてくるんだ。

お薬があること、生活の中で気をつけてあげられること、あなたの声やぬくもりが何よりの支えになること。

そんなふうに、できることがひとつひとつ積み重なっていくことで、きっとあなたのキャバリアちゃんの毎日は、少しずつ穏やかになっていくと思うの。

わたしもシニアになって、体のあちこちが少しずつ変わってきた。でも、パパやママが気づいてくれること、小さな変化を見守ってくれることが、毎日の安心につながってるって、感じるんだ。

だからあなたにも、自信をもって言いたいの。わたしには、ちゃんと気づいてくれる家族がいるって、あなたのキャバリアちゃんが思えるように、そばにいてくれるだけで、もう十分だって。

病気と向き合うのは、こわいこともある。

でも、ひとりじゃないよ。わたしたちには、犬仲間もいるし、同じ気持ちを共有できる家族もいる。この私のお話しが、そんなあなたのひとりじゃない気持ちを、少しでも強くしてくれたらいいなって、リアは心から思っています。

ほんとうに、最後まで私の話を聞いてくれてありがとう。

リアより

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